タイトル:【虐他】 実翠石との生活Ⅲ 短編まとめ16
ファイル:実翠石との生活Ⅲ 短編まとめ16.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:323 レス数:1
初投稿日時:2025/12/01-23:38:23修正日時:2025/12/01-23:38:23
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実翠石との生活Ⅲ 短編まとめ16
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9月10日は牛たんの日


実翠石の常磐を連れて、商店街まで夕飯の買い物に来ていた時の事だった。
今日の夕食は何にしようかな、と思っていると、お肉屋さんの幟が目につく。 
今日は牛たんの日とのことで、お得なセールもやっているようだ。
たまには贅沢もいいかな、と思い切って買ってみることにした。
「今日の夕飯は期待してね〜」
仙台名物の牛タンを真似て、今日の主菜は厚切りの牛タンを楽しむことにした。
「お姉さまの作るご飯はいつもおいしいです〜♪あ、わたしもしっかりお手伝いしますです!」
そんな嬉しくなる事を言ってくれる常磐を無性に抱き締めたい衝動に駆られるが、さすがに人目があるので我慢した。
代わりに、繋いだ手にほんのちょっとだけ力を込める。
「あっ・・・、えへへ♪」 
想いが伝わったのかは分からないけれど、常磐は嬉しそうに私の腕に身体を寄せて笑みを浮かべていた。


『ワタチタチも牛タンっていうのを食わせろテチ!』  
『そうテチ!ヒトモドキの分際で生意気テチ!』
『穴人形よりもワタチタチに贅沢させろテチ!!』
『まずいフードしか用意できないなんてクソドレイテチャアッ!』
『お、お前達、ご主人サマに失礼デス!止めるデス!」
飼い実装のミドリ親仔を散歩から連れ帰ると、何故だか分からないがミドリの娘達はロ々にそんな事を喚き始めた。
ミドリが止めようとするが、娘達は余計に興奮して鳴き喚く。 
飼い主の男は癪に障る仔実装達の鳴き声にとうとう我慢ならなくなった。
「そんなに食いたきゃ食わせてやるよ」
そう言って男は仔実装達の舌をラジオペンチで無理矢理引っ張り出し、カッターナイフで切り落としていった。 
舌を切られた激痛と出血。
そして切られて収縮した舌の筋肉が喉奥を塞いだことによる窒息に、
仔実装達は最初は顔を赤く染め、次第に青くなってゆく。 
最終的には、パキンッパキンッ!と次々に偽石を割って死んでいった。
食べたいと駄々をこねたにもかかわらず、引き抜かれたタンは結局手つかずのままだった。
『あああ・・・、ワタシの仔達がぁぁぁ・・・!』
窒息にのたうち回り、たっぷりと糞を漏らして死んだ仔実装達の死骸を、ミドリはギュッと抱き締める。
庭掃除を任せた際に花粉か何かで意図せず妊娠してしまったミドリに、
まあ仕方ないかと出産を許したのがそもそも間違いだったな、と男は思った。
良個体なら里子に出すのも良いかと思っていたら、母親のミドリと違って揃いも揃って糞蟲ばかり。
というわけで、本日とうとう殺処分となったわけである。
ミドリ自身は良個体だったが、仔育ての才能は無かったようだな、と考えた男は、
スマホを操作して動物病院に去勢手術の予約を入れた。
後日、去勢手術を受けたミドリはしばらく塞ぎ込んだものの、糞蟲化することもなく最期まで良き飼い実装として天寿を全うした。
ゴミとして捨てられた娘達の死骸とは異なり、きちんとペット霊園で供養された事からも、大事にされていた事が伺えるだろう。
もっとも、たくさんの仔を産み育てるという実装石の本能的欲求を満たせなかったミドリが本当にシアワセだったかは、誰にも分からなかったが。


