「 デシャアアアアアア!!! 」 前列33匹の中心から、身体一つ更に突出した巨大獣装チィが吼えた。 上から下へ駆け下りる獣装石達は速さを増す。 『 来たぞ! 』 駆除員達が、各々で持っていた棍棒やサスマタを持って頭上に構える。 前回の被害を聞いていたため、駆除員達に油断は見られない。 30名の注意が前方の獣装石達に向けられた。 『 ……グァ!! 』 『 ガァッ!! 』 十分に加速した獣装石達の突進を避けきれず、数人の駆除員が正面から喰らった。 途端にそのまま横転し、下へ転がり木の幹に身体を打ちつけた。 「 ャアアアア!! 」 「 デァァアアァァッァァア!! 」 辺りは一瞬のうちに混戦となった。 獣装石達は爪を立て、青い服を着た駆除員達に襲い掛かる。 『 ざけんなぁ!! 』 『 ブッ倒せ!! 』 気構えができており、しかも前回と比べて大幅な人員。 駆除員達は手に持った棍棒を振り回し、サスマタを獣装石達に突き出す。 獣装石達は手の爪で人間達に切りかかった。 「 ギャアア!! 」 『 ……つぅぅ!! 』 「 デギャッアァァッァ!! 」 『 グァ!! 』 山中で駆除員達と獣装石達の悲鳴が入り混じった。 振り回された警棒を避けきれず、頭を大きく打ち付けられた獣装石が吹き飛ばされる。 獣装石の爪が駆除員の作業着と共に腕を切り裂き、鮮血が流れる。 サスマタによって地面に押さえつけられた獣装石を、駆除員達が爪の届かない間合いで棍棒を叩きつける。 脛を切られた駆除員が持っていた駆除用具を放り出すと足を抑えて倒れこむ。 静かだった山に響き渡る怒号と悲鳴。 だが、追い風は確実に人間の方へ向きつつあった。 「 ギャァァ!! 」 「 デギャ! 」 明らかに前回とは異なる苦戦。 駆除員達の攻撃により、獣装石達は時間と共に1匹づつ動けなくなっていった。 「 お前たち、頑張るデス!! ここで負けたら村は終わりデスッッ!!! 」 その中で先頭に立ち、チィが駆除員達の攻撃を受けつつ辺りの仲間へ声を上げた。 チィは人間達から幾度となく棍棒で打ち付けられようと決して後ろに下がろうとしない。 警棒が頭部を直撃し、体液が流れて頭巾がその色に染まる。 それでもチィは前に進み、駆除員達に殴りかかった。 『 ギャァ!! 』 胸の部分を鈍器で突かれたような衝撃に、駆除員が咳き込んで倒れた。 そして抑える手の指の間から流血。 こうしてチィ一匹で、何人もの駆除員を倒すものの、やはり流れを変えることはできない。 「 デッ……!! 」 混戦の中、ホウの頭部に駆除員が打ち下ろしたサスマタが強打した。 「 デッ……デェ……! 」 横転し、一度は倒れるものの立ち上がるが、頭部を抑えつつよろめく。 「 ホウ、大丈夫デスか!?ホウ!! 」 傍に居た獣装石がホウの身体を支えた。 この旗色が悪い中、更にホウが倒れたと辺りに伝わる。 獣装石達の間に動揺が走り、敗北への予感が湧き上がってくる。 「 これでは…指揮を取れないデス……… 」 「 ホウ、しっかりするデス! 」 「 ……セキに指揮をするよう伝えるデス…… 」 「 デ…!? 」 「 早くセキに指揮を……セキが全てを指揮を執るよう伝えるデス…!! 」 「 わ、分かったデス!!! 」 ホウから指示を受け取った獣装石は、辺り全てに聞こえるよう走り回った。 「 全獣装に通達デス!全ての指揮はホウからセキへ!! 」 戦闘により混乱の最中、伝令が飛ぶ。 「 全ての指揮はホウからセキへ!!全獣装はセキに従うデス!!! 」 「 デェ……デェ……! 」 セキもまた駆除員と死闘を繰り返していた。 