「野良実装家族の越冬」 -------------------------------------------------------------------------------------------------------- ある公園に野良実装石の家族が居ました 賢くはないけれど真面目な親実装 見た目は良くないけれど優しい姉仔実装 そして末っ子の妹の蛆ちゃんです 公園の食糧事情は厳しく、生活は厳しいけれど3匹はとても仲の良い家族でした 秋も深まり、夜には寒さが身体の芯まで冷える季節になり親実装は焦っていました 「このままフユになると、食べ物も飲み物も足りなくなって死んでしまうかもしれないデスゥ」 …そして親実装は蛆ちゃんをちらりと見ます 元々はもっと大家族だったけれど、不慮の事故で死んだり親実装が出来の悪い仔を間引いたりしているうちに 現在の3匹のこじんまりとした家族になっていたのです 「ゴハンの問題が解決しなければ、蛆ちゃんも間引く必要があるデス…」 親実装は迷いながらも、それでも決定事項として冬への準備を進めていました 無理だと判断したら、食料になってもらおうと考えたのです -------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「コイツはまずいレフゥ」 ウジちゃんは親実装の良くない視線に気づいていました この蛆ちゃんは言語能力は高くないですが、蛆実装としてはたいそう優秀な個体でした 「ウジチャンを食べなくてもきちんとゴハンを乾燥させて備蓄をしていればなんとでもなるレフ」 ウジちゃんはダンボールハウス内を右に左に、にょろにょろと這い回ります 「…それにおうちのダンボールハウスも防寒の備えをするべきレフ。もしウジチャンに長い手と足があればいくらでも…」 「ウジちゃんどうしたテチ?心配事テチ?ぷにぷにしてあげるテチー」 「レフッ♥」 優しい姉仔実装は考え込んでいる様子の蛆ちゃんのお腹をぷにぷにしてあげます 「レフーレフーオネチャ大好きレフー♥」 いくら優秀でもしょせんは蛆実装。ぷにぷにされるとただの蛆実装になるのでした -------------------------------------------------------------------------------------------------------- その夜はとても冷える夜でした 三匹家族は身を寄せ合って段ボールハウスで寝ています 親実装は寝ている姉仔実装を撫でます 「ワタシにはオマエしか居ないデス。オマエはなんとしてでも冬を越して、家族を作るデスゥ」 …そして次は寝ている蛆ちゃんを撫でます 「オマエが蛆実装じゃなきゃオネチャを助ける支えができたのに、残念デスゥ…」 親実装はこの夜に、蛆ちゃんの命を終わらせるつもりでした 蛆ちゃんを犠牲にして、全ての資源を姉仔実装に注ぎ込もうとしたのです 野良の世界では蛆実装を食料にすることなど当たり前のことです それでも生かしていたのは姉仔実装がどれだけ深い愛情を蛆ちゃんにかけていたのか知っていたからでした しかし、この状況では致し方ないと意を決して手に力を込め…蛆ちゃんの頭部を潰そうとした瞬間… 「!レ、レフ…!?」 寝ていた蛆ちゃんはただならぬ気配を察して目を覚まします 「…っ!なんでもないデス、ゆっくり休むデス」 予想に反して覚醒した蛆ちゃんを見て親実装は思いとどまり、再度眠りにつくべく横になりました -------------------------------------------------------------------------------------------------------- 「もうのっぴきならない状況レフー」 次の朝、一睡もしないまま生存するための方法を考えていた蛆ちゃんは作戦を考えました 自分の能力のポテンシャルを家族に伝えること… まずは頭脳を活かして冬に向けて出来ることを見せつけようとしました その一つが蛆ちゃんが前から準備をしていた、みかんの皮を乾燥させておいたものです これならば腐らずに保存でき、栄養価が高いため冬の保存食としてぴったりです 「オネチャ見テフー これはk」 姉仔実装に成果物を見せようとするも、慌てた様子で姉仔実装がウジちゃんを叱ります 「あっウジちゃん…せっかくのアマアマが干からびちゃってるテチ、ウジちゃんはだめな仔テチィ。 でも許してあげるテチ、ぷにぷにしてあげるテチー」 姉仔実装はしょうがないと言うようにウジちゃんに駆け寄り、ぷにぷにしてあげます 「あっ違うレフ、アッ、アッ♥ちがわないレフー♥」 熟練の姉のぷにぷににウジちゃんは絶頂してそのまま一日が終わってしまいました 次の日。それならばと用意しておいた枯れ葉と新聞紙をダンボールハウスの床面に敷きます 組み合わせて層を作ることで断熱効果を発揮すると考えました のそのそと這いながら短い手を使って一生懸命作った冬ごもりの環境整備です 一晩この上で寝てみれば、効果があるとわかるはずです 「ママ見テフー これはd」 親実装に成果物を見せようとするも、慌てた様子で親実装がウジちゃんを叱ります 「あっウジちゃん…また散らかしていけない仔デス!本当にだめな仔デス…でも許してあげるデスゥ、ぷにぷにしてあげるデス」 親実装は呆れた様子でウジちゃんに駆け寄り、ぷにぷにしてあげます 「あっ違うレフ、アッ、アッ♥ちがわ…いや!違うレf」 親実装は決意に満ちた表情で。しかし優しくウジちゃんに話しかけました 「…でも、これで最期デス…さよならデス」 親実装はぷにぷにで気持ちよくなっている様子のウジちゃんの腹部を…力強く床まで押しつぶします 「レピャッ」 と断末魔の声をあげ、ウジちゃんは口から、目から、総排泄孔から 血や涙、排泄物、内蔵…あらゆる液体を出して、殺されてしまいました -------------------------------------------------------------------------------------------------------- それからしばらくして。 ウジちゃんが居なくなってからの野良実装親仔ですが…その年は特に寒さが厳しい年で 姉仔実装は結局冬が終わるまでに、寒さと栄養不足で生存することができませんでした 冬の真っ只中に親実装は誰も居なくなった段ボールハウスで一匹で呆然としている日々です 「デエエン、デエエン…できることは全部やったのに、だめだったデスゥ」 自分は生きるために、娘を活かすために最適解を選んだはずだったのにと嘆いてしました しかし、今になって思えば食料の備蓄で改善できる点はあったし防寒対策も足りてなかったと 薄々気づいていました 「次の仔こそは…次の冬こそは…」 親実装は悲しみに暮れながらもしっかりと反省しようとしていましたが 野良実装の寿命は短く、まして心身ともに消耗しきった親実装に次などは無いことでしょう これは、よくある末路の野良実装のお話でした (終)

| 1 Re: Name:匿名石 2026/10/08-16:57:47 No:00010102[申告] |
| どういう原理かは分からないけど蛆なのに妙に頭の良い個体ってたまにいるよね…
このスクの賢い蛆ちゃんはぷにぷにされると夢中になっちゃうの笑う |
| 2 Re: Name:匿名石 2026/10/08-22:24:36 No:00010103[申告] |
| 蛆でさえなければ
姉が愛情深くすぐ蛆をぷにるような個体でさえなければ |
| 3 Re: Name:匿名石 2026/10/23-12:29:17 No:00010109[申告] |
| あとは「蛆への先入観を捨てることができたら」だけど、これは難しいだろうなぁ… |