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9月28日はくつやの日


靴を新調しようと思った私は、実翠石の常磐を連れて近所の靴屋に来ていた。
店員さんにお願いして、履き心地が良くて歩きやすい靴を適当に見繕ってもらう。
その後は、常磐用にお洒落な靴を見て回った。
「これなんかどうかしら?常磐にぴったりじゃない?」 「わぁ〜、かわいいお靴です♪」
店員さんからのよくお似合いですよ、という太鼓判もあり、リボンの装飾が付いたピンクのキッズローファーを購入する。
「お姉さま、ありがとうございますです!」
靴箱をギュッと抱き締めて礼を言う常磐の笑顔が見られただけで、買った甲斐があるというものだ。
今度のお出かけはこの靴を履いて行きたいです♪なんて他愛ない事を話しながら、私達は店を後にした。


『テヂィィィ・・・!』
そんな二人の背を、飼い仔実装のメロンが飼い主の少女の足元で憎々しげに睨み付けていた。
メロンは新しい靴を試し履きしている飼い主の少女に向かって鳴き喚く。
『ワタチも新しいお靴がほしいテチ!あのジッスイばかりずるいテチ!生意気テチ!』
だが、飼い主の少女も同行していたその両親も、またワガママを言い始めたか、と取り合わなかった。
相手にされないメロンは腹立ち紛れに暴挙に出た。
パンツの中に手を突っ込んで糞を掴み、少女が試し履きしていた靴に塗りたくったのだ。
『チププ!ざまあみろテチ!』
「メロン!?なんてことするの!?」
少女が声を上げるがもう遅い。靴には汚い緑の軟便がべったりと付着していた。
少女の声を聞きつけた店員がやって来て、靴の惨状に顔を引きつらせる。
両親は店員に平謝りすることになった挙げ句、汚れた靴を買い取る羽目になった。
『ヂッ!?』
騒ぎの元凶となったメロンは帰宅するなり少女の母親に首を捻られて殺処分され、死骸はトイレに流された。
ここ最近ワガママが過ぎていたこともあり、少女を含め家族一同悲しむ者は誰もいなかった。


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9月30日は宅配ピザの日


いつものようにテレワークに勤しんでいると、スマホの画面にピザのクーポンが届いた旨通知があった。
今日は宅配ピザの日ということで、結構お得なのだそうだ。
せっかくだから今日はピザにしようと思い、私は実翠石の常磐を手招きしてスマホの画面を一緒に覗き込む。
これにしようか、こっちもおいしそうです、なんて話ながらピザを選び、注文を終える。
「来るのがたのしみです〜♪」 
にこにこと笑みを浮かべる常磐に、何だか私まで楽しみになってくる。
ピザのカロリーの事は、この際考えない事にした。


ピザの配達を終えた若いバイト店員は、配達用バイクの荷台に手を伸ばそうとしている野良実装一家を見て思い切り顔を顰めた。
おそらくピザの匂いに釣られたのだろう。 
配達先の、巨乳で美人な若い女性客や愛らしい少女を見て良い気分に浸っていたのを台無しにされたバイト店員は、
野良実装一家に制裁を加える事にした。
『デギャッ!?』
『テチャァッ!?』
バイト店員は野良実装一家を蹴り倒し、その首にビニールロープを巻き付け、
配達用バイクの荷台後端に繋いでからバイクを発進させた。 
『デッギャアァァァァァッッ!!??』
『テヂィィィィィッッ!!??』
バイクが走る度にその身を道路のアスファルトで擦り下ろされる野良実装一家。 
ほどなくして、揃って全身をズタズタにされて、野良実装一家は全滅した。


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10月5日はデコの日


実翠石の常磐を連れての買い物の帰り道。
私達はファンシーショップに寄り道していた。
「わぁ〜♪」
店内の品々に瞳を輝かせる常磐に、あれも似合う、これも可愛いとあれこれ試していると、
笑顔の店員さんに声をかけられた。
何かお探しですか?という声かけに、さてどう答えようかと思案していると、
常磐がくいくいと私の手を引く。
「ね、お姉さま。できればお姉さまとお揃いがいいです」
そんな嬉しい事を言ってくれる常磐に、店員さんはペアアクセサリーなんて如何でしょう、と勧めてくれた。
ネックレスに指輪、イヤリングと様々な種類がある中で、一際常磐の興味を惹いたのが、
二つに分かれており、くっつけるとハート型になるペアネックレスだった。
「それじゃ、これにしようか」
「あ、はいです!お姉さま、ありがとうございますです!」
満面の笑顔を浮かべる常磐に、私まで嬉しくなってくる。
「えへへ〜♪お姉さまとおそろいです〜♪」
ネックレスが入った箱を胸に抱き締めてくるくると踊る常磐に、これだけでも買う価値があったな、などと思う私だった。


