前に書いた『ミドリの夏休み』に頂いた感想レス、 ↓(レスの一部)より着想を得て書きました。ありがとうございます。 >ショップも粗大ゴミより安く出戻り(末路はお察し)システムとか作った方がいいな >販売時に出戻り保障付きとか ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ 【出戻り保障】 実装ショップで実装石を購入した際にオプションで付けられる引き取り保障。 捨て実装が増えたことが問題となったため、ショップ側が取れる対策のひとつとして始めた。 甲種と乙種がある。原則として、甲種はショップが引き取った実装石を再び売り物として陳列する。 ただし中古品なので商品のランクは落ちる傾向にある。 乙種はショップの低級実装に与える餌に加工される。 あくまで原則であり、出戻った実装石の状態を調べる店員の判断で処遇が変わることも多い。 * * * としあきは仔実装を飼うことにした。 実装ショップで良さそうな個体を見つけ、さっそく購入を決める。 可愛がるつもりだったので、耳に着ける黄色いリボンも一緒に購入した。 普通に躾ができている普通の個体が、としあきにとって手軽に買える値段だった。 店内でA~Eまでランク分けされている商品の内のC級、つまり中級品である。 ちなみにA級は高度な躾がされた高級実装(一匹数万円~)。 B級はA級には及ばないが、それでも上級の実装石である(一匹1万円前後)。 まれにS級と呼ばれる極上の実装石も入荷するが、値段は数十万円クラスだ。 としあきが買ったC級は一匹数千円と言ったところ。 会計をしようととしあきが財布を取り出した時、応対してくれていた女性店員 (営業スマイルだがふくよかな体型で結構可愛い)が一言告げてきた。 「出戻り保障はいかが致しますか?」 「…でもど…何それ?」 目の前の女性店員の顔をまじまじと見つめてしまい、としあきは慌てて視線をそらす。 女性店員は気にした様子も見せず、営業スマイルを崩さぬまま一枚の紙を差し出してくる。 「実装石ちゃんを飼い始めてみたはいいけれど思っていたのと違う、など様々な理由で、 お買い上げになった実装石ちゃんを捨ててしまうケースが、近ごろ増えているのです。 実装ゴミに出されるならまだしも、捨てられて野良になってしまうと近隣の方に迷惑が————」 「はぁ…そうなんですか」 「そこで始まったのがこの出戻り保障で、乙種保障ですと————」 女性店員は出戻り保障についての説明をし始めたが、捨てたくなった時のための保障など、 今から実装石を飼おうというとしあきにはあまり実感の湧かない話で、 (この女性店員、営業スマイルだけど可愛いなあ。ちょっとふくよかなのも俺好み) などと思いながら適当に聞いていた。 「————と、言う訳でして、この出戻り保障をお付けすることをお勧めします。 乙種保障なら300円、甲種でも500円をお会計に加算するだけで、、 お買い上げの実装石ちゃんがご不要になった際に当店でお引き取り致します」 「はぁ…じゃあ、お願いします」 としあきは女性店員のふくよかな体型を見ていて説明をよく聞いていなかったが、 なんとなく曖昧にうなずいていた。 * * * 結局、ミドリコと名付けた仔実装とは上手くいかなかった。 中級という微妙なランクの商品を選んだせいか、それともとしあきの飼い方が悪かったのか、 すぐにワガママを言うようになってしまった。 『テチャア!もっとウマウマなゴハンが食べたいテチッ!』 「結構いいランクの実装フードだぞ…文句言うなよ」 『ステーキが食べたいテチィ!』 『ボールさんで遊んで欲しいテチッ!』 「もう夜遅いから寝なさい」 『チャァァァ!遊んで欲しいテチャーッ!』 『もっとリボンが欲しいテチィ!』 「我慢してくれ、お前と一緒に買ったその左耳のリボンひとつでいいだろ」 『両耳にひとつずつほしいテチャア!』 四六時中こんな調子で、疲れてきたとしあきが(捨ててしまうか)と思った時… 購入した時のふくよかな女性店員の営業スマイルが思い浮かんだ。 そして…「出戻り保障サービス」。 (要らなくなった実装石を引き取ってくれる、だったか…) としあきは購入時に貰った紙を探し、よく読んでみた。 * * * としあきが契約した「甲種出戻り保障」は、引き取った実装石をもう一度店に並べて 商品として扱うという引き取りサービスだった。 中古品扱いなのでランクは下がるが、捨てられて野良になるよりはマシなはずだ。 