タイトル:【愛→虐】 途中長々しい説明あり
ファイル:ヴァーチャル.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:2848 レス数:0
初投稿日時:2006/06/26-05:54:47修正日時:2006/06/26-05:54:47
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「チッ、逃げ足の速いやつだ」

タッタッタッタッタ・・・・・

「デッ・・・・ッデスゥ・・」
ニンゲンが・・・ニンゲンがくるデス・・・・
早く・・・・早く逃げなきゃママや姉妹のように殺されるデス・・

ガッ!

「デェェェ!!」
「つーかまえたっと」
あ・・・ああ・・・死ぬのは嫌・・・死ぬのは嫌デスゥ・・・・

ゴキャ!!






「デギャァァァァァァァァァァ!!」
・・・?
ここはワタシのお家?
「どうしたんだい!?エメラダ!!」
エメラダ・・・・それはワタシの名前・・・
そしてこの人は1年前ワタシを拾ってくれたご主人様・・・ワタシの好きなご主人様。

ガバッ!!

「デェェェェン!デェェェェン!」
「おーよしよし、また怖い夢を見たんだね」
「デスゥ、デスゥ・・」
ああ・・・ご主人様の胸の中・・・あったかいデスゥ・・・ずっとこうしていたい。
「ママどうしたんテチュ?」
「ワタチも抱っこして欲しいテチュ〜」
この子達はワタシの仔達・・愛しい愛しいワタシの仔デス。
良かった・・・・・さっきのは夢・・・・怖い夢だったデス。



ワタシは一年前、道で傷だらけになってる所をご主人様に拾ってもらったデス。
「ニンゲン」に怯えるワタシを献身的に介護してくれたご主人様。
とても優しくて・・・・いつも公園に来るニンゲン達とは大違いだったデス。
この人はきっとママの言っていた「アイゴハ」だったんデス。
ワタシを飼ってくれるうえ名前までくれて・・・・そして最近生まれたワタシの仔達にも愛を注いでくれる。
ワタシはご主人様に拾われて幸せデス・・・・・・・



「・・・・・どうしたの?エメラダ」
「デッ・・・なんでもないデスゥ」
心配そうに覗き込むご主人様。
「ちょっと考え事をしてただけデス」
「そう・・・それなら良いんだ」
「テチュ!ママ遊んで欲しいテチュ!!」
ワタシの仔が服の裾を掴む。
「フフッ・・・そうね、庭で遊んで気分転換したら?」
「・・・・そうデスね・・・・あなた達お外に行くデス」
そう言うと仔供達がはしゃぎだす。
元気があり過ぎて玉にこっちが疲れちゃうデス。
「わーい!ママ、ボール遊びして欲しいテチュ!」
「ワタチは肩車してテチュ!」
「ワタシは・・・ワタシは・・・テチュ〜・・・・」
「はいはい、お庭に行きながら考えるデス」
「「ハーイテチュ」」



「ママもっと遊ぶテチュ!!」
もう限界デス・・・この仔達はホント元気なんだから、昔から疲れというのを知らないデス。
「デスゥ〜・・・・ママはもう疲れちゃったデス。ちょっと休んでるから庭から出ないように遊ぶんデスよ。」
「・・・・わかったテチュ!」
そう言うとその仔はみんなの所に走っていった。
ワタシは近くの石に座って周りを見た。
楽しそうに遊ぶ仔供達・・・・・縁の下に座って微笑みながらワタシ達を見るご主人様・・・・
これが幸せ・・・・ママ達が殺されてたった一人で野良生活をしていたらわからなかったデス。
本当・・・ワタシはこのご主人様に拾われて良かったデス・・・・・・
この幸せがいつまでも続いてくれたら良いのに・・・・

べチャッ!!

「デデ!!」
今の音はなんデス!!?何かが潰れる音!!?
ワタシは急いで仔供達を見る。
「テチュゥ〜」
「デェッ!!」
ワタシの仔の下半身が潰れている・・・・・おそらく高い所から落ちたんデス。
「大丈夫デスか!!?今行くデス!!」
「あ!ママまた遊んでくれるテチュ?」

ズリ・・・・ズリ・・・・

「デ・・・・デデェ!!」
なんで・・・・・・なんで足の無い仔がこっちに近づくの?
「テチュ!ダッコしてほしいテチュ!!」
どうして・・・・どうして体が潰れたのにそんな笑顔でいられるの?
「遊んで・・・・あソんデテチュ!!」
「こ・・・・こっちにこないでデスゥ!!」

ブンッ!!
グチャ!!

