タイトル:【駆】 雨天決行!糞蟲退治
ファイル:雨天決行!糞蟲退治〜中州偏〜.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:4894 レス数:0
初投稿日時:2007/04/25-12:12:45修正日時:2007/04/25-12:12:45
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                         中洲偏



昨日の土曜日は結構雨が降った。
だから学校が終わるとさっさと家に帰ろうとしたんだが…


友人達に誘われて河川敷の方へ遊びに行くことになった。
憂鬱だ…
雨なのに…
濡れるよ…
汚れるよ…
傘をさして自転車に乗っていつも遊んでる川原までビュンビュン飛ばす。
道には、そして途中の公園には実装石が雨を逃れてなのかそこらかしこに見える。
「やなんだよなーこいつら」
そう思ってると「テチャアアーーー!」と大きな声がすぐ真下で聞こえた。
やっぱし轢いたか!仔実装をタイヤで踏んづけちゃった。
自転車を止めて自分の身の回りを確認すると自転車にわずかに実装石の血がついてやがる。
「あーあ、汚れちまったよ。最悪。雨で落ちてくれるといいけどな〜」

実装石は雨が降るとダンボールハウスを持ってる奴らはその中へ避難するが、
大半の野宿型野良実装は雨を非難するために草むらや、橋の下、屋根のあるところへ向かって逃げていく
だから雨が降ると公園から、川原から大勢の実装石たちが街中を出歩くようになり
あの実装臭がし、うるさい泣き声、醜い容姿、馬鹿な生き様を嫌でも見なければいけなくなる。
自動車に轢かれ、人間に殺され…まったく持って厄介な生き物だ。

              まあその分楽しみもあるんだけどね♪

雨は実装石の体力を奪い、病気にかかりやすくなり、仔実装が弱くなるので実装石にとっては大問題だ。
特に家の近くにある河川は結構な量の雨が降ると満水状態になり、実装石の住処が…

少し後ろを振り返ると実装石の家族が道路の真ん中で真っ二つに潰れた仔実装の死体に群がっている。
「まったく、お前らのせいで僕の自転車が汚れたんだからな!
 何泣いてるんだよ?ったく死んで当然じゃねーの。バーカ」
こんなところで油を売ってる暇はないし、さっさと先へ急ぎたい。
「1番目チャン?1番目チャーン!しっかりするデス!人間!許さんデスー!」
はた迷惑な実装石たちはなにやらデスデス文句を言ってるようだが、関係ない。相手にするだけアホらしい。
近くにいたら駆除してやるところだが、離れたところまでわざわざ歩いていって駆除しても雨でサドルが濡れるのは困るし…

集合場所の河原へ行くと、もう皆集まっていた。
雨の日に外で遊ぶといったらこれに決まってる。「実装退治」だ。
小さい子も、そして大人でも雨の降ってるときなんかは暇つぶしに良くやる遊びだ。
大概の人は雨が降ってると憂鬱になり、下を向くようになる。そして実装石もそこらじゅうにいる。
小学校のころは実装石サッカーしながら帰ったっけな〜
「お!やっときたか。それじゃあやろうぜ。うんこ臭い連中をやっちまおう」
「ああ、それで川の方はどうなんだ?」
「いい感じになってる」本当にいい感じになってる。
川の水が増して実装石たちが慌てふためいてる。なんとまあお粗末な連中で
「プッアハハハッハハ!!!」
いつも遊びを始めるときはこの笑い声が合図だ。みんなで実装石の姿を見て笑い転げてから始まる。

遊び方は人それぞれだが、この遊びの本当の楽しみは実は実装石退治じゃなかったりする。
学校で勉強ばっかりしてるので、ストレス発散とか
一緒に遊んで楽しむとか
遊びながらいろんな話をするとか
実装石退治どうこうよりも皆と一緒にいるのが楽しい。
麗しき青春の一ページ?

要は「実装石自体には興味はない」
これにつきる
それにこういう日は昔から良い事がある。虐待師or役場のおじさんたちからバイトとして雇ってもらえるのだ。
ただでさへ実装石が多いのだから、雨の日は町役場にとってはうれしい日だ。
雨が降ると放送が入り、実装石への注意が促される。
そして遊んでいると虐待師or役場のおじさんたちから「手伝ってくれんか」と頼まれるわけだ。
遊びとおこずかいが一緒に手に入るのでうれしいんだが、僕は実装石退治になるとはしゃぎ過ぎてしまっていつも服が汚れてしまう
だから憂鬱だ。
今日は注意しなければ…

川の中州に数十匹の実装石たちが取り残されていた。
急に雨が降り、川の水が増え、逃げるのに遅れた輩が自ら逃れようと皆で固まっている。
「この仔を!この仔をもっと中に入れてやって欲しいデス。」
「うるさいデス!私が中に入るのが当然デス。」
「押すなテチ。落ちちゃうテチーーー!」
デスデス…テチテチ…と騒がしい。

「ママー!妹チャンが川に流されるテチ!助けてテチーーー!」
仔実装が一匹川に流されようとしているのを姉が片手でしっかりと捕まえている。
「オネーーチャーーン!怖いテチーー!絶対離しちゃ嫌テチーーー!ママは早く私を助けるべきテチーーーー!」
しかしその姉の足元の水位がどんどん上がって来ていて、ここももう危ない。
「デデ!」親実装は賢かったらしく、瞬時に二つの選択肢を思い浮かべた