『テヂィィィ・・・!』
そんな常磐達の様子を、飼い仔実装のアボガドが飼い主の少女に抱っこされつつ睨み付けていた。
媚び上手な糞蟲の実翠石が飼い主のクソニンゲンに何やらプレゼントされているのを見たアボガドは、
嫉妬と対抗心からうるさく鳴き喚き始めた。
『ワタチもピカピカのキレイキレイがほしいテチ!ワタチにもプレゼントしテチ!』
アボガドの我儘に、少女は困った顔をして一緒に来ていた両親を見上げるが、両親は首を横に振るだけだった。
「ダメだって。我慢してね、アボガド」
少女の言葉に、ここ最近増長気味だったアボガドはとうとう癇癪を起こした。
『テヂィィィィィッ!なんでデキソコナイのニセモノがよくて、高貴で美しいワタチがダメなのテヂィ!?そんなのおかしいテヂャァッ!』
耳障りな甲高い鳴き声を上げて、アボガドは糞をたっぷり漏らしながら暴れ始める。
「えっ、やだっ!?」
アボガドが漏らした糞で服を汚された少女は、思わずアボガドを放り投げてしまった。
『チベァッ!?い、イタいテヂャァァァッ!?』
陳列台に落下したアボガドは、その際の衝撃で右半身が潰れてしまい、血肉と糞で商品を汚しながらさらにブリブリと糞を撒き散らす。
騒ぎを聞きつけた店員が駆けつけた時には、既に手遅れだった。
陳列台に並べられていた目玉商品はアボガドの糞まみれになっており、売り物にならなくなっていた。
少女の両親は店員に平謝りしたが、結局糞まみれになった商品や店舗の清掃費用を弁償させられ、
多大な経済的損失を被った。
騒ぎの原因となったアボガドはその日のうちにダンボールに詰められて公園に捨てられた。
『テヒィィッ!?髪の毛ぬいちゃダメテチャァッ!?』
その際には腹いせとして前髪を引き抜かれ、広くなったおでこにはマジックペンでクソムシと書き殴られた。
飼い主一家が立ち去ると、貴重なダンボールを確保しようと野良実装達が寄ってくる。
アボガドを見つけた野良実装達は粘り気のある嘲笑を浮かべる。
『離せテチ!食べちゃいやテチ!ご主人サマ、助けテチ!ワタチ食べられちゃうテチ!ご主人サマァ!ご主人サマァァァッ!!』
アボガドは身体が半分潰れたままの状態だったため、逃げることすら出来ずにその身を野良実装達に貪り食われ、
激痛と絶望の中でその短い生涯を終えた。


