公園に蠢く実装石達を眺めながら、積年の疑問を考えていた。 それは「なぜ実装石は実装石と呼ばれるのか」という問いである。 簡単に見えて、奥の深い問題だ。 「実装石は実装石だ」などとトートロジーを並べて悦に入る浅薄 な人間もいるが、それは思考停止に他ならず、知性の敗北以外の なにものでもない。 「偽石」という物体がある。 実装石の生命の源であり、これを破壊されない限り多少の傷を 負っても再生するという、この生物にのみみられる特徴である。 つまり、この偽石こそが実装石の本体であるとすれば、その 名称も必然的に決まったといえるのだ。 目の前の実装石は偽石で動いているか否か? それは偽石を壊してみればわかる。 コンペイトウを与え、そのすきに偽石をナイフで抜き出す。 偽石を取り出しても実装石は動いていた。 偽石を壊すと、デスゥと鳴いて動かなくなった。 よってこの実装石は偽石がその本体であると言える。 そっかぁ〜〜〜〜〜〜・・・・・・・・・ 偽石を実装しているから実装石っていうんだ・・・