1 自分が飛び込んでいって仔(姉)と仔(妹)を助ける
2 仔(妹)は諦める
「デエエーー…お前はお姉ちゃんデス。しっかりするデス。」
「ママーー!早く来て一緒に手伝って…」



「妹ちゃんの手を離すデス!早くしろデスーーー!」



「「テエエーーー!!」」
「早くしないとお前まで危ないデッス!早くこっちへ来るデス」
親実装は仔(姉)の方へ走っていって説得をする。しかしもう仔実装の体の1/2まで水位が上がっている。
急がないと…それにまだ自分の子は5匹もいるんだから一匹くらい…仔実装なんていくらでも産めるしね♪
親実装は仔(姉)の手を叩いて仔(姉)を抱きかかえ、仔(妹)を見ずに泣かすまで一目散で掛けていった。
「テチャアアアーーーー!!!マンマアアァァーー−!!!!オネエェェーーーブクブクブクブク…」
「妹チャアアァァーーーーン!!ママは何で助けないテチ!ママは鬼テチ!!」
「うっさいデッス!早くしないとおまえまで死ぬデス!!」

自分の体の半分(20〜30センチ)まで水位が上がっている。急いで戻らないといけない!!!
しかし、川の流れは実装石にとっては速く、急いで歩くとこけそうになる。
「急がないといけないデッス!このままではやばいデッス!」
中州の方からも仲間が急げ!頑張れ!と声援を掛けてくれるが、駆けつけてくれる奴は一匹もいない。
「ママは鬼テチ!糞蟲テチ!」
「デデ!何てこと言うデッス!デジャアアアアアーーー!!」
急がないといけないのに、抱えた仔を殴ってしまう。

「テチャーー!!ママが殴ったテチ!!可愛い私を殴ったテチ!!!万死に値するテチ!!!
            妹チャンの代わりにママが死ねばよかったテチ!!」
「デデ!!」
自分の娘の言葉に気をとられて足が滑ってしまった。
派手にこけて川の流れに従って流されていく。
「デアアアーーー」「テチャアアーーー」
親実装は何とかすぐに流れの弱いところで足を踏ん張り、片手でしっかりと仔を掴んで一歩一歩歩き始める。
しかし、水位はドンドン増して行きもうやばい
「やばいってレベルじゃないデス!頑張るデッス!こんな死に方は嫌デス!」

もうダメだ!
そう思った時!何かが自分の片手を掴んだ!
「頑張るデッス!私達がついてるデッス!」
水際から3匹程が互いのもこもこした後ろ髪を掴み、一列になってこの賢い親実装の救援に駆けつけてくれた。
「助かったデス!ありがとうデス!これはノーベル賞物デス!私を助けたことは世界の平和に役立つデッス!
 あっあなたは元飼い実装のプワンプワンちゃんデス!」
「そうデス!野良実装の心得を教えてもらった恩義は忘れないデス。」

この賢い実装石はこう思った。
「私にはまだ帰るとこ(中洲)があるんだ。こんなにうれしいことはないデス。」
「それはそうと片手ではきついデス。もう一つの手をこっちへ渡すデス。」
「デデ!こっちには私の仔が!!」
「テアアーー!!ママーー!!離しちゃ嫌テチ!!!離さないでテチ!!!」
「早くしろデス!このままではこっちまでやばいデス!!」
「どうするよ俺デッス?どうするよ俺デッス!!」
「ママーー!!糞蟲って言って悪かったテチ!やっぱりママは最高テッチン♪可愛い私を見捨てないでテチュ〜ン♪」


「さよならデッス!しっかり泳げば助かるかもしれないデス!!」


「テ?!テチャアアァァァァーーー!!!この糞…ゴボゴボゴボ」
実装石にとっては急流の川に仔実装は流されていった。
親実装は両手でしっかり握ってもらい、なんとか水際へ…










映画なら感動の場面で、それらしい効果音が流れそうだが、現実はそうはいかんざき!










「さあ!第一球投げました!!!」
人間が石を中州へ向かって投げた。石が水面を何回も跳ねる様にして投げた
所謂「川きり」である
何回も水面を跳ねた石は賢い実装石を助けた仲間の一匹にジャストミート!!
「デガアアーー!!!」
「「「「「「「「デデエエー!!!デアアアーーーー!!!」」」」」」」
中州にいた大勢の実装石たちは川岸を見ると高校生くらいの男の子達が両岸にいる。
          やばいよ やばいよ〜
顔面にジャストミートを受けたその実装石は水の中に吹っ飛ばされて川の藻屑となった。
友達は石を中州に投げたり、手持ちのエアーガンで実装石を撃っている。
「おい見ろよ!ジャーン!どうよ?これ」
友達が見せてきたのはハンドガンタイプのエアーガンじゃなくて、少し大きめのエアーガンだった。
「あっ!それダイハードで見たことあるタイプの奴だ。」
「だろ!ハンドガンじゃなくってこっちの方がかっこいいだろ!当然hop up機能付き」
友達はマガジンを装着すると対実装石用の玉(通称コロリ弾)を使ってパン!パン!と撃ち始めた。
こっちも負けずに中州に向かって小石をドンドン投げる。

