タイトル:【人】 糞蟲の地球儀
ファイル:糞蟲の地球儀 .txt
作者:虐侍 総投稿数:6 総ダウンロード数:931 レス数:6
初投稿日時:2022/11/28-05:45:31修正日時:2022/11/28-21:41:59
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この糞蟲の地球儀は2006年に人保に投下した絵スクです
人保と共に失われてしまいましたので、こちらに保管の意味で再編集して上げます
ただ前半のスク部分は失われてしまったので再度書き直しております
なので、若干オリジナルと違うかもしれません・・・
1 続: Name:虐侍 2022/11/28-05:56:03 No:00006597[申告]
遠い遠い5万年後の未来、1つのステーション「JISSOW-3」通称(実装島)が地球の周りを回っていました
JISSOW-3は人類が外宇宙へ出発する基地の1つとして使用されましたが、その役目を終え
軌道上に遺棄されていましたが、まだ機能を完全には失っておらず
そこには主人に連れて行かれなかった元ペットの糞蟲実装石の末裔達が繁殖したり
共食いしたり、たまにステーションの破損で絶滅しかかったり地獄を見ながら暮らしていました
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2 続: Name:虐侍 2022/11/28-21:40:24 No:00006599[申告]
ある時1匹の実装石がおかしなカプセルを見つけました、頑丈で動力等すべてが独立した
カプセルの中は曇って中が見えません。
実装達は食べ物が入っているかもしれないとカプセルの周りを叩きました
するとカプセルが開き中から一人のアンドロイドの女の子が目覚めました
彼女の名前は正月(まつき)

糞蟲達は正月をニンゲンと勘違いして様々な要求を勝手にほざきはじめました
「国宝級のウツクシサのワタシを飼うことを許すデス」
「コンペイトウとステーキを用意するテチ」
「ハヤクプニプニするレフ使えないニンゲンレフ」
5万年前と何も変わらないテンプレセリフを喋る糞蟲達なのでした
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3 続: Name:虐侍 2022/11/28-05:49:52 No:00006600[申告]
実は正月には愛護派から1つの秘密の命令が与えられていました
それはステーションの糞蟲を地球(楽園)へ導くことなのでした
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4 続: Name:虐侍 2022/11/28-21:41:59 No:00006601[申告]
正月はステーションの糞蟲達にステーキ食い放題の楽園に
連れていくと言いくるめて地球降下用カプセルに実装達を次々と
雑に押し込んで行きました
正月に与えられた最優先命令は
「ステーションの実装を全て地球に降ろすこと」
でしたが、「無事に」とか「生きたまま」という条件はなかったのでした
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5 続: Name:虐侍 2022/11/28-05:55:09 No:00006602[申告]
ステーション中の実装石はカプセルにギリギリ収まりました

ステーション実装島は地球の軌道上を高速で移動し遠心力で軌道を維持しています
カプセルを地上に降ろすには減速し、遠心力を弱めなくてはなりません
実装石を詰め込んだカプセルは本来の適正重量を超えていたため正月は軌道を計算し直しました

正月の計算では、減速時に通常の2倍の衝撃がかかる以外は特に問題は無さそうでした

カプセルの格納庫の空気を抜き始めると次第に床に溜まった糞が沸騰し、水蒸気となり始めました
ちなみに正月はロボットなので、真空でもへっちゃらです

減速用ロケットに点火するとカプセルは急速に床を離れ
射出口へ向かってみるみる加速を始めました

ところが、

カプセルに繋がっていたコードの1本が正常に離れず、
それが正月に絡み付いてしまったのです

正月とカプセル、そしてカプセルの中の実装石達は
一緒に実装島を離れ、そして地上へむかって飛び出
して行きました


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6 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:36:24 No:00006603[申告]
幸いカプセルの軌道計算はある程度の重量誤差を見込んで燃料を注入していたため、正月程度の重量増加では特に支障はありません

実装石達を載せたカプセルは多めの荷物を減速するため急激な減速噴射をはじめました
中の実装石達は強烈な加速に苦しんでいますが、計算では骨折等はするものの死ぬ程の力はかからないはずです