「・・・・・デェェェェェ!!!?」
あ・・・あぁワタシは恐怖のあまり仔を潰してしまったデス・・・・・
「ゆ・・・・・・・・許してデスゥ!!こんなママを(ry・・・・・・」
「テチュ!ドウしテアやマルてチュ?」
何?何?何?何?何?何?何?何?何?何?
ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?ナニ?
今度は肉片になって喋ってる・・・・・?
「なんなんデス!!ワタシの仔はどうしちゃったんデス!!?」


『チッ・・・・・足の潰れた仔実装が痛みを感じない、そのうえ動きやがった・・・・』
なんデス、この声?頭に直接響く・・・・・
それにご主人様の声じゃない、低くて・・・・これは男の声?
『ったくあいつこんなバグ残したまま帰りやがったのか・・勘弁してほしーぜ、この処理だって簡単じゃねーんだからな』
ご主人様!助けてご主人様、ワタシ何が起こってるのか一体・・・・・
「デェ!!お家が・・・・・お家が無いデス!!?」
お家だけじゃない・・・気付いたら庭も、さっきまで遊んでいた仔達も、そしてワタシが潰した仔も・・・・
「誰もいないデスゥ!!真っ暗デスゥ!!」
どうなって・・・・・どうなっているんデス!ご主人様!ご主人様どこ!!?
「デ・・・・デェェェェェェェェン!!デェェェェェェェェェェェェェン!!」
『オイ、糞虫泣いてないで俺の話を聞け』
また男の声デス・・・・
『今、潰れた貴様の仔が死ななかったな?』
「デ・・・・デスゥ!おかしいデス!!あんなのありえないデス!!」
『そうだな・・・・普通じゃまずありえないな』
「どうして・・・・それじゃどうしてこんな事になるんデス!!」
『今の俺の言葉でわかるだろ・・・普通じゃありえない、つまりお前が幸せいっぱいに感じていた世界はな作られた世界なんだよ』
・・・・作られた世界?何を言ってるデス、このニンゲン。ナニヲイッテルデス?
「で・・・出鱈目を言うのも大概にするデス!!ワタシはこうして生きて・・・・」
・・・・?
手が・・・足が・・・体が動かないデス?
見えない・・・・聞こえない・・・・・何も感覚が無いデス・・・・







「ホイ、神経信号を遮断〜っと、どうだ糞虫これで信じるようになったか?ま、聞こえちゃいないだろうがな」
俺はコードに繋がれた偽石に問いかける。
「お、どうした?失敗したのか」
「あ、会長・・・ええ、致命的なバグがあって糞虫が世界の矛盾に気付いちゃったんっすよ」
数年前、我が「」大学実装サークルは実験の末偽石が受信する信号の解析に成功した。
体が感じた感覚を偽石に伝える為の信号・・・・つまりこれの波長さえ合わせれば実装を手を使わず弄繰り回せるってことだ。
なんでもこの発表を元に実装音写が作られたって話だからな。
まあ、それは俺が大学に入る前の話だからな、それは置いといて・・・
事の始まりは一ヶ月前。
ウチのサークルのプログラムに強い奴がこの波長を元に実装専用のヴァーチャル空間を冗談半分に作成した。
パソコンから偽石に繋いだコードに信号を送り俺たちが設定した空間に実装を住まわせるって代物だ。
仲間内で楽しめれば良かったんだが・・・それを見た会長がわけわからんことを言い出した。
「偽石に直接信号を送ってるんだろ?それなら体細胞が無くても実装が生き続けるんじゃないか?」
実装石は偽石さえ無事ならばいくらでも再生する。
だがそれは肉片すらも無くなってしまったら無理だ。
再生する細胞が無い状態から再生するほど実装というのは便利じゃないらしい。
そうなった偽石は何も無い感覚に耐えられなくなりどんな環境であろうと壊れる。
高級栄養剤に浸す、偽石コーティングを施したって無理だ。
だが、肉体が無くても偽石に信号が送られ続けたら・・・・・・・・・
実装・・・いや、偽石が自分が五体満足で生きていると思い込んだら・・・・・・・・
偽石は割れず実装は生き続けるんじゃないか・・・・・・
会長は長々と説明し続け、これを今期のレポート課題にしようと言い出した。



