タイトル:【愛】 蛆まくら後編 完結
ファイル:蛆まくら3.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:4174 レス数:4
初投稿日時:2006/09/06-22:01:40修正日時:2006/09/06-22:01:40
←戻る↓レスへ飛ぶ





メールにはこう書いてあった。

拝啓「」様

先日、蛆実装の事でご連絡差し上げましたミズキです。

返信内容を確認して少しショックを受けております。
ご返答も迷いましたが、気になるので書かせて頂きます。

あなたの蛆実装に対する愛情は、少しおかしい・・いえかなり屈折した物です。
私によこしたメールにも、躾の内容が書いてありますね。
針を使っての躾ですか、このままでは一生あなたには懐く事は無いでしょう。

このまま続けて行くとあなたの蛆実装は、精神が崩壊して死に至るかもしれません。
予兆が見えませんか?あなたに話もしないとか、脅えた目で見ているとか。

どんなペットでも毎日苛められれば、精神病に掛かります。
それは実装石も人間も同じ事です、あなたがもし同じ目に会ったらと考えた事はありませんか。

そもそも最初からの接し方から・・・・






『・・・なんだぁこの女ぁ・・言いたい事を並べやがって』

俺は貰ったメールを全て確認すると、怒りで手が震えていた。
ミズキなる女は俺の全てを否定してきた、今まで俺がやってきた事が全て間違いだと書いてある。

俺はマクラの事を誰よりも考えている筈、それはマクラのご主人様だからだ。
マクラが脅えているだと、それはまだ躾の段階だからだ。
話をしないだと、別に話すことが無いからだろう。

俺はこの女に人格全てを否定された気分だった、悔しい・・これもマクラさえ頭が良く、
言う事を聞けば全ては変る筈、俺が悪いんじゃないバカなマクラが悪い。

『マクラアア!!』

水槽のマクラは突然の大声に、新聞紙の山にすっぽり隠れぶるぶる脅えている。
相変わらず俺を怖がっている、もう二週間も一緒に生活しているのに。

俺はマクラを鷲掴みにすると机の上に置いた、そして一言質問をする

『なーマクラ俺の事が怖いのか』

マクラは何も言わず震えているだけだ、俺はそのおどおどした態度に、業を煮やし怒りだす。

『何とか言えよ、蛆蟲がぁ!』

勢い良くマクラの背中にまち針を刺した、今までは端っこばかりを刺していたが、
中心部を刺すのは初めてだ、マクラは頭とシッポを跳ね上げ叫び声をあげた。

「レピャァァァァァァァア!!」
「いたっ・・痛い・・レヒィィィ!!」

まち針を抜くとマクラは体をくの字に曲げ、ゴロゴロと転がっている。
俺はマクラの頭を掴むと、もう一度同じ質問をした。

『俺の事が怖いのか』

マクラは涙を流し、俺の顔を見て答えた。

「こ・・こわいレフゥ」
「もういやレフ、いやレフ!勘弁してレフ!」
「痛いことはやめてレフゥゥゥ!!」

マクラの排泄控から糞が溢れてくる、最近は糞を漏らす事も無かったのに。

ブピィ・・ブピピピ!

俺は最後にマクラに聞いた。

『俺の事・・俺の事が嫌いか・・』

マクラはゴクリと一回のどを鳴らすと答えた。

「きらいレフ・・きらいレフ・・」
「大っきらいレフゥゥ!!」
「ご主人様、嫌いレフ!」
「ここにきてから、ずっとずっと嫌いレフゥ!!」

マクラは俺の事が嫌いだと、ずっと叫び続けている。
悔しいがあの女の言う事は正しかった、俺は一体今まで何をやってきたのか・・・

別に好かれ様とは思っていなかったが、
こうまではっきりと否定されるとショックだった。

マクラの為に餌を用意した。
マクラの為に風呂に入れキレイにしてやった。
マクラの為に寝床を与えてやった。
マクラの為に親実装から救ってやった。 
マクラの為にぷにぷにもした
マクラノ為に・・マクラの為に・・

