タイトル:【虐】 仔実装バッティングセンター
ファイル:仔実装バッティングセンター.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:4931 レス数:1
初投稿日時:2009/01/27-18:12:17修正日時:2009/01/27-18:12:17
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【仔実装バッティングセンター】

最近の運動不足を解消するために、俺はバッティングセンターに行くことにした。
もちろん趣味である実装石の虐待不足解消も兼ねてである。
よく行くバッティングセンターは、俺の住むボロアパートから歩いて15分ぐらいの所にある。
その途中に、実装石が棲み付く大きめな公園があるので、仕込みのためそこで手ごろな仔実装を捕まえることにした。

公園は年に一度、春の桜の季節の前になると、花見客のために実装石が一斉駆除されている。
しかし普段はというと駆除予算不足で対応が追いつかず、大量の実装石でいつも公園はあふれかえっている。
虐待相手には全く困らないご近所事情なのである。

公園に足を踏み入れると、早速実装石どもがわらわらと集まって来やがった。
そして、「オイ、ニンゲン!高貴な私を飼えデス!!」などと口々に能天気な事を言っている。
こないだ散々虐待されたと言うのにもう忘れたのだろうか。
全く、こいつらの無駄なバイタリティにはいつも呆れさせられる。

俺は周りに集まった中で、大きさが手ごろな仔実装を20匹ほど見繕うと、コンビニ袋2つほどに分けてポイポイ詰め込んだ。
仔実装がこれだけいると結構重いので、袋の底が抜けないようビニールは二重にしておかなければならなかった。
袋の中の仔実装は、俺に選ばれたと勘違いしたのか一斉に俺に媚び始める。

「頑張って立派な飼い実装になるデチュ!」
「優しいニンゲンさんありがとうテチ〜」
「飼ってもらったら、一生懸命ニンゲンさんのお手伝いしますデチュ!」

連れて帰る途中でまた捨てられないように、皆必死で媚を売っている。
俺にはこいつらを飼うつもりは全く無いが、勝手に勘違いするのはいちいち否定しない。
少しの間、せいぜいいい夢を見てくれ。

俺の周りに輪になって群がる野良実装をかき分けて、こいつらの親らしき実装石達が現れた。

「その仔の親はワタシデス!ワタシも一緒に連れて行くデス!」
「むしろわたしの方を可愛がるべきなんデスー!」

などとほざいたが、これから行う虐待に、成長しきった成体実装石は向かないのだ。
ウザくまとわりつく親実装石達を容赦なくガンガン蹴り飛ばし、俺は公園を出ると目指す目的地に向かった。

公園脇の街道を横断して少し歩くと、向こうに見慣れた緑色のネットが見えてきた。
所々破れても修理されていないネットの穴が、ここが全く流行っていない事を物語っている。
この『グリ〜ンバッティングセンター』はいつ来てもほとんど客がおらず、今日もロビーは閑散としていた。
奥の方では、何年前からあるか分からないような昔の平台ゲーム機の音がやけにむなしく響いている。
こんな画面の焼き付いたのは捨てて、新しいゲームくらい入れたらせめて子供が遊びに来るだろうに。
これでよく経営が成り立つもんだと来るたびに感心していた。

俺は、カウンターの中で新聞片手にうたた寝しているオーナーのオヤジに声を掛けた。
「おっす、オヤジさん。またアレやらせてよ」

声をかけられた親父はビクッとして目を覚ますと、俺に気が付いて長い欠伸をした。

「…おう、トシアキか。しょうがねぇなぁ。汚した跡は水流して片づけてけよ!」
「りょーかい、いつも悪いね」
「ま、どうせ今日も客はいねえしな…」

オヤジはため息をつくと新聞紙を被り、椅子の上でまた船を漕ぎ始めた。

俺はとりあえず仔実装入りのコンビニ袋を置くと、準備運動も兼ねて40球ほど中速ボックスで打ち込みをした。

程よい汗をかいた所で、ガサガサと騒がしくなってきたコンビニ袋の所に戻る。
そして、逃げられないように結んでおいたその口をほどいた。
むわ〜ん、と饐えたような糞のニオイが袋から流れ出す。
案の定、中では詰め込まれた仔実装どもが大量に脱糞していて、俺を見るやいなや口々にキーキーわめき始めた。

