タイトル:【虐・馬】 めくら実装
ファイル:めくら実装.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:4875 レス数:0
初投稿日時:2006/10/06-07:10:33修正日時:2006/10/06-07:10:33
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「おいおい……マジかよ?」

 ある日、俺は暇潰しに糞蟲でも皆殺しにしようかと、虐待用エサのミニパックをもって
近所の公園にやってきていた。
 だが、思いがけない出来事が俺を襲った。
 公園に着くと、ちょうど目の前を信じられないほどブサイクな禿実装が歩いていたので
景気づけに打ち上げ花火にしてやろうと近づいた。
 が、糞蟲にドドンパとコロリを差し出したところ、なんと悩む素振りすら見せずに拒絶
したのだ。
「見た目はクズだがなかなか賢い実装だなぁ」……などと思ってたのだが、そいつが続け
た言葉に俺は耳を疑った。

『デププ、見えるデスゥ。お前、虐待派デスゥ?』

「あ?」

 それがどうした、と言おうとした瞬間——

『ワタシは「何でも見える目」があるデスゥ!
 ポケットに隠してる『あぶないモノ』の袋が丸見えデスゥ♪』

 そう言ってソイツが指差したポケットには、たしかにコロリとドドンパの袋が突っ込ん
であった。他にも実装はライター、財布、カギ、ハンカチ、パンツの柄……見えないはず
のモノを次々と言い当てていく。
 そう、なんとコイツは、『透視能力』を身につけた実超石だったのだ!

「へー、すげえなぁ、お前」

 俺がハナクソほじくりながら感心して実超石を見つめていると、こいつは何を勘違いし
たのか、さも見下したように『テププ』と笑うと突然パンツを脱ぎ始めた。
 俺が呆気にとられていると、実超石はクソまみれの総排泄孔を撫で回しながら『デッフ
ッゥウ〜ン♪』と吐き気をもよおす嬌声を上げてヨダレをだらだら垂れ流している。その
見られただけで無意識にゲロがこぼれそうな薄らサムい眼差しが見つめているのは、俺の
……股間だ。

『どうデス、ワタシのチカラの前には虐待派の策略も無意味デスゥ?
 その変なコンペイトウモドキなんてひとかけらも食ってやらないデスゥ♪
 高貴なワタシはお前のような下賎なニンゲンとは格が……いや次元がちがうんデス!
 テププ……お前のような愚か者は全てを見透かされた絶望の中で死んでいくがいいデスゥ!
 ……でもまぁワタシも鬼じゃないデス♪ お前、顔はブサイクデスが、なかなかいいモノ
持ってるデスゥ〜ン?
 この高貴で特別なワタチの子孫を残すための「種馬」にし・て・や・る・デッスゥン♪』

 あぁ、どんな能力があろうと糞蟲はしょせん糞蟲なんだなぁ。ちょっとしたスキに見
に
付け上がりやがる。

『さあ、そのいきりたった貧相なモノでせいぜいワタジヲボボォォォォ!!
  デビィィィャアアアアァァアアアアアアアアア!??!』

 俺は汚らしい総排泄孔に鉛入りの安全靴(虐待用)のつま先をぶち込んで腹の中ほどまで
突き破ると、そのまま足を踏み降ろして腹の中から背骨をへし折り、糞蟲の両目に指を
突っ込んで視神経ごと引きずり出してやった。
 日の光にすかしたそれは……薄汚く濁った、いつもの糞蟲の眼球だ。
 うーむ、透視能力が備わってるわりにコレか。目じゃなくて脳に秘密があるのだろうか。

『テビィイイィッィアアアアアアアア!!! デヂィィィィィィィl!!』

 太陽にかざしながらためつすがめつ観察している俺の足元で、糞蟲は「なんでも見える
目」の無くなった眼孔に手を突っ込みながら、激痛のあまりのたうつことも出来ずに猛烈
な勢いでゲロと糞を撒き散らしている。

『デビィィィィィ!! クソニンゲンやめるデズゥゥゥゥウ!! お日様まぶしいデズァ
ァァアアアアアアアアア!!』

 お? すげえな、これでも見えてるんだ。やっぱり目のつくりが違うのかなぁ?
 俺は赤い方をつまみ、さっきからチラチラと物陰からこちらを伺っている野良実装に
放り投げてやった。

『デッ!?』

「おーい、その飴玉お前にやるよ」

 俺がそう言うと、その野良実装は一瞬考え、デッスー♪とバカっぽい歓声を上げて
透視糞蟲の眼球を口に放り込み、容赦なく噛み砕いた。

『ッデェェエエエエ!!?!?!! デジャアアアアアアアアアアアアアアアア!!』

 糞蟲が一際大きな声で絶叫し、ないはずの眼球を庇うように手をブンブン振り回す。
おー痛そう。やっぱり神経も繋がってるんだなー。

『甘くないデスゥ?』と訝しんでいる野良実装は無視して、俺はあまった緑色の眼球を
掌に置くと、ポケットからジッポライターを取り出して火をつけた。
 ゆっくりと、見せ付けるように眼球に火を近づける。あと10センチ、5センチ、3……。

『デジャアアアアアアアア!! やめるデズ! やめろデズ!! や、やめ、やめて
デス! やめてくださいデギャアアアアアアアアアアアアアアア………———』
 
 パキン。

 あ、割れちまった。ストレスで偽石が崩壊した糞実超の死骸、そのぽっかり開いた
眼孔を見下ろしながら、俺はしみじみ呟いた。

「バカかお前は? コロリが見破られたなら手ずから殺すだけだってのに」

 それとも、力比べでも勝るつもりだったのだろうか。この糞蟲は曲がりなりにも、コロリや
ドドンパのことを知っていて、精巧に似せて作られているパッケージの差異まで見破るような
知能の持ち主だったのだ。能力を差し引いても尋常ではない賢さだった。
 そんなこいつが、自分は人間に敵うと本気で思っていたのだろうか。
 脆弱でちっぽけな実装石が?
 何でも見通せるチカラを持ちながら、そんな当たり前の現実も見えていなかったのか。
 いやー、自分が見えてないってのは怖いもんだなぁ。

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