「「」君か。さぁさぁ、入りたまえ」 私は双葉大学・機械工学部の教授控え室の主に、両手で手招きされるように入室を促されて室内に 足を進める。 扉一枚を隔てたそこは、部屋の至る所で五体「不」満足の実装石達が、怨嗟の嘆きと救済を求める 悲鳴を上げ続けている、機械工学の名とは掛け離れた世界が広がっていた。 作業台を流用した手術台の上では、禿裸実装が四肢を切り落とされた状態で腹部を切開され、腸と 思われる部分から口まで透明のチューブがバイパスされ、そのチューブの中には緑色の糞が脈打つ ように口に流し込まれるのが見て取れる。 スチール製の棚の上には服が体液で赤と緑の斑模様になった実装石が額から後頭部までを一直線に 輪切りにされ、剥き出しとなった脳に電極を打たれて「デデデデ……」と虚ろな声を機械的に上げ 続けながら身体をビクビクと震わせている。 酷いモノになると実装脳と脊椎神経・視神経、眼球と偽石を何らかの溶液に浸しているが、傍らの 脳波計が波を描いていることから、この実装脳はまだ生きていることが伺えた。 私はこの「実験室」の主———野場教授に、この部屋の奥に申し訳程度に設置された応接ソファに 座るよう薦められ、持ってきたアタッシュケースをソファの傍らに置いて腰を降ろす。 「今日、ここに来てもらったのは、これを見て貰いたかったのですよ」 教授はそう言いながら事務机の引出しを開け、その中から禄に角を揃ってない状態でクリップ止め されたレポートを取り出して私に渡す。 「それでは、拝見させてもらいます」と、私は断りを入れてそのレポートに目を通し始める。 正直なところ、私はこの教授は苦手だ。 今まで何度かこの様に呼び出された時には、いつも碌な事がなかったのだ。 教授は本業の機械工学の教鞭を取るのとは別に、「個人的欲求」に従って、実装石に対する新たな 視点でのアプローチと称しては、ナノマシン技術を用いた新薬の研究を行っている。 今も私の背後で声を上げ続けている実装石達は、研究の息抜きと称して教授の趣味で切り刻まれた 「玩具」でしかなかった。 教授が求める「答え」が見つかるまで、この部屋の生きたオブジェは増えることはあっても、減る ことは無いだろう。 ———————————————————————————————————————————— 私は渡されたレポートに目を通し続けるが、最初、その内容を飲み込めずにいた。 「………?………………!?」 レポートを読み返すうちに、その内容が実装石の存在を根底から覆す可能性もあるものだと気付き、 私がページを捲るスピードを上げたことに対して、教授は口の端を吊り上げるようにニヤリと笑う。 「教授、そんな…まさか…!?」 「しかしこれが実用されれば、実装石という種が実装石を超越することも不可能ではないでしょう」 教授はそう言いながら、事務机の傍らに置かれた冷蔵庫からピンク色の液体で満たされた樹脂製の 薬品瓶と、水銀のような灰色の光沢を持つ液体が入った瓶を取り出すと私の前に並べ、さらに冷蔵庫 からプリンを取り出して、事務机の上に置いた。 「…わかりました、それではこのレポートと瓶はお預かり致します。 試作品が出来次第、連絡差し上げます」 「よろしくお願いしますよ?」 教授はそう言いながら事務机の椅子に座り、手に取った皿に乗ったプリンをスプーンで一掬いした瞬間 「テチャ〜〜〜ッ!!!」と悲鳴が上がる。 「教授…それ、もしかして仔実装ですか?」 「仔実装プリンだよ、「」君も食べるかね?」 教授はスプーンの上でプリンがプルプルとする感触と、身を削がれた仔実装の「テェッ、テェッ…」と力無く 泣く様を楽しみながら私にそう聞いてくるが、私は丁重にお断りをして「実験室」を後にする。 その際、扉の向こうで「おいちぃ!」と聞こえた気がした。 ———————————————————————————————————————————— 後日、私が所属する製薬会社の研究所に教授を招き、研究所内にある6m四方の隔離室内で、当研究所 所長とその秘書のS女史、記録係として私の助手の利章君の立会いの下、新薬の実験を行うこととなった。 研究所地下に造られた「模擬公園」から被験者として賢い個体、「糞蟲」な個体、マラ実装、賢い 個体の仔である仔実装を無作為にピックアップして、それぞれを2m四方の大きさのケージに入れて 並べている。 賢い個体はこれから何をされるかの不安にケージの隅で仔を守るように蹲って怯え、マラ実装は歯を 剥き出しながら、隆々と天を仰いでいるマラをケージの隙間から突き出して威嚇している。 「それでは、始めます」 私はそう宣言して、容器に収められたコンペイトウをそれぞれの実装石達に与える。 投与後、「糞蟲」に属する個体は『コンペイトウ1個だけなんてふざけるなデス、ここから出して 可愛いワタシに山盛りのコンペイトウとステ(ry』と怒声を上げていたが、30分ほど経過すると 先ほどの勢いは失われ、心なしか頬を赤らめながらチラチラと視線を送ってくるようになった。 ちなみにこの反応は賢い固体や仔実装も同様だったのだが、マラ実装だけはケージの中で何度も 私の顔をチラ見しては何か呟きながら己のマラをしごいていた…頼むからこっち見んな。 投与後1時間もすると実装石達は酷く眠たげな様子でウトウトし始め、ケージの中で思い思いの 格好で寝転がって眠りについて耳障りな鼾を上げていたが、その鼾がピタリと止まって暫く後に 口から光の加減で金色や銀色とも取れる糸を紡ぎ出し、その糸が被験者達を取り巻き、繭を形成し 始めた。 4匹分の繭がケージの中に出来たのを確認すると、教授や所長に「レポートの通りだと、これから ちょうど24時間後には孵化することになります」と告げ、翌日のこの時間に再集合することで 今日は解散し、各々の職場に戻ることにした。 ———————————————————————————————————————————— 私は自分の席に座ってレポートを何度も読み返しながら、ここまでの経過に驚きを隠せなかった。 この新薬は愛護派・虐待派を問わず実装石に関わる人間の持つ究極の理想、翠星石に限りなく近い 性質を実装した存在である実翠石を、投与したコンペイトウに封じ込められた2種類のナノマシン の効力によって意図的に作り上げるものだ。 灰色の瓶のナノマシンは偽石と実装脳に作用して、偽石内部に蓄積される「愛情」のゲージを意図的に 満タンの状態に引き上げ、また実装脳内部で投与後に最初に見た人間が「自分が愛情を受けた対象」と して記憶をでっち上げるためにシナプスを形成する。 そこまで強引なことをすると実装石の体内で「抗体」が発動するのは予想されることだが、これに 対抗するのがピンク色の瓶に入っていたナノマシンだ。 このナノマシン、原材料は実は実装雛の肉苺種に属するそれの体液だ。 それを加工して作り上げた「ナノォマシン」に抗体を食わせて、ナノマシンの行動に対しての抵抗力を 失わせているのだ。 体液だけになっても実装雛が悪食なのには、呆れるやら感心するやら。 「それにしてもあのキ○ガイ教授…すごいこと思いつくモンだな…」 私はそう呟きながら、フィルター近くまで燃えた煙草を灰皿に押し付けた。 ———————————————————————————————————————————— 翌日、昨日と同じ顔ぶれが再度集まった頃には、二廻りほど大きさを増した繭達に罅が入り、 もうすぐ孵化するところだった。 最初に繭を突き破って出てきたのは「糞蟲」に属する個体だった。 繭を突き破って上半身を露にした姿は、明らかに人間の女性のような豊満な胸のラインと腰の くびれに対して、少女のようなあどけない表情と紅と翠のオッドアイでこちらをケージ越しに 周囲をキョロキョロと伺っていたが、教授の顔を見るなり「ですぅ!