タイトル:【馬】 魔王
ファイル:魔王.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:2550 レス数:0
初投稿日時:2007/03/30-20:54:26修正日時:2007/03/30-20:54:26
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夜闇と風を切って、公園を駆けてて行くの誰?
それは、蛆実装を連れた親実装であった
親実装は蛆実装を腕にしっかりと抱きよせていた
温もりをわけあって

"蛆ちゃん、何が怖くて顔を埋めるんデス?"

"お母さん、実蒼石がいるレフよ。帽子と鋏をつけた恐ろしい実蒼石がいるレフよ"

"蛆ちゃん、大丈夫デス。あれは夜に揺れる夜霧の影デス"

"かわいい蛆実装。ボクの所へおいで、一緒に遊ぼうよ。楽しいよ!岸にはお花がたくさん咲いているんだ。ボクのご主人様に言って素敵な金平糖もいっぱいあげるよ"

"お母さん、お母さん! 実蒼石が蛆ちゃんに恐ろしい約束を囁きかけてくるレフ。お母さんは聞こえないレフ?"

"怖がるなデス。大丈夫デス。あれは木枯らしが風に鳴っているんデス"

"美しいな蛆実装よ。さあ一緒に行こうよ。ボクの姉妹がきっと君をもてなすことだろう。ボクの妹が紅茶を振舞って、一緒に踊ったり、君のお腹をプニプニしたり、歌を歌ったりしてくれるよ"

"お母さん、お母さん!あれが見えないレフ?実装紅が、あの暗い闇に現れたレフ!"

"蛆ちゃんよ。ワタシの蛆ちゃんよ。わからないのデス?あれは年老いた柳の木じゃないデスか"

"君を愛しているんだ。蛆実装は美しくて魅力的だ。そしてね。嫌だというのなら無理にでも連れて行くぞ!"

"お母さん、お母さん!魔王に連れて行かれるレフよ!魔王が蛆ちゃんをひっぱっていくレピャー!!"

親実装は震えて公園を駆け抜けた
喘ぐ蛆実装を腕にしっかりと抱きかかえて
ようやくダンボール小屋にたどりついたが
その腕のなか、蛆実装はすでに息絶えていた




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