実験の為の色々な準備が終わり会長から指令が下った。
実験の為の実装石の捕獲・・・・・それは勿論下っ端の俺たちの仕事だった。
ジャンケンで負けた俺はその日のうちに大学近くの公園に実装捕獲に出かけた。
馬鹿はいらない、ダンボールハウスにひっそり暮らしてる実装を持って来い・・・それが会長の命令。
俺は草むらを掻き分け一つのダンボールハウスを見つけた。
大きい家だったんで家族がいるのかと思ったら、成体実装が1匹いただけだった。
俺が捕まえようかと思うと
「デシャァァァァァァァ!!」
と威嚇し草むらに走って逃げちまった。
あれで全力で走ってる・・・・・・・・んだろうな必死な顔してやがる。
「チッ、逃げ足の速いやつだ」
俺は笑いをこらえながら面白半分に3流脇役みたいな台詞を吐いてやった。

ガッ!

「デェェェ!!」
「つーかまえたっと」
俺は暴れる実装の頭を軽く捻ってやった。

ゴキャ!!

これで静かになった・・・・さてこいつを持って帰るとしましょうかね。



「デシャァァァァァァァ!!!」
次の日大学に来た俺は実装を水槽の中に入れてやった。
取り合えず偽石を取り出すためにナイフを持ってきてっと。
「デ!!デスゥ!!」
「大丈夫だって、そんなに怯えなくても痛いのは最初だけだぜ」

ザクッ

「デギャァァァァァァァァ!!!」
ほい偽石摘出っと。こいつを栄養剤に浸して・・・・パソコンのコードを繋いでやる。
そしてパソコンに信号を打ち込んでやる。
「ん〜と、取り合えず甘いものを大量に食べてるって信号で良いか」
俺がパソコンに信号を打ってものの数秒・・・
「デギャア!デギャ・・・・デフゥ〜ン」
痛みで転げまわってた実装が急に笑顔になりやがった。
頭から血を流しながら笑ってるなんて考えられないな・・・・
いや、糞虫なら足が潰れてもコンペイトウ一つで幸せになってるからな・・・・そうとも言えないか。
「ほう、こいつは成功のようだな」
プログラムを作った奴が部屋に入ってくるなり実装を見てそう言った。
「よう。で、どうするか?会長の言ってた実験」
「まずこいつを偽石だけにするには・・・・・体の方を焼ききって灰にしちまえばいいんじゃいか?」
確かにそれが一番簡単だが・・・・
「でもよ・・・それじゃ栄養剤に浸してあるとはいえストレスで偽石が割れちまうんじゃないか?」
「大丈夫だって、これを見てみろよ。パソコンから送られてくる信号が優先的に受信するように設定してあるから体がどうなろうと
 こいつはストレスを感じないはずだぜ」
そうかい、それなら話は早い。
俺たちは焼却炉に実装の体を放り込んでやった。
「デフゥ〜ン」
おいおい、焼かれながら笑ってるぞ・・・さすがにこれは糞虫でもなせる事の出来ない芸当だろう。
体が完全に灰になるのを確認した俺たちは実験室に戻った、ちなみに最後の最後までその顔は笑ったままだった。



「しかし、こいつが本当に生きてるかどうか確認する方法はあるのか?」
そう言った俺に
「大丈夫だって俺の知り合いにこんなもんを作ってもらったから」
そいつはCD-ROMから何かのアプリケーションをインストールするとそれを起動した。
「何だこりゃ?実装かこれ」
開かれたウィンドウにはCGで描かれた実装石が映ってた。
コンペイトウの山を喰いながら満面の笑みになってやがる。
「さすがに体が無くなったら実装がどんな状況になってるかわからないからさ、映像で状態がわかるってシロモンだよ」
なんでもプログラムはこいつが作ってCGは知り合いに作ってもらったらしい・・・・・
ゲーム業界の関係者だとかいってたが・・・・
「良くただでこんなの作ってもらえたな」
「大丈夫だって。報酬はこの実験の結果から金が貰えたら、その何割かは譲るって話になってるから」
おいおい、こんな会長の気まぐれから出た実験が金になるわけが無いだろ。