ですぅ♪」と甘えるような 声を上げて手を伸ばしていた。 私がケージの扉を開けると、元「糞蟲」属の実翠石はまだ足に力が入らないのかヨタヨタと 歩きながら、教授の首に両腕を回すように抱きついては「ですぅ〜ん♪」と鼻を鳴らしていた。 私は内心驚きを隠せない気持ちを押さえ込み、孵化後の実翠石の身体的特徴を検査していくが、 「糞蟲」属だったとはとても思えないぐらい従順な性格だったことには舌を巻いた。 次に孵化したのは元マラ実装の実翠石だった。 身体的には「糞蟲」属とはほとんど変わらなかったのだが、股間部を手で隠しながら耳まで 染まるほど顔を赤らめていたのだが、検査のために手を退けるように指示を出すと股間についた モノ———男性器が露になった。 元マラの実翠石は羞恥を煽られることを強要されたためか、縮こまっていたマラにグングンと 血が集まって天を仰ぐように怒張し、その様を一部始終見られた元マラ実翠石は恥ずかしさの あまりに地面にペタリと座り込み、両手で顔を覆い隠してイヤイヤしていた。 その時、私の背後でS女史が小声で「わぁい」って洩らした気がしたが…気にしないでおこう。 投与前よりはマラはサイズダウンしているが、それでも日本人男性の平均値以上の長さと太さを 持ち合わせいて、無垢な少女の羞恥心と股間の凶悪な一物とのギャップに、心なしかS女史の瞳に 艶っぽい光が宿った気がした。 最後には賢い個体と仔実装の繭が孵化したのだが、この個体達は糞蟲属とマラ実装が先に新薬を 食べて危険が無いことを見計らってから口に含んでいたため、孵化が遅れたのだろう。 賢い個体属の実翠石は出産経験があることもあってか、肉感的な身体のラインを持ち、大人の 女性が持つ落ち着いた感じの表情をしていた…あー、利章君、鼻血拭きなさい。 それに対して元仔実装は身体的、精神的に人間の少女に近いものがあった。 投与前の性格に関係無く従順な性格の実翠石になるこの新薬の効果に、所長は賞賛しながら教授に このナノマシンのパテントを即時に契約し、商品化の話を進めると宣言した。 さて、ここで問題が一つ発生したのだが、孵化させるまでを見届けたのは良いが、研究所のルールに 従うと実験体は薬殺処分しなければならないのだが、限りなく人型に近い実翠石を処分するには 人道的に気が引ける。 そこで所長が長期的に観察しなければならないだろうし、人間の生活環境に適応できるかの確認も 含めて、各自で連れ帰ることを提案したのだ。 話し合い、というか殆どなし崩し的に元糞蟲属は教授が、元マラ実装はS女史が、そして仔実装は 所長が引き取り、各自数日毎にレポートを提出するということで折り合いがついた。 残った賢い個体属は私は利章君で共有し、研究室の事務所でお茶組みでもしてもらうか。 ———————————————————————————————————————————— 解散後、即時に所長は製薬会社のお偉方に連絡を取り、この新薬の商品化に向けての話し合いの 席を作り、投与から孵化までの過程を録画したビデオを流して見てもらうなり、トントン拍子で 採択され、「翠ドリーム」という商品名で生産ラインを確保、実験から4日で実装ショップの 店頭に並ぶほどの勢いだった。 この「翠ドリーム」は新聞の一面広告での宣伝もあってか、爆発的大ヒット商品になった。 しかも実装石であれば糞蟲だろうと賢かろうと関係なしに従順になるため、実装石を飼っていない 顧客が公園の野良実装を乱獲して投与し、一時は日本の実装石は絶滅するのでは?という危惧まで されたほどだ。 ———————————————————————————————————————————— 「ふぅ、また所内に泊まりかな…?」 あの実験から8日目、実翠石達が孵化して一週間後、私は事務室内の壁にかかっている時計が 夜の12時を過ぎているのを見て、ネクタイを緩めながらそう呟いた。 