男が持っているバットが、今一匹の成体実装石に振り下ろされようとしていた。 「デ!デデデェェーーーーーー!!!」 その実装石は、今自分を殺そうとしている男に拾われた野良実装であった。 産まれてすぐに不慮の事故で親を亡くしたその実装石は、運良くその男に拾われ、今まで何不自由なく暮らしていた。 異変は実装石の鳴き声が、『デスー』に変わってからはじまった。 その日から、実装石は毎日虐待を受け、身も心もほとんどぼろぼろにされていた。 だが、そんな彼女にも心の拠り所があった。 虐待が終わり、いつもの水槽に投げ込まれたあと、たまにその男はテレビをつけ、とある番組を実装石に見させていた。 その番組名は『魔法実装石 マジカルテチカちゃん♪』だった。 番組内容自体は、とある仔実装が世のため、人のため、実装石のために 魔法での力で世の中を笑顔で満たすという心温まる物であった。 彼女はその番組を見て、いつか自分も魔法を使って、好き放題に暮らしたいと思っていた。 しかし、彼女の人生は今まさに終わろうとしていた。 男は実装石にいろいろ虐待を行ってきたが、とうとう飽きてしまったからである。 男は虐待の締めにと、実装石を禿裸にし、公園にリリースし、その実装石が野良にさんざんもてあそばれたあと、 とどめを刺そうとバットを振り下ろそうとしていた。 男がバットを振り下ろしたとき、実装石は叫びながら願った。 (私に魔法の力があれば、私に魔法の力があれば、私に魔法の力があれば・・・) とその時、謎の光がその実装石の方に向かって、照らされた。 「うおっまぶし!」 それがその実装石が気を失う寸前に聞いた、最後の言葉であった。 「・・・・・・・・デス!」 「・・・」 「し・・・か・・・デス!」 「・・・」 「しっかりするデス!」 「・・デ?」 その声に実装石は目覚めた。 「ようやく、気付いたデス。 大丈夫デス?怪我はないデス?」 実装石は意識をはっきりさせるために、頭を軽く振ってから答えた。 「だ、大丈夫デス。 それより、お前は誰デス? さっき、いったい何が起こったデス?」 そう言い、助けてくれた実装石を見た。 その実装石は、どこかで見たことのある実装石の姿をしていた。 少し考えたあと、驚きながら話し始めた。 「お前、いやあなたは、まさか・・・」 目の前の実装石は一息ついたあと、答えた。 「どうやら、私が誰か、わかったみたいデスね。 そうです、私がテチカちゃんに魔法を授けた魔法実装石 『グランデス』 デス。」 実装石は、驚いていた。 あり得ないことが起きたからである。 一方のグランデスは、話を続けていた。 「お前は、いつもテチカのように魔法を使いたいと願っていたデス。 その願いはどんどん積み重なっていったデス。 やがて、その願いは私のところにも届いたんデス。 そして、お前のその願いをかなえるにふさわしいかどうかを見定めるために、ここにやってきたデス。」 「じゃあ、さっきの光は、グランデス様が。」 「そうデス。 とりあえず、お前と二人きりで話すために、他の邪魔な者達を魔法で追い出したデス。」 実装石はその話を聞き、感動していた。 魔法の力とはなんてすごいのだろうと。 「さて、お前もだいぶ落ち着いたみたいデスし、さっそく本題に写るデス。」 実装石の心臓は高鳴った。 「テチカには世の中を笑顔で満たすため、日々頑張ってもらっているんデスが、さすがに一匹では無理があるデス。 そこで、ある程度素養のある実装石を探し、スカウトをするデス。」 「デデデ!もしかして、私がデス!!」 「そうデス。 あなたには素養があるデス。 だから、これからお前には・・・」 実装石は間髪入れず答えた。 「二代目テチカデスね!」 「違うデス。」 即答され、実装石は落胆した。 そんな実装石を無視して、グランデスは話を続ける。 