「体の方はもう無いのか・・・・俺も見たかったな最後まで笑顔な実装石」
会長が俺たちの話を聞きながらそんなことを呟いた。
「そんでこれからどうするんだ?そのヴァーチャル空間を作るには」
「ああそれなら会長、このアプリに世界の設定をしてくれるだけで結構です」
そいつは俺がさっき信号を入力したアプリケーションを操作した。
なにやら細かく操作出来るみたいだな。
野良の場合は公園の広さ、環境、他の実装の数。
飼い実装の場合は家の間取り、家具、家に住む人間。
「とりあえず会長、お願いします」
「おう、まかしとけ」
俺はこう言った設定作りが苦手だ。
会長が何やらうんうん唸って30分がたった頃
「出来たぞ」
なになに・・・・・拾われて一年、広い家、人間は美人さん・・・・・
「会長」
「なんだ?」
「これ、会長が住みたい家そのままでしょう」
「ばれたか」
そんなこんなで世界の設定も終わり実装石のヴァーチャル空間生活が始まった。
観察担当はまたジャンケンに負けた俺。
で、今に至る。
途中時間送りが出来ることを知り、この実装石は1年経過してるように錯覚してるはずだ。
ふざけた仲間が仔実装まで生ませたけどな・・・・・そのせいで実装がこの世界の真実に気付いちまったわけだが。
「会長どうします?矛盾に気付いたんじゃこの実装はもう今まで通りには行きませんよ」
「確かに実験は失敗だな。また新しい実装石を捕まえてこないと」
また俺に捕獲させるんじゃねえんだろうな。
まだ割れてない偽石を見て俺はあることを思いついた。
「それじゃ会長、この実装は処分しちゃって良いんすね」
「ああ、だが偽石だけじゃ処分ってほどでもないだろ」
「ちょっと見てて下さいよ」
俺はパソコンに新たなプログラムを打ち込んだ。






見えない・・・・聞こえない・・・・・何も感覚が無いデス・・・・
いつまでこのままなんデス・・・・・・ご主人様助けてデス・・・・・
「どうしたの、エメラダ?」
「デッ?」
あれ、ここはワタシの家デス・・・・また夢を見ていたデス?
「デェェェェェンご主人様〜!!」
「なに?どうしちゃったのエメラダ」
「デェェェェン!デェェェェェェェン!!」
ワタシはご主人様に抱きついた。
あったかい・・・・・安心するデスゥ・・・・・・
「あらあら・・・・いつまでたっても甘えんぼなんだから」
「デェェン!甘えんぼでいいデスゥ!ご主人様!ご主人様〜!!」
「ほんとあなたは可愛いわね・・・・・・・

コロシタイクライニ

「デッ?」
何か聞こえたと思ったらワタシの頭を誰かが掴んだ。
ご主人様?

ギリギリギリ・・・・

「デッデギャァァァァァァァァ!!!」
痛い!痛い!痛い!ご主人様?なんでこんなことするデス!!
「ほんと可愛い顔・・・・それに引きかえ何?このブクブク太った体」

ギリギリギリ・・・・

「デェェェェェェ!!デギャ!!ガァ!!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い!
イタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイイタイ!
「こんな醜い体いらない・・・・・捨てちゃお」

ギリギリギリ・・・・ブチッ!!!

「デェギャァァァァァァァァァァァ!!!」
痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛い痛いぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!
何?どうなったデス?アレはワタシの体?頭の無いワタシの体?
頭はワタシ?ワタシハアタマ?どうなってるデス?ご主人様!!
「ああ〜ホントに可愛い」
ご主人様がダッコしてくれる・・・・・・
ああ・・・・あったかいデス・・・・
「デフゥ〜ン」







「どうしたの、エメラダ?」
「デッ?」
あれ、ここはワタシの家デス・・・・また夢を見ていたデス?
さっきまでご主人様が怖かったような・・・・・
ううん、そんなの夢デス。優しいご主人様がそんなことするわけないデス。
「テチュ?ママどうしたテチュ?」
「ママ〜また遊ぶテチュ!」
ワタシの仔達が近づいてくるデス・・・・
1、2、3、4、5・・・・・・全員いるデス・・・やっぱりあれも夢だったんデス。
「フフッ・・・わかったデス一緒に遊ぶデス」
「テチュ〜ワタチおなかすいたテチュ」
「ワタシもテチュ」
「ゴチュジンサマ、ゴハン欲しいテチュ〜」
仔供達がご主人様の周りに集まる。
「どうしたの〜?あなた達ゴハンなら今あげたじゃない・・・・・

メノマエノオニクヲ

「デッ・・・・?」
またデス・・・またご主人様が・・・・・・
「ソウダッタテチュ」
「オイシソウナオニクテチュ」
ワタシの仔がよだれを垂らしながらこっちに寄って来る・・・
オニク・・?何を言ってるデス?
「「イタダキマーステチュ」」

ガブッ!

痛い!
「オイシイテチュ!」
「トッテモオイシイテチュ!」
「モットタベタイテチュ!」
「ほらほらオニクはまだありますからね〜、ゆっくり食べるのよ」
「「テチュ〜」」

ガブッ!クチャッ!べチャッ!