俺は独り言をぶつぶつと呟くと、マクラを水槽に入れた。
マクラはほっとした顔で、また新聞紙の山に逃げ込んだ。



それから暫くの間、俺は躾をやめてしまった。
マクラは糞を所構わず漏らしている、俺が何もしないと分かると、教えた事全てを忘れて行く。

毎日黙って新聞紙を代え、黙って餌を与えた。
スキンシップはもう、何もやる気が起きなかった。

風呂も茶碗にお湯を張ると黙って置いた、マクラは嬉しそうに茶碗の中で、お湯浴びをしている。
マクラの顔にも生気が戻り、幾分明るくなってきた、
マクラの元々の性格は、明るいんだと初めて分かった。

それに反比例して俺の心は沈んで行く、メール一つで俺の内面を見破られた事もその一つだ。

俺はあれから少し考えを変えた、ミズキは俺にとって特別な何か・・
俺を変えてくれる人になるのでは、そう思うと憎しみはいつの間にか消えていた。

ミズキに会いたい・・ミズキに会って俺の気持ちを打ち明けたい。
我慢出来なくなった俺はミズキのアドレスに、俺の電話番号と住所を添えて送った。






そしてミズキからの返信が翌日、仕事から帰ると入っていた。
メールには今度の日曜日に「」公園で会おうと書いてある。

俺の心は久しぶり上機嫌になった、ミズキとはどんな女なのか、
色んな想像をして日曜日まで過ごした。

日曜日になり「」公園のベンチで待っていると、携帯にメールが入った。
内容は俺の前にいるだ、前を見ると年は三十前くらいの、細身の女性が手を振っていた。
美人だ!俺は少し面食らってしまう、
こんな美人が蛆実装に興味を持っている事への違和感を感じた。

俺達は簡単な挨拶を済ませると、お互いの近況を話した。
ミズキはどうやらお嬢様で、特に人間には興味が無いそうだ。
俺は少しがっくりきたが、付き合っていけば、考えも変るかもしれないと思う事にした。
そんな俺の気持ちを察したのか、ミズキは俺を突き放した。

『私は実装石にしか興味が無いの』
『あなたと会ったのも、あなたの蛆実装が心配だから』

俺の恋心はここで終わってしまった、ミズキは俺に家に来るように誘った。
せっかく誘ってくれたんだから、悪いので行く事にした。

ミズキの車に乗ると流れる風景を見て、俺の心は重くなって行くのが分かった。
程なくすると郊外に出て、一軒家の大きめな家に着いた。
ミズキに案内され家の中に入ると、ミズキの言うとおり誰もいなく、
一人暮らしというのは本当だった、座敷に通されミズキが紅茶を持って来た。

和風のテーブルの上に紅茶が乗せられ、俺は紅茶に口をつけた。
俺はこの家に入ってから違和感を感じている、所々に部屋の香水が置かれている。
部屋の香水自体は珍しくないのだが、その量が明らかに多すぎるのだ。

それに何か香水の奥から嗅いだ事のある嫌な臭いが、かすかに感じる。
俺が鼻を鳴らしていると、ミズキは奥の部屋へ誘った。
何だろう・・俺は少し違う事を期待してしまった。

部屋に入ると、鼻に付くあの臭いの正体が分かった。
部屋の中は蛆実装で埋め尽くされていた、大きさも色々で大きさ別に水槽に入れられている。
水槽の中は明らかに多すぎる蛆実装が、それこそぎっしりと入れられている。

水槽の蛆実装達は苦悶の表情で、糞の中をのた打ち回っている。
臭いの正体は蛆実装の糞の臭いだ、俺は吐き気を催してきた。
こんな状況でミズキは蛆実装を一匹掴むと、優しくぷにぷにする。
ぷにぷにされている蛆実装は、既に死にそうな位弱っている。

俺は堪らずミズキに叫んだ。

『おい!その蛆実装・・死に掛けてるんじゃ・・』

ミズキはニッコリ笑うと、俺に答えた。

『この子達は公園で捨てられていたの・・』
『私が保護しなきゃ、みんな死んでるわ』
『私はこの子達のお母さん・・』

なんてこったミズキは公園に行くと、蛆実装を拾ってきてるんだ。
だからこんな状況になった、一体何匹の蛆実装がここにいるんだ。

良く見ると後ろから、巨大な蛆実装が這いずって来る。
ミズキのお気に入りみたいだ、口には成体実装石の屍骸を何匹も咥えている。
巨大な蛆実装に抱きつくミズキは、妖しい色気を放っている。

