タイトル:本格学園アクション小説デスゥ。読んでくれるとうれしいデスゥ!
ファイル:放課後実装倶楽部1.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:2063 レス数:0
初投稿日時:2007/06/08-20:49:11修正日時:2007/06/08-20:49:11
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放課後実装倶楽部

双葉高等学校。双葉市にある男女共学の私立の高等学校である。
文武両道という教育方針で、見有数の進学高でありながらも部活動が盛んであるので有名だ。
おっと紹介が遅れたね。俺の名は「」野としあき。
双葉高の放課後実装倶楽部、略して「放実」の部長である。
我々の「放実」が何をする倶楽部かと言えば、読んで字の如く、実装石と関連した倶楽部である。
では実装石を使い何をするのか。それは入部してからのお楽しみだ。
ある者達は、俺たちのことを「放課後「虐待」倶楽部」と揶揄するが、あれは列記とした
実装石とのコミュニケーションである。
観察対象である実装石の反応を見るために、敢えて刺激を与えてその反応を観察したり、
彼らの繁殖行動や生態観察なども行ったりするが、全ては生物学的な好奇心の要求のためであり
我々の倶楽部活動にとやかく部外者に言われる筋合いはないのだ。

「部長。そんなところで何をブツブツと言ってるんですか?」

黄色い声が僕の耳に届く。このショートカットの美少女は、「放実」の副部長、巴クンだ。

「やぁ、巴君。今日も綺麗だね」

「何を言ってるです!もう部活、始まってしまいますよ!」

おっと手厳しい。
俺が放課後の優雅なひと時を楽しもうとしても、周囲がそれを許してくれない。
責任のある立場は厳しいのだ。

「部長。見てください。今月の実装石の入荷ですが…」

巴君は「放実」の会計係も兼ねている。
倶楽部活動のための実装石の入荷や我々の活動の末に「躾済み」と称されて
各老人ホームなどに送られる実装シリーズのボランティア活動。
限られた予算枠の中でやりくりする手腕は、全てこの聡明な美少女の細腕にかかっているのだ。

「少しはおまえも働けボクゥ!」

巴くんのスカートの脇から青い影がにゅっと現れ、俺の首をかこうとした。

 シュッ! バッ!

俺はその場で身を翻し、天井に両足で着地して、その影に向かって叫んだ。

「へへ。甘いぞ、エメラルド」

天井を蹴り、シュタッ!と巴くんの遥か方向へ着地する。

「巴〜。あいつ、今日こそ殺すボクゥ〜!」

「エメラルド!やめなさい!」

「ボ、ボクゥ…」

あの青い生き物は実蒼石のエメラルド。巴君のペットだ。
あいつは巴萌えで、この「放実」の部長こそ巴君がふさわしいと主張し、
虎視眈々と俺の寝首を狙っているのだ。

しかし実蒼石如きにやられる俺様ではないので、その行為も悉く未遂に終わっているのだ。

そんなエメラルドの殺意のこもった視線を受けながら、俺たちは「放実」の部室へと向かった。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

「デギャァァァァ!!!」
「デスーー!! デスデェースゥッ!!」
「テェェェェーン!! テェェェェーン!!」

部室の扉を開けると実装石たちの悲鳴がサラウンドで部室に響き渡る。
視聴覚室を部室に改造したこの部屋の中で、所々で部活動に励む部員たち。
これが我々の部活動だ。

「やぁ、モンキー。精が出るな」

「蛆ちゃん… 蛆ちゃん… 蛆ちゃん…」

虚ろな目で水槽の中の逃げ回る蛆実装に、ひたすら蝋燭を垂らす部員。
彼の名前は天王寺良太。通称モンキーだ。
かなりの蛆マニアで、蛆に関する知識は部員の中でも彼の右を出るものはいない。

「よぉ。サファイア。今日の読んでいる本は何かな?」

「………………」

部長の励ましの声にも無視を続けるこの女子部員。
新入生の赤間良子だ。通称サファイア。
この部の活動には何の興味も示さず、ひたすら読書だけするという
何のために入部したかわからぬこのツインテールの不遜な新入生は、
何を隠そう実装いざなぎ流の第56代の正当な後継者でもある。
かなりの戦力になると期待したのだが、まったく実装石に興味を示さず
ひたすら読書にふける毎日を送っている。
まぁ、いずれ彼女も実装石に目覚める時が来よう。