ここ連日、「翠ドリーム」の商品化に関して各種メディアからの取材に終われ、自分の仕事も ままならない状態だった。 机の上に山積みになった実験結果のレポートと書類を片付けているうちに、所長が連れ帰った 仔実翠石と、S女史のマラ実翠石のそれぞれのレポートが入った封筒が置いてあるのに気付き、 それに目を通し始める。 仔実翠石のほうは、所長が独身で独り住まいのこともあってか、当初は娘が出来たように溺愛 していたようだが…そのうちつい劣情に任せて襲ってしまい、仔実翠石の幼い性器を何度も 蹂躙しているうちに性感に目覚めさせてしまい、今では少女の身体と娼婦の心で何度も求め られているらしい。 S女史のほうは…あー、サドっ気のある人だってのは薄々気付いていたのである程度は予想 していたが、夜毎に手足を拘束しては言葉責めで羞恥心を煽り、その怒張で色々と楽しんでいる らしい。 _, ._ 二人のレポートに目を通し終わって(;゜ Д゜)の表情をしていたであろう私のところに、賢い 実装属の被験者———翠(みどり)と名付けた実翠石が、私の愛用のカップに注いだコーヒーを 運んできてくれた。 「そんなに根を詰めて働いたら身体に悪いですぅ」 「あ、あぁ…そうだね…」 私は彼女の娘が今、どのような扱いを受けているのか話すべきかを思案し、声をかけようする。 「なぁ、みど…リッ!?」 「で『スゥ』?」 目の前で何が起きているのか、一瞬理解できなかった。 私の目の前で翠の皮膚の下で筋肉や内臓が大きな波を立てるかのように顫動していたのだ。 「ごしゅ『デス』さ『スゥ』、どう『デッスゥ』の『デス』か?」 翠の身体の顫動が収まると、先ほど目の前にいた女性はすでに居なく、代わりにそこにはまるで ブルドッグのように顔や腹部の皮膚をダブつかせた見苦しい実装石が立っていた。 私は目の前の展開に絶句し、動けない状態でいると、翠はふと自分の横に視線を移し、窓ガラスに 映る自分の姿を見て、一瞬動きが止まる。 翠は右手を上げるとガラスに映る実装石は左手を上げる、歯をむき出して見ると向こうも同様の 行動を取る。 翠はその姿が自分の鏡像だと知ると私のほうを見て、「…デギャアァァァアアァガギャアッ!」と悲鳴を上げ、 やがてビキンッ!と音が響くなり、仰向けに倒れて動かなくなった。 私は翠を抱えて処置室に運んで蘇生を試みたが、偽石が砕けての完全死だったために手の施し様が 無かった。 せめて原因だけでもと、私は翠から各種体液のサンプルを採って分析すると予想外の結果が出た。 「翠ドリーム」で用いられた2種類のナノマシンのうち、「ナノォマシン」が抗体を食らい尽くして 食料が無くなったため、次のターゲットとして脳内のシナプスと、それらの接続・維持を行っている ナノマシンを食らっていたのだ。 そのため、身体と精神の保持ができなくなり、実装石に戻った…いや、明らかにワンランク下の 糞蟲に成り下がってしまったのだ。 「なんてこった…!?」 私がそう呟いた瞬間、携帯電話が突然鳴り出した。 今夜もお楽しみの最中だった仔実装石の突然の変貌にパニクった所長が連絡を寄越してきたのだ。 「……はい…はい、えぇ、今教授に連絡を取ってみます、はい、失礼します」 ピッ! ———————————————————————————————————————————— 「…まだ構内にいるのか…!?」 私は車を飛ばして大学まで駆けつけると、教授の「実験室」の遮光カーテンの隙間から光が漏れて いるのを見ると、守衛に非常事態なんだと拝み倒して棟内に入れてもらい、「実験室」のドアを ノックして扉を開ける。 そこには実験台の上で新たな「玩具」にメスを入れている教授の姿があった。 教授は私の姿を見るなり、「こんな時間にどうしたのかね?」などと呑気な事を言って、 「痛いですっ!痛い痛いっ!」