とある高級食用子実装牧場『としあき園』の社長であるとしあきはお得意様である萄窮マーケットからの契約解除の電話を受けて真っ青になっていた 「ちょっと待って下さい部長さん!!今月からの高級食用子実装肉の契約を白紙にするって!!」 「そりゃそうでしょとしあきさん、ウチはあんたのトコの無駄に高いだけの実装肉よりも 安くて同レベルの子実装肉を卸してくれるアメリカの業者と契約したんだからもうあんたのトコの高いだけのクズ肉はいらないの」 上機嫌であり得ない事を喋るのは経営戦略部の部長 実は最近になってアメリカで生まれた子実装に電極を刺して神経を焼き切り、各筋肉に電流を流す事によって 高級子実装肉と同レベルの子実装肉を作れるようになりしかも価格は従来のモノの5分の1で大量生産に成功して商品として販売された それを知った部長は実装食に全く詳しくない癖に同じモノが手に入るなら無駄に高い牧場から買う必要が無いと勝手に判断し 独断で30年以上契約していたとしあき園の契約を勝手に切る電話をしていたのだ 「まあ私も鬼じゃないんで~としあきさんが今までの価格の6分の1以下で卸してくれるってんなら話は変わりますけどね~」 「6分の1だなんてそんな・・・そんな価格じゃウチは経営出来ません・・どうか」 普通に考えてもそうだ 元来の価格で今まで取引していたのを半額どころか6分の1以下だなんて最早タダ働きを強要しているも同然 長らく良好な関係を続けていたと思っていたとしあきは必死になって頼み込んだ・・・しかし 「じゃあ仕方ないですね~んじゃ書類は送りますんでおっつ~!!これでウチもぼったくり農園とめでたく縁が切れて万々歳って訳だ、ぎゃ~っっはっはっはっは!!」 ゲラゲラと笑いながら部長は電話を一方的に切ってしまい、としあき園を経営するとしあきはガックリと膝から崩れ落ちた 「そんな・・・・ウチの子実装はどこよりも手間暇掛けて美味しいって笑顔に応える為に作ったのに・・・・」 一番の大口契約であった萄窮マーケットからの突然の裏切り行為 それはこの農園の売り上げの三分の二を一瞬で失った事を意味していた 「嘆いていても仕方が無い、なんとか他の取引先を探さなきゃ」 そして部長がとしあき園と契約を切って新たにアメリカ産の高級食用子実装肉を入荷したその日の夕方 部長は上機嫌で本日の売上報告を待っていた (ぐふふふふふふ、あのぼったくり農園に払う額の5分の1以下で同等のモノが手に入って大規模なコストカットに大成功!! そしてアメリカ産の肉を今まで通りの価格で売る事で肉の売り上げは一気に5倍となる 恐ろしい・・・・この俺様の天才的英断の早さが実に恐ろしい、こんな素晴らしい判断を即決で下せる人間なんて俺様以外に居る訳が無い!! この天才的な俺様の判断が会社を救い一気に黒字経営間違い無し!! まああの価格にする為に長期契約結ぶことになったが長い目で見れば俺様の判断は会社を救った歴史的判断だと誰もが称賛・・) 「部長は居るかあああああああああああああ!!」 突然経営戦略部に鬼の形相となった社長が怒鳴り声を上げながらドアを蹴り破って入って来た事に 自分が会社の英雄となった妄想をしていた部長は変な声を上げて驚いた 「ひぃ!!ど・・どうしたんですかしゃちょ・・」 「貴様あああああああ!!あの糞肉は一体なんなんだあああああ!!それととしあき園の高級食用子実装肉の契約解除の話は一体なんなんだ!! マーケットに並んでいる肉が変わっておかしいと思いとしあき園に連絡したら貴様が数日前に契約解除したと言うではないか!! なぜ貴様は誰にも話を通さずに勝手に契約解除をしたんだあああああ!!」 「へ?」 鬼の形相で怒鳴る社長の言葉に部長は間抜けな声しか出なかった 「あ・・あの・・・一体どうしたんですか社長?