ところが、ここで普通の着陸カプセルでは起こらない異常事態が発生しました!
カプセルの重量が計算の誤差以上に増加していたのです

実装石は自分の体重より多い量の糞をするという物理学に反した性質があります
カプセルに詰め込まれ、大きなストレスが掛かっていた実装石達が強烈なGにより脱糞
ただでさえ狭いカプセル内は実装の隙間に糞が浸透し実装達にとってまさに
生き地獄と化していましたが、これによりカプセルの重量が刻々と増加していたのです
この重量を減速させるには燃料が足りません

このままでは、十分な減速が行えず大気圏への侵入角度が浅すぎてカプセルは大気圏で弾かれて減速されず宇宙を彷徨うことになります
正月はカプセルにしがみつきながらカプセルを元の軌道に戻す方法を必死で考えました
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7 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:02:45 No:00006604[申告]
足りない減速を補うためにはカプセルから何かを投げ出さなくてはなりません
減速用ロケットは燃焼ガスを放出することで加速を得ますが、残念ながら既に燃料はからっぽです

そこで正月はカプセル内から空気を放出することでカプセルを減速させる方法を思いつきました
計算上十分な減速ができそうです。
カプセル内の気圧は一時的に低くなりますが、そう長い時間ではありませんから実装石が死ぬこともないでしょう。

正月はカプセルを軽くするため、燃焼の終わった減速用ロケットやその他の要らない装置をカプセルから外し
実装が吸い出されないように小さめの空気放出バルブを開きました

ところが、

「テッテレー」
「レフゥゥゥ」
「ココがチキュウテチュ?」

バルブからは空気ではなく高圧の糞がものすごい勢いで吹き出してきました
どさくさに紛れて、仔を産み落とした実装石もいたようで蛆や親指も一緒に
放出されていきます

しかも、気体以外のものが通ったせいでバルブが壊れ、閉じられなくなって
しまったのです
このままではカプセルは糞の続く限り減速を続けてしまいます・・・
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8 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:06:05 No:00006605[申告]
「レチュアァァァ!」
投げ出された親指は沸騰した体内の糞が総排泄孔から漏れ出し、盛大にパンコンしています
だが、体が小さいのが幸いしてか、沸騰した気体がどんどん口や総排泄孔から漏れ出すおかげで体の破裂は免れているようでした
蛆は総排泄孔からそのまま糞と沸騰した気体が噴出し、ロケット花火のように飛んでいきます
「レッフ!レフー♪、楽しいレフーン、このまま何処に行くレフーン?」
・・・・やはり状況が良くわかってないようです

この実装達はこのままフリーズドライの野菜のように乾燥し、永遠に宇宙を漂うことでしょう
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9 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:37:30 No:00006606[申告]
予想外の糞の噴出により、カプセルはどんどん減速しています。このままでは今度は大気圏に突入する角度が深すぎてカプセルは燃え尽きてしまうでしょう
正月は、カプセル内の実装石にこれ以上糞を出さないようにお願いしてみました
「デギャァァァァ!デジャァァァァ!」 (何言ってるデス、早く糞の始末をするデス バカチビニンゲンは本当に役立たずデス)
「テェェェ!テチューテチューン」 (こんな糞壷に押し込めやがって謝罪と賠償を要求するテチーッ!)
「レチーッ!レヂィィィィィ!」 (ニンゲン!、高貴なワタシの糞を始末する許可を与えるレチーッ!)
「レフ♪レフレフフーーン♪」 (ウンコ出たレフ♪沢山出たレフーン♪)

