タイトル:【馬虐】 最後のセリフは、ま△完φ箸
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作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:3260 レス数:0
初投稿日時:2007/06/24-12:52:47修正日時:2007/06/24-12:52:47
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【 プロデューサー 】




うららかな日差しの休日の午後、公園にペットの実装石をつれて散歩にきた。

「こっちだ、マミドリ」

「デス」

マミドリと呼ばれた実装石は華やかな緑のドレスを着て俺の後ろをついて歩く。
ベンチに着くと俺は腰を下ろし、マミドリを隣に座らせる。

俺はポケットから小袋を取り出すと開封し、中の金平糖を摘んで口に運ぶ。
別にいまさら金平糖を好んでおやつにしている訳ではない。
これに目が無い連中に見せつけ、呼び寄せるためだ。
ひと粒、ふた粒、み粒、何粒目かを口に入れてわざとボリボリと音を立てて咀嚼する。
すると遠巻きにこちらの様子を窺っていた野良実装石たちがヨダレを垂らしながらノソノソと
ベンチのそばへと集まってきた。

「デスゥー」「テスーン」「テチューン」「レフー」

大小様々な野良実装が十数匹、俺たちを取り囲んで好物の金平糖目当てに媚び始める。

「汚い野良たちだなあ。金平糖をあげる気にもならないよ。」

「「「デッ!?」」」「「「デデッ!」」」「レフ?」

俺の言葉を聞いて抗議の声を上げる野良たち。

「うちのマミドリちゃんを見ろよおまえら。かわいいしキレイだろ?
金平糖を食べる資格があるのはこういう素敵な実装石だけなんだ。」

そういって金平糖を一粒マミドリの口に入れてやる。

「デスーーンン♪」

目をキラキラ輝かせ、ホッペが落ちそうと言わんばかりの歓喜の表情を浮かべて金平糖を味わうマミドリ。

「「「「デデェー!」」」」「レフレフ」

ドレスを着た飼い実装が目の前で金平糖を与えられているのを見て羨ましがり、地団駄を踏む野良たち。
ほんと、分かりやすい奴らだ。

清潔か不潔かという差はともかくとして、実際のところ実装石は顔で個体差を判別するのが難しい。
だからマミドリが実装石の基準で他と比べてかわいいのかどうかは分からない。
そもそも可愛いさでマミドリを選んだというわけじゃないが、それでもマミドリは他とは違う実装石なのだ。

「マミドリ、お前の実力をこいつらに見せてやれ。」

「デス」

マミドリはベンチを降りて野良実装たちの前に立った。
一瞬なにが起こるのかと緊張する野良たち。だが別に野良たちの身にはなにも起こらない。
訝る野良たちの視線が集まる中、マミドリはダンスを踊り始めた。

「デッデッデスデスデッデッデデー」

最初のうちはキョトンとしていた野良実装たち。だが次第に目を見張り、マミドリのダンスに釘付けになる。

そう、マミドリは実装石としてはありえないほど見事な創作ダンスを踊っているのだ。
クルクルと舞い、リズム良くステップを踏み、キレのいいターンで肉体を躍動させる。
野良では到底習得不可能なマミドリの優雅なダンスに観衆たちはポカンとクチをあけながら
声もなく立ち尽くしていた。
例えるなら何も知らない人間にマイケル・ジャクソンのムーンウォークやダンスを見せたようなものだろうか。


実装石が踊ること自体はよく知られており、野良を観察していれば目撃することも珍しくは無い。
だが実装石がダンスと称するそれは、ただカラダをクネクネさせたり痒いので揺らしたり
しているだけにしか見えず、大体において人間の不快感を誘うようなものでしかない。
目の前で踊りを見せられた人間の中には、馬鹿にされていると思って殺意を昂ぶらせてしまう者もいる程だ。

元々がその程度のものとして知られている実装石が、人間が見ても「へ〜」と感嘆の声を上げるぐらいの
レベルには踊れているのだ。いわんや野良実装石どもにおいておや、である。



マミドリは最後のポーズをピタリと決めて数分間の短いダンスを踊り終え、
観衆に「どうだ」と言わんばかりの視線を向けた。
俺は拍手をしながらベンチから立ち上がる。

「な?すごいだろ?このぐらい特別な事が出来なくちゃ飼い実装石になれないんだよ。おまえらに出来るか?」

そう野良たちに語りながらマミドリの頭を撫で、口に金平糖をいくつか放り込んでやる。
マミドリは嬉しそうに頭を左右に揺らしながら金平糖の甘味を堪能する。

「「「「デデ…」」」」「レフー」

野良たちは圧倒的な実力差を見せつけられ、返す言葉も無く野良同士で視線を交し合うしかなかった。
中には、自分にも出来ると思ったのか単に金平糖欲しさなのかはわからないが
「デススデスス!」とか言いながら素っ頓狂に身体を動かし始める個体も出てきた。
あるいは素早い動きをすれば金平糖が貰えるとでも思い込んでいるのだろうか。
だがそれはどう贔屓目にみても(病気にかかってケイレンしている実装石のマネ)でしかなかった。