だが回りの状況から、自分達に旗色が悪いのは感じ取れている。 その中、自分に指揮権が与えられたと悟るや、セキは瞬時に頭を切り替えた。 「 全獣装、後退!! 」 ……!! 混戦中の林へ響くセキの声。 「 後退するデス! 」 「 下がるデス! 」 更にテンとチィが復唱し、全ての獣装石に命令が伝わる。 行動可能な獣装石達は瞬時に後ろへ飛び、駆除員達と距離を置いて走り出した。 現時点で既に獣装石の三割以上が戦闘不能。 辺りには動けない獣装石と駆除員が倒れこんでいるが、動ける人間達は後退する獣装石達を追った。 「 テン、突撃!! 」 「 デスッ!! 」 テン以下8匹の獣装石達が翻ると、再び追って迫る駆除員達へ。 僅かな距離だが駆け下りることによって速さを増し、数名に体当たりを食らわす。 「 テン、後退! チィ、突撃! 」 「 任せろデスッ! 」 混戦する前にテンの隊を素早く退かせ、代わってチィの隊が突進。 「 ホウの隊、突撃! 」 この間、ずっとセキは人間達の動きを注意深く観察していた。 一人一人の動き、集団としての流れ。 隻眼の獣装石の頭の中で、完全に人間達と獣装石達との配置がイメージされていた。 「 テン、長い棒を持った右のニンゲン達に突撃デス! 」 「 そこでチィ、中央を抜けて下へ! 」 「 ホウの隊は再び上へ登るデス! 」 獣装石達の相手をしている人間達も、混戦の中で気付いた。 一匹の獣装石が声を張り上げるたびに、獣装石達が目まぐるしく動く。 その一糸乱れぬ動きと獣装石独特の脚力に、駆除員達はなかなか動きを捉えきれない。 獣装石達の配置は一時も同じでなく、常に流れ動いていた。 『 あの片目、獣装石を手足みたく操ってやがる……! 』 駆除員の男が舌打ちして呟いた。 しかし、それでも決定打とはなり得ない。 ほんの少しだけ流れを取り戻した獣装石達だったが、やはり駆除員達を押し戻せない。 一進一退の硬直が続く。 だが、ここで状況が再び変化した。 ピーッ ピーッ 『 ゼェ……なんだよ、こんな時に……! 』 駆除員の一人が、腰に下げていたトランシーバーを手に持った。 片手でサスマタを構えつつ、手に持つとスピーカーからノイズ混じりの声が聞こえる。 『 ……なにっ!! 』 男の声に、辺りにいた駆除員達の気が惹かれる。 『 ひ、引き上げだ!! 』 『 …!? 』 駆除員達が、その言葉の意味を捉えきれず動きが止まる。 『 何でだ、あと少しでコイツらを…! 』 『 それどころじゃない!下が火事だ!! 』 『 か、火事!? 』 『 あぁ、下の集合場所が火事でメチャクチャだ!! 』 ホウは人間達の注意が山の方に集中しているのを逆手に取った。 所持していたマッチ、ライターと紙を渡すと、麓近くの駆除員集合場所へ向かわせた。 今回集合した駆除員達は30人だが、連絡用詰め所には3人しか残されてない。 獣装石3匹は駆除員達が山に向かうのを確認すると、気付かれぬよう侵入した。 連絡所として簡易的にテントが張られていた。 3匹は連絡所の隣に積み上げられていたダンボールに目を付けた。 今回の駆除で多くの道具が用意され、その道具を梱包していたダンボールである。 持っていた紙片で火を点けると燃え広がった。 更にダンボールからテントへ燃え移り、あっという間に飛び火した。 そして辺りの枯れ果てていた草木にまで燃え広がり、連絡所周辺は大混乱となる。 「 ……助かったみたいデスね 」 負傷した駆除員達を別の駆除員達が肩を貸しながら、山を降りていく光景が見えた。 体液が流れ落ちる頭を抑えながらホウの表情が僅かに緩む。 