タイトル:【虐】 冬の公園事情
ファイル:冬の公園事情.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:8986 レス数:0
初投稿日時:2006/12/13-08:41:33修正日時:2006/12/13-08:41:33
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「デェ…デデデデデ…」
「テチィィィィッィィ…」

冬の公園、野良実装達は皆ダンボールハウスに篭り震えていた。
実装石は防寒機能など皆無な薄い緑の服しか着ていないので冬は特に厳しい季節。
そのため冬を乗り越えられる野良は僅か。
さらに冬に出産した個体には悲劇が待っていた。

「デェェェッス!!!」

ぶりゅ!ぶりゅ!ぶりゅ!ぶりゅ!ぶりゅ!

「テッテレ…ピィ!!」
「テッテ…ヂ!!」
「テッテレッピャ!」
「レヒィ!?」
「ヂブ!!」

この世に生まれ喜びの声を上げると同時にあまりの寒さでショック死する仔実装達。
結局生まれた仔実装は全て1秒で地獄へ強制送還された。

「オ…オロローーーーーーーン!!!」

せっかく生まれた我が仔が全滅してしまい親実装は涙を流す。
だが悲しみにくれる暇も親実装には無かった。

「デ!?デ…ェェェェ…」

出産で体力を使い果たした親実装にとってこの日の寒さは厳しすぎた。
みるみる体温が奪われていくのを感じ取りながら親実装は便器を跨いだ状態で動かなくなっていった。



そんな悲劇はトイレだけではなく、公園中で繰り広げられていた。

「ママ、喉渇いたテチュ、それから水浴びもしたいテチュ」
「分かったデス」

親実装は仔実装を裸にして噴水に浸からせる。
もちろん溺れないように手で押さえながら。

「デェ!冷たいデスゥ!」
「テェ!?テチャアアアアー!!!冷たいテチューーーー!!ママ!助けてテチューーーー!!」

あまりの冷たさに手を放してしまった親実装、仔実装も水の冷たさに悲鳴を上げる。
さらに親が手を放してしまったので溺れてしまう仔実装。

「ママーーー!!」
「デェ…助けないと…でも水冷たすぎるデスゥ…」
「マ…ママ…冷たい…テチュ…溺れちゃう…テチュ…」
「デ…」
「マ…ゴボゴボゴボ…」
「…デスゥ…」

仔実装が沈んでいくのを見守った親実装は悲しく鳴き声を上げるとその場を去った。
可愛い我が仔とはいえ見限るのは早いらしい。



別の場所では親実装が食料を持って我が家へと急いでいた。

「中々食べ物見つからなくて時間掛かったデスがようやくゲットデス!早く可愛い仔達に食べさせるデス!」

親実装がダンボールハウスに到着すると仔実装達は座ったまま動かなくなっていた。

「デ?どうしたデス?ご飯デスよ、起きるデス」

仔実装を揺さぶる親、しかし全く反応なし。

「デ?デデ?起きるデス、早く起きるデス」

仔実装を抱き上げて耳元で語りかける親実装、だが仔実装は手足をダラリと垂らし全く反応しない。
そう、仔実装はあまりの寒さの為既に凍死していたのだ。

「何でデスゥ!何で起きないデスゥ!起きるデスゥ!起きるデスゥ!」

ダンボールハウス内に親実装の慟哭が響き渡っていた。



また別の場所では凍死した仔実装を一箇所に集める親実装が居た。

「これしきでくたばるなんて情けないガキデス!まあいいデス!所詮仔実装なんてただの肉、しばらく飯に困らないデス!」

仔実装に何の愛情も持たない個体。
愛情ある個体よりこういった奴こそ冬を乗り越えられる可能性が高いのだ。
だがそういった奴らも死ぬ可能性は非常に高い。
何故なら…

「ううー、寒い!やっぱ家でのんびりしてりゃよかったかも」

そう、虐待派の存在である。

「うわ、そこら辺に実装石が凍死してやがる…俺の許しなしに死んでんじゃねぇよ」

男が持っているのは何故かホース、それを水道の蛇口に付けると水をホースで撒き始めた。

「糞蟲ちゃ〜ん♪楽しい水遊びですよ〜」
「デエェェェエ!!!」
「テッチャーーーーーーー!!!」

すると辺りから絶叫が響き始める。
ただでさえ寒いのに冷たい水までぶちまけられたらたまったものではない。
水を含んだ服はそれだけで虐待道具と化し実装石達はガタガタと震え体力を奪われていく。
そんな実装石達に容赦なく水を掛ける男。