「帰ろうか、マミドリ」「デスゥ」

「「「「デェ」」」」「レフフー レフフー」

手も足も出せずに立ちつくす野良実装達となにも分かっていない蛆ちゃんを背に、俺とマミドリは歩き始める。

「デプププ…」

俺について歩きながらマミドリは振り返り、野良たちを見下す余裕の笑みを浮かべていた。









「なんだあのステップは!しくじっただろ!」

「デギャッ!!」

蹴り飛ばされ、室内の壁に激突するマミドリ。

「それに最後の笑い方!もっと心の底から糞蟲っぽく下品に笑えって俺はいつも言ってるよな?」

「デ、デスゥ…」

外出着を脱がされ、口から流血したまま、四つん這いになり俺の前でごめんなさいという様に頭を下げる。

「まったく何度言っても分からんやつだ。お前がどう思ってるかなんてどうでもいい、
見てるやつらが信じ込めばいいんだよ。お前が生まれつきの才能がある、めぐまれた実装石だってな。」

帰宅後の反省会、教え込んだことをパーフェクトにこなさなかったときは罰を与えることになっている。

そう、俺は愛護派の飼い主であるかのように他者に見せかけて裏ではこいつを虐待している。
そして上っ面しか見ずに、なにも分かっていない馬鹿な連中(実装石も人間も)を裏で見下す。
それが俺の楽しみ方。しいて言うなら演技派ってとこだ。

そのためにマミドリにもせいぜいがんばって演技してもらわなければならない。

「とりあえずダンスを完璧にマスターするまで練習だ。サボるなよ、
俺が戻ってきたときに少しでもマシになってなかったら…わかってるな?」

「デスッ」

短くはっきりとした返事。それも俺がそう仕込んだのだ。
俺はマミドリをレッスン場(としている部屋の一角)に置いて、自分は自室に戻った。



マミドリは最初、野良の仔として生まれた。
たまたま通りがかった俺の前で例の踊りを踊ったのが運の尽き。

「へえ、上手い上手い」

と適当にほめたら懐いてきやがったので連れて帰って偽石を抜いて虐待してやった。
好きな踊りを死ぬほど躍らせ、さらに難しい踊りを強要し、失敗させては暴力を振るった。
ただのバカな実装石でしかないマミドリにとっては、踊りを身に付けることだけが生き残る術だった。

ちなみに歌を上達させる事も考えたが実装石の発声器官の都合上、
元々の、ゴム風船をネジったような不快な音声をレッスンで美声にすることは素人には不可能と断念した。
あの声を長期間聞き続けていたらこちらの精神が滅入ってバールの(rで叩き殺してしまいかねない。

しばらくそんな虐待を続けていると、バカはバカなりに踊りが上達してくる。
そこで手足を奪い踊りを奪ってやろうか、とも考えた。
だがその手の虐待は一通り経験していて新鮮味がなかったので別の遊びを考えることにした。



『 実装石に芸を仕込んだり演技をさせ、他者の目を欺くことは可能だろうか。』



そう、これはマミドリの挑戦であると同時に俺自身の挑戦でもある。
まあダメなら潰せばいいだけのことだが。



上達した踊りを外で披露させ、虐待されていることも感じさせないよう演技させる。

前者はともかく後者は難しい。なにせ思っていることが態度に出易いのが実装石だ。
最初はビクビクして、やらされてる感が丸出しだった。
バカな実装石に何かを覚えさせるには体罰がいいのだが、禿裸だったり火傷だらけだったりしたらバレバレだ。
それにあまり破壊してしまっては実装脅威の回復力をもってしてもダンスレッスンの時間がとれなくなる。

そこで俺はマミドリ自身を虐待するかわりに仔を産ませ、それを人質、実装質にして演技を強要した。
悲しくても笑え。泣きたくても涙を流すな。俺の言った通りに演じられなければ仔を殺す。

マミドリは物理的な虐待や食糞をさせられたことはあっても死ぬほど飢えさせられたことはなく、
仔食い親食いをしたことがない。
そのせいか他者を思いやる余裕があったのかもしれない。
幸か不幸かマミドリは自分の仔に愛情だか愛着だかを持っていた。
そのためこの調教方法はかなり効果を発揮した。
普通ならできないと思われる演技の命令も、何度か目の前で仔を苦しめ潰すことによって
マミドリは自分を抑える技術を徐々に獲得した。



そういった調教の悪影響が出たのか、マミドリは花粉による受胎では死産率が増えてきた。
困った俺は色々な花粉を試したあげく、最後には嫌がるマミドリをマラ実装に犯させてみた。
死産率は下がったが、奇形率が上がってしまった。

マミドリは見た目には栄養状態も良く健康な身体をしている。
だが抜いて保存してある偽石のほうは色が濁りつつあった。
虐待、度重なる出産、そして仔潰しによる過度のストレスで消耗していることは明らかだ。
いま生存している何匹かのマミドリの仔も全て奇形で、おそらく長生きはしないだろう。
マミドリもあとどれだけ生きられるのかわからないが、仔のために踊り、演じることができるうちは
遊んでやろう。



俺はこの遊びが気に入っているが、マミドリが潰れたなら潰れたでかまわない。
また別のバカな仔を連れ帰り、同じように調教して同じようにマラに犯させてやればいいだけだ。



俺は芸達者な飼い実装石を公園デビューさせるプロデューサー。
華やかにデビューする実装石の裏の、本当の顔を、犠牲の大きさを、誰も知らない。



「俺のことは THE jiSSO M@STER と呼んでくれ」



誰にも言ったことは無く、またこれからも誰にも言うことが無いであろうセリフをひとり呟くと、
俺はマミドリのレッスン場へと足を運んだ。



完

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