タイトル:【観】 侵入者
ファイル:店長の日常2.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:5011 レス数:0
初投稿日時:2007/03/23-19:41:45修正日時:2007/03/23-19:41:45
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                    『デッデロゲー、デッデロゲー』

 私がレジ打ちをしているとき、胎教の歌が、店の入り口から聞こえた。
すかさず、私は店の入り口を見た。
しかし、そこにはちょうど入ってきた客以外には、誰もいなかった。

「おかしいな。」

私は疑問に思った。
さっきの胎教の歌は、野良実装が進入してきたとき(*1)に鳴る音声である。
しかし、その野良がどこにもいない。
ましてや、客にくっついて入ってきた形跡もない。

「ファミ。」

私がそう呼ぶと、店内の清掃をしていた店員石がこちらにきた。

「なんデスか、店長さん?」

「野良が進入したみたいだが、見あたらないんだ。
 念のため、店内を調べてみてくれ。」

「わかりましたデス。」

そう言うやいなや、店員石は店内にいるであろう侵入者を捜し始めた。
実装石ならば、こちらから見れば低い視点でものを探せるので、同じ実装石が隠れているであろう場所(*2)もすぐに特定できるはずだ。





それから、10分ほど経過したが、進入した野良は全く見つからなかった。

「おかしいデスー。どこにもいないデスー。」

店員石は、そんなことを言いながら、野良を捜していた。
一方、私の方は、野良が進入時に入ってきた客の応対が、終わった所だった。

「ありがとうございました。」


「デデデ!」

客が店から出るとき、店員石の驚いた声がした。

「ま、待ってくださいデス、お客さん。」

店員石は、立ち止まった客の所に全速力で走った。

「お客さん。右側の靴の裏を見せてくださいデス。」

「え?べつにいいけど。」

そう言い、客は靴の裏側を店員石に見せた。
するとそこには・・・

「レ・・・・レフー。」

弱々しくなく蛆実装が靴の溝に挟まっていた。




おわり



*1:入り口にある機械が実装石の偽石に反応し、音が鳴る仕組みになっている。
飼い実装は、首輪についている飼い実装証明用のタグが反応して、音が鳴らない仕組みになっている。

*2:多少賢い野良実装は、商品の裏側や、雑誌置き場の下や裏側に隠れるらしい。











あとがき
落ち的には馬鹿スクだけど、面倒なので観察系に統一。
ちなみに設定の説明などは、自分の覚え書き用なんで、気にしなくても結構です。

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