だが、決して喜べる状況では無かった。 「 動ける獣装石は手を貸すデス! 」 「 しっかり!しっかりするデスよ!! 」 「 誰か、こっちも手当てを!手当てを頼むデス!! 」 今回の駆除戦、結果として人間達を押し返すのに成功したものの、惨憺たる状況だった。 山頂の居住区の地面に、身動きの取れない獣装石達が横たえられている。 その獣装石達の傷口に、実装石達が止血用の薬草を押し付け、蔓草を巻きつけて固定した。 そして今も尚、山の中腹から続々と獣装石達が運び込まれている。 「 こ、こいつらも頼むデス! 」 チィが両脇に獣装石を2匹抱えて登ってきた。 だがチィでさえ、その全身は傷だらけであり、服には体液が滲んでいる。 「 その前にチィ!お前も怪我をしてるから、こっちに来るデス! 」 「 こんなの怪我のうちに入らないデス!! 」 巨大獣装は獣装石2匹を降ろすと、再び山の中腹へ仲間を助けに行った。 「 ホウ、今はゆっくり休むデス 」 「 すまないデス……こんな時に…… 」 ホウは自力で山頂まで登りきれたものの、やはり傷は決して浅くなかった。 自分の寝床で横たわると、セキから手当てを受ける。 今は手当てのできる実装石の手が足りず、セキ自らが老獣装の頭巾を脱がして薬草で治療していた。 「 …それで被害はどうデス? 」 ホウの問いかけに、蔓草を結んでいたセキの手が一瞬止まる。 「 まだ正確には分からないデスが……たくさん死んだデス… 」 無傷の者達の方が少なかった。 この駆除戦に参加した獣装石は、ほぼ何らかの負傷をしていた。 「 やはり……人間には敵わないデスね… 」 今回は苦戦すると頭の中で分かってはいたが、実際の現実に老獣装は溜め息をついた。 長い年月をかけて鍛え上げてきた獣装石達でさえ、正面からぶつかっては足止めが精一杯だった。 「 ……移住準備はどうデス? 」 「 明日には終わるデス、何とかワタシ達が時間を稼げたデスから。 デスが……まだ偵察の3匹が戻って来ないデス 」 「 ……デスか 」 「 早く新しい土地を見つけないと……早く逃げ出さないと……もう守りきれないデス 」 セキの呟きを聞き、横たわった老獣装は両目を閉じた。 前回の駆除戦でも数匹の重傷獣装は居たが、備蓄した食糧を放出して回復させた。 たとえ重傷を負おうとも、十分な栄養さえ有れば獣装石の回復は早い。 だが今回は余りにも傷を負った者が多すぎた。 重傷以外の負傷獣装も当然、通常より多くの食料が必要である。 だが、こうなっては満足に供給する程の量は無かった。 「 ……やはり引き止めるべきだったデスね 」 横たわっていたホウの突然の呟き、セキには理解できない。 「 何をデス? 」 「 セキには前に話したデスね?ワシが若い頃に会った実装石のことを… 」 それはまだセキがホウと会って間もない頃。 ホウがまだ村を作り始めたばかりの時に出会った実装石の親仔である。 それまでホウが見たことのない程の高度な知能を有する個体。 「 あの実装石が仲間になってくれてたら……犠牲が出ずに済んだかもしれないデス… 」 「 ホウ… 」 「 ワシとは違って、もっと良い妙案を出してくれたかもしれないデス… 」 今まで200近い獣装石と実装石を率いてきたホウが、初めて弱音を吐いた。 どんな時も自力で何とかしてきた老獣装も、今回ばかりはどうにもならなかった。 「 ワシとあの実装石が組めば……もっと…もっと上手く行ったに違いないデス… 」 ホウはうわ言のように呟き続ける。 セキは改めてこの老獣装が、あの実装石に関して後悔してるのが分かった。 