「チュッチュッ!」 甘やかされて弛緩し、思考能力が著しく低下した甘ったれた仔実装特有の鳴き声。 主にチュッチングと呼ばれる。 「チョワ~ン」 カン高く、更に妙に甘えたトーンのこの鳴き声。 愛護派からは「かわいいっちゃかわいいんじゃない」と受け止められ、 虐待派からは「不快、長く聞いていたくない」と受け止められれ、 一般人(無関心派)からは「実装の声なんかどれでも同じ」と三者三様の反応を受けている。 「テチュッチュン♡」 …… 「チュッ!チュッチュゥ~ン」 そんなチュッチング仔実装について、ある虐待派が愉快な事実を発見し、動画にして投稿を行った。 それは…… 「デスュ~!デデゥ!デデデゥ!デゥス!」 ウンコをブリつかせながら絶望して黒い涙を流し、ガンガンと頭を床に打ち付ける糞まみれの仔実装。 その声は成体実装のものである。 どことなくその声はチュッチング的な響きがあり、何とも奇妙だ。 「チュッチング仔実装……まあチュッチングスですか」 「連中は、ですね、チュッチング声を奪われるのが髪と服を奪われる事と同等に苦痛みたいなんですね」 「実装用パーティグッズの『声変わりアメ』を与えただけでこれです」 しみじみと動画の解説で語られる。 「まあなんか、チュッチング声っていうのはよっぽど充実した環境じゃないと出ないので」 「シアワセ=チュッチング声って言う脳内の式がチュッチング声を奪われたら崩壊しちゃうんだと思います」 「デゥスュ~!デゥ、デュ、デデュ……」 動画内ではついに元チュッチング仔実装が死んでいた。死因は悲しみ脱糞の暴走による内蔵脱糞だった。 損傷したモツが下半身からブラブラとぶら下がる、壮絶な死にざまだ。 投稿者が有名虐待派ということもあり、各地の虐待派が新たなアクティビティに沸き立つのも早かった。 …… ユルめの愛護系実装ショップ内、店員が首をかしげる。 「甘えんぼなチュッチュちゃんだけやたら売れていくなあ、なんでだろう?」 「チュッチュ~!」 仔実装水槽内では、ご主人様候補の到来によって大フィーバーが起きている。 まるで運命の日が訪れたような状況にチュッチングスが大騒ぎだ。 『ワタチも今日から飼い実装!』の夢が次々と実現していく。 「テッチョワアーン!」「テチュッチュ!テチュ~!」 ピスピスと鼻を鳴らして目をキラキラとさせ、透明樹脂の先でほほ笑むご主人様候補たちにアピールを繰り返す シアワセ・ロードが光り輝くのが見えるテチ、ワタチの実生、新たなステージテチュ! そんな希望がチュッチングスたちの胸に踊り狂っていた。 …… 「デスュ~……!?デゥスュ!」 購入後の虐待派宅では、バリエーション豊かなチュッチング剥奪が行われていた。 こちら宅は王道の声変わりアメを用いている。 既にストレスで自分から髪と服を毟っていてゴールが近そうだ。 『チュッチュ~!』追い打ちをかけてご主人様がスマホによってチュッチング声を出せていた自分の動画を無限再生する。 シアワセの過去とフコウの今。チュッチングスの視点にしてみれば恐ろしいモノである。 ご主人様になるはずだった優しい人間が豹変した。 そればかりかダイジダイジの天使のお声(チュッチングス視点)を奪った!……その衝撃は、計り知れないだろう。 「デゥス!デスュ~!」「チュッテチュ♪」 たまらずにスマホの画面に突撃してペチペチと画面を叩く。どんどんと加速がついていく拳、頭突き、蹴り。止まらない。 やがて硬質なスマホの画面は、ソフトなつくりの仔実装の肉体に対して素材の面で無慈悲を発揮するだろう。 「デゥ~!!!」『チュッテチュチュ!』既に手を骨折したらしい。それでも、頭突きはやめていなかった。 頭が、砕けた。 …… 「…!……!!」 また別のこちらの虐待派はドリンクと偽って薄めた大分の水を飲ませたらしい。 再生不能な形で負傷した喉と口内、糞袋の一部はもはやあらゆる類の発声を不可能にする。 ご主人様にそんな痛みと苦しみの大危機を伝えようとする『声なし』だが、 「え?何……?なんで俺に喋ってくれないの……?ひどくない?」 