「飼わせてやってるのにこの扱いは何デチュかー!?」
「いつまでこんな袋に入れておくデチュ!泡々お風呂でキレイに洗うデチュ!」
「早く約束のステーキと寿司を用意するテチュ!このバカニンゲン!」

さっきと言ってる事が180度違うようだが俺は気にせず、
「ゴメンね〜、君たちこれでも食べてちょっと待っててね」
と、気をそらすために持ってきておいた『徳用 ばらおとめ堂の金平糖』をコンビニ袋の中に放り込んだ。
仔実装達は我先に金平糖を奪い合い、「美味いデチュ〜」と一心不乱に舐め始めた。

全くこいつらの食い意地と来たら。
食欲さえ満たしてやれば、食べてる間に殺されても気付かないに違いない。

さて、お楽しみの準備をせねば。

俺は袋の中から無作為に仔実装を掴み上げると、用意したビニールテープでなるべく仔実装が球状になるように、一匹ずつ丁寧にグルグル巻き始めた。
仔実装はと言えば、俺のあげた金平糖があまりに美味いのかこんな事をされていても全く気付かない様子だ。
おれはあまりのバカさ加減に苦笑しながらも、20匹の仔実装を手際よく球に巻き終えた。

そう、俺は普通のバッティングでは飽き足らず、ボールに見立てた仔実装でバッティングをするつもりなのだ。

もう何度目かになるこの遊びは、俺の虐待レパートリーの中ではなかなかのお気に入りだ。
ま、ここのバッティングセンターが流行ってないから客を断る訳にも行かず、オヤジが目をつぶってくれなきゃ出来ない遊びだけどね。

俺はピッチングマシーンが並ぶバックヤードへと仔実装ボールを運んでいき、手近なマシーンのボール供給ラインの先頭に来るようにこいつらをセットした。
そしてバッターボックスに戻ると、撥水性の薄手のハーフコートを着込み、目を守るためのゴーグルを顔に掛け、年季の入った野球帽を被った。

さて、手間のかかる準備は終わった。
これからが今日のメインイベント、ヒャッハーな虐待タイムの始まりである。
俺はロッカーに預けてあったマイバットを取り出すと、ネットに開いた切れ目をくぐってバッターボックスに入る。
ポケットの中から200円を取り出し、機械に投入した。

俺の手にしたこの緑色の金属バット。
元はといえば普通の輝く鉄の金属色だったのだが…。
バッティングで打たれた仔実装達の血をたっぷり吸い込んで、今では緑色に染まっているのだ(ホントウです)。
赤バット、青バットに次いで歴史に残るバットと言えば、きっと俺のマイ緑バットに違いない!(…いや、ここのオヤジ以外誰もこのバットの事は知らないんだけどね…)。

「今宵のコテツは血に飢えておるわ!」

ありがちなセリフを呟くと俺はバットを構えた。
作動を示す赤いランプが光り、アームが動き出す。
マシーンの方からテチュテチュと騒がしい声が聞こえてきた。
どうやら金平糖を舐め終えた仔実装が、テープでがんじがらめで身動きが取れないのに気付き俺に不満を訴えているようだ。

「テチャー!! ニンゲーン!!早くココから出すデチュ!!」
「今なら半殺しで許してやらん事も無いデチュ!! だから早くしろデチュ!!」

だがもう遅い。
動き出したピッチングマシーンはもう止める事が出来ないのだ。
いや、もちろん止めるつもりも全く無いんだけどね。

最初の仔実装が転がってきてマシーンのチャンバーに装填される。
ゆっくり回転したアームがテンションの限界を超えると、ブン!と音を立てて振り抜かれた。
時速140kmで発射された仔実装ボールが、うなりをあげて俺の立つボックスめがけ飛んでくる。
いや、うなりじゃない。
高速で飛行する仔実装が、あまりの恐怖に絶叫しているのだ。

「ギャァァァァデチュゥゥゥゥゥウウウウウウーーーー!!!!」

外角低め まさに打ち頃コース!!

俺は渾身の力を込めて、仔実装めがけバットをフルスイングした。
バットが仔実装ボールにミートした瞬間、

『バッチーン!!』

生肉を全力で壁にぶつけた様な、もしくはケツを思いっきり引っぱたいた様な音を立てて仔実装は爆散した。
ビチャビチャッ!!と元仔実装だった物が辺りに音を立てて飛び散る。
さっき物々しいくらいの装備を身につけた理由がお分かり頂けただろうか?
こんな汚い汁をマトモに浴びたら間違いなく、実装石の臓物臭が一週間ぐらいは抜けないだろう。
そのための全身完全装備なのだ。

「ジャストミィーーート!!」

と、俺は最近では福○アナもあまり言わないようなセリフを叫んだ。
この爽快感。
打った時の仔実装の潰れる手応え。
これだからこの遊びは止められない!!