夜半になり、セキはテンとチィ、そして主な者達を集めた。 ホウはまだ負傷中であり今は起き上がれないため、セキが代理の長となる。 「 被害はどうデス? 」 治療担当の実装石がセキに聞かれて答えた。 死亡8、重傷31、そして他の殆どの獣装石は何らかの負傷をしていると。 「 今、満足に動ける獣装石は20匹居ないデス… 」 指揮獣装のテンやチィですら手傷を負っていた。 今ここで人間達に攻められてはひとたまりも無いだろう。 「 それから食料も残り少ないデス 」 やはり前回の駆除戦での事が今になって響いていた。 獣装石達の身体を回復させるには絶対的に食料が足りない。 「 ……残りは食べてしまってはどうデス? 」 テンの意見に全てが耳を傾けた。 「 どうせ新しい土地に移るのなら荷物は少ない方が良いデス 重傷の者達に多めに渡すデスよ 後は少しだけ残して、持って行くデス 」 テンは新しい土地への移動中に食料を探すのを提案した。 移動中に山菜などを採集すれば、十分に食料となり得るのではないかと。 「 …では、そうするデスか けれども、まだ偵察の3匹は戻ってきてないデスね 」 「 まだ探し回ってるはずデス……早く見つけて戻ってきてくれれば良いデスが… 」 そこでテンは口をつぐんだ。 今回、獣装石達は持ち得るあらゆる手段を講じて人間の駆除を退けた。 一度目の駆除は12人、二度目の駆除は35人。 次の三度目の駆除も、実施されると見て間違い無い。 しかもそれは近いうちに、更に今回以上の人員が投入されるであろう。 今回の二次駆除戦で既に、戦力的には人間側に劣っていた。 退けたのはホウの奇策が上手く行ったに過ぎない。 しかもこちらは犠牲も多く、簡単に戦力を立て直せない。 「 次に戦えるのは半分……いや、もっと少ないデスかね… 」 テンがふと真実を洩らした。 次の駆除戦は、間違いなく防ぎきれないのは誰にも分かっていた。 山頂の端にある僅かなスペース。 「 ママー!ママァーー!! 」 横たえられた土気色の肌の獣装石の顔に、仔獣装が泣きついていた。 更にその横に7匹の土気色の獣装石。 セキ、テン、チィと獣装石数匹が、その前に立って見下ろしていた。 今回の駆除戦で死亡した獣装石達である。 「 そんなに泣いては駄目デスよ…?ママに笑われるデスゥ…… 」 「 ママ…ママァ…… 」 実装石の一匹が仔獣装の傍に屈みこむと優しく言い聞かせた。 抱き上げると背中をさすりながら遠ざかる。 「 ……お別れデスね 」 セキが一言だけ言うと、皆は縦に長い穴を掘り始めた。 その長い穴を掘り終えると、獣装石の遺骸を持ち上げ、ゆっくりと中に降ろした。 そして掘り起こした土を上からかぶせる。 亡き獣装石達の身体は徐々に見えなくなっていった。 その8匹の墓の前に立ち、セキは土の盛り上がりを見下ろしていた。 「 ……テン、チィ 」 「 デ? 」 「 どうしたデス? 」 「 この前もワタシは、お墓を作ったデスよ 」 全滅した河川敷のコミュニティ。 セキは最後の生き残りの仔獣装を受け取ると、一匹の実装石の墓を立てた。 そして日を置かず、また仲間の死に直面してしまった。 「 …今度は誰のお墓を作るのデスかね 」 セキの言葉をテンとチィは何も言葉を発せず、黙って聞いていた。 果たして次の戦いでは何匹の犠牲が出るのか。 何匹が生き残れるのか。 そして次の犠牲が自分達かもしれないと感じていた。 夕方の街の大通り。 道行く通行人の中、3人の女の子が歩きながら談笑している。 『 うん、それでね… 』 『 それ、ホント!? 