わざとらしくすっとぼけて悲しそうにするご主人様には届かない。 声なしの必死な身振り手振りの醜いジタバタは奇妙な踊りじみて、状況に伴った焦りパンコンを散らして水槽内をひどく汚していた。 体力が尽きて倒れるのが先か、それともストレスで死ぬのが先か。 コテン、声なしが倒れた。果たしてどちらだろうか。 どちらでも大差ない。 叫ぶように固まったその表情は既に絶望を練り固めたようなものだったのだから。 …… 更に別の虐待派は金持ちだった。購入されたチュッチングスに首輪を与えている。 それには何かしらメカニカルなディテールが見て取れた。この個体は首輪と呼ぼう 「チュッチュ……「です~!」」 飼いの勲章たる実装首輪をつけ、有頂天のままに発声すればメカニカルな部位のランプが光って、音が鳴った。 リンガル技術の単純な応用だった。 「テチェ!?「ですぅ!?」 なんと、首輪の声がリアルタイムで実翠石の声に翻訳されている。そこそこな値段がかかっただろう特注首輪だ。 「チュッ、チュゥ?「でぇ、すぅ?」 当然、チュッチングスなんぞは大概が理性の弱まった個体であり、自我が肥大している。 そんなチュッチングスが実装石の多くが本能的に嫌う実翠石の声なんぞに耐えきれる訳がない。 「デチャアアアアアッ!「ですううううううう!」 ブバッ!と下半身からは当然ながらに耳からも糞を噴出させている。 実装石の体構造はどこからでもクソ穴に繋がっているので、まま起こり得る事態ではあるが、それはとても珍妙だった。 天使のお声が醜い肉穴の声になっているテチ!?なぜテチ!?といった具合で大混乱の首輪はすぐに気づいてしまう。 「デチャ「です」 自分が実翠の声を発しているではないか! すると首輪は、赤緑涙を流し始めたかと思わばそれをすぐさま黒く染めて、 「デチャアアアアアン!「ですうううううん!」 黙ればよかろうに本能のまま絶叫し、響き渡る実翠の声にストレス脱糞を繰り返し続けた。 ムリュ!元気な音を立てて、尻穴から実装肛門が顔を出した、脱肛だ。内蔵脱糞の始まりだ。 脱肛は更に進んで、ミチミチとその先も出始めている。 「チュテチュウ~ンッ!!!「でですぅ~ん!!」 激痛に頭を抱えて更に声が漏れる。ストレスを感じ内蔵脱糞が早まる。 やがて湿った破裂音がして、骨と皮だけになった仔実装が転げ横たわった。 「です~です~です~です~」 転げた拍子にリンガルのスイッチか何かが妙な形で操作され、妙なモードが起動したらしい。 エンドレスで仔実装の大嫌いな肉穴ボイスが無限再生されていた。 …… チュッチングスの声剥奪はまだまだ様々な余地を残している。 徐々に奪う、リンガル首輪の変種でたまにランダムで実翠ボイスが再生されるものを与える、実装おじさん風の声帯に手術を施す。 まだアングラな駆け出し虐待だ、愛護派たちがこのブームに気づくまではまだかかるだろう。 「テチュッチュ~ン!チュッチュ!」 あなたなら、この声帯をどう奪う? おわり
1 Re: Name:匿名石 2025/04/04-19:21:30 No:00009588[申告] |
いいねーこれ。虐待だけといわず程度を抑えれば躾でも使えそうだし、観察や考察系でも一考の価値有りだ。
しかし、肉人形だの肉穴だの・・・・・・実翠が肉なら実装はそれ未満の糞穴、糞人形だぞ、と理解させたい。 |
2 Re: Name:匿名石 2025/04/04-19:36:28 No:00009589[申告] |
愛護派もそこまで肯定的ってわけではないのがなんか壺 |
3 Re: Name:匿名石 2025/04/05-02:20:49 No:00009591[申告] |
不快な甘ったれ声に服や髪につづく奪取対象を見出すとは虐待派はある意味クリエイティブ
上げ落としの要素もあるから腕の見せ所だろう |
4 Re: Name:匿名石 2025/04/19-12:56:22 No:00009614[申告] |
着眼点が素晴らしいと思った
奪うのが髪とか服じゃなく甘え声ってのがユニークでいいね 楽しそう |