あんなぼったくり牧場のクズ肉が一体どうしたと・・・」 「何がぼったくりだ!!今日入ったあの子実装肉のせいでウチのサイトは大炎上しているのを知らんのかあああああ!!」 「え・・炎上?・・・・なんで?・・・だってあの子実装肉の肉質はあのぼったくり牧場と同等の・・」 そう言いながら部長は自社のサイトを見てその大炎上っぷりに真っ青になってしまった 「高級言ってるのに鍋に入れてもピクリとも動かない!!こんなの死んだクズ肉売られたみたいでガッカリした」 「全然イキが良くない!!なんで全部アメリカ産なの!!私達が愛したとしあき園の子実装肉はどこに行ったの!!」 「まずい!!ただひたすらにまずい!!こんなモンに3800円も出した自分が恨めしいし萄窮マーケットが憎くてしょうがない!!」 「こんなふざけたモノ売るだなんて萄窮マーケットも地に堕ちたな、もう二度とこの店で買い物はしない」 「萄窮マーケットがこんな粗悪品を売るとは思わなかった、これからは別の店を贔屓にしよう」 「な・・・・なんだコレ?・・・・・なんで?」 昨日まで高評価で溢れていた平和だったサイトは部長が用意した子実装肉への苦情クレームで溢れかえり そのあまりの大炎上っぷりは店のサイトどころかSNSなどのあらゆる情報サイトに完全に飛び火しまくっていた 「貴様・・・なぜ30年間契約していたとしあき園を勝手に契約解除した!! としあき園は我が萄窮マーケット創業時代からお世話になっている大事な大事な取引先だったんだぞ!!」 「だってあんなクズ肉に無駄に高い金払うなんてどう考えたっておかしいでしょ!!大体糞蟲なんてその辺の公園にウジャウジャ居るのに そんなの仕入れるのに一匹に2000円だなんてぼったくりどころか詐欺じゃないですか!!寧ろこっちが処分費貰う立場でしょ!! それにアメリカの肉だったら一匹400円なんですよ!!アメリカブランドの方があんな小田舎の臭い牧場なんかよりずっと箔が付いてますよ!! 2000円と400円だったら皆400円を選ぶでしょ!!しかもアメリカブランドなら誰もが飛びつくビックネームじゃないですか!! だからこそ私は一円でもあんなぼったくり牧場に払って損害を出す位ならアメリカブランドに乗り換るべきだと経営的英断を行い 腰の重い上層部に変わって私のフットワークの軽さで即断して処理を済ませて会社に莫大な利益をもたらしたのであります!!」 得意げに身勝手な事を並べ立てて軽く悦に浸る部長ではあったが この時点で社長の顔は完全な鬼の形相に変わっていた 「つまり・・・・・・・つまり貴様は誰にも相談も報告もせずに勝手にアメリカ産の契約を結んで勝手にとしあき園との契約を切ったのか!!」 近くの窓ガラスが割れるのではないかと思うような絶叫に近い怒鳴り声に部長は委縮しながらも答えた 「ちょ!!ちょっと待って下さい!!私は会社の為を思って動いただけです!! 先程も申し上げましたが同等のモノで安いならぼったくり牧場より安いアメリカ産の方が断然いいじゃないですか!!大幅なコストカットだって出来たんだし!!」 ここまで怒鳴られても見苦しく言い訳を続ける部長であったがその態度は却って社長の怒りに火を注ぐ結果となった 「貴様は何も分かってない・・・・何も分かってない分際でこんな事をして・・・今日だけでどれだけの損害が出たのか分かっているのか!!」 「そ!!損害だなんて大げさな!!ただの肉じゃないですか!!この苦情だってホンのひとつまみの・・いや、これはきっととしあき園が主導して 我が社の成功を嫉んで逆恨みして悪評を・・・」 「ふざけるな!!貴様は今すぐ謹慎だ!!とっとと帰れ!!」 「えええええ!!