「お前には、これから試験を受けてもらうデス。」 うなだれていた実装石は顔を上げる。 「試験デス?」 「そうデス。 お前には試験を受けてもらうデス。 この・・・」 グランデスは両手を天にかざし、目を瞑った。 しばらくすると、両手の間の空間が光り始め、その光がある程度大きくなると、その中から何かが現れた。 グランデスは目を開けると、その何かを取りだし、実装石の前に出した。 「この見習い用魔法ステッキで!!」 実装石は驚いた。 「デ!・・・見習い用デス?」 「そうデス、見習い用デス。 おまえにこの見習い用魔法ステッキを貸してあげるデス。 お前はこれから見習い魔法実装石になるデス。 そして、世のため、人のため、実装石のために魔法を使うデス。 そして、お前の行動が魔法実装石としてふさわしいかどうかを、私が判断するデス。 ちなみに、制限時間は一日だけデス。 私も忙しい身デスから、あまり長居はできないデス。 何か、質問はあるデスか?」 実装石は即座に聞いてきた。 「でっ!一日は短すぎるデス。 もう少しのばして欲しいデス。」 「だめデス。」 「見習いなんて、いやデス。 とっとと魔法実装石にするデス。」 「だめデス。」 「えーと、えーと・・・」 「だめデス。」 「まだ、何も言ってないデス!」 「じゃあ、質問はないということデスね。 それでは、私は時が満ちるまで、別の用事を済ませるデス。 それじゃあ、しばらくの間さよならデス。」 そう言って、グランデスは両手をあげようとした。 「ちょ、ちょっと待って欲しいデス。」 「デ?何デス? 用件は手短にデス。」 「その、私にも・・マジカルテチカちゃんみたいな可愛い名前が欲しいデス。」 「デス?お前は飼い実装だったはずデス。 名前はないデス?」 「あのニンゲンは、私に名前を付けてくれなかったデス。 あのニンゲンは、私をいじめる前にこれは上げ落としだとか言っていたデス。」 「・・・そうデスか。」 グランデスは少しだけ考えたあと、こう答えた。 「では、お前には『プチマジカルクイーン デスラー』の名前を授けるデス。」 その名前に実装石、いやデスラーは感動していた。 「うれしいデス! 名前をもらえたデス! プチマジカルクイーンデス! プチセレブみたいで美しい名前デス!」 もういいかと思って、グランデスは去ろうとしていたが、何かを思い出し、デスラーに話しかけた。 「一つ言い忘れたことがあったデス。 そのステッキは見習い用デスから、10回しか魔法が使えないデス。 魔法の力を使い切ったら、その時点で試験は終了して、お前を判定するデス。 それじゃー、ばいばいデス。」 グランデスは言うが否や、両手をあげ、再び光の中に消えていった。 デスラーは、グランデスを見送ったあと、不気味な笑みを浮かべた。 「デプププ。これで私もテチカちゃんいや、それを超えた究極魔法実装石になったデス。 このステッキは制限があるみたいデスけど、あとであの糞むかつくババアを倒して、本物を手に入れれば、何の問題もないデス。」 これで、私は自由デス。 これで、私は無敵デス。 デプププ、デピャピャピャ、デーーヒャッヒャッヒャッヒャッヒャッ!!!」 デスラーは先ほどのグランデスの話を幸せ回路で、都合のいいようにとらえ高笑いをあげていた。 やがて、その笑い声に反応したのか、野良実装達がぞろぞろと現れた。 「何デス?この薄気味悪い笑い声は。 近所迷惑デス。」 「むかつく声テチ。 いっちょ、懲らしめてやるテチ。」 「レフ〜♪」 「レチ〜♪」 「デスデスデス・・・・・・」 野良実装達がデスラーを囲み、いらいらが最高潮に達するぐらいになって、デスラーははじめて自分が野良達に囲まれたことに気付いた。 「デプププ、無能な野良どもが何のようデス? 