「デギャ!ガッ!!ギャァァァァァァァァ!!」
この仔達・・・ワタシを食べてるデス・・・・・何故!?どうして!?
ワタシはあなた達のママデス!オニクじゃないデス!!
「や・・・・やめるデスゥ!ママはオニクじゃないデスゥ!!」
「オニクガナニカシャベッタテチュ」
「オニクハダマッテタベラレルノヲマテバイイテチュ」
何をいってるデス?ママデスよ・・・・ワタシはあなた達ママなんデス!!

ガブッ!

「ギャ!!」
「オイシイテチュ〜」
やめなさいデス!やめるデス!!
「・・・・キサマラやめろと言ってるデスゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」

ブンッ!!ブンッ!!
グチャ!!ゴシャッ!!グチャッ!!

ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・ハァ・・・
っ!ワタシは何を・・・・・・
「デッ・・・・・デスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!」
ワタシは・・・・・・また仔を潰してしまったデスか・・・・
ワタシは・・・・ワタシは・・・・・
「オニクガアバレタテチュ」
「ドウデモイイテチュ、ドウセオニクハゼンブタベルテチュ」
「デェッ!!デェェェェェェェェ!!」
さっきの夢と同じ・・・・?潰れた仔がワタシに近づいてくるデス!!
「もう・・・・オニクが暴れちゃ駄目でしょ」

ドチャッ!!

「デ?」
ワタシのおなかからご主人様の手が生えてるデス?おなかから・・・?オナカカラ?
「デスゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!ギャ!アッ!アッ!」
「ハイ♪大人しくなった」
「「テチュ〜」」

ガブッ!クチャッ!べチャッ!クチャクチャ・・・・・・・

ああ・・・食べられるデス・・・・ワタシは仔供達に食べられてるデス・・・・・・・・







「どうしたの、エメラダ?」
「デッ?」
あれ、ここはワタシの家デス・・・・また夢を見ていたデス?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・デスゥ?











「どうっすか会長?」
「ヴァーチャル空間を使った虐待か・・・・いやこの場合上げ落しに近いものがあるな」
今、パソコンの画面には待ち針を無数に刺された実装が映ってる。
そう俺が設定に打ち込んだのは無数の虐待シチュエーション。実装のストレスが限界に達するところで最初に巻き戻るように設定した。
名づけてGEレクイエムってまんま○ョ○ョじゃねーか。
まあでも仔実装のバグがこんな所で役に立つとは思わなかった。
さっきのように仔実装に成体実装を襲わせれば返り討ちにあうのは目に見えている。
だがこのヴァーチャル空間内の実装は不死身に近い。
どんなシチュエーションでも完工してくれる。
会長を見てみろ、普段お目にかかれないような虐待法に見とれてやがる。
「会長、ちょっといいっすか?」
「なんだ?」
「偽石の実験よりもこっちの方が楽しいんじゃないっすか?」
会長はちょっと考え込むと
「・・・・言いたかないが確かにそうだな」
ま、会長も所詮は虐待派。実験を理由に虐待したいだけのイカレちゃんなんだよな。
俺も人のこと言えないが。
「これならいっそ退屈な実験を続けるよりもヴァーチャル虐待ゲームでも作って楽しんだほうが特なんじゃないんっすか?レポートに は適当に結果を書いて・・・・それにこれを売り出したほうが金になると思うんですけどねぇ」
会長は考え込む。
わかってんだよ、あんただって新発見による発表で有名になりたいんじゃない。
そのおまけで付いてくる金が欲しいんだろ?
「ちょっと待ってろ・・・・俺の一存じゃ決めづらい、サークルみんなで考えよう」
ま・・・・みんなこっちに賛成すると思うぜ。
全員最初から乗り気じゃなかったからこそジャンケンなんかで担当者を決めてるんだし。


その後サークルみんなで話し合った結果、全員俺の意見に賛成。
その後プログラムを作った奴が虐待用具で有名なかの「」社の知り合いにこの話を持ちかけたところ試験的に採用したいとの事。
お前はどこまで顔が広いんだっつーの。
今ではそのヴァーチャル虐待ゲームを一般向けに改造している。
これで儲けるか転ぶかは俺にはわからんけどな。
ちなみに最初の実験台になった実装石は敬意を表して今でもヴァーチャル空間の中にいる。
何時終わるともわからない虐待による恐怖に追われながら・・・・・な。

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