『大人しくしてた「」ちゃん』

首筋を撫でられ巨大蛆自走は、上体を起こし気持ち良さそうに震えた。

「エフェェェエ!」

全部で500匹以上はいる、既に死んでいる奴も何匹か見える。
ミズキは手に持った蛆実装が死ぬのを確認すると、バケツに捨てた。
水槽を覗いて死んでいる蛆実装を集めると、バケツにみんな入れてしまった。

死んだ蛆実装を大きなジューサーに入れて、ミンチにするとミズキが叫ぶ。

『みんなゴハンよ!』
『沢山あるからゆっくり食べなさい』

部屋中の蛆実装が、一斉にレフーレフーと喚きたてる。
雛鳥のように糞から体を起こし、一生懸命えさを貰おうとする。
足元には弱い固体が踏みつけられ、糞にまみれ潰れて死んで行く。

俺は我慢できずにこの部屋を出た、扉を閉めると蛆実装の大合唱が聞こえている。
あの部屋には蛆実装が解剖された様子もある、ミズキは一体蛆実装で何を・・

暫くするとミズキが部屋から出て来た、その目は焦点が定まっていなく、
狂気に満ちている事が分かった、ミズキが話し出す。

『死んだからしょうがないの』
『死ねばただの肉の塊よ』
『みんなの餌になれば、あの子も浮かばれるの』

俺はミズキの顔に一発パンチを入れる。

『ふざけんな!』

バキィ!

『キャッ』

ミズキは顔を押さえうずくまる、俺はその隙にこの家から逃げた。
俺は走ってその場を後にすると、電車に飛び乗って家に帰って来た。

家に着くとマクラが、俺を不思議そうな顔で見る。
マクラの顔を見て俺はほっとした、
あの部屋の惨状を考えると、今になっても震えが来た。

俺はシャワーを浴び、臭いを消そうと思ったが、
鼻にこびり付く臭いは、いつまでも消えなかった。

ふと水槽を見るとマクラが俺をじっと見ている、あの頃の様な脅えた目ではなく、
興味がある素振りで隠れている様子も無い、マクラが口を開く。

「ご主人様・・なんか変レフ」
「必死の顔でおかしいレフ」
「今日は金平糖まだレフ」

「早く持って来いレフ」

俺はなぜか笑ってしまった、来た時と同じ台詞を言いやがる。
どうやらマクラは俺の虐待も躾も、全部忘れてしまっているらしい。

憶えているのは、ご主人様と自分の名前マクラだけだ。
思考回路が自分に、都合良く出来ているんだろう。

糞蟲か・・ははは、嫌な事も忘れられるなんて羨ましいよ。

『ハハハ・・マクラおまえいい性格してるよ』
『ハハハ・・ハッハハハ・・』

「何を笑ってるレフゥ」
「笑うなレフ、笑うなレフ」
「許さないレフ!」




俺は今でも躾はやめていない、ただ昔の様な躾ではなく。
実装石の本を買って、あのサイトの愛護派と一緒の事をやっている。

マクラは今でもすぐ泣き出してしまうが、脅えるような事は無くなった。
餌もロールパンから蛆実装用のフードに代え、栄養状態にも気を配るようになった。

栄養状態の良いマクラはすくすく育ち、今では念願のマクラ大の大きさになった。

今では水槽にも入らなくなり、床に放し飼いをしている。
たまには糞を漏らすが、大量に噴出す事は無い

ミズキからはあれ以来、連絡もメールも来ていない。
俺から連絡をするつもりも無い、過ぎた事だと忘れる様にしている。
それでもたまに、あの部屋の事が頭から離れない事がある。

ミズキはあの部屋で同じ様に、毎日公園から蛆実装を拾って来ては、育っているんだろう。
考えると気味が悪いが、実は俺の心の中にはずっと、あの部屋とミズキの姿が張り付いている。
色んな大きなの蛆実装に囲まれて、ミズキは幸せなんだろう。
蛆実装の方も幸せなのかも知れない、最低でも愛されてはいるからだ。