私には、これからこの世界を征服するという大事な役目があるデス。 用がないなら、とっとと道を空けるがいいデス。」 「「デ、デッシャー!!」」 「たかだか、禿裸のお前が高貴な私に向かってその物言い、万死に値するデス!」 「そうテチ!禿裸は奴隷に決定テチ! 蛆ちゃんも、親指ちゃんもそう思うテチ?」 「レフ〜♪」 「レチ〜♪」 「デスデスデス・・・・・・」 デスラーの勘違いな暴言に対し、野良達は怒りゲージはマックスに達した。 全員がデスラーに向かって、襲いかかる。 それに対し、デスラーはステッキを前にかざした。 「「デス???」」 その行為に野良達は一時的に、動きを止めた。 デスラーはにやりと笑みを浮かべた。 「デススン♪デススン♪デススンスン♪ 邪魔な野良どもよ!黒こげになってしまえデスーー!」 デスラーがそう言うと ピロリロリロ〜〜〜♪ ステッキから音が鳴り、そして・・・ 「「デギャギャギャギャーーーー!!!」」 デスラーを囲んでいた野良達は、すぐに業火に包まれた。 野良実装達は火に包まれてすぐに、叫び声を上げたが、ものの数秒で物言わぬ黒い塊と化した。 「デプププ♪ さすがは私デス、いとも簡単に野良どもを一掃したデス。 ・・・しかし、奴らの言うことも一理あるデス。 いつまでも、この格好のままでは、私のすばらしさが半減してしまうデス。 そうデス!こういうときこそ、この力を使うときデス。」 デスラーはそう言うと、ステッキを天にかざし言った。 「デススン♪デススン♪デススンスン♪ 私の頭よ、きれいなあの頃にもどれデス〜〜♪」 ピロリロリロ〜〜〜♪ デスラーは早速頭を触ってみた。 間違いなく自分の美しい髪がある。 それを確認し、再び、ステッキを天にかざした。 「デススン♪デススン♪デススンスン♪ 私の体よ、きれいなあの頃にもどれデス〜〜♪」 ピロリロリロ〜〜〜♪ デスラーは体を見た。 傷一つ無い、元通りのきれいな体に戻っていた。 それを確認し、再び、ステッキを天にかざした。 「デススン♪デススン♪デススンスン♪ 私の服よ・・・・ これはだめデス。 ・・・やっぱり私にふさわしい服は、普通の実装服ではないです。 ならばデス! デススン♪デススン♪デススンスン♪ 私にふさわしい、テチカよりもきれいなマジカルコスチューム! いでよデスーーー!!」 ピロリロリロ〜〜〜♪ デスラーは、光に包まれた。 デスラーは、自分の体に異変が起きているのを感じた。 腕に何かが、足に何かが、体に何かが、そして頭に何かが装着されているのだ。 デスラーは、テチカの変身シーンを、思い出していた。 テチカも同じように、光に包まれた。 テチカも同じように、光の中でマジカルコスチュームを装着していた。 そして光が消え・・・ 「プチマジカルクイーン デスラー 賢く美しく誕生デッス〜〜〜ン♪」 その中から、決めポーズを取りながら、決め台詞を放つ実装石がいた。 デスラーは感動にうちひしがれていた。 自分は今まさに、真の魔法実装になったのだと。 しかし、デスラーはすぐにとある問題に出くわした。 「デデ! しまったデス。 考えてみれば、この格好の全身がどうなっているか、わからないデス。 ・・・そうデス! デススン♪デススン♪デススンスン♪ いでよ!美しい私を映す大きな鏡!」 ピロリロリロ〜〜〜♪ ドウンッ!と音を立てて、煙とともに大きな鏡が、デスラーの前に現れた。 「デス〜〜・・・ やっぱり、思っていたとおりの美しさデス〜〜。 鏡には、ゴスロリ風のコスチュームを身に纏った、成体実装石の姿が映っていた。 「デスーー。 さて、身の回りの準備はこれでオッケーです。 次は私にふさわしい料理を食べる時間デス。」 デスラーは、今度は自らの食欲を満たすために、最初に寿司を、次にステーキを、最後に金平糖を魔法で呼び出し、まんぞくするまで食べ続けた。 