「「「デギャアアアーーー!!!」」」
「「「デアアーーー!!!」」」」
中州では両岸からの攻撃で中州の外側にいる実装石がバタバタとやられていく。
石を食らったものはもだえ苦しみ、エアーガンの餌食になったものは体が燃えるように熱くなり、のた打ち回る。
それでも川には落ちまいと踏ん張ってたとうとした瞬間にまた攻撃を受ける。
エアーガンを食らった奴は…
「デギャアアアーー!!痛いデス!痛いデッス!私の腕がーーー!」
腕にBB弾をくらった奴はざくろのように弾けた腕をブルブル震わして暴れまくる。
もしこれが人間なら体の中枢にくらっただけで、死んでしまうが(エアーガン=20ミリ機関砲?)
実装石は偽石のおかげで、早々は死なない。
何回も何回もBB弾をくらって命が尽きるまで…
苦しんで、のた打ち回って、偽石パワーが尽きるまで苦痛と恐怖に耐えなければいけない。

「テッチャアアー!ワタチノお腹にイイィィー!お腹から内臓が出てるテチーー!」
ある仔実装はお腹にBB弾が直撃し、お腹場爆発したようになってしまった。
「こっちへ来るデッス!ママがもっと中へ入れてあげるデッス!」
母親はその仔実装を中のほうへ引きずり込みもっと中へ入れようと必死だ。
「中へ入れてデッス!この仔は怪我をしてるデッス!」
「うっさいデス!お前達は私達のために盾になるデッス!」
「「「「そうデッス!」」」
「なんてこと言うデッス!せめてこの子だけでも中に入れて欲しいデッス。オロローン」

その時!
石がその親実装の掲げていた仔実装に命中した。
「テッチャアアーー!!!」「「「デガアアーーー!!!」」」
実装石にとって人間が真剣に投げる石は大砲のようなものだ。
仔実装に当たった石は仔実装の体を捻じ曲げ、ただでさへ脆くなっていた体をグチャグチャにして偽石にまで傷をつけた。
そして石は周りの実装石たちにも命中し、意思の通った軌跡は
綺麗に実装石たちが地面に倒れ、血を流し、悲鳴と怒号を残した。
「デアアーーー!私の子供がアアーー!!大丈夫デッス?生きてるデス?」
親実装は無理やり中へと押し入り、自分の子を確認した。
「オロローン!オロローーン!何でこんなに体がグチャグチャなんデス!オロローン!」
体がグチャグチャになり、内蔵が流れ出た仔実装をヒシッとだいで親実装は大泣きする。
なんでこんなことになるのか…なんでこんな悲惨な最期になるのか…なんで実装石に生まれてきたのか…

この仔は春に生まれたばかり、まだおいしい生ゴミすらほとんど食べたことがない。
いつも腐ったお肉(同属の)、腐った野菜、野原の草、泥まみれのもの(おそらく糞)、糞食…
「せめて金平糖の一つでも…オロローン!オロローン!」
一杯いた子供達は次々と天敵に襲われ、仲間に襲われ、人間に踏み潰され、もてあそばれて禿裸にも…
実装石のよくある日常だとはいえ、あまりにつらく、楽しみの少ない野良生活のなかで何もしてやれなかった自分を呪い
親実装は大泣きをした。
飢えに襲われ、仔食いをしようと思うと陰に隠れて自分の頭を石で殴って自制したのに…
春のまだ寒い時期に、震えながら洗濯をしに川に出たばっかりに…
仲間達が「まだこのくらいの雨じゃ大丈夫デス。」という言葉を聞いたばかりに…
ブヨンブヨンに太った飼い実装を見たあの悔しさ、愛される他実装を見たときのあの悔しさ、
むしゃむしゃと簡単にご馳走を食べる姿を見て何度子供達を殴って「あれは私達の食べるものじゃないデス」といったことか…
「テ…ママ…」パキン!
周りの実装石たちも今の意志の一撃で、石の通った軌跡にいた者たちは皆血を流し、糞を大放出し、混迷している。
「デアア…痛いデッス…顔が…私の顔が…」
「誰か助けてデッス…」

「よっし!ジャストミート!見たかよ?結構うまいよね?」
「いいとこあたったじゃん!実装石が綺麗に倒れたのはめっちゃええなー!」
「○○ちゃんサイコー!ってか」

「あっちの岸にいる奴らうまいことやったね!」
「じゃあこっちも本気出しますか。見とけよ、この新しく買ったエアーガンを!コロリ弾だからおもろいよ!」
友人はパン!パンとドンドン実装石を撃っていく。
友人は中州から水際に落ちて、慌てふためいてる親子を気に入ったようで、僕に手を止めて見てるように言った。

「デデ!中州の丘から落っことされたデッス!早くしないとおぼれるデッスー!」
「急ぐテチー!」
「テチャーーー!」
「もうお腹が水に埋まってるテチーー!」
パン!パン!パン!
手をつないで必死に走っている実装親子の近くにコロリ弾が着弾する。
着弾するごとに水柱が立ち、見ている人間達にとってはとても快感で、アドレナリン全快になる。
「デデ!人間に狙われてるデッス!」
親実装は仔を一匹掲げると人間の方に向けた。
盾である。

パン!パン!
「テチャアアァァーーー!やられたテチイイーーー!」
走っていた仔実装の背中と腰に命中したコロリ弾は仔実装の肉を吹き飛ばした。仔実装の背面は服の緑と血の赤でドロドロだ。
「オネチャアアアーーン!大丈夫テチーーー???」
妹が姉を心配して駆け寄り手を引っ張って起こそうとすると、コロリ弾の命中した背中と腰から煙が出ている。
「デギャアアァァーー!!体が焼けるテチィィーー!!キュキャアアァァァーーー!!!」
「オ!オネチャーーン!」

コロリ弾が実装石に命中すると実装石の肉や血に反応してBB弾にわずかに塗ってあるコロリが反応を起こす。
BB弾による破壊力とコロリによる殺傷力(苦しませる力)による実装駆除用のBB弾だ。
仔実装の背中と腰はBB弾により着弾した周りは肉が吹き飛ばされ、
コロリにより血が止まらず、
コロリの毒により苦しみ、
偽石が割れるまで苦しみ続ける。
恐るべしコロリ弾!500発で1000円!1000発なら1500円!

