「うわーん!」 今日も公園からは実装石に襲われている子供の姿がある。 本当にその子供達や親からしたら実装石とは迷惑なものだろう。 こうなることを分かっていながら公園に来るのも変わっていると俺は思うが・・・ 「デププププ♪」 子供達のおやつを盗んでいつもの気色悪い声を上げている糞虫ども。ああ殺したい。 普段ならこの時点でそいつらの髪と服を奪い取り、池に突き落とし 池の周りに実蒼石を待機させて【切り殺されるか】【窒息死するか】を見て楽しむが今日は違う。 なぜなら今、糞虫の前にある滑り台、ブランコ、ジャングルジムのそれぞれに少女が一人ずつ居るからだ。 「デエェェッッッ!!??」 普段なら逃げ出す子供らが残っている、しかも三人!糞虫も驚いている 少女達はそれを眺めると、わざと手に持っていた菓子を美味しそうに食べ始めた。 滑り台の子はチョコレート。 ブランコの子は飴。 ジャングルジムの子は金平糖。 三人はそれぞれ違う色の服を着ていたので、その服の色の通りこれより 滑り台の子を【青】ブランコの子を【緑】ジャングルジムの子を【黒】としよう。 青「あーおいしい♪やっぱりチョコは甘いものに限る!」 黒「やっぱ私はカカオ70%辺りがおいしいと思うけどね・・・」 青「いや、普通のがうまいだろ。ポリフェノールだけが多くても駄目だ。」 黒「左様でございますか。」 緑「まぁまぁ、好みは人それぞれなんだからさ」 いかにも美味しいですよ。とそれぞれの遊具から話をしている少女達。 もちろんそれに反応しない糞虫などは存在しない!!!(多分 「「「「「「「デスウウウゥゥゥゥゥッッッ!!!!」」」」」」」 羨ましいのやらちょっとした怒りやらで叫び始める糞虫。 いつの間にかさっきより数が増えている。軽く数えて数十匹、かなり来やがった・・・ 「「「デププププ♪」」」 数匹が笑っている。恐らくこの数なら勝てると思っているのだろう。 しかし少女達はまったく相手にせず会話に華を咲かせている。 それでスイッチが入ったか、糞虫達が一斉にそれぞれの遊具に走って行く。 見事に3等分・・・とは言えないな。数的に 飴<<チョコレート<<金平糖 って所か。つーかこいつらは滑り台やジャングルジムに登るつもりなのか? 「デスゥデズデズッ!デズッ!!(それを寄越すデズッ!クソガキ!!」 「デスッデスデスデスゥッ!!!(今コッチに寄越せば奴隷にしてやってもいいデスゥ!!!」 「デスデスゥ!!(飼わせてやってもいいデスゥ!!」 おーおー、勝手な事騒いでんな。 三人の手にはしっかりとリンガルが握られている。今の糞虫の言葉を見て三人は 青 ずっと笑っている。しかしその笑みの裏には確実なる闇が潜んでいる 緑 ちょっと悲しそうな目をしたがすぐに笑みに変わった 黒 ほんの一瞬だったが、いかにも【殺】という顔になったのを、俺は見逃さなかった そんな所か。 糞虫達はそんな事お構いなしのようだ。そりゃ菓子しか目に映ってないもんな・・・ (もしやられそうになったら助けてやるか) 俺はそう思ったが、内心楽しみにしていた。 いくら人間と実装石とでは力差がありすぎるがこの数だ。もしかすると、と思ったが 俺は少女達に期待を寄せていたのだ。 この数だぞ?いくら何でも・・・ 糞を投げられ汚されでもしたら・・・ 怪我させられるくらいならあるだろ・・・ 色々なオモイが交差する。しかし俺は直感的に思ったのだ 少女達は無傷で実装は負ける なぜかは分からない。ただなんとなく。 そして俺は、この光景を眺めさせてもらう事にした。