俺は特にマクラを愛している訳ではない、マクラから嫌われて生きるのが嫌なだけだ。
一緒にいるのだから嫌われるのは、精神衛生上よくは無いし淋しいからな。



俺はマクラをフローリングの床に置くと、ひっくり返し動かない様に言った。
頭をマクラの腹に置くと、マクラは一瞬ビクりと体を震わせる。

『さーて、やっと蛆まくらの完成だ』

気持ちは思ったより良くは無い、マクラの腹の音がグルグルと聞こえる。
何だか気持ちが悪い、マクラの顔を見ると歯を食いしばっている。
重いのか?あまり加重は掛けていないんだが。
マクラはフウと一息、息を吐くとシッポを持ち上げた。

「もう駄目レフ!]
[ウンチ出ちゃうレフゥ!!」

ブピュァァアァァ!!

『ぎゃぁぁぁああ』

マクラは俺の顔と言わず口の中まで、糞を吹き上げた。
体中どころか床一面をマクラの糞が、撒き散らされた。

俺はマクラを投げつけるとシャワーへ行った。

『何ってこったチクショー』

「レピャァァ!!」

シャワーから戻るとマクラは逃げていた、糞の後を追うとそれは机の下まで引き摺っている。
俺は雑巾で床を拭いた、やっとキレイになる頃には夜になっていた。
最後の掃除だマクラの糞跡をキレイにしながら、机の下に潜り込んだ。

マクラは角に隠れ暗い所で震えている、怒られると思っているのだろう。
俺はマクラのシッポを掴むと、無理やり引っ張り出した。

机の下までキレイにすると、マクラを抱えてもう一度シャワーを浴びた。
裸のマクラを床に置くと、横で俺はマクラの服にドライヤーを当てている。
怒られないのが分かったのか、マクラは俺に喋り始めた。

「マクラは悪くないレフ」
「ご主人様が悪いんレフ」
「マクラじゃないレフ」
「マクラだけどマクラじゃ無いレフ」

俺はあきらめた様な口調で答えた。

『ああそうだな、悪かったよ』

『今度は糞抜きしてからだな!』

マクラは怒った口調で話す。

「ご主人様はバカレフ」
「何べんも言わせるなレフ」

暫く怒っていたが、無視していると、
甘えるような声で喋った。

「マクラノ為に生きるレフ」
「そうしたらマクラも考えてやるレフ」

マクラの顔を見ると笑っていた、この家に来て始めての笑顔だ。

俺もマクラの顔をみて笑った。







--------------------------------------------------------------------------



適当に書いてるんで、突っこむ所は多いと思います。
男に異常性を持たせようと、最初は思ったんですが、
書いてる内に変っちゃいました。

適当な作品と言う事で、大目に見て下さい。



























■感想(またはスクの続き)を投稿する
名前:
コメント:
画像ファイル:
削除キー:スクの続きを追加
スパムチェック:スパム防止のため2223を入力してください
1 Re: Name:匿名石 2016/07/11-05:14:56 No:00002446[申告]
他人の狂気で我が振りを治す、そんなスク
男は帰還できる場所で踏みとどまれたのだ
2 Re: Name:匿名石 2016/10/30-08:05:53 No:00002657[申告]
過干渉で子供を独立した一個人として見てない毒親みたいな飼い主だな
子供を愛してると言いながら性的虐待を繰り返す基地外な親を見て
正しい距離の取り方を覚えたって感じか
実装初期の作品らしい視点のスクで興味深い
3 Re: Name:匿名石 2023/07/19-09:29:07 No:00007564[申告]
めっちゃ頭の良い蛆の話からここに来たから違和感が半端ない
机の周り逃げ回ってるだけで針やるの虐待派やろ完全に
というか同じ種族である以上知能決まってそうなんだけどなぁ
4 Re: Name:匿名石 2025/07/09-14:44:03 No:00009739[申告]
突然のバキィ!キャッ!の男女平等パンチに笑ってしまった
虐待のつもりなく針刺したり女に恋愛感情抱いたりかと思えばいきなり殴ったり
ウジちゃんより主人公の方が大分気持ち悪くてよかった
戻る