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10月15日は助け合いの日


実翠石の常磐を連れて商店街に買い物に来ている時のこと。
幼稚園児くらいの少女が街灯の下でぐすぐすと鼻をすすっているのが見えた。 
迷子だろうか?
周囲に保護者らしき人の姿は見えない。
道行く人々の中には心配そうな視線を投げかける人もいるが、声をかけようとする人はいなかった。 
「お姉さま・・・」
常磐が何か言いたげに私を見上げる。助けてあげたいのだろう。 
リスクはあるが、常磐の気持ちを無碍にしたくないという思いが勝り、私は少女に声をかけた。 
「どうしたの?大丈夫?」
緊張の糸が切れたのか、少女は途端にわんわんと泣き出した。
ぺットの仔実装が勝手にどこかに行ってしまい、探しても見当たらないとのこと。
おまけにお母さんともはぐれてしまってお家の場所も分からないとのことで、やはり迷子のようだった。
「大丈夫、大丈夫です。お姉さまがきっとお母さんを見つけてくれますです」
そう言って頭を撫でてあやす常磐に少女の相手を任せて、私は迷子がいる旨を110番通報する。
ほどなくして警官が私よりいくらか年上そうな女性を連れてやって来た。
娘が迷子になったと交番に相談しに行ったところ、丁度私の通報があったらしい。
少女は無事に母親と再会し、母親は私達に何度も頭を下げて礼を言って去っていった。 
常磐もほっとしているようだし、これにて一件落着なのだが・・・。
道行く男性達が、心配そうにしていながらも声をかけなかった様子が、私の心に小さい棘のように残る。
助けたくても、あらぬ疑いを抱かれる恐れから声をかけられなかったのだろう。
私達は女だから、あまり問題視されなかっただけなのだ。 
「お姉さま?どうしたんです?」
「何でもないわ。さ、私達も行きましょ」
常磐みたいに、もっと素直な気持ちで助け合うことが出来たらいいのにな、などと思う私だった。
何かもう一つ忘れているような気がしないでもないが、まあ、大した事ではないだろう。


とある公園内を、誰からも忘れられた、ピンクの実装服を着た飼い仔実装のモモが、
泣きながらとぼとぼと歩いていた。
『テェェンッ、テェェンッ!ご主人サマァ、どこにいるのテチィ・・・?』
飼い主の少女が止めるのも聞かずに勝手に走り出した挙句に迷子になってしまい、
いつの間にやら公園に入り込んでしまったのだ。
『デ?お前、どうしたんデス?』
たまたま通りかかった野良実装がモモに声をかけた。 
モモの名前の由来でもあるピンクの実装服が目についたためだろう。 
モモは心細さの反動か、単に危機感がないだけか、野良実装にテチテチと泣きついた。
『迷子になってお家が分からないのテチ!助けテチ!』
野良実装はモモの頭を撫でて慰める。 
『それは大変デス。ワタシがお家まで連れて行ってあげるデス』
そう言って、野良実装はモモを抱き上げて歩き出した。 
ほどなくして、茂みの中に巧みに隠されたダンボールハウスに着く。
『さあ、着いたデス』
『ママ、お帰りなさいテチ!』
『お疲れ様テチ!』
『テ?そいつ誰テチ?飼い実装テチ?』
野良実装を出迎える野良仔実装達は、モモの姿を見て訝しんだ。
『こいつは今日のご飯デス』
そう言って、野良実装はモモの首筋を一気に噛み千切った。
『ヂッ!?』
何が起きたのかも理解出来ずに絶命出来たのは、モモにとってはむしろ幸せだったのかもしれない。
モモの身体は余さず貪り食われた上に、モモの事を省みる人間がほとんどいなかった事もあり、
飼い実装への襲撃行為が問題視される事は無かった。
だが、この事に味を占めた野良実装は飼い実装の誘拐と殺害を繰り返そうとしたため、とうとう駆除されてしまった。
迷子になった仔実装を保護して人間に引き渡せば、より良い扱いを受けられたかもしれないのだが、
知能があってもそうした点に思い至らないのが並の実装石の限界なのかもしれない。
もっとも、生きるか死ぬかの境にいる野良実装に、助け合いなどという高尚な真似を期待すること自体が間違いなのかもしれないが。