と、すぐに2球目の仔実装ボールが飛んでくる。

「デチャァァァァァアアアアアアーーーー!!!!」

ボールは緑色の軌跡を曵きながら、シュートしてこっちに向かってくる。
中の仔実装がスピードへの恐怖で勢い良く脱糞しているのだろう。
飛んでくるラインが目に見えるのなら、変化球でも対応は容易い。
俺は球筋に逆らわずコンパクトにバットを振り抜いた。
少し芯を外した打球は赤緑色の軌跡を描いて右方向に飛んで行ったが、ネットに当たる前に弾けてバラバラになってしまった。

そう、タダでさえチリィのに、その形を保ったままで仔実装ボールを打ち返すのは至難の業なのだ。
目指すは正面向こうのネットで赤く二重丸に塗られ吊るされている、直径60cmのホームランプレート。
『当たった方にプレステプレゼント!!』と書いてあるが、多分これはPS3じゃなくて初期PSの事に違いない。
それでも当てたヤツはまだ誰もいないと聞いた。
あそこに俺の打った仔実装で、第1号ホームランのあかしの内臓飛び散る緑の花模様を描くのが俺の目標だった。

3球目は内角高めのストレート。
ボール気味だったのでスイングせずに見逃した。
仔実装は俺の後ろに吊るしてある緑色のボール止め板に激突し、ベチャッという音とともに緑色の染みになった。
粉々になった仔実装の偽石がパラパラと下に落ちる。
砕けたのは激突した衝撃か、高速で投げられた恐怖でだろうか。

せっかくだからバットを振ってやれば良かったかな、チラリと思った。
だが、結局投げられた時点で仔実装の死が決定している事に変わりはないのだった。

『ならば、せめていいコースに投げられて、俺に打たれてホームランプレートに当たってみせろ』

仔実装にとっては理不尽きわまりない事を考えながら、俺は黙々と職人のように仔実装ボールを打ち続けた。

「バチーン!」「デチャァァァァ!」
「バチーン!」「チベェェェェェ!」
「バチーン!」「ギャボォォォォ!」

しかし、なかなか前に仔実装のカタマリが飛んでくれない。
力まかせでバットを当てると仔実装はその場で爆散してしまう。
打った俺は気持ち良く虐待できているのだが、それではホームランに成りようが無い。
まさに痛し痒しなのだ。

そしてついにラスト一球。
俺はいいかげん疲れて適度に力の抜けたスイングで、仔実装に当てる事だけを考えバットを振り抜いた。
『パカーン!』といい音を立てて仔実装ボールが空を飛ぶ。

「テチュァァァァアアアアーーーーー!!!!」

俺にジャストミートされてもまだ儚く生きていたようだ。
仔実装はキレイな緑色の放物線を描いていい飛び方をしている。

「お、もしかして? そのまま行け!! 行けー!…アララ(笑)」

空気抵抗に耐えきれなかったのだろうか、プレートの手前で仔実装ボールは弾けてバラバラになってしまった。
そのまま飛べば恐らく的に命中しただろうが、残念ながら跡が残っていない。
これではオヤジにホームランとは認めてもらえないだろう。

「この根性無しめ…!!」

俺はマイ緑バットをホームベースに叩き付けた。
だが、もう仔実装ボールは一球も残っていない。
楽しい虐待タイムは終わってしまった…。

後片付けをしなければ。
仔実装の千切れた破片や体液で緑色に染まったバッターボックスを見て、俺はため息をついた。

「水で流せば落ちるかな…やっぱりデッキブラシかけなきゃダメか」

また仔実装を拾ってくればいいじゃないか。
あいつらは幾らだって公園にいるのだから。
やったねパパ、明日はホームランだ!
俺はウキウキしながらロッカーに掃除道具を取りに行った。

<終>

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1 Re: Name:匿名石 2023/04/27-12:20:17 No:00007098[申告]
勢いがあって面白かったです。
5が出ている中、貰えるのが初期のプレステなのは逆に珍しいかもしれません。
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