食事が終わり、満足そうに腹をたたいていると、向こうから見覚えのある人間の姿が見えた。 「あ、あいつは。 間違いないデス。 あいつは、この美しい私をさんざんいじめた末、殺そうとした愚かなニンゲンデス。 そうデス。 今の私には、完全無欠の力があるデス。 この力を使って・・・」 男はデスラーに気付いた。 そして、デスラーに向かって一直線に走ってくる。 しかし、デスラーは逃げようともせず、ステッキを男に向けた。 「デススン♪デススン♪デススンスン♪ ニンゲンよ!お前は醜い野良実装になれデスーーー!!!」 ピロリロリロ〜〜〜♪ 男が一瞬光った。 そして、光が消えたあと、そこには男の姿はなかった。 そこにいるのは、醜い野良実装だけだった。 野良実装は、すぐに異変に気付き、周りを、そして自分を見た。 「デ!デデ!デデデーー!!! これはどういう事デス! 何で、私が実装石になっているデス。 訳がわからんデス!」 そこにデスラーが、にやにやと不気味な笑みを浮かべながら、近づいてきた。 「デプププ♪ ニンゲン、いや元ニンゲン。 どうデスか、今の気分は。 いま、お前はもっともふさわしい姿になっているデス。 なにか、言いたいことがあるなら、言ってみるがいいデス。 私は、心が広いから、聞いてやらないこともないデス。」 「デ!まさか、これはお前の仕業デス? ゆるさんデス!たかが、糞虫のくせに!」 「糞虫?それは今のお前の事デス。 ほれ、この鏡を見てみるデス。」 野良実装は、自分の全身を見て、愕然とした。 体もいつしか震えていた。 「デププ♪どうデス、その醜い野良の姿は。 お前は、これから私の奴隷として・・・」 「デデデ!デシャァァァーーー!!!」 野良実装は怒りに身を任せ、デスラーに襲いかかってきた。 「デフー、しょうがない奴です。 せっかく、奴隷として生きられるというすばらしい役目を与えた私を、殺そうとするとは・・・ お前も黒こげになるがいいデスーーー!」 ピロリロリロ〜〜〜♪ 「デ、デギャーーーー!!!」 元人間であった野良実装も、先ほどの野良達と同じように火に包まれ、数秒もたたないうちに黒こげになった。 「デップ〜〜ン♪ すっきりしたデス〜〜〜♪ お腹も満腹デスし、気分も爽快デス〜〜〜♪ でも、少し疲れたデスーー。 魔法でふかふかベッドを呼び出して、少しお昼寝するデス〜♪」 ピロリロリロ〜〜〜♪ 「?」 しかしステッキからは、音しかでなかった。 「おかしいです?何でベッドが出てこないデス? そうです、魔法の呪文を忘れていたデス。 私ったら、お茶目さんデス〜♪ デススン♪デススン♪デススンスン♪ 私にふさわしい、ふかふかベッドよ、あらわれるデスーー!」 ピロリロリロ〜〜〜♪ 「?」 やはりステッキからは、音しかでなかった。 その後も、何度か魔法を使ったが、やはりステッキからは音しかでなかった。 「デスーー! 何でこの棒きれは私の命令が聞け無いんデスかーー!」 「それは、お前が魔法の力を全部使い切ったからデス。」 「!!!」 その聞き覚えのある声がすると、周りの世界が消え、真っ白な空間になった。 そして、デスラーの目の前に、魔法の力を授けたグランデスが現れた。 「まさか、こんなに早く魔法の力を使い切るとは、思わなかったデス。 歴代最速の糞虫デスね。」 「デ!グランデス、お前は私に向かって糞虫デス? 何で、お前がそんなことをいうデス?」 「己の欲望のためにその力を使い、お前は周りを省みないデス。 そんな、お前を糞虫と呼ばずして、なんと呼ぶデス? やはり、お前の運命は変えられないみたいデス・・・」 「? どういう事デス? 運命って、何のことデス?」 「・・・そうデスね、冥土の、いや今生の別れになるデスから、教えてあげるデス。 