「フマキラー。今日も毒攻撃かい?」

「やぁ部長。こいつは結構しぶとくてよ。手を焼いているぜ」

フマキラーと呼ばれた男は中本浩二。通称フマキラーだ。
水槽の中の実装石にひたすらキンチョールを吹きかけているこの男は毒マニア。
やつの右手が紫色にただれているのは「毒手」だからだ。
幼少の頃より、微量の毒がはいった砂に手刀を打ち込み続けたその手で、
実装石をなでるだけで、実装石は泡を吹いて失神するのである。

「え〜と。ミルキーとキャシー。あと我門三兄弟は今日は欠席か?」

どうやら、最近部活動をさぼりがちな部員も出始めた。
最近はおとなしいイベントばかりだったからなぁ。腕利きの猛者たちは街で刺激を求めているのだろう。

「部長。そろそろ入荷の時間ですよ」

「うわ、吃驚した!」

巴くんが俺の背から声をかける。気配を絶つ山陰が得意な巴君の十八番。
俺は冷や汗を掻きながら、空になった水槽の数を数える。

「ひーふーみー。10匹は粋のいいのを入荷しないとなぁ」

俺は頭を掻きながら、部室から見える裏山に目をやった。

この双葉高等学校の裏に面している山の名前は「双葉山」。
俺の個人的な私有地である。資産家である俺の親父から譲り受けた山であり、
この山には1000匹近い実装石を野生のまま放している、いわば生け簀のような物だ。

その双葉山で実装石を捕まえるのが入荷。
この「放実」の部長の大事な仕事の一つである。

「まぁやることもないし。フマキラー。少し手伝ってくれ」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

俺たちはマウンテンバイクに跨り、俺の私有地である双葉山に入山した。
BMW製のマウンテンバイクに、手にはデザートイーグルのモデルガン。
背には名刀小鉄の日本刀を背負ったいでたちだ。

「部長。どちらが10匹先に捕まえるか競争だぜ」

「よし。明日の給食のプリンを賭けるか」

「燃えてきたぜ!」

最初は軽い功名心だった。
俺はマウンテンバイクを駆り、順調に粋のいい実装石を駆って行った。
デザートイーグルで吹き飛ばされた実装石は、さすがに生きたまま捕獲できなかったが、
小鉄でみねうちで捕らえた実装石は、瞬く間にバックパックに一杯になって行った。

日が落ちる。
血の色をした日が落ちる。

懐のシガレットを取り出し、気だるそうに紫煙を吐き出しながら、夜の帳が落ちるのを待つ。
遅くなってしまったな。俺はまた巴君に怒られるなと思っていた頃、懐の携帯電話が
けたたましく鳴った。

フマキラーだ。

「(よう。フマキラー。そっちの状況はどうだ?)」

携帯電話でフマキラーに連絡を入れた頃には、もう日も落ちかけた時だった。

「(部長。来てくれ。珍しい実装石を見つけた)」

「(珍しい?おまえが珍しいって言うなんて珍しいな)」

俺はフマキラーに告げられたとおり、BMWを駆り、フマキラーと合流した。

「こ、これは・・・」

俺の隣でフマキラーが青い顔をしている。
俺もその時、フマキラーと同じような顔をしていたに違いない。
俺たちが見たもの。

それは巨大な直径3M近い大きな白い繭だった。

続く。

【あとがき】
初スクです。学園物の実装石の話って少ないと思って書いてみました。
この後どうなるか!僕も続きを考えていないのでドキドキです!
挿絵も大歓迎。オキニのキャラは巴ちゃんなので画いてくれるとうれしいですね。

この続きですが、感想板にリクエスト出してくれれば取り入れる事も検討しています。
僕の好きなジャンルは、やはりアクション&バイオレンス。あと少しお色気もあった方が
いいですよね。

人気が出たらキャラクター投票なんかも企画してもいいです。
我こそは、というファンの方がいれば、掲示板にリクをあげてください。

さて次回は、この繭が学園に大きな事件を巻き起こします。
としあきの私有地ということで、自衛隊もこの繭の始末はとしあき任せという展開です。
ここで「放実」のメンバたちが、知恵をしぼって繭退治をするのだが・・・
おっと、この先を書いたら面白くないのでここまで。
近いうちに続編を書きたいと思います!

                         龍★騎士(リュウ★ナイト)

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