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10月16日は世界脊椎デー


同僚達との雑談混じりのオンラインミーティングを終えた後。
「ぁ、んぅっ・・・」
テレワークで凝り固まった背を伸ばすと、筋肉がじんわりとほぐれる感覚がして心地よい。
やっぱりデスクワークばかりというのは身体によくないのかもしれない、なんて思っていると、
実翠石の常磐がじっ、と私の胸元を見つめているのに気付いた。
・・・ちゃんと服もブラもサイズアップしたから、ボタンが弾け飛ぶなんて醜態を晒すことはないはずだけど・・・。 
「常磐?どうしたの?」
「・・・お姉さまの肩や背中が凝るのは、やっぱりおっぱいが大きいせいです?」
少なくとも肩こりとは無縁そうな自身の薄い胸をぺたぺたと触りながら、常盤は私の胸元を羨ましそうに見つめる。
やはり女の子だから、そういった事は気になるのだろう。
実際のところ、そんなに良いものではないのだが。 
肩は凝るし、気を付けないと姿勢が悪くなるし、着られる服には制限が出るし、たまにじろじろ見られたりするし。
なんて思っているうちに、ふと悪戯心が首をもたげた。 
「常磐、ちょっとこっちに来て」
「はーいです」
常磐を膝に乗せて、その頭に私の胸を乗せる。
「お、おおっ・・・!なんか頭にやぁらかくてきもちいいのが乗ってるです・・・!」
常磐が驚いているのか喜んでいるのかよく分からない声を上げる。
私の方は、常磐の頭に胸の質量を預けている分、心持ち肩や背に掛かる負担が楽になった気がしないでもない。 
何より、常磐の楽し気な笑顔が、私の心の支えになってくれているのだと改めて実感する。
ちなみに、Webカメラを切り忘れていたため、同僚達に常盤といちゃいちゃしていたのがバレてしまったのは迂闊と言うほかなかった。
まあ、上司にバレなかっただけでも良しとしようか・・・。


『止めろテチ!離せテチャァッ!』
明代は飼い仔実装のメロンを両手で持ち、割り箸を折るようにぐっと力を込める。
軽い抵抗の後に、ポキンと小気味よい音と共にメロンの背骨が折られた。
一瞬の後、手の中のメロンは悲鳴と糞を撒き散らし始める。
『テヂャァァァァァァァァァッッ!?』
強制的に海老反り姿勢を取らされたメロンは激痛にのた打ち回る。
ここ最近我儘ばかり言うようになったメロンへの躾として、明代は踏躍わずに暴力を振るうようになっていた。
実のところ、最近では躾ではなく暴力そのものが目的と化していることに、自分でも薄々気付いている。
会社の同僚がWEBカメラを切り忘れて、美少女然とした実翠石と戯れ始めたのを見た時に、
明代の内心に暗い嫉妬の炎が灯った。
同僚の実翠石はあんなにも愛らしいのに、何故自分の飼っているメロンはこんなにも憎たらしいのだろう?
口から泡を吹き、総排泄孔から糞を漏らして痙攣するメロンを明代は冷たく見下ろす。
「メロンも実翠石みたいに可愛ければなあ・・・。せめて人化とかしないかなあ・・・」 
『ヂィッ・・・テヂィッ・・・!』
背骨を折られた激痛に悶絶するメロンだったが、実翠石や人化実装を持ち上げて自身を蔑ろにする発言には我慢ならなかったようだ。
あんなデキソコナイのヒトモドキや高貴で美しい実装石の姿を捨ててまで人の姿を得たウラギリモノに、
自分が劣るなんてあり得ない!
メロンの反抗的な視線を感じたためだろう、明代はメロンの両目をボールペンで乱暴に突き潰した。
『チヂャァァァァァァッッ!!??』
さらなる激痛と目が見えなくなった恐怖に、メロンが甲高い悲鳴を上げる。
明代は冷たい笑みを浮かべた。
「メロンが可愛い人化実装になれるように、まずは糞蟲らしい性格をしっかり叩き直してあげるわね」 
こうして、人化実装になることを目指すという建前の元で、メロンが日々嬲り者にされる日々が続くことが確定した。
明代自身、メロンが人化出来るなどとはこれっぽっちも信じていなかったが。


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10月18日はミニスカートの日


夏の暑さもだいぶ和らいできた今日この頃。
「うーん、今履いてるスカートだとちょっと涼し過ぎるかもです・・・」
一緒に買い物に来ていた実翠石の常磐が、ふとそんな事を漏らした。
確かに夏向きの、ミニ寄りの丈のスカートなので、そろそろ秋という時期には合わなくなっているのかもしれない。
「それなら、明日にでも秋物を出さないとね」
「衣替えっていうやつです?お手伝いしますです!」
私としては、常磐のすらりとした脚が見られなくなるのはちょっと残念なのだけれど・・・。



