タイトル:【観察虐】 高級?実装フードのヒミツ
ファイル:高級?実装フードのヒミツ.txt
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初投稿日時:2026/04/19-12:46:42修正日時:2026/04/19-12:47:50
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【高級?実装フードのヒミツ】


実装石が欲しがるものの1つにステーキがある。
ステーキとは一般的には厚く切った牛肉を焼いたものだが、実装石がそういった概念を理解しているかは不明だ。
ステーキなど食べたことはおろか、見たことも嗅いだこともない生まれたての仔実装でさえ、
(特に糞蟲の場合)ステーキを要求することがあるというのはもはや神秘としか言いようがない。
理由については偽石の記憶がどうとか研究されているようだが、ここでは関係ない話なので触れないでおく。

ここで話題にしたいのは、飼い実装のエサについてだ。
一般的な飼い実装は、実装フードを食べて育つ。
フードの品質はそれこそピンキリで、牛肉をふんだんに使用した高級実装フードから、実装糞の配合率が50%を超えるような
低品質も低品質……ペットのエサとして店で売っていいのか疑問なほどの低級実装フードも存在する。

そして今回取り上げるのは高級実装フードの方である。
…ここに2つのケージがある。
ケージはそれなりに広く、それぞれに仔実装が1匹ずつ入れられていて、おもちゃや寝床などの環境も全く同じだ。
要するにある程度愛護派的な飼い方をしている仔実装の環境を再現していると言える。
なお、ケージはそれぞれ別の部屋に置かれているため、互いの認識はできないようになっている。
ケージAの仔実装を『ミドリ』。ケージBの仔実装を『テチコ』と呼ぼう。
ちなみに2匹とも実験用に選別された良仔実装で、礼儀作法などもしっかりしている。

「さぁミドリ。ゴハンの時間だぞ…今日も高級実装フードだ」
『テチュー!(ありがとうございますテチ!)』
ペコペコ頭を下げ、実装フードをテムテムと食べては笑顔を向けてくるミドリ。
ミドリに与えたのは牛肉の配合率75%という高級実装フードで、牛肉以外の原材料も穀物や野菜などが混ぜられており、
人間が食べても美味しいとまで言われる品である。
だが、1つだけ特徴的な材料が含まれていることを知る人は少ない。
それは【消化吸収促進剤】と呼ばれる薬品である。

御存じの方が多いと思うが、実装石は雑食だ。
野良の環境では、草の実や葉っぱと言った植物性の食料や、虫などの動物性の食料、他に生ゴミなども食べるが、
その食事が動物性に偏ることは少ない。
だが、愛護派の飼い実装に与えられる高級実装フードは、肉の占める割合が高いことが多い。
実装石の食事が肉食に偏るとどうなるか……?
さて、ここでテチコの方を見てみよう。

「さぁテチコ。ゴハンの時間だぞ…今日もステーキだ」
『テチ…(ありがとうございますテチ…)』
テチコはペコペコ頭を下げているが、同時にお腹を押さえて苦しそうにしている。
ここ数日、テチコは便秘に苦しんでいるらしく、そのお腹は妊娠したかのように丸く膨らんでいる。
『テェェ…(ゴシュジンサマ、ワタチおなか痛いテチ…助けて欲しいテチ…)』
「よし、じゃあ蛆ちゃんみたいにプニプニしてやろう」
『テチィ…(お、お願いしますテチ…)』
テチコはケージの中で仰向けに横たわる。
私はゴム手袋をすると、ケージに手を入れてテチコの腹をプニプニと…いや、ぐにぐにと押した。
『テギッ、テヂッ…!(苦しいテチッ、強すぎテチッ!)』
「もっと強くマッサージしないと糞づまりは治らないぞ」
ぐにぐに、ぐにぐにぃ…!

やがて。
『テギョッ、テビョモゲゲェ~!(翻訳エラー)』
テチコが大きな悲鳴を上げたかと思うと、その口から糞が逆流して出てきた。
『テグモモモォ……パキン』
テチコは血涙を流してイゴイゴしていたが、苦痛に耐えかねたのか偽石が割れる。
実験とは言え2週間ぶっ続けでステーキを食えたのだ。
シアワセな最期だったと言えよう。

テチコの便秘の理由…それが動物性の食事に偏ったことだ。
雑食性の実装石がステーキばかり食べさせられたため、消化器がダメージを受け糞づまりになったのだ。
また、実装石という存在の脆弱性も原因の1つだろう。
存在自体が弱い実装石は、同族の肉や実装糞は問題なく消化できても、家畜の肉と言う高級食材で体に負担が掛からないはずがない。
だからテチコは便秘になり、命を落としたのである。

さて、高級実装フードに話を戻す。
牛肉の割合が高い高級実装フードだが、常食させたとしても飼い実装が便秘になることはない。
その理由が、先に挙げた【消化吸収促進剤】の存在だ。
家畜等の肉を一定割合以上含んだ実装フードには配合が義務付けられているこの薬品は、実装石の体内で作用し、
肉の消化吸収を助けて消化器への負担を減らすのである。
ちなみに人体には何の影響もない。

このような製品開発の企業努力の甲斐があって、飼い実装は安心安全に食事ができるのである。
ちなみに実験に用いたミドリには高級実装フードを2週間に渡って与え続けたのだが…。
今日のエサの後、リンガルがミドリのこんなつぶやきを拾っていた。
『(毎日毎日おんなじゴハンテチ…もっとウマウマな奴が食べたいテチィ…)』


————翌日
ミドリはガムテープでケージの壁に貼り付けられ、口に漏斗を突っ込まれていた。
『モガー!モガガー!(翻訳エラー)』
私は漏斗にミドリとテチコが排泄した実装糞を流し込んでいく。
「実装石にとって最良の食事は実装肉や実装糞なんだよ。消化吸収しやすく、それなりに栄養もある。
 高級実装フードばかり食わせて糞蟲になった奴には、こうやってお仕置きしないとね」
『ゴボァ、ブバッ……パキン』
あ、死んだ。


終わり

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