私は、これから死に逝く実装石を試すために、こういう事をお前や他の同族に課しているデス。 そして、これがお前の存在を決める、最後のチャンスだったんデス。」 「? 意味がわからないデス。 それに、お前ちょっとおかしいデス。 もしかして、グランデスじゃないデス?」 その言葉にグランデスは笑みを浮かべた。 「せっかくだから、私の正体も教えてあげるデス。 まあ、お前が私の真の姿を見ても、何者かはわかるまいデス。」 そう言うと、グランデスの背中が破け、そこから何者かが現れた。 「な、なんデス? お前は、何者デス? そもそも、お前は実装石じゃないデス。」 そこから現れたのは、黒いローブを身に纏い、大きな鎌を背中に携えた者だった。 デスラーは、近づき顔を見て驚いた。 「デス!お前、何です!その顔は!」 その素顔は人間の頭蓋骨、そのものであった。 デスラーの頭の中に言葉が流れ込んできた。 <ヒッヒッヒッ驚いたかね。 まあ、名乗っても意味はないが一応名乗らせていただく。 私は、『死神』と呼ばれる者。 死んだ者の魂を、あの世に運ぶ者だ。> 「デデデ!死神! 死んだ者の魂を運ぶデス? !!!ま、まさかデス。」 <そう、お前はもう死んでいる。 あのとき、バットは振り下ろされていたんだよ。 そのあと、お前がいた世界は私が作り出した偽物の世界。 そこで、お前は試されていたんだ。 魂の存在をかけてな・・・> 「何を言っているデス! 私は死んだとしても、天国に直行デス。 魂の存在?意味がわからんデス! とにかく、私を早く天国に連れて行くデス!」 <それは、無理な相談だな。 お前達実装石は、元々地獄行きが決定している。 さらに罪の重さで、お前達はいくつかの地獄へ送られる。 お前の場合は、その中でも一番罪の重い実装石が行く無限実装地獄だったのだがな。> そう言うと、死神はただじっと実装石を見つめた。 「お、おかしいデス! 意味がわからんデス! だいたい、魔法の力は無限デス!」 <やれやれ、何を言っているんだか。 お前は、10回魔法の力を使ったんだよ。 野良を燃やし、 髪を戻し、 体の傷を修復し、 服を創りだし、 鏡を呼び、 寿司、ステーキ、金平糖を呼び出し、 人間を実装石に変え、最後に燃やした。 まあ、お前のことだから、数なんか数えちゃいないだろうがな。> 「違うデス! まだデス! まだ、魔法の力は、使えるはずデス!」 <全く、実装石って奴は・・・ ありゃ、呼び出しがかかったか。 どうやら、お前さんともお別れの時が来たようだな。 せっかくだから、これからどうなるか教えてやるよ。 実装石の地獄でも最近は、実装石の数がかなり増えすぎてね。 特に無限実装地獄行きの実装石が、跡を絶たない状況なんだ。 だから、あらかじめ無間地獄行きの決定している実装石には、死んだあとに試験を受けてもらう。 そして、失格だった場合、その実装石の魂を破壊するんだ。 つまりは存在そのものが無くなんるんだが、お前にはわかるわけ無いか。> デスラーは、死神の話を聞き、少なくとも自分が地獄逝き以上の目に遭うのを理解したのか、その場から逃げ出した。 「デッスウウウウーーーーー!!」 <逃げても、無駄なんだがな。> そう言うと、死神は実装石の前に現れた。 そして、すぐさま手に持っていた大鎌を振り抜いた。 「デ・・・・」 次の瞬間、デスラーは存在は完全に消え去った。 <さてと、次の呼び出し現場に行くとしますか。> 死神はそう言うと、姿を消した。 後に残されたのは、何もない空間のみだった。 完 あとがき 元々書いてた途中で、読み直したら、あまりおもしろくない内容だったので、未完成のまま放置していた。 それを無理矢理完成させた。 読みにくい部分もあるし、厨スクということで。