「オネチャアアーーン!」
もう一人の妹が駆けつけ2匹でコロリ弾の当たった姉の手を引っ張り中州の丘に向かう母に追いつこうとする。
「テチャアアァァーー!!熱いテチーー!手を離すテチーーー!苦しいテチイイィィーー!」
「お姉ちゃん頑張るテチ。暴れたらだめテチ!」
「うまく運べないテチ。こんなに頑張ってるのに邪魔するお姉ちゃんは糞蟲テチ!」
コロリ弾でもだえ苦しむ姉は両手を押さえられ、体の自由を奪われて余計に苦しんでいる。
パン!パン!パン!
「「「テチャアアァァーー!!」」」
仔実装の近くにまたコロリ弾が着弾する。
「早くお姉ちゃんを連れて行かないと私達もやばいテチ!」
「テチャアアァァーー!!!ギュギャアアァァーー!!」
「テ?テアアアーーー!」
一緒に姉を引っ張っていた仔実装もまたコロリ弾が命中し、両足が吹っ飛び、股間の辺りから煙が出ている。
「テッチュアアァァーーー!!!殺してテチーーー!キュボオオォォーーー!!」
仔実装はもう完全にパニック状態で、姉の手を離し一目散に駆け出した。
「逃げるテチ!逃げるテチー!」
「見捨てないでテチーー!」「助けてテッチ…キュギャアアアァァ−−−−!」
コロリ弾が命中し、動けなくなった2匹の周りに段々水が流れ込んでくる。
「誰か助けてテチーー!」「テチャアアアァァーー!」
水かさは段々増していき、2匹が息絶えるのに時間はかからなかった。

一方親実装の方は仔を盾にしたが、運良く一発もコロリ弾を向けられておらず、何とか中州にある
少し高い位置にある丘に到着した。
「何とかついたデス。デデ!お前以外の仔はどうしたデス?」
「ママー!あそこテチ!」
仔実装の指す方には血まみれの2匹とものすごい形相でこちらに走ってくる仔実装1匹が見えた。
「デデ?!人間にやられたデス?!」
「ママー!ワタチはここにいるテチ!いい仔にしてるから助けに言ってあげてテチ。」
「わ、分かったデス。いってくるデス。いい仔にしてるデス。」

親実装はやっと丘に戻れたと思ったのに、また戻らなくてはいけないのかとかんがえると憂鬱になった。
「マンマアアアァァーーー!!!皆やられたテチイイィィーー!!!」
「ママはここデッスン!早くこっちに来るデッスーー!」
一生懸命こちらに走ってくる仔、口をだらしなくあけ、舌と涎を垂らし、顔面蒼白の仔
両手を広げて仔を抱擁する体制になって仔を抱きしめようとする親
まるで映画のワンシーンのような体制になり、仔と親はヒシッと抱き合った。
「この仔は!この仔は!いけない仔デスーー!良かったデス。無事だったデス!」
「ママーー!ママーーー!」
2匹は水かさの増す中洲で抱き合ってベロベロ舐め合い、顔をゆがめてほお擦りし、
元々不細工な顔にモザイクが掛かるくらいに顔を変形させて再開を喜んだ。



パン!パン!パン!


「テチャ!テチャ!テチャ!」
「デデ!どうしたデッス!何で血がこんなに出てるデッス!」
3発のコロリ弾が仔実装に命中し、親実装が抱きしめた仔が一瞬にして血まみれになり、肉片が飛び散った。
「テチャアアァァーーーー!!!もう死ぬテッチイイイィィーーー!」
「デアアアァァーーー!!!デギャアアアァァァーー!!!これは悪夢デッス!夢デッス!」
親実装は仔を離し、両手を万歳の状態にして完全なパニック状態に陥った。
「チュッチャアアァァーー!!!!息が出来ないテチィィーー!!」
離した仔は地面でバシャバシャと水しぶきを上げながら苦しみ、のた打ち回る。
仔実装の周りは血で赤く染まり、体からコロリ弾の煙が上がり、顔は般若の形相になっている。

「デアアアァァーーー!!!デアアアアアァァァーーー!!!」
親実装は仔実装に背を向けると一目散にもといた丘に戻ろうと駆け出した。
しかし異変に気が付いた。
両目が赤くなっている。
さっき仔実装が撃たれた時に飛び散った地が目に入ったのだ。
「デデエエエーー!!子が生まれるデッス!!逃げないといけないのに…」
ブリョブリョブリョ……
次々と産み落とされる仔実装をよそに親実装は走り続ける。
出産しながら走るから、ゆっくりとしか走れない。進むごとに子が生まれ、進むごとにやつれていく。
「デエエ…私は生きるデス…こんなところでは死なないデッス…」
体力が段々落ちていくのが、感じる。
このままでは丘まで戻れない。
そう考えた親実装は生まれ出る仔を掴むと、口へ頬りこんだ。
「う!うまいデッス!こんなうまい物が有ったなんて知らなかったデスーー!」
親実装はゆっくり走りながら生れ落ちる仔を次々と口へ頬りこんでは食べ頬りこんでは食べを繰り返しながら丘に戻った。