としあきは自分にそう言い聞かせ、出戻り保障を使うことにした。 「うん…さっそく明日、店に連れていこう!」 としあきはその日、夜遅くなるまでミドリコとボールで遊んでやり、 普段はめったに与えない金平糖も食わせてやった。 『ゴシュジンサマ、今日は優しいテチィ!』 「明日は一緒に出掛けるからな!」 『テッチューン♪』 翌日の日曜日、としあきはミドリコをケージに入れて実装ショップへ向かった。 道中、近所の公園で少し遊んだ。 『テッチュテッチュ♪』 「おーい、そろそろ次の場所へ行くぞー」 『次はどこへ行くテチ?』 「着いてからのお楽しみだ」 『テチューン♪楽しみテッチュン♪』 (こういう可愛い所だけ見ている分には、捨てようという気なんて全く起こらないのだが、 なまじ意思の疎通ができるだけに、些細な不満点が強調されて不満がつのって… 飼い実装を捨てたくなる人間が多いんだろうなぁ) そう分析するとしあき。 もちろんとしあき自身も、その「飼い実装を捨てたくなった人間」なのだが。 「ほら、金平糖やるよ」 『テチャア!アマアマテチィ…スヤァ』 ショップ内で騒がれても面倒なので、としあきは金平糖だと言って実装用睡眠薬を飲ませた。 思ったとおり、ミドリコは騙されてすぐにそれを舐め、眠りに落ちた。 * * * としあきは実装ショップに入ると、受付カウンターにミドリコが入ったケージを置いた。 奇遇なことに、受付にいたのはミドリコを購入した時に応対してくれた、 営業スマイルとふくよかな体型が魅力的な可愛い店員だった。 としあきは保障の内容を記した書類を見せながら、その女性店員に話し掛ける。 「あの…この出戻り保障なんですけど…」 「はい…あぁ、お客様、一ヶ月くらい前にこちらの…ミドリコちゃんを購入された方ですね?」 「えっ、覚えてるんですか?」 としあきがびっくりして女性店員を見つめると、彼女は営業スマイルを返しながら、 ケージの中で眠っているミドリコを指差して言った。 「その仔の黄色いリボンと、ミドリコちゃんというお名前を覚えておりましたので。 では、書類を確認いたします…はい、甲種出戻り保障。確認しました」 女性店員は営業スマイルで微笑みながら、書類に不備がないことを告げた。 その後、何故この保障を利用するかなどの簡単なアンケートに記入させた後、 本当に出戻り保障を用いるか最後の確認と言って、書類にサインを求めた。 「こちらにサインを致しますとミドリコちゃんの所有権は当店に移ります。 本当にそれでよろしいか、よくお考えになってからサインをお願いします」 としあきはこの一ヶ月のことを振り返る。 ミドリコはワガママだったが可愛い一面もあったし、このまま捨てるよりは、 ここで再出発してもらった方がお互いのために良いと思った。 「あの、ちなみに出戻りした実装石はどういう扱いを受けるんですか?」 「中古品なので新品と比べて、展示用のケージの広さ、餌の質、おもちゃの数など、 原則として全てがワンランク下の扱いになりますね」 「そうですか…」 「でも大丈夫です。ミドリコちゃんにお付けされた保障は甲種ですから、 ちゃんと売り物として扱いますよ」 「それを聞いて安心しました」 としあきは書類にサインをした。 これでミドリコはとしあきの物ではなくなったのだ。 「ありがとうございました。またのご来店をお待ちしています」 としあきはショップを去り、ミドリコは小さなケージに入れられ、 女性店員…双葉が店の奥の部屋へ連れていった。 * * * ミドリコが目を覚ますと、そこは見覚えのある部屋。 窓が無く薄暗い部屋の、さらにサークルの中だった。 (ゴシュジンサマに飼われる前にいた場所テチ…?) ここは商品である実装石に、トイレや食事などの基本的な躾をするための部屋。 ミドリコはこの部屋で、飼い実装になるための作法を教え込まれた。 そして、店頭に並んでいた時にとしあきの目に留まり買われていったのだ。 それが何故またここにいるのか分からず、首を捻るミドリコ。、 少なくともこの部屋には、ゴシュジンサマはいないようだ。 『ゴシュジンサマァ!どこにいるテチィ!?』 ミドリコが声を上げて騒いでいると、部屋のドアが開いて人間が入ってきた。 ただしそれはミドリコが求めたゴシュジンサマではなく、ふくよかな体型の女。 その女…双葉はサークルに入ってきてミドリコの前でしゃがむと、そのおでこを突いて言った。 「キミのゴシュジンサマはもういないよ」 『テッ…ど、どういうことテチ!?』 