「俺って優しいだろ!汚いお前らをこうして洗ってやってるんだからな!感謝しろよ!」

男はダンボールハウスで凍えている親仔にも水をぶちまける。

「デェェエ!!」
「冷たいテチューーー!!」
「おうちが冷たいテチューー!!」
「レ…!」

阿鼻叫喚状態の親仔。
儚い親指や蛆はあまりの冷たさにショック死する。
だがすぐ死ねる彼女達のほうが幸せだろう。
半端に丈夫だと長い間厳しい寒さを味わうことになるのだ。

「お前ら、こんなに寒いのに元気だな!羨ましいぜ!」

男は水を公園中に撒きながら実装石達の悲鳴を心地よく聞いていた。
男はその後も念入りにダンボールハウスや実装石を見つけ水を掛けまくった。

「ふぅ、そろそろ帰るか、寒いったらありゃしない」

風邪でも引いたら大変だと言いながらホースを担いで去っていく男。

「デェ…やっとニンゲンが居なくなったデス…」
「一体何しに来たデス?」
「それにしてもズブ濡れデス…」

肌に張り付いた服、今はまだそんなに冷たくは無い。
そう…いまはまだ。



それから数分後、異変は訪れた。

「デデデデ…ささささささ寒いデデデデススススススゥ!!!」
「ガチガチガチガチ!!!」
「服が冷たすぎるデッスゥゥゥゥゥ!!!」

公園中の実装石がかつて無い寒さに苦しんでいた。
濡れた服はなかなか乾かず次々と凍死していく実装石。

「デェ!この服が原因デス!脱ぐデスゥ!」

濡れた服を脱ぎ捨てる実装石、すると心なしか暖かくなった。

「思った通りデス!これなら…」

ヒュウウウウウウウ!!!

すると突然北風が吹き荒れた。

「デッギャアアアアアアアアアアアア!!!!!!」

完全に乾いていない体、その体に容赦なく冷たい風が叩きつけられる。
そのあまりの寒さに絶叫を上げる実装石。
急激に体温を奪われた実装石もまた動かなくなった。

「チャアアーーーーーーーー!!!」
「チュウウウーーーーーーー!!!」

成体でも耐えられないのだ、儚い仔実装は服を着ていようが脱いでいようが関係なかった。
あまりの寒さに断末魔の叫びを上げ即死する仔実装達。
親指や蛆などは既に他界しきっている。
この公園で生き残っているのは僅かな成体だけであった。

「みんな脆いデス…でもワタシは美しいから死なないデスゥ!」

そう言いながらもガチガチと歯を鳴らしながら震える成体。
何とか服が乾き生き延びたようだ。
だが彼女の悲劇はここから始まる。

「やあ、可愛い実装石ちゃん」
「デェ!?」

さっきとは別の人間がやってきた。
優しい笑顔で語りかけてくるニンゲンにコイツは愛護派だと察知し媚び始める実装石。

「デッスーン♪ニンゲン、ワタシを飼うデスーン♪」
「ゴメン、リンガル持ってないから何言ってるか分からないんだ」
「デェ!さっさと暖かいところへ連れて行くデス!そしてステーキとコンペイトウを…!」

実装石がそう言い出そうとした瞬間、男が実装石の髪と服を剥ぎ取った!

「デェェェェェ!?デッギャアアアアアアアアアア!!!!!」
「やっぱりだ!君は禿裸のほうが数万倍も美しいよ!」
「何をするデッスゥゥゥゥゥ!!!ワタシの美しい髪と服を返すデッスゥゥゥゥ!!!」
「ダメだよ、こんな薄汚い物体を持っていては君はブサイクになってしまうんだ、だからこれは俺が処分しておくね」
「酷いデスゥゥゥゥ!!何でこんな酷い事するデッスゥゥゥゥゥ!!!」
「泣くほど喜んでくれるなんて嬉しいな!じゃあね、美しい実装石ちゃん!」
「オオオオオオオオオオ!!オロロロロロロローーーーーン!!!!」

号泣する禿裸を優しい目で見送ると他の実装石も禿裸にしていく男。

「ああ、美しい!美しいよ!やっぱり実装石は禿裸が一番だ!」

男は美しくなった禿裸を携帯カメラで写真を撮っている。
どうやら本気で禿裸が美しいと思っているようだ。
そして公園中の実装石はなすすべなく禿裸にされてしまった。

「よし!これでこの公園も愛護派溢れる公園になるだろう!春が待ち遠しいなぁ!」

男は満足そうに公園を去った。



そして夜。
急激に気温が下がり風も吹いている。
昼間よりも過酷な状況だ。

「デ…アァァァァァ…」
「誰か…助けて…デ…スゥ…」
「美しいワタシが…どうして…こんな…目に…」

禿裸となり寒さをモロにその身に受けることになった実装石達。
過酷な状況に昼間の惨劇を生き抜いた者も次々息絶えていく。
それでもダンボールハウスに篭りゴミ捨て場から拾ってきたボロ布を体に巻いて寒さを凌ぐ賢い個体も居た。
だがそんな彼女にもさらなる悲劇が待っていた。