・・・・やっぱり無駄なようでした

そして、正月と実装石を乗せたカプセルは急角度で大気圏に突入していきました
カプセルは大気に触れ砕け散りそうに振動しはじめました
そして断熱圧縮により真っ赤に燃え始めます
カプセル内の温度はどんどん上昇しはじめました
「デガッガガギュゲギキィィィィィ!」「テチュェェェ!」「レベァァァァァ」
衝撃と熱のストレスから逃れようと、実装石達はさらに糞を出し続けるのでした
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10 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:39:19 No:00006607[申告]
「あ!すっごい流れ星てち~」
「デスゥ!デスゥ!」
「流れ星にお願いするとかなうとママが言ってたてち
 さっそくお願いするてちぃ~」
「デスゥ!ワタシもお願いするデスゥ~」
仔実装人のルチアと食用兼お手伝い実装石のミドリは空を横切る大きな流れ星を見て大喜びです
「ミドリは何をお願いしたてち?」
「この空のむこうに、実装石が幸せに暮らせる楽園があると言うデスゥ、そこでは星のようなコンペイトウを食べ放題と聞くデス。その楽園にいけるようにお願いしたデス」
「うーん、実装石が楽園にいけるのは美味しく食べられた時だけてち。ちゃーんと聖書に書いてあるてち」
「デェェェ~ン、だから実装人は嫌いなんデスゥ~」
「ルチアは明日のご飯をお願いしたてち」
「・・・なんかやな予感がするデスゥ」
「ママ、仔実装ステーキ作ってくれないかな~」
「デェェ!それが作られるということは、その材料はワタシの昨日生まれた仔デスゥゥゥゥ!」
「ちゃんと美味しく食べてあげるから大丈夫てち」
「デェ!いつ言ってもコイツ聞いちゃいねぇデスゥゥゥ! 仔を食うなデスゥゥ!」
「きっと蛆スープも美味しいてち」
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11 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:41:15 No:00006608[申告]
「あれ?あの流れ星、なんか大きくなってるてち?」
「うわ!こっちに来るデスゥ!」

みると、流れ星の1つがぐんぐんこちらに近づいてきています
星が大きくなるに従って、空気にビリビリという振動が伝わってきて、
やがて、ズドーン!という大きな音を立て流星は畑の一番端っこに落ちました

土砂と破片がバラバラと降り注ぎます
すごい音と振動は世界の終わりが来たのか?と思わせる程でしたが
それも一瞬のこと、世界は再び夜の静寂を取り戻します

ただ一つ、まだもうもうと煙を上げている畑の端にできた大穴を除いて

「うわ・・・、星がおちてきたてちぃ~ 星が落ちてきたということは
 お願いがかなったりするてち?どうせなら伝説の食べ物、コンペイトウ
 でもお願いすればよかったてち?」
「デスゥゥ!ワタシの可愛い耳がぁぁぁぁぁあ!」
どうやら物騒な流れ星はミドリの耳を掠めて落ちたようです

大穴に近づいてみると、穴の周りは熱で土砂が真っ赤に焼けており、
その中心になにか銀色のがらくたが見えます
不思議とがらくたの中の温度はそれほど高くないらしく、
真っ赤になっているのは、その一部だけのようです

「これは・・・何てち・・・?」
「きっと星が落ちてきたんだから、コンペイトウに違いないデス!」

熱くて近づく気にならなかった二人は、近くの倒木でがらくたをつついてみることにしました
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12 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:16:24 No:00006609[申告]
木の枝で真っ赤に焼けたガラクタを取り除くとその下から現れたのは蒸し焼きになった実装石のおびただしい死体の山でした

「デェェェ!し、死んでるデスゥ~!アツアツで死んでるデスゥ~」
「たくさんの蒸し焼きてちぃ~♪これは食べきれないてちぃ~♪」

ルチアが仔実装の蒸し焼きを取ろうと、手を伸ばしたとき
突然実装石の死体の山がもそもそと動きました
「デヒャー!死体が動いてるデス!ゾンビデスゥ!」
「て?この蒸し焼き、活きが良いてちぃ!」

「デェェッス!熱いデス、死ぬデス!ここはどこデス?」

死体の中から丸々と太った裸実装石が出てきました
どうやらこいつは唯一の生存者のようです
仲間の死体がクッションになって偽石が砕けなかったため生き延びたのでしょう

「これはまた丸々とした美味しそうな実装石てち、
 この蒸し焼きもいい感じに仕上がってて美味しいてち、
 でも、こんなに沢山の実装石、私一人じゃ食べきれないてち
 ママと村のみんなを呼んでくるてち~♪」
「・・・なんで空から降ってきたのかは知らないデス
 何者なのかも知らないデス・・が、
 これでワタシの仔の命もしばらくは大丈夫そうデスゥ~、感謝するデス」