「キミはゴシュジンサマに捨てられたんだよ」 『う、嘘テチ!そんなの嘘テチ!ゴシュジンサマは前より優しくなったテチ! きっとこれからもっと優しくなって、ワタチといつまでも暮らすんテチ!』 ミドリコの必死な叫びに、双葉は営業スマイルで返した。 「それはキミを不安がらせずにこの店まで連れてくるための演技だね。 キミはご主人様に飼われる前にいたこの店で、中古品として暮らすんだよ」 真実を告げられても尚、ミドリコは受け入れることができなかった。 青ざめた顔で、うつむいてぶつぶつ呟いている。 『…嘘テチ…そんなはずないんテチ…』 「このアンケートによると、キミのワガママが酷いからキミを手放すことにした…。 君のかつてのご主人様はこう答えているんだよね。心当たりがあるんじゃない?」 ミドリコは心当たりがあるようで、視線を左右に揺らしながら白状した。 『ウマウマなゴハンが食べたいって言ったテチ…夜ももっと遊びたいって言ったテチ… もっとリボンが欲しいって言ったテチ…でも、でも…!』 「調子に乗っちゃったみたいだね…可愛がって欲しいと思うのは仕方ないけど、 自制が効かないのは駄目だよね。飼い実装になる訓練で教わったはずでしょ?」 C級とは言え、ミドリコも「まともな」飼い実装として売られていた以上、 基本の躾をある程度はクリアできているはずだった。 それを飼いの生活で忘れてしまったのは、やはりC級だったということだろう。 『テェェ…嘘テチ…こんなの夢テチ…』 「そろそろ現実を受け入れて…躾のやり直しだよ。まずは自分の立場を解かろうね…」 双葉の、顔に貼り付いたような営業スマイルの、口元だけが怪しく歪む。 その表情に恐怖したミドリコが逃げる間もなく、双葉は手にした実装タタキを振っていた。 ————パチーン 『テチャアッ!』 いきなり顔を引っ叩かれ、ミドリコは横っ飛びに吹っ飛んでしまう。 ぷりぷりとウンチを漏らしてパンコンしながら、ミドリコは頭を押さえてうずくまった。 「あらら、こんな簡単に漏らしちゃうなんて…飼い生活ですっかりお股が緩んじゃったみたいね? これは躾し直さないと売り物にならないなあ」 『許しテチャア!ゴシュジンサマの所に帰しテチャーッ!』 双葉は実装タタキでミドリコをぺちぺち叩きながら、現状を理解させようと説明を続けた。 「言っておくけど、キミはまだ幸せなんだよ? 乙種保障だったら、出戻りの後は挽き肉にされてショップのE級実装たちのエサになるんだから。 そう、あの禿裸のドレイたちのゴハンになっちゃうんだ…。 それに比べたら、キミはまだやり直す機会が与えられているんだからね」 『チュワワアーッ!どうしてこんなことになるテチィーッ!』 オツシュホショウなどと言われてもミドリコには何のことか理解できず、 ただただ痛みに怯えてガタガタと震え、うずくまり続ける。 しかし、時折チラチラと双葉の様子を見ているのが傍目に見ても丸わかりだ。 ————パチーン 『チュワァァァー!』 「人の顔色をチラチラ見ない!それで反省してるつもりなの? そんな糞蟲だから『ゴシュジンサマに捨てられた』んだよ?」 双葉が唇を突き出してうぷぷと笑った。 その笑い方が癇に障ったのか、ミドリコは癇癪を起こして立ち上がると、 パンツをさらにこんもりさせながら怒鳴り散らした。 『う…うるさいテチィ!ワタチは捨てられてなんてないテチ! 知った風な口を利くなテチッ!デブのくせにテチーッ!!』 「で、デブ…!」 ふくよかな体型を気にしていた双葉が、ミドリコの言葉にこめかみをピクピクさせていると、 ミドリコは自分が優位に立ったと見たか、身体をのけぞらしてさらにわめき立てた。 『チププ…!まったくみっともない身体テチ!オマエみたいなデブはドレイがお似合いテチ! ワタチのドレイにしてやるから今すぐゴシュジンサマの元へ連れていくテチ! 聞いてるテチ?お前みたいなデブは・ワタチのドレイが・お似合いなんテ————』 ————ブチィッ ミドリコがその台詞を言い終わらないうちに、前髪が引き抜かれた。 『…………テ…?……テ…?』 不意におでこを襲った痛みにミドリコは何が起きたか分からず、 やや間を置いてから前髪のあった辺りに手を伸ばす。 そして、目の前の双葉(営業スマイルが消えて無表情になっていた)の手に視線が向き…。 『わ、ワタチの前髪さんがァァァッ!抜けたテチィィィッ!』 「さぁ、次は後ろ髪だよ」 『や、やめテチィィィ!後ろ髪さんは抜かないでテチィィィィ!』 