「ウウウウ!!!」
「デェ!?」

ダンボールハウスを覗き込んでいる野良犬、それを見て驚く禿裸。
この寒さは犬にも厳しかった。
加えて餌も無い、野良犬は徘徊した結果ダンボールハウスに篭って寒さを凌ぐ事にしたのだ。
それに不味いとはいえ実装石の肉も調達出来る。
犬にとっては一石二鳥だった。

「デェ!あっち行けデスゥ!」
「バウ!!!」
「デッギャアアアアア!!!」

犬はダンボールハウス内に飛び込み禿裸に襲い掛かった!まずは空腹を満たすのが先決だ。

「やめるデスゥ!ワタシの手を食べるなデスゥ!足を食べるなデスゥ!!!」

犬は手足を食いちぎるとひとまず落ち着きダンボールハウス内に座り込んだ。
四股を失い動けなくなった禿裸を至近距離から見つめながら。

「ガガガガガチガチガチガチ…いいいい命だけは助けてほしいデスゥゥゥゥ」

必死に命乞いをする禿裸。
すると犬は五月蝿い禿裸を黙らせるため腹を食い破りその中にあった偽石を噛み砕いた。

「死にたく無いデ…!」

そこまで言い残し禿裸は息絶えた。
静かになったダンボール内、当面の食料と寝床が手に入った野良犬は安心して眠りに付いた。



別の場所では最後の生き残りが息絶えようとしていた。

「デェ…ワタシはもう…ダメデス…でも…ワタシの可愛い子供がきっと幸せになってくれるデス…」

彼女は禿裸となった自分はもはや生き残れないと察知し最後の力を振り絞り2匹の仔実装を生んだ。
その仔実装は彼女が拾ってきた布に包まれ幸せそうに眠っている。
それを優しい目で見つめながら彼女は息絶えた。

「…テェ…」
「お腹空いたテチュ…」

2匹は空腹に目を覚ました。

「テェ?ママ?」
「ママ動かないテチュ、どうしたんテチュ?」

既に冷たくなった親を揺すったり声を掛けたりする仔実装。

「テェ?」
「寝ちゃったテチュ?」

生まれたばかりの仔実装には死の概念が理解できないのだ。

「ママ、お腹減ったテチューー!」
「ご飯欲しいテチューーー!!」

しかし親実装は答えない。

「テェ…なんでご飯くれないテチュ…」
「ママはワタチが可愛くないテチュか!」

次第に怒りがこみ上げてくる仔実装達。
動かなくなった親に蹴りや糞をぶつけ始める。
そんなことを繰り返しているうちに姉妹同士で喧嘩を始めた。

「お前がテチュテチュ五月蝿いからママはご飯くれなくなったテチュ!」
「お前こそテチュテチュ喚いていたクセして何をほざいてるテチュ!」

お互いポカポカと殴り合い髪を毟り合い服を引き裂き合う。
禿裸となった2匹はボロボロになり、やがて姉が辛うじて勝利を収めた。

「テ…ェェェェ…」
「テェ…テェ…参ったテチュか…!この…!」
「ェェェ…」
「トドメテチュ!」
「ヂ…!」

妹を念入りに叩き潰しミンチにする姉。

「糞蟲が…!手こずらせやがってテチュ…」

勝利したはいいが自分も体力のほとんどを使い果たし倒れこんだ。

「テェ…テェ…テェ…」

このままではマズイと思ったのか妹の肉を喰らい布キレに包まる禿裸仔実装。
これなら何とか生き残れるであろう。

だが現実は極めて残酷であった。

ビュウウウウウウウウ!!!

「テェ!?」

いきなりの強風でダンボールハウスは脆くも崩れ去り、布キレと一緒に飛ばされる禿裸仔実装。
飛ばされている最中に布キレもどこかへ飛んでいってしまい禿裸仔実装はコロコロと公園内を転がる。

「テェ!!テッチャーーーーー!!」

地面を転がされ全身傷だらけになりながら禿裸仔実装は助けを求める。

「ママーーー!!助けてテチューーーー!!!」

無駄な叫びを上げる禿裸仔実装はやがて水溜りに落ちてようやく止まった。
水溜りとはいえギリギリ仔実装が完全に浸かる程度の深さを持っていた。

「!!!」

凄まじい冷たさと息苦しさに目を飛び出させもがくがどうしようもない。
全身がボロボロになり急激に体温を奪われる寒さに満足に動けない禿裸仔実装。

「何で…ワ…タ…チ…が…こ…ん…な…」

パキンと偽石が砕ける音がし、ようやく禿裸仔実装は死ぬことができた。
やがて水溜りが冷えて凍り禿裸仔実装は絶望と苦しみにもがいた表情のまま氷の彫刻と化したのであった。




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