』 『 あの子がね… 』 どこの街でも見かける、3人の少女。 『 そういえば冬香も元気になったね? 』 『 …え? 』 『 前まで、あんなに落ち込んでたじゃない 』 『 あ……ははは… 』 『 あ、ゴメンね、変なこと言っちゃって 』 『 うぅん、全然気にしてないから 』 セキが少女の下を飛び出して、早1年。 成長期の冬香もまた背が伸びていた。 あの朝、冬香はどこにもセキの姿が見えないと、家を飛び出して近所を探し回った。 空き地や公園など、実装石が住み着きそうな場所は全て足を運んだ。 更に足を伸ばし、冬香は隣町まで探しに行った。 しかしセキは見つからなかった。 自分が弟のように育てた隻眼の獣装石は何処にも居ない。 あらゆる場所を回ってセキを探し続け……家に帰ってきたのは夕方だった。 あれからどれだけ泣いただろう。 セキが最後に残していったメモを見るたびに涙が出た。 もう二度と会えないと冬香も感づいていた。 獣装石として野生に目覚めたセキが、自分の所へ戻ってくることは絶対に有り得ないと。 埋めようの無い喪失感が、再び冬香を塞ぎこませた。 前に比べて更に部屋に閉じこもり、1人で過ごすようになった。 だが近所の友達に救われた。 自分の実装石のため、セキを失った冬香を慰めようと声をかけてくれた。 セキは冬香のことが嫌いになったのではなく、野生に帰ったのだと言ってくれた。 少女は隻眼の獣装石を失ったが、全てを失ったわけでは無かった あれから外に出るようになり、再び近所の子を遊ぶようになった 時間と共に少女の心の傷は癒え、セキを失った悲しみも忘れていった。 やがて心の中で整理がつき、セキは自然に帰っただけだと考えるようになった。 実装石に関することを調べるうちに、獣装石についても色々知った。 あれ以上同じ場所に住んだとしても、人間の冬香にとっても獣装石のセキにとっても、お互いに不幸になるだけだと。 同じ場所には住めないと自分を納得させた。 一緒に住むことはできないけど、今もセキは元気に暮らしてると思った。 < ……ニュースです > 3人が交差点で信号待ちをしていると、街角に設置されたモニターが視界に入った。 モニターにはニュース番組が映し出される。 信号が青になるまでの僅かな間、冬香は何気なく番組を見上げた。 『 それでね……ン? 』 『 ……冬香? 』 信号が青になり、少女2人が横断歩道を渡ろうとして、冬香が横に居ないのに気付いた。 背後を振り返ると冬香はモニターを見上げたまま立ち尽くしていた。 付属のスピーカーから通り一帯へ放送が流れ、幾ばくか通行人も立ち止まって見上げている。 < …こちら現場です!現場は今、大混乱です! > < 今、消防車が来ました! > < 消火活動は夜まで続く見通しです! > < 今、救急車が!負傷者が続々と運ばれて行きます! > モニターの向こうは火の海。 更にその横を、大勢の負傷者が救急車へ運び込まれていく。 < 実装石ではありません! > < 何十匹という獣装石です!獣装石に襲われたんです! > 『 ……どうしたのよ、冬香? 』 モニターを見上げる冬香の肩が震えてる。 友達の呼びかけにも答えず、冬香はモニターに見入っていた。 < 巨大な、巨大な獣装石です!! > < 普通じゃありません! > < 群れのボスは片目です!! > 『 ……! 』 レポーターの声に、冬香の肩が一際大きく震えた。 < 巨大な!!巨大な片目の獣装石です!!! > 『 …セキ…………セキなの……? 』 モニターを見上げる冬香の頬に数ヶ月ぶりの涙が伝った。