緩やかな丘の斜面を登ろうとすると唯一残った仔が降りて親実装にしがみついた。
「ママーー!ママーー!怖かったテチーー!テエエーン!テエエーーン!」
「は、早く斜面を登るデッス!早く…デデ!また生まれるデス!」
ブリブリブリ!
「テッテレー!おあいそパンコーン!」
ポイッ!
「テチャアアーーー!テチコーン!」
クッチャクッチャ…
斜面を上がる力をもらった親実装は足に力をいれて上り始めた。
パン!パン!
「デ!デッギャアアーー!」
親実装は斜面から転げ落ち、そのまま転がっていく。
「ママー!!マンマアアァァァーー!!」
わき腹と片足に命中したコロリ弾は煙を上げ、親実装を蝕んでいく。
「デエエーー…や、やられたデッスーー!」
パン!パン!パン!
立ち上がった親実装に3発が命中する。
体の中心にコロリ弾を受けて、親実装は血まみれになった。そして血は目にも…
「デアアアーーー!!!体が焼けるデスーー!デギャアアアーー!
 デデ?!う、生まれるデッスーーーー!」
「ママーー!!!誰かママを助けてテチーーー!」
仔実装は周りの成体に助けを求めるが、丘の下で転がってる自分の親を見て
笑ったり
馬鹿にしたり
恐怖におののいたり
仔実装の話を聞くものは誰もいない。
「もうあの馬鹿な奴は終わりデッス♪この生意気な不細工仔蟲は私がいただくデッスン♪」

パパパパパパ!!!!
「デシャアアアアアーーー!!!」
とどめのコロリ弾が親実装に当たった時、親実装は見た。
自分の最後の仔がどこかの家族に嬲られ、禿裸にされ、拷問され、体をバラバラにされて、食べられる様子を。
バッシャーン!
服で緑の体が完全な赤色になったこの成体は水の中に朽ちた。
しかも強制出産は続いたまま…



「コロリ弾最強!」
「だろ!」
そんな風に会話しているとあちらの岸から友達が手を振って合図をしてるのに気が付いた。
「おーい!OKだよーー!」
こちらも合図をして、あちらに届いたのを確認すると中州の実装石退治の仕上げにかかった。
合図の内容は 「 Destroy all the pankons !」
どうやらあちらの岸のほうから虐待師のおじさんが近付いてるのが見えるらしく、そろそろバイトの時間が始まりそうだ。
ゆっくりと実装退治を楽しむのはそろそろ止めて、急いで実装退治を楽しむ時間になりそうだ。
皆手にエアーガンを持ち、煙だまを持ち、爆竹を持ち…中州の清掃が始まった♪




エアーガンがパパパパパパパパパパパパパ!!!!!!!!!!
小石がヒューーン!ヒューーーン!
煙球が投げられ中州でモクモクモクモクモク…
爆竹がパンッ!パンッ!パンッ!パンッ!
いろいろな「武器」によって実装石がなぎ倒されていく。
中州のちょっと盛り上がったところに避難していた実装石たちのおかげで、中州が緑一色だったのに
今では緑に赤色が混じっている。
それと同時に実装石のあのうるさい悲鳴が響いている。
パニック状態になって中州から落とされて、川の水に飲まれて流されていく仔実装もいる。
「「「「「「デギャアアアアアーーー!デアアアーーーー!」」」」」
「「「「テッチャアアァァーーー!ママーーーーー!!」」」」
「「「チュアアアアァァーーー!!!チイィィヤアアアァァーーーー!!!」」」
いつも思うが、実装石の大合唱で空気がビリビリなって快感と不快感が同時に襲ってきて妙な感じがする。
もうちょっとなんか…
もうちょっと…

もうちょっと快感が物足りなーーい!
こんな川岸からじゃ、ものたんねーよ♪
僕は靴を脱いで裸足になり、ズボンをまくって川の中へ入っていった。
他の友達も川の中に入って小石を掴んで投げてる奴もいる。
今回は汚れないでいようと思ったのに、つい張り切ってしまう。
「ダメだな♪とほほ」
こつんと頭を小突いて煙幕に火をつけて中州に思いっきり投げた。





