【花火になった実装石】 By ウジーノ 「実装製薬より新発売!≪爆裂ドドンパ≫・・・あなたの愛する実装に大空をプレゼントォ・・・?・・・即効&速攻・・・」 敏明さんは、自分の飼い実装(妊娠中・以下、親実装と表記。)を小脇に抱え、梅雨明けの夏真っ盛りの青空の下、近所の公園へ足を急がせていました。 親実装は腕の中で「デス♪デェスデス♪」とモゾモゾうごめきながら、飼い主の敏明さんに甘えんぼします。 「ご主人様と外出デェス♪おデ〜トなのデスゥ♪」 (誤解すんじゃねェよ) そして思い出したように自分のお腹をさすり出すと 「デッデロゲェ〜〜〜〜ッ♪」 親実装の顔が、もうじき抱ける仔実装(まだ胎児)を妄想して、このうえなく幸せそうに歪みます。 (醜すぎる) (そそられる) (・・・効き目のほどは・・・ウズウズずるナ♪) 敏明さんは、そんなことを心の中で、延々と楽しげに呟きながら、ついに公園の門をくぐって、中央の噴水へと到着しました。 「おまえ、天国に行ってみたいって・・・思うか?」 「デア・・・???・・・ご主人様ァ、天国ってどんな場所デスゥ〜〜〜?」 「この青空の上にある、幸せの国さ。ほしいものは何でも手に入る、天上の楽園さ。」 「幸せ・・・何でも・・・手に入る・・・楽園・・・デスゥ!?・・・!!!!ッテッテケテ〜〜〜♪♪」 「行きたいか?」 「当たり前デスゥ!!」 「本当か?オマエ、お腹に仔供が入っているだろォ・・・?」 「「「アタシの仔はカワイイ仔デスゥ♪選ばれし仔デスゥ!!だから・・・楽園へ行くのは当然デスゥゥウウ〜〜ッ!!!これは権利なのデスゥ!!!!」」」 「はァ・・・わかってネェ・・・もう一度質問する。お腹の仔と一緒に天国へいくのだな・・・???」 「「「あったりまえデスゥ!!ゴタゴタいうなデスゥ!!!!」」」 敏明さんは暑さでもう、汗だくです。どこまでも澄み渡った夏の青空が彼を見下して嘲笑しているようでした。 しかし、敏明さんの顔は、その青空よりも美しく晴々と澄み渡り、微笑んでおりました。 そんなおり、一条の飛行機雲が、入道雲のなかへ消えてゆきます。 敏明さんは “ くくくッ ” と笑みを漏らすと、滝のような汗を手の甲でぬぐいながら、噴水の縁に腰を下ろして、ポケットから≪爆裂ドドンパ≫を取り出しました。 「「「デアァッ!!!!」」」 親実装がそれを見た瞬間、コンペイトウと勘違いをして、湿った絶叫をあげて、敏明さんの脚に、頬を擦り付けはじめました。 親実装は瞬時に糞蟲と成り下がったのです。 「テチュ〜〜ン♪テチュ〜〜ン♪♪」 媚びる糞蟲の口の端からは、薄緑色に濁って、ネバネバした唾液が一筋、漏れて出て滴っていました。 しかし、やらない。 敏明さんは、糞蟲が、誠の糞蟲になるのを待っているのです。 「ニンゲン!!キサマごときにコンペイトウは勿体ないのデスゥ!!こちらによこしやがるのを、しゃァねェから許してやるデスゥ♪いまなら特別デスゥ!!」 ・・・OK♪・・・ 「ほうら、やるよ・・・約束ハ聞キ届けタリ・・・ケケケケケ♪」 「「`・・・????・・・、すこしは見所あるデッスゥ —————— ッ !!!!! 」」」 糞蟲は爆裂ドドンパを一つもらって、「A」型の口にほおり込むと、くちゃら、くちゃらと咀嚼をし始めました。 (ガリリ・・・ッコリ・・・ごっくん・・・・) 「うまいデスゥ♪♪高貴なアタシの美しさへのご褒美なのデ・・・デデッ!?・・・・・デア・・・ッ!?」 BAPON!!! 糞蟲のパンツが内側からコンモリ盛り上がって弾けると、糞蟲の尻の穴から ≪≪ プリプリッ!プスゥ〜〜・・・ ≫≫ ・・・と、黄色いガスが秒を追うごとに、勢いと量を倍化させて噴射しはじめたのです。 やがて糞蟲の体がキリモミしながら宙に浮き始め、そして・・・ 『『『 助け助けテ助け助けスゥウウウウウウウウッ!!!!????・・・ッ助けデアッ!デアアッ助け助け助・・・デアッ! てェデテ助け助け助けてェ助けてェデスゥウウウウウウウウッ!!け助・・・!!!助け助け助けてェ助け 助け助けテ助け助け助けてェ助けてェデスゥウウウ助けてェ助けてェデウウウウウッ!!!!????・・・ッ助け助け助!! !!????・・・ッ助け助け助助け助けテ助スゥウウウウウウウウッ!!!!????・・・ッ助け助け助け助・・・デアッ!デアアッ!!! 』』』 ・・・ Good Job KUSO MUSHI ・・・♪ 「「「「デギャアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァァァ・・・・ァ・・・ァ・・・・・・」」」」 どしゅるるる・・・・・ ああ・・・糞蟲はあの青い大空へと飛び立ってゆきました。 彼女はお星様になったのです。黄緑色の航跡を白い綿雲の間に遺して・・・。 きっときっと・・・気のせいでしょう。 「DEATH!!!」という爆発音が雲の向こう側で、響き渡ったこと。 そして、濃緑色の花火が青空の片隅に地味に拡がって、 四方八方に「「「テッテレ〜〜♪」」」と叫ぶナニモノかが、飛び散っていったこと・・・。 みなさん、きょうも空は青いです。 【END】