「ここはチキュウデス?コンペイトゥはどこデス?
 おいバカチビニンゲン、何処に行くデス、国宝級のワタシをオマエの貧相な家に案内するデス、つれて帰ってもてなすことを許可するデス」
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13 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:18:53 No:00006610[申告]
その晩、村ではちょっとしたお祭りとなりました

「この実装石はなんかなつかしい味がするてち」
「そうですね?なんでだか不思議ですぅ」
「いつもの茹で実装より柔らかでクリーミーですぅ」
「それにしても、なんで料理が空から降ってきたん
 でしょ?不思議ですぅ」
「きっと、これは聖書に出てくる『虐待師様』の御技に
 違いないです。ありがたく感謝していただくですぅ」

大量のボイルされた実装石は、丁度圧力釜で煮たような状態と
なっており、普通に煮た時よりも柔らかい舌の上でトロリと
溶けるような感触に、集まった人々は皆舌鼓を打ったのでした

「デェェェ!コンペイトウは?ステーキは何処デス!
 高貴なワタシにふさわしい食べ物をよこすデス
 でも、お前らが食べてるモノも美味そうデスね
 ちょっとワタシによこすです。そうすればこれまで
 の無礼は許してやらんこともないデス
 あ、ちょっと、なんデスそのでかい鋏は?
 ヤメルデス!デギャーァァァ、ワタシの高貴な
 髪ィィィィ!」

「あら?その実装石ちょっと見せてほしいかしら?」

まさに料理の下ごしらえされる途中だった国宝石に
目をつけたのは、たまたま村に行商に来ていた実金人です

「うーん、これは普通の実装石よりお肉のつきが良くて、
 高級肉として最高の味といわれている実装石の一種国宝種!
 絶滅した幻の実装石かしら?」

「そうなんですぅ~?それは料理が楽しみですぅ」

「いやいや、待つかしら。この国宝石を食用実装として
 増やして牧畜をするといいかしら
 そうすれば村でいつでも美味しいお肉が食べられる上に、
 余ったお肉を町まで売りに行けば儲かるかしら
 その行商はわたしにまかせて欲しいかしら
 とりあえず、手付け金を渡すかしら」

商売では押しの強い実金人に実装人はかないません
どうやら商談はまとまったようです

こうして海に近い漁村の村の夜は美味しく楽しく更けていきました
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14 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:47:08 No:00006611[申告]
翌朝、釣りに出かけた実装人の二人は
浜辺が大変なことになっているのを発見しました
あの畑に落ちた実装石はほんの一部だったのです
これには実装人達もびっくりです

「もったいないですぅ~」

死体を目当てに実装魚が集まってきている
様子を見ながら歩いていると、
なんと浜に"人"が倒れているではありませんか

「だれか倒れているですぅ」

そして・・・・
片田舎の小さな漁村に空からふってきた新しい住人が加わりました
彼女の名は正月

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15 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:22:44 No:00006612[申告]
お・し・ま・い
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16 続: Name:虐侍 2022/11/28-06:23:37 No:00006613[申告]
オマケ
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1 Re: Name:匿名石 2022/11/28-21:14:44 No:00006614[申告]
古の虐待師が戻ってこられたぞ!宴じゃ!宴の準備をするのじゃ!
2 Re: Name:匿名石 2022/11/29-01:27:08 No:00006615[申告]
いい話でしたハッピーエンド大好きなんデスぅ
3 Re: Name:虐侍 2022/11/30-15:42:16 No:00006616[申告]
ありがとうございます
しかし16年も前の作品なのに
全然上手くなってない自分にちょっとショックを受けたりしていたのでした(笑
4 Re: Name:匿名石 2022/12/11-08:37:27 No:00006621[申告]
喜びの踊りを舞っております!
ぱんつ!!!!
5 Re: Name:匿名石 2022/12/22-01:18:55 No:00006645[申告]
ぱんつさんありがとう
本当にありがとう
6 Re: Name:匿名石 2022/12/25-17:42:18 No:00006647[申告]
素晴らしいオチだった
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