元飼い実装のプワンプワンちゃんと賢い実装石を覚えているだろうか?
賢い実装石は混乱の中で一人冷静にみなのまとめ役もどきを引き受け、期を確かに持つよう努力していた。
BB弾、コロリ弾で撃たれた実装石を中州の中川へ引き込んでBB壇を取り除こうとする。
「デデ?!人間の撃った弾が取れないデッス!」
当然だ。実装石のいい加減手では細かい作業が出来ない。
コロリ弾で打たれた奴はコロリ弾のせいでのた打ち回り、苦痛で顔を歪ませている。
一緒に作業をしている実装石に向かってまとめ役としてこう言い放った。
「もう死にそうな奴は一番外に立たせるデス!立てない奴はしっかりと持って盾にするデスウウウゥゥーー!」
「「デデエエ!!」」
「人間の撃った弾は手では取れないデス!だからこうやって口で食い破って弾を取り除くデス!
 食い破ったら暴れるデスから皆で取り押さえるデス!」
「「デエエ!デス!」」
「仔実装は中の方へ入れるデッス!人間の撃つ弾と石から守るデッス!
 もうあのパチパチ弾ける爆弾や、煙球は無いに違いないデッス!(思い込み)」
「「デス!!」」
この命令のおかげで、負傷者と内臓と志望者と悲鳴と恐怖で溢れていた中州に落ち着きを取り戻す奴が現れ、
一人が行動すると、また一人と、次第に賢い実装石の命令に従って行動するようになった。

「止めるデスー!私はまだ、ゲボゲボ…死なないデス…ギュギャアアアアーー!」
もう死にそうかな〜と思った負傷者を立てにすべく中州の一番外側へ連れて行く。
「お前はこの高貴なる私のために死ぬんデッス!光栄に思うデッス!」
「人間が攻撃を止めるまで耐えるデス。デププププ♪」
「止めるデスー!止めるデスー!デ?!デアアアアーーー!!!」
パン!パン!パン!パン!
盾にされた実装石にBB弾やコロリ弾が命中する。
もうボロボロの肉片になっている奴さへいる。
「「「デアアアーーー!!」」」
それでも石の攻撃が来ると綺麗にボーリングのように吹っ飛ばされ、血と糞が撒き散らされる。
賢い実装石にもこればかりはどうしようもなかった。
「どうしたらいいんデス?どうしたら生き残れるデス?!」
中州は死体と血と糞、無傷虫と負傷虫…地獄絵図が展開されている。
爆竹を投げ込まれたところは血と肉片が飛び散っており、周りに数匹の死体が転がっている。
「ゲホン!ゲホン!」
何個もの煙球が投げ込まれてそこらじゅうに煙が充満しており、満足に息も出来ないし、目も開けられない。
そこらじゅうに死体が散乱していて、もはや地面が見えない。血と糞と死体のおかげで滑りやすくなっており
走るとすぐこけそうだ。
「どうすれば生き残れるデス!?どうしたらいいんデスウウウゥゥーーー!」



元飼い実装のプワンプワンちゃんは幸運なことに自分の仔を一匹も失うことなく生きていた。
混乱と恐怖の中皆で手をつなぎ逃げ回り、生き残っていた。
自分の仔は4匹
 ブヨンブヨンちゃん
 チュワンチュワンちゃん
 ウポイヤパンコンちゃん
 プニプリパンコンちゃん
すべて自分(プワンプワンちゃん)で決めた名前だ。センスのカケラも無い名前はさすが実装石といったところ。
ヒューーーーン!
「「「「デガアアアーーー!!!」」」」「「「「テチャアアァァーー!!!」」」」
ボーーーン!
石が投げ込まれ、何匹もの実装石が吹き飛ばされる。
吹っ飛ばされた実装石が地面に落ちるとグジャア!と派手に体の壊れた音がする。
「デエエーー!怖いデッスー!便利な人間はどこデッスーー!私を助けるデスー!」
「「「ママーー!!怖いテチーー!」」」

「デジャアアアァァーー!!!私の足が!体がアアーー!!」
「顔がーーーあごが吹っ飛ばされたテチーー!」
さっきの石の攻撃による被害があちこちで発生している。
プワンプワンちゃんのすぐ横でも胸の肉がえぐられ、体に大きな痣を何箇所も作った成体や
体の内部を壊され立つことすらままならない仔実装
そしてその仔実装を盾にするために中州の外側へと連れて行く実装石(泣き喚く仔実装)
発狂してただ無くだけの成体実装石…そいつは右腕の辺りが吹き飛んでおり、服は攻撃で破れ、紫の痣が出来ている。

「ママーー!チュワンチュワンちゃんがーーー!」
「どうしたデッス!デデ!チュワンチュワンちゃーーん!」
チュワンチュワンちゃんは2発のBB段が命中して胸のあたりが爆発したようになっていた。
あたりに肉片と糞と血が飛び散っており、BB弾は体の奥深くに食い込んでいる。
「ケヒュー、ケヒュー、マ…マ…」
「チュワンチュワンちゃーーん!頑張るデッス!生きて必ず人間をメロメロにするデッスーー!」
プワンプワンちゃんはチュワンチュワンちゃんを助けるために怪我虫の手当てをしている仲間の元へ向かった。
すぐそこなのに向かっている間も石が飛んできて仲間が吹き飛ばされたり、
すぐそこにBB弾が着弾したり、目の前の仔実装にコロリ弾が当たり悲鳴を上げながらのた打ち回った地獄を見なければいけなかった。
「お願いデスー!うちのチュワンチュワンちゃんを助けてデスー!」
「デデ?!またデス?どれかして…」
ヒューーーーーン!ボーーーン!
「「「デギャアアアアーーー!!」」」
「デアアアーー!」
目の前にいた実装石が飛んできた石と共に宙に吹き飛ばされた。すぐそこにいたのに
気が付いたときには空中にいて、悲鳴と共に落ちてきたときには顔が変形しており、片目がグチャグチャに潰れていた。
「グハッ!デヒュー、デヒュー…じ、自分で治療して欲しいデス。」
「デエエ…!私にはやり方が分からんデス…そうデッス!こっちの虫なら…お願いデス!」
別の実装石はプワンプワンちゃんの事をよく思っておらず、治療をしようと思ったが一瞬戸惑った。
「デデ!元飼いデスか…デップン♪元飼い実装なんか助けんデッス!」
「デデエエ!そんなーーデス。」
「ま…ま…ゲボゲボゲボ!!!」
このままではやばい!そう思ったプワンプワンちゃんは自分で治療をする決心をした。