・・・・・そ、そんな・・・私はただ会社の利益の為にやったのに・・・」 問答無用で社長に謹慎処分を言い渡された部長はガックリと項垂れてしまった そもそもとしあき園の高級食用子実装肉とアメリカ産の子実装肉は確かに科学的に見れば調理前の肉質は同レベルではある しかしこの時点で同レベルであってもその後の調理によって天と地程の差が出来るのであった としあき園の高級食用子実装肉は広い牧場で放し飼いされ、外敵の居ない安全な環境であちこちに植えられているハーブや飼料を食べて伸び伸びと育てられている 『ママは一足先に飼い実装になっているテチ、アタチも大きくなってママみたいな飼い実装になるのテチ』 これから始まるであろう幸せな飼い実装生活を夢見ながら子実装達はとしあきが厳選して植えているハーブや飼料を食べてスクスクと育ち 出荷を迎える時にはネムリ入りコンペイトウを食べて眠らされて一瞬で真空パックされて仮死状態となって出荷される 一方のアメリカ産子実装は『テッテレー』と産まれると同時に背骨と頭蓋骨の境に高圧電流を一瞬だけ流されて神経を焼き切られ 口と排泄口にチューブを付けてからそのまま内側に複数の針が付いたコの字の固定具に挟み込まれて鋼鉄の処女の様に全身を針で刺され 箱状となった固定具に電極を付けてAI制御で子実装の筋肉に定期的に電流が流される こうする事によって子実装は電流で筋肉を動かされる事によって24時間運動している状態となって筋肉が引き締まって短期間で上質な肉質の子実装が出来上がる そして問題はこの後だ 飼い実装生活を夢見て出荷されたとしあき園の子実装達は真空パックから出されて目を覚ますとほとんどの子実装が媚を始める 『テッチュ~ン初めましてニンゲンさん、これからよろし・・』 恐らくリンガルでもあればそう翻訳されるのだろうがそんなモン料理に用意する奴は虐待派かサイコパス位だ そんな事気にもしない人間はさっさと子実装の服を剥ぎ取り髪の毛を引き千切る ビリビリビリィ!!ブチブチィ!! 『テチャアアア!!辞めてテチニンゲンさん!!私は飼い実装テチ!!どうしてこんな酷い事するテチイイイ!!』 突如として始まる理由なき暴力に子実装は悲鳴をあげるがそんなのを人間は気にしない、寧ろイキがいい子実装だから調理し甲斐があると喜ぶだけ 次に人間は子実装をまな板の上に押さえつけて徹底的にすりこぎやめん棒で全身を殴って身体中の骨を折る ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!! 『テチャアアアア!!痛いテチ!!痛いテチ!!ママあああああ!!助けてテチイイイイ!!』 こうして全身を隈なく殴って青痣だらけにしてから口から流水を流して糞抜きをしてそれが終われば粗塩を全身に擦り付ける ゾリゾリゾリゾリゾリ 『ギいいイイイイ!!イダイイイイイ!!イダアアアアアアア!!ギャアアアアアア!!』 全身を殴ってから粗塩を擦り込む事でデタラメ再生が始まり、体内の余計な水分だけが粗塩によって抜ける事で子実装の身体の肉が引き締まり旨味が一気に増す こうして基本的な下処理を終えて10分から20分程置いてから冷水で粗塩を落としてから子実装達は皿に並べられて食卓に上がり 今更になって飼い実装生活が嘘だった事を思い知らされて満足に動けない身体で這いつくばりながら泣き続けた 『ママはウソツキテチ・・・大ウソつきテチ・・・ニンゲンはアクマテチ・・・』 『帰りたいテチ・・・オウチに帰りたいテチ・・・オウチに帰ってお草食べたいテチ・・・』 『アマアマ食べたかったテチ・・・こんなの詐欺テチ・・・』 呻くように怨嗟の言葉を吐いている子実装達であったが本当の地獄はこれからだ 人間達がグツグツと煮えている出汁と野菜の入った鍋や煙が上がるまで熱されたホットプレートが用意するとここから真の地獄が始まる 箸で持ち上げられた子実装は眼下にある煮えたぎる鍋を見て悲鳴を上げ始めた 『テチャアアアアア!!