と悲鳴を上げ続ける糞蟲属の実翠石の傍らにメスを置き、 体液で汚れた手を拭いながら私にソファに座るよう促した。 私は翠と所長のところの仔実翠石の顛末と、おそらくS女史のマラ実翠石もこうなってるだろうと いうことを話すと、全て判っていたかのように口の端を歪めるように笑っていた。 「こうなることは予想していました。ですが薬の効果が永久に続いて、やがて実装石が居なくなると 私も困るのですよ」 教授は今も悲鳴を上げ続けている実翠石を見ながらそう答える…あれ? 「…教授、この実翠石は何故この姿のままなんです?」 私がそれに気付いたことに対して教授はさらに口の端を吊り上げて笑う。 「だから予想してたと言ったでしょう? 予めナノォマシン抑制用のナノマシンも創って、それを 投与したのですよ。だからこの姿のまま切り刻むことができるのです」 私はそのナノマシンを譲ってもらうために話し合い、教授の出すある条件を遵守することで承諾を 得ることができた。 ———————————————————————————————————————————— 数日後、予想されていたとは言え、顧客から飼い実翠石が糞蟲に戻ったとのクレームに対応する 日々に追われ、製薬会社も謝罪と「翠ドリーム」の使用を控える旨を告げる記者会見を行うまでの 異常事態に陥った。 顧客の中には、公園の野良実装を掻き集めて、その全てに「翠ドリーム」と投与してハーレムを 作り上げようとした男性がいたのだが、それが一度に糞蟲回帰してしまったために家の中が投糞で 酷い有様になった人もいた。 ここまでゴタゴタした中で「翠ドリーム」は生産中止になって当たり前と思っていたのだが、 予想外なことに、今でも売れ続けているのだ。 むしろ一週間ほどで糞蟲に戻ることを逆用し、実翠石の状態で可愛がった後、糞蟲回帰してから 痛め付けたり鏡を見せて精神的に追い詰めるなどの上げ落としをするガチの虐待派や、愛玩用の 「人形」として使い捨てるつもりで投与して、性器を散々蹂躙した後で、糞蟲に戻ってから廃棄 する者がいたのだ。 また紡績会社のほうからも人為的に繭を作らせることができることから、商品を定期的に納品する よう契約を結びたいとオファーが来ている。 ———————————————————————————————————————————— 「ご主人様、コーヒーをどうぞですぅ」 「あぁ、有難う」 事務所内でレポートに目を通している今、私の目の前には実翠石の翠(2代目)が立っている。 あの日、ナノォマシン抑制ナノマシンを入手するにあたって教授の出してきた条件は 「商品のラインナップには載せず、流通する場合も一般の人には手が出ない値段をつけること」と いうことだった。 ナノォマシン抑制薬はコスト的には「翠ドリーム」より安いのだが、この条件付けによってごく一部の 特権階級層の人間しかこの薬の存在を知ることが無く、また一般の人がこの薬の存在を知っても値段的に 手出しできないようにして、実装石の絶滅を抑制する狙いがあったのだ。 私の翠の場合、私の立場を利用して原価で薬を入手して、それを定期的に投与しているため、 この姿になってからもう3ヶ月ほど経過している。 『やはりあの教授に関わると碌なことがない』 私はそう思いながら、翠の静かな微笑みを見ながらコーヒーを飲み干した。 ———————————————————————————————————————————— 「幸福と不幸の裏側で」で描写した製薬会社の研究所員の視点でのお話です。 「幸福と〜」で挿絵を描いて頂いた絵師様、ありがとうございました。 旧保管庫が閉鎖されてしまい、新たな保管庫ではROMに徹しようかと思っていましたが、 地味にネタが沸きつづけていたので形にしてみました。 今まで散々使ってから言うのもアレですが、教授の元ネタの作者さんに、リアルに 訴えられたらどうしようかと地味にビクビクしてたりしますw