『ワタチも新しいお服がほしいテチ!短いスカートとか履きたいテチ!』
散歩から帰って来た途端、飼い仔実装のテッテがそんなワガママを言い始めた。
散歩の途中に見かけた実翠石の着ていた可愛らしい服に嫉妬したためなのだが、
まだ幼い少女には突然のワガママにしか思えなかった。
ミニスカートが良いのかな、と思った少女は、テッテの服を脱がし、ハサミでざっくり切って丈を短くしてやった。
「これでいい?」
『・・・テ、テ、テ、テヂャァァァァァァァッ!?』
大事な服を切られてパンツが丸出し状態になってしまったテッテは、悲鳴を上げて激怒した。
『このクソニンゲン!ワタチの大事な服になんてことしてくれるのテヂャァァァァッ!?』
テッテは怒りと興奮のあまりたっぷりと糞を漏らし、その糞を少女に向かって投げつけ始めた。
命の次に大事な服を雑に短くされたテッテとしては当然の反応だったが、少女にそんな事など分かるはずもない。
「お母さーんっ!テッテが、テッテがー!」
少女は母親に助けを求め、糞まみれになった部屋を見た母親は激怒して、テッテをスリッパで叩き潰した。
『ヂッ!?』


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10月20日はリサイクルの日


諸用のため、近所の商店街に一人で来ている時の事だった。
実翠石の常盤をお迎えしたペットショップの前を通りかかると、店のディスプレイには【最終特価】の札と共に、
十数匹の仔実装が展示されていた。 
どの仔実装も歌って見せたり踊って見せたりと、道行く人々の気を惹こうと必死な様子だ。
中には血涙を流しながらディスプレイをポフポフと叩いている仔実装もいる。 
おそらく、ここで売れ残った場合、どんな悲惨な末路を迎えるかを分かっているのだろう。
そんな憐れな仔実装のうち、一匹と目があった。
『・・・テ、テチュ~ン♪』 
片腕を口元にやり、小首を傾げて見せる、いわゆる媚びのポーズ。
見る者によっては可愛いと思えなくもない、でも大抵の人間が不愉快さを覚える仕草。
とはいえ、それが命がけの状態で行われているとなれば、見た側の受け取り方もまた変わってくる。
たとえ実装石とはいえ、そうした様子に胸が締め付けられる思いを感じた私は、思わず視線を逸らしてしまった。
『・・・テェェ・・・』
仔実装の表情に絶望の色が浮かぶのを見ていられなくなった私は、足早にその場を後にした。

「ただいま」
「おかえりなさいです、お姉さま!」
帰宅した私を出迎えてくれる常磐。
その笑顔の眩しさは、先ほど見た仔実装達とはあまりにも対照的だった。 
心の癒しが必要だった私は、思わず常磐を抱き締める。
「わぷっ!?お、お姉さま?」
常磐は驚きながらも、私の背に腕を回して抱き締め返そうとしてくれた。 
ありがとう、常磐。
そんな優しいところが、大好きよ。