熱いテチ!!湯気が熱いテチ!!染みるテチ!!ニンゲンさんもうこれ以上イジワル・・』 ボチャン 『ギャアアアア!!!アジュアアアゴボゴボゴボ!!ギュエアギャアアア!!ジヌ!!ジンジャ!!テギュギャギュベエエエエエ!!!』 グラグラと煮えたぎる鍋の中に落とされた子実装があらん限りの悲鳴を上げてバチャバチャと鍋の中で暴れまわり ボト ジュワアアアア 『アギャアアアアアア!!!!ギャピイイイイイイイ!!アジュ!!アジュイイ!!ママアアアア!!ママアアアアアアアア!!!!!』 焼けた鉄板に落とされた子実装はゴロゴロと転がりながらホットプレートの中でその身を焼かれながら死ぬまで不格好なダンスを踊り続ける その調理される過程の悲鳴を耳で味わい、元気にもがき苦しむ姿を目で味わい、最後に瀕死となった子実装に齧り付いて舌で味わう これこそ高級食用子実装肉の伝統的な美味しい味わい方であった としあき園の高級食用子実装肉が大人気なのは実装料理を味わう上で最高においしくなるように産まれた時から洗脳と餌に気を付け 食卓に並ぶ頃には幸せが完全な絶望に変わる事で掛かる精神的負荷でその肉には極上の旨味が凝縮された最高級品へと変わり 更には食べさせる特別な飼料とハーブの相乗効果もあって偽石も自然強化されているので滅多な事で調理中のパキン死の心配も無い こうやって丹精込めて作られた高級食用子実装肉は調理する事によって一層美味しくなるのであった だがその一方でアメリカ産の子実装肉はと言えば最初っからハゲハダカで手間は少ない・・・・・しかし・・ ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!!ドゴ!! 『・・・・・・・・・・・・・・』 徹底的に叩いても完全な無反応・・・当然粗塩を擦り込んでも ゾリゾリゾリゾリゾリ 『・・・・・・・・・・・・・・』 やはり無反応・・・・そして最後にとしあき園の子実装のように煮えたぎる鍋に入れても ボチャン 『・・・・・・・・・・・・・・』 ボト ジュワアアアア 『・・・・・・・・・・・・・・』 無反応どころかピクリとも動かず、最後に偽石が爆ぜた時だけピクリと動くだけ・・・・それも当然である アメリカ産の子実装は電極で神経を焼き切っている植物状態で量産の為に光の差さない真っ暗な箱に大量に押し込められてオートメーションで処理される こうやって作られる子実装に感情なんてモノは無いし幸せの味すら知らない 更に神経が死んでいるので痛みすらも分からない そんな状態でデタラメ再生が始まろうが粗塩で水分が抜けて身が引き締まろうが旨味成分なんてほとんど生まれない 言うなれば同じ肉でも三ツ星レストランの料理長と料理なんてした事の無いド素人が料理したモノを比べるようなモノである それこそスーパーの加工場で一個10円の安物フライにするなら暴れないし悲鳴を上げないから都合が良いが 部長は実装肉なんてどれでも同じだろうと安易に考えてこのアメリカ産をとしあき園の高級食用子実装と同等の価格で販売した結果 死んだ子実装同然のクズ肉に購入した客たちは大激怒したのであった 高級食用子実装肉を買う客が食べても栄養がほとんどない実装肉になぜ高い金を払ってまで買うのかを部長は理解していなかった それは肉体的精神的に痛めつける事で牛や豚とは違う味わいを楽しむ為であり 古くから続く伝統的な実装料理の流儀である目、耳、舌で味わう醍醐味の為である そんな基本中の基本である大事な事すら知らずただの肉としか考えてなかった部長のやらかしは 