治療
それはただBB弾を取り出すだけのこと…
いい加減な実装手ではBB弾が取れないので、口で食い破って玉を履き捨てること…
コロリ弾は取り出さないと、毒がドンドン回って苦しむことになる。
BB弾なんぞ取り出さなくてもさほど意味はない。
この治療を考えた賢い実装石はBB弾とコロリ弾を一緒くたにしてしまい、偶然コロリ弾を取り除いたところ
負傷していた実装石が苦しみが和らいだという事実を知った時に編み出された治療法である。
荒療治とはこのことなり

ガブッ!プワンプワンちゃんはチュワンチュワンちゃんの体にかぶりついた。
「テチャアアアアァァァーーー!!」
「我慢するデッス!ペッ!取れたデッス!デデ!」
プワンプワンちゃんは勢い余ってBB段と一緒に内臓にもかぶりついてしまい、両杯は完全に食い破ってしまった。
「デデ!!チュワンチュワンちゃん?チュワンチュワンちゃーーーーん!」
自分が仔を殺したともしらずにプワンプワンちゃんは大泣きをした。
人間が悪いんだと…

「ママがチュワンチュワンちゃんを殺したテチーーーー!」
その様子を見ていた仔達は一斉にプワンプワンちゃんから逃げ出した。
「待つデスー!逃げるなデスーー!」
チュワンチュワンちゃんの死体を放り出してプワンプワンちゃんは子供達を追った。
こんな危ない場所で逃げ回ったら危険だ。自分と一緒にいて欲しい。

「もっかい爆竹投げようか。」
「あっ俺も煙幕弾放りこもっかな」

ヒューーーン
パパパパパパパパン!!!!
「あっちの方でまた爆竹が鳴ったデス!」
プワンプワンちゃんはあっちの方に自分の子供が逃げてないだろうかと心配してそっちへ向かった。
爆竹によってたくさんの内臓、糞、血、実装石が吹き飛ばされた。
「デギャアアアーー!!私の腕!腕はどこデスーーー!」
「マンマアアアァァーー!ワタチのあんよがないテチーーー!」
「チュガアアアァァーーー!!!パキン!」
爆竹の被害にあったあたりは体や内臓を吹き飛ばされた実装石で混乱しており、体がばらばらになった仔実装もいた。
「ここにうちの子はいないデッスね…デデエ!これは!」
プワンプワンちゃんは頭と足と腕の無い胴体だけの死体を見つけた。
見覚えのある服、薄汚れたフリル、はみ出た内臓…
「これはウポイヤパンコンちゃんデッス…デアアアァァーー!
 オロローン!オロローン!」
そう、ウポイヤパンコンちゃんは爆竹の近くにいて頭と腕と足を吹き飛ばされて死んだのだ。
ある意味楽な死に方だったのかもしれない。
「このままでは大変デッス!他の仔も見つけないとデス!」

「ママーー!ママーー!」
どこか遠くのほうからブヨンブヨンちゃんの声がする。
「デエ?!どこデッス?!どこデスーーー!」
死体だらけの中州を歩き回って声のするほうへと駆け出していく。
ブヨンブヨンちゃんはどうもおかしな感じがした。
声は中州からではない。もっと遠くの方だ。

「デエ!?!何であんなところにいるデッス!」
ブヨンブヨンちゃんは中州から落ちて川の水に流されて橋の柱しがみ付いていた。
「ブヨンブヨンちゃーーーーん!大丈夫デッスーーー?!」
「ママーーー!!流されるテッチーーー!水が速くてもう耐えれないテッチーー!」
ブヨンブヨンちゃんは水に流されまいとしがみ付いているが、川の水の流れは速く、水かさもさっきより増している。
「頑張ってしがみ付くデッスーー!」
プワンプワンちゃんにはブヨンブヨンちゃんを応援することしか出来ない。

「ここで流されたら終わりテッチ。頑張ってよじ登るテッチン!」
ブヨンブヨンちゃんは必死に水草を掴み、柱をよじ登る。
背中から大量の水圧がかかって少しでも体制を崩そうものなら一気に押し流されてしまいそうだ。
「お?!あんなところに小さい蟲がいるぜ」
「本当だ。生意気にね。」
僕は石を拾って力を入れて投げ始める。
ヒューーーン!ドッボーーン!
「チャアアアーーー!こっちを狙うなテチーー!あっちを狙うテチーー!」
自分のすぐ傍で水柱が立つ。当たれば一貫の終わりになることくらい脳みその小さな仔実装にだって分かる。
ヒューーーン!ガン!
「ホアアアアーーー!!!この糞人間めーーー!後でボコボコニしてやるテッチン!」
仔実装すぐ上をかすめた石の風圧で前髪がたなびくのが良く分かる。
「あれ?当たんないな。」
「任せろ!」
友人がエアーガンを仔実装に向かって撃ち始めた。
パン!パン!
「テエエーーー!!!マンマアアーーー!!!」
さっきの意志よりも狙いが正確になってきている。
「ブヨンブヨンちゃーーーん!!何とか頑張るデッスーー!
 そうデッス!お愛想するデッス!お愛想をして人間をとりこにするデッスーー!」
「無理テチーー!流されるテチーーー!!!」

