「さてと、今日も楽しく虐待するぞー」 ここに一人の青年がいる、彼は虐待派で暇を見つけては実装石を虐待している。 特に彼がよく出向くコンビニや付近住民からは本名よりもこう呼ばれている方が多い。 『託児マニア』と…… この青年はコンビニに出向きわざと実装石の託児行為を受ける。 その後はそのまま駐車場裏に行き、手に入れたばかりの仔実装をその場で虐待するのだ。 上げ落としや他の虐待もそれなりにやっているが一番得意で好きなのが託児虐待。 今日も青年は虐待用の仔実装を手に入れる為コンビニへと向かう。 「いらっしゃいませー!」 コンビニ店員のお決まりの挨拶が響くと共に店員は『またか』という顔をした。 このコンビニの店員のほとんどは彼の顔と名前を覚えている、それ程託児を受ける為に利用したのだろう。 「さてと、今日は何を使おうかなぁ〜」 青年は嬉しそうに店内を徘徊し、虐待に使える品物を探す。 この青年、託児虐待を行う時は必ずコンビニの商品を買ってその商品で虐待をすると決めている。 その為このコンビニでは大切な常連さんなのだ。 「おっこれなんかよさそうだなぁ」 彼が目を付けたのはあつあつのおでん、この季節無くてはならない品物だ。 このコンビニはお客が自分でおでんの具を容器に詰める『セルフサービス方式』をとっている為、自分で欲しいおでんの具を詰める。 たまご・ちくわ・がんもどき・白滝……定番のものばかりを詰めていく青年、最後は汁をたっぷりと入れるのを忘れない。 「はいお願いします」 「いらっしゃいませ、今日も託児ですか?」 「はい、今日はこれを使おうかと」 「実装石にはちょっともったいないですね」 「あ、ちゃんと自分で食べる分もありますよ」 店員と少しばかり話をした青年は会計を済ませ店を出る。 この時ちょっとだけ細工を施す、細工とはいってもビニール袋をもう一枚とおでん容器を一個もらうだけ。 「ありがとうございましたー!」 「じゃあまた『後で』」 『後で』とは必ずまた来店する意味だ。 青年が店を出ると予想通りというか実装石が現れた、しっかりと仔実装を握り締めて…… ビニール袋をわざと広げるように持ち実装石にも追いつける速度で歩く。 すると小走りで近寄って来た実装石は青年の持つ袋に向かって仔実装を投げ入れた。 結果仔実装は袋の中に入り込めた、というよりもここまでしたのだから入れてくれないと困る。 青年も確認したら歩く速度を速める、このままだと他の人に迷惑がかかってしまうかもしれない。 いつもの場所である駐車場裏のスペースに向かっていたが仔実装が袋に入って数秒後に絶叫が響き渡る。 『テチャァァァァァァァァァァァ!!!!!!』 その声を聞いた親実装は仔の元へと駆け寄る、そこで親実装が見たものは…… 「あぁ〜あ……やってくれたなぁ……この糞蟲が」 『テ……テ…チュ……』 わざとらしく仔実装を睨みつける青年と全身を火傷して動く事ができない仔実装の姿であった。 彼は予備で貰った袋にこれも予備で貰った容器を入れておいたのだ、ちなみに容器の中にはおでんの汁とたまごが一個のみ。 つまり仔実装はおでん汁という熱湯の中に勢いよくダイブしたのだ、昔あった某コマーシャルの如く。 買ったばかりのおでん汁は当然熱い、人間でも舌を火傷してしまいそうな温度なので実装石ではひとたまりも無い。 見ると仔実装の全身が真っ赤に茹だっている。 火傷する事も構わず親実装は仔実装を容器から救い出すと青年に対して威嚇しだした。 『この糞ニンゲンがぁ!うちの子供になんてことするデジャァァァ!!』 「まったく勝手に糞蟲を放り投げておいてよく言うぜ、どうしてくれるんだ俺のお・で・ん・を・よ!」 『知るかデスゥ!責任取ってワタシを飼いやがれデスゥゥゥ!!』 「俺のおでん汁とたまごが台無しじゃねぇか……絶対許さないぜ?」 今までの演技の表情とは違い本気で親実装を睨む青年、虐待を始める時は本気(マジ)となるのである。 「お前が台無しにしてくれたおでんを責任持って処分しろよコラァ!」 『デスゥー!』 あっと言う間に汁に浸かっていたたまごを親実装の口の中へと放り込む、容器に残ったおでん汁も全て。 『デヒャッ!ヘヒッィ!』 「おっと残すなよな、ほらぁ!」 青年はポケットにしまっていたテープを取り出すと親実装の口と鼻を密封する。 