単なる売り上げ減少どころではなく数多くの顧客の信用すら失ってしまい それは実装肉どころか萄窮マーケット全体の売り上げにも被害が及んでいたのであった だが、部長のやらかしはこの程度では収まらなかった なんとアメリカ産子実装肉の契約を安くで定期購入する条件で誰にも相談せず独断で20年契約で結んでおり しかも契約書には毎月決まった量の実装肉の購入の絶対厳守に定期的な幹部への高級接待の要求 更に定期購入が止まるなどの規約違反や途中解約しようものならいつでも120億の違約金を払うなどのとんでもないデメリットが書かれていたにも関わらず 「契約書なんて後で見ればいいっての、今はこの安く仕入れて高く売れる肉を店に早く並べる事が大事大事」 などとわざわざ親切に日本語で書かれていたにも関わらず全く読まずに無断で持ち出した会社の判を押してサインを書いてしまい 萄窮マーケットはアメリカの企業にとって完全有利で萄窮マーケットにとって完全不利な契約を結んでしまい その事が発覚した時には萄窮マーケットは値段相応のクズ肉を20年間買い続けなければならない状態となっていた 最早倒産レベルの危機に会社側は考え抜いた上でアメリカ産は全て総菜などの加工用と提携会社のペットフード加工用として使う事にして違約金を回避する事に成功し 部長には今回のとしあき園との契約解除にアメリカ企業のとの安い実装肉の不利な契約を全て独断で行って莫大な損害を生み出し 会社側が可能な限り迅速に対応したもののそれでも30億以上の損害や顧客の信用失墜などの盛大なやらかしの話が広まった結果 「独断で会社を潰しかけた男」 と陰口を叩かれ、部長は今回の失態で4億近くの損害賠償を請求されて財産を全て差し押さえられても足りなかった事から 会社への賠償金返済の為に退職する事すら許されずに遠方に左遷されて飼い殺し状態の平社員として働き続けている 「うっ・・ううっ・・・どうして部長だった俺がこんな目に・・・やっぱり実装石に関わると不幸になるってのは本当だったんだああああああ!!」 イヤどう見ても自業自得の自爆でしょ 一方のとしあき園はと言うと 「申し訳ありませんとしあき様!!知らなかったとは言え我が社の社員の暴走によって多大なるご迷惑をお掛けしました 今回の件につきまして発生した損害に関しては弊社が責任を持って対応させて頂きますのでどうかもう一度再契約をお願い致します!!」 事態が発覚した時点でスグに萄窮マーケットの全役員78名の一斉土下座と今後の取引に関して従来より10%上乗せする形で和解する事となり 一時は閑古鳥が鳴いていた萄窮マーケットは再びとしあき園の高級食用子実装肉の販売を始め アメリカ産に関しては本来の安い価格に戻して『格安加工肉専用』として売り分けする事で顧客達も納得し 萄窮マーケットは時間が掛かったものの再び従来の活気を取り戻す事に成功した 一方としあき園の方は今回の騒ぎで知名度も上がって受注数が増え、今では規模を拡大して従業員を増やして毎日大忙しの日々を送っているのらしい そんな中『実装石に関わると不幸になる』のジンクス全てをその身に受けた元部長はと言えば 今日も今日とて左遷先の窓際部署で今までの華やかな仕事とは比べ物にならない惨めな仕事に嘆きながら 財産を差し押さえられても尚残る2億の損害賠償金の為に働き続けている 「ああ・・・俺は経営戦略部の部長だったのに・・・・安易に実装石に関わらなければ俺はまだ部長でいられたのに うぅ・・・あの時の自分を殴り飛ばしたい・・あんな安易なコストカットなんて考えてたあの時の自分を・・・」 今更になってようやく自分のやらかしを反省する元部長 でも少し遅かった・・・いや盛大に遅かったと言うべけだろう