閉店時間を迎えたペットショップにて。
「はい、時間切れ〜」
リンガル越しのまだ若い女性店員の言葉に、売れ残りの仔実装達は恐慌状態に陥った。
『もうダメテチィ!おしまいテチャッ!』
『お願いテチ!助けテチ!』
『チャンスを、チャンスをくださいテチ!』
『ワタチが飼い実装になれないなんておかしいのテチ!』
『テ、テチュ〜ン♪かわいいワタチにカナシイことをするなんてダメなのテチュ〜ン♪』
『このクソニンゲン!お前がバカだからワタチが飼い実装になれないのテチ!』
『そうテチ!お前が責任持って飼えテチ、このクソドレイ!』
絶望する個体、命乞いする個体、糞蟲性を露わにする個体と、反応は様々だ。 
そんな仔実装達に女性店員は冷笑を浮かべながら、噴霧式実装ネムリをたっぷりと吹きかけた。
ポテリポテリと昏倒して大人しくなる仔実装達を、女性店員は雑にゴミ袋に詰めて封をする。
翌朝には処分業者に引き渡されて、格安実装フードの原料として生きたままフード製造機に放り込まれて、
ズタズタに引き裂かれる運命にある仔実装達を見て、女性店員は思った。
確か今日はリサイクルの日だったな。
すると、これもリサイクルになるのかな?
虐待派に買われて雑に遊び殺されるよりは、実装フードになって同族の血肉になれる分だけまだ有意義な死に方なのかもしれない。
いや、店の売り上げに貢献してくれる分、たとえ虐待派であっても買われてくれたほうが店側としてはありがたいのだが。
そんな事をつらつらと考えながら、女性店員は帰り支度を整える。 
最後に、店内の実装石達に見せつけるようにゴミ袋を持ち上げながら、女性店員はいった。
「あんた達もこうなりたくなかったら、早く買われるように頑張ってね〜」
誰も居なくなった店内には、恐怖にすすり泣く仔実装達の声がいつまでも響いていた。


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10月24日はルミナス医療脱毛の日


「医療脱毛、ねぇ・・・」
自宅のポストに入れられていた医療脱毛に関するチラシを眺めていると、実翠石の常磐が興味深けに覗き込んできた。
「お姉さま、いりょうだつもう、ってなんです?」
「身体に生えてる無駄毛を無くして綺麗にしてもらうこと、かな?」
無駄毛なんぞとは縁がなさそうな常磐が羨ましい。
まあ、私自身、見せる相手がいないから縁がないのは同じなんだけど・・・。
「それなら、お姉さまには必要ないかもです」
「え?どうして?」
「だってこの前一緒にお風呂に入った時はつるつる・・・」
「変な事を言う悪い口はこれかな〜?」
一気に熱くなった頬の感触を誤魔化すように、常磐のもちもちした両頬を優しく摘んでやる。
「あっ、あっ、ごめんなさいです〜」
口では謝りつつもどこか喜んでいる節のある常磐を見て、私は心を落ち着かせた。
まったく、彼氏いない煽りどころか、それ以上に気にしている事をぶっ込んでくるとは・・・。
なんて思いながらも、常磐との女子校みたいな他愛もないやりとりをなんだかんだで楽しんでいる私だった。


『・・・チャンスデス』
飼い主の女性が愛用している美容品のボトルを前に、飼い実装のミドリはほくそ笑んだ。
ご主人サマは出かけていてしばらく帰ってこない。
ご主人サマがよく使っているこれを使えば、高貴で美しいワタシはもっともっとキレイになれる!
以前、散歩の途中で偶然見かけたオナホ人形の実翠石など目ではない!
実翠石ごときに可愛いなどど言っていたご主人サマの目だって覚ましてあげられる!
そんな不埒な事を考えたミドリは、ボトルの蓋を開けようとして、
『デジャッ!?』
誤ってボトルの中身を頭からたっぷり被ってしまった。
『デププ・・・!』
だが、これだけたくさん使えばワタシはきっと、今よりももっとキレイになれるだろう、そう思ったミドリはよりいっそう笑みを大きくした。

ちなみに、ミドリが頭から被ったのは強力な除毛剤だった。
飼い主の女性が帰宅すると、禿になったミドリが半狂乱になって糞を撒き散らしている場面に遭遇する羽目になった。
『デギャァァァァァァァッッ!!』
高い化粧品を勝手に使われた上に部屋を糞まみれにされて激怒した飼い主は、ミドリを包丁で滅多刺しにして始末した。

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1 Re: Name:匿名石 2025/12/03-18:43:29 No:00009841[申告]
間引きや躾けなどに向かなかったミドリだったが一度は出産の機会を貰った上に糞仔蟲の連座に巻き込まれず
キチンとした去勢を受け飼い生涯を全うし供養までされているのは当石の心根と運の良さ故だろうね
しかしまあ実装石が野放図に仔を産むとに囚われると野良にせよ飼いにせよ碌な事にはならないよな
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