余談ではあるが彼は虐待用に小さめのロープとテープを常に持ち歩いている。 コンビニで買った商品を使う場合重宝するからだ。 『ン!!!ンンン!!!!?』 「はははうまいか?人間様の食べ物が食えて幸せ者だぜお前は、しっかりと味わえよ!」 『ンンーーーーーーー!!』 あまりの熱さにその場で転げまわる親実装、その際茹で上がって動けない仔実装までも潰してしまった。 『ンンァ!!?』 (パキンッ) 口の中を駆け巡る熱さに加え自分で仔を潰してしまったショックから親実装の偽石は綺麗に割れてしまった。 倒れた親実装を見て青年は溜息をつき死骸を掃除して帰っていく。 自宅でさっき買ったおでん(もちろん自分用に分けておいた分)を食べながら彼は悩んでいた。 正直言って託児虐待にマンネリを感じていたのである。 理由は『コンビニの商品を使って虐待する』というポリシーで虐待していたがコンビニの商品をほとんど使用した為。 かといって別の虐待方法を行うつもりは無い、あくまでも『託児を受けた直後に虐待をする』のが好きなのだ。 「うーん……なにか面白い虐待方法は無いものか……」 おでんを食べ終えた青年は考え、そしてある事を思いついた。 「アレやってみようかな」 そう呟くと青年は再びコンビニへ向かう為に身支度を始める。 コンビニに着くと今まで通りコンビニで商品を買う、今回選んだのは肉まん。これもこの季節に無くてはならない食べ物だ。 「いらっしゃいませ、今度は肉まんですか?」 「いえ、あくまでこれは俺が食べる為に買うんですよ」 「え?そうなんですか?」 店員は初めての事に戸惑いながらも会計を終わらせ青年は足早に店から出た。 外に出たらすぐに買った肉まんを食べる青年、今回買ったのはこれだけの為すぐに食べ終わる。 すると物陰から実装石が姿を現した、青年の食べた肉まんの匂いに引き寄せられたのだろう。当然、託児目的の仔実装を抱えている。 まだかすかに暖かく肉まんの匂いが染み付いた袋目掛けて親実装は仔を投げ入れる。 青年は気づかないふりをして仔実装が入ったのを確認すると歩き出す。 しかしいつもなら聞こえてくるはずの仔実装の絶叫が聞こえない。 何故ならこの袋の中には何も入っていないからだ、何も入っていない為仔実装は不満をぶちまけるが青年は無視して歩く。 着いたのはコンビニのすぐ近くにある公園、例によって実装石が群れている場所である。 青年は公園の隅の方まで行くと辺りを見渡した、すると後ろからさっき託児をした親実装が着いて来る。 大方青年の家まで尾行しようとしたのだろう、青年に見つかった親実装はデスデス言いながら青年に近づいてきた。 「うぉぉぉぉりゃぁぁぁぁ!!!!!」 青年は前触れ無しに仔実装の入った袋を振り回す、力の限り、それはさながら鉄棒の大車輪の如く。 『デヂュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!?』 当然中に入っていた仔実装にはたまらない、微妙にドップラー効果の入り混じった叫び声を上げる。 『デヂ!デヂィィィィィ!!(ブリブリブリゲロゲロゲロ)』 突然振り回された仔実装は凄まじい勢いで糞を漏らしゲロを吐く、その全ては袋の中に溜まっていく。 しかし内容物が袋から出る事は無い、バケツに水を入れ振り回しても零れないのと同じで。 青年の行動に驚いた親実装は仔を見捨てて逃げ出した。 「いっくぞぉぉぉ!!そぉぉぉぉい!!!!」 逃げ出した親実装目掛けて袋を放り投げる、そのまま袋は放物線を描きながら親実装の元へ。 『デジャ!!』 見事命中、袋の中に溜まった糞やゲロが予想以上に重くなり衝突した親実装は即死した。 ちなみに衝突の際に仔実装は死亡、その場には異臭を放つ実装親子の死骸が並んでいるのであった。 「たまにはこういうのも悪くないな、仔実装のリアクションも面白いし」 散らかった死骸を片付け、糞等をホースを使い水で洗い流す、ブラシをかけて完全に汚れを落としてから彼は公園を後にした。 それから青年はこの様な虐待をたまに行うようになった。 振り回すだけでなく真下の地面に叩きつけたり真上に放り投げて落下させたりする。 こうしてまたいつもとは違った虐待を思いついた青年、今日もコンビニや公園で実装石の絶叫が響き渡っているのである……
