性悪実翠石の妃翠ちゃん ③ 幸せのお裾分け ----------------------------------------------------------------------- 「いってらっしゃいです〜♪」 いつも以上に肌に艶の乗った実翠石の妃翠が、出勤する主人を笑顔で見送る。 「〜〜♪」 鼻唄混じりに、庭飼いされている飼い実装のミドリのエサを用意する。 普段は主人が用意するのだが、今日は少しだけ寝坊してしまったため、妃翠に任される事になったのだ。 エサ皿に格安実装フードを盛り付け、3粒ばかり金平糖も付けてやる。 妃翠としては、幸せのお裾分けのつもりだった。 庭では鎖に繋がれたミドリが、犬小屋の前でソワソワしながら待っていた。 貴重なエサの時間であり、飼い主とのごく限られた触れ合いの時間だからだ。 髪を整え、服に付いた汚れを取っている様子を見ると、健気と言えなくもない。 あわよくば家飼いに戻してもらおうと思っているだけなのかもしれないが。 だが、そんな大切な時間に、忌み嫌う妃翠が現れたものだから、ミドリの機嫌はあっという間に悪くなった。 「ほら、ご飯です」 妃翠が地面に置いたエサ皿を、ミドリは思い切り蹴飛ばしてひっくり返す。 金平糖はどこかに飛んで行って見えなくなった。 『お前なんか呼んでないデス!ご主人サマに会わせろデスゥ!』 デスデス喚くミドリを、妃翠は余裕の笑みで見返す。 それがまたミドリの怒りを駆り立てた。 『ニヤニヤ笑うなデス!相変わらずムカつく肉オナホデスゥ!』 肉オナホ、肉穴人形、媚穴人形。 糞蟲共が実翠石を罵倒する際によく用いる単語に、妃翠の笑みに陰が差す。 私達実翠石が肉穴ならば、お前達糞蟲はそれこそただの糞穴だろうに。 少し分からせてやろう。そう思った妃翠は笑みを浮かべたまま、スカートの裾をめくり、 露わになった下着を横にずらす。 「・・・ぁっ、んっ♥」 実装石から肉穴と蔑まされる所以、人と愛し、愛されるための秘所に指を這わせ、 下腹部に軽く力を込めると、白く濁った液体が垂れてくる。 昨晩たっぷりと注ぎ込まれた主人の精液だった。 指ですくい取って、ミドリに見せつけるように舌を出して舐め取る。 「ふふっ♥昨日の夜はこんなにたくさん、ご主人さまに愛してもらっちゃった、です♥」 茫然と見つめるミドリを見下ろし、妃翠は勝ち誇った笑みを浮かべる。 「こんなにたくさん愛されちゃったら、きっとすぐに赤ちゃん、妊娠しちゃうです♥」 「だから、もうお家の中にはお前の居場所なんて無いです。あきらめろです」 冷笑混じりに告げて、妃翠はミドリに背を向けた。 『・・・デ、デ、デッ、デッギャァァァァァッッ・・・!!』 背後から聞こえるミドリの泣き叫ぶ声は、妃翠の耳にひどく耳心地良いものだった。