「デエエエ…」
改めて己の無力さを痛感する親だったが、今出来ることは一つしかない。
そう思ってプワンプワンちゃんは中州から降りて自分のお腹まで水で浸かるであろう川に下りて人間の気をそらそう。
運がよければブヨンブヨンちゃんは助かるかもしれない。
「駄目デッス!戻るデッス!」
プワンプワンちゃんの腕を掴む者がいた。さっきの賢い実装石だ。
「うっさいデッス。さっさとこの汚い手を離すデス。」
「駄目デッス!今言ったら確実に死ぬデス!!」
仲の良い仲間もこんな時は邪魔にしかない。そして本音はこういうときにこそ出るものだ。

「さっさと手を離すデス。お前と私は身分が違うデッス!軽々しく触らんで欲しいデス!
 あーばっちいデス!ペッペッ!」
「デデエエ!!?!」

中州から降りたプワンプワンちゃんはへんてこな実装踊りを始めた。
実装石の腹芸というか…贅肉プヨンプヨンの祭りというか…
「人間さーん!こっちを見るデッス〜ン♪」

テンテテンテ♪
テンテケテンテケ♪
(だ○ご○兄弟のテーマで)
贅肉ゆらしてパンコン♪パンコン♪
うんこ漏らしてパンコン♪パンコン♪
糞を擦りつけお愛想♪お愛想♪
うんこ実装ちゃんデップン♪

「ウッポイヤー!ウッポイヤー!
 パンコーン!パンコーン!」

贅肉フリフリ、お愛想全快!
しかし人間はまったくこっちを見ていない。


「テチャアアーーー!!!」
「デデデ?!」
贅肉踊りをしているプワンプワンちゃんが声のなるほうを向くと
ブヨンブヨンちゃんの方へエアーガンを持った人間が近付いていく。
どうやら近くから撃つようだ。
「テチャアアアーーー!!こっち来るなテチーーー!!!」
「さて、そろそろお開きだね。くらいやがれ!」
「テ…テ…テッチュ〜ン♪あおいそテッチン♪」
人間が一瞬ひるんで目がきょとんとなった。
やった!成功だ!人間はこのワタチにメロメロに決まっている。





「媚かよ…プッアハハハハハハハ!!」
パン!パン!パン!
見事に体に3発くらった仔実装はお愛想体制のまま吹っ飛ばされて水の中に消えていった。

「デエエエエエーーーー!!!オロローーン。オロローーーン。」
泣きながらプワンプワンちゃんが中州に戻ろうとすると後一人の子がいない…
「プニプリパンコンちゃん?!プニプリパンコンちゃーーーん!!」
もしかしてはぐれた時に…
そう思ったがすぐに成体の隙間を塗って金ぴかの実装服(1000円)が見えた。
「ママーー!私はここテチーー!」
「良かったデスー。お前だけでも守るデッスン。」
そう思った次の瞬間にプニプリパンコンちゃんのいた所ががら空きになった。
悲鳴と共に
「デエ?」一瞬何がなんだか分からなかったが上を見ると何匹かの成体と仔実装が空中に投げ出されて
そのまま川に落ちて流されていった。
「デアアアーーーーー!!!???」
パニックになったプワンプワンちゃんは頭をポカポカ叩き
パンコン全快にしながら、時には前髪を抜いて
地団太を踏んだ。
「この糞人間めーー!!奴隷のくせ…」
振り返って何か言ってやろうとした瞬間に自分ほどの大きさのある石が目の前になることに気が付いた。
気が付いたが、プワンプワンちゃんには「デデ?」としか思えないような位置にあった。
「グベエ…」
「こんな近くに糞蟲が居たんだな。気づけへんかった。」
「さっきの石結構重くね?」
「まあね」
「そろそろ水が増えてきたしもどろか?」
「そやね」
あっちの岸に合図を送って岸に引き返して虐待師のおじさんを待つことにしよう。

人間が岸に引き返していく
やった!攻撃をあきらめたんだ!実装石の勝利だ!!!
中州に居た皆はデプププ、チプププ笑いながら勝利を喜んだ。
ひときわ喜んでいるのはリーダーっぽい存在になっていた賢い実装石だ。
「デピャピャピャ♪人間め今日はこのくらいにしておいてやるデス。」
パンコン♪パンコン♪
と歌いながら歩いていると、周りの皆はわれ先に死体にありつかんとしていた。
まったく愚かでのろまな愚民どもめ…
私がいなかったらもっと酷かったんだからね。
そう思いながらスナック代わりに仔実装をクチャクチャ口の中でさせて中州の端まで来ると
異変に気が付いた。











「水が増えすぎデス。やばいデス。」

(つづくのか?)
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投げっぱなしジャマーンってか(笑)
mayのほうにはドッペルケンガーがいるようですね(笑)
悲喜交々…「なんでも」にスク何個か
完全なるノンフィクションよりもある程度自分の経験の中に実装を織り交ぜた方がスクが進むって感じ
悲喜交々のJPはまた違う形で書いてしまおう…

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