無表情の双葉はミドリコの懇願を無視してその身体をうつ伏せに抑えつけると、 後ろ髪に手を伸ばし、まずは左の房を掴んで引っ張る。 『い、今ならドレイは勘弁してやるテチィィ!だから後ろ髪さんだけは許しテチ————』 ————ブチィッ 『チュワァァァァァァァッ!』 左後ろ髪を抜かれ、血涙を流してイゴイゴするミドリコ。 残るは右後ろ髪だけだが、双葉はその髪を抜かずにミドリコの実装服をびりびりと破り捨てた。 パンツも、左耳に着けていたリボンも引きちぎられてしまう。 『チィィィィ!ワタチの服さんがァァ!ゴシュジンサマに貰ったリボンを返すテチイィッ! 何でこんな酷いことするテチャアアアアァァァァッ!』 双葉はミドリコを右後ろ髪だけ残した禿裸にしてしまうと、抑えつけていた手を放し、 室内に置いてあった手鏡を持ってきてミドリコに自らの姿を見せた。 「ほら、お前の姿を見せてあげる…デブのワタシと、半端に禿裸なお前、どっちが酷いかな?」 『チャァアアアァァァッ!こんなの嫌テチャアアアアアァァァァッ! ワタチに何の恨みがあるテチャアアアアアアッ!』 ミドリコは血涙を流しながら手足をイゴイゴさせ、ブリブリと糞を漏らす。 「人に暴言吐いといてこの言い草…やっぱり駄目だわコイツ。 あのお客様が手放したのもうなずける…お前の態度から見て矯正は不可能だろうし…」 双葉はポケットから取り出した端末に何かを入力し始める。 その表情は、再び営業スマイルに戻っていた。 * * * ミドリコはE級実装石としてショップに置かれることになった。 元がC級なので通常ならばD級(訳あり実装。一匹数百~千円)として売られるはずだが、 矯正を担当した双葉店員の【糞蟲傾向あり。矯正は不可能。また、服と髪の一部喪失あり】との 報告を受けた店側が、E級(禿裸や糞蟲。一匹100円ほど)が妥当と判断したためだ。 ミドリコのケージはショップのショーウインドウの最下段の、 あまり人目に触れない位置に実装グッズ等の在庫と並べて置かれた。 本来ならE級はまとめて大型水槽で陳列されるが、E級実装の状態を客に示すために、 ミドリコだけが一匹で狭いケージに入れられて通りに面した位置に置かれている。 『待っテチ!飼っテチ!』 ミドリコは今日も道行く人間に声を上げる。 禿裸…正確には右後ろ髪だけが残った禿裸の姿で。 より上の段にいるD級やC級の実装石もテチテチと声を上げている。 だがミドリコらの声は、ガラスに阻まれてほとんど通行人には届かない。 それでもごくまれに、声を聞いた人間がちらりとショーウインドウに目を向けることがある。 『ワタチを見たテチ!飼っテチ!』 〈半端禿裸、オマエじゃないテチ!ワタチを見たテチ!ワタチを飼っテチ!〉 〈ワタチを飼うテチィ!今ならお歌も踊りも見せるテチ!テッチューン♪テチコーン♪〉 だがその通行人はすぐに視線を手元のスマホに戻すと、足早に去っていった。 はぁ、と溜息をついて肩を落とすミドリコ。 『テェェ…ゴシュジンサマに逢いたいテチ…』 ミドリコがそう呟いた時、ガラスの向こう側に一人の人間が立って、 ショーウインドウを覗き込んでいた。 それは、ミドリコがどうなっているか気になって店を覗きに来たとしあきだった。 『ゴシュジンサマテチ!ワタチはここにいるテチ!ここから助け出しテチ!』 ミドリコはガラスをぺちぺち叩いて目の前のとしあきに訴える。 だがとしあきは禿裸のミドリコには目もくれず、ショーウインドウの中段に展示されている、 比較的普通の実装石たちに目を向けていた。 〈ワタチを飼うテチ!〉〈飼っテチ!お歌うたうテチ!〉〈テチューン♪〉 としあきが覗いている辺りの実装石が、必死にアピールする。 一方のとしあきは、目当ての個体…黄色いリボンを着けた実装石がいなかったので、 安心半分不安半分といった表情で呟いた。 「もう誰かに買われたのかな…新しい飼い主に迷惑かけてないといいけど」 『待っテチ!ワタチはここテチ!見捨てないでテチ!ワタチを見つけテチ! ここにいるテッチ!ゴシュジンサマ!ゴシュジンサマァァァァァァ!』 ミドリの必死の呼びかけも、ガラス越しでは蚊の鳴くような声にしか聞こえず届くことはない。 としあきの方も店内に入ってまで全ての商品を確認する気はないのか、 見える範囲を確認し終えて立ち去ろうとしている。 「ん、何だろこの禿裸は。やけに必死にアピールしてるな…。 そう言えば最下級の実装石は売れないと処分されるらしいけど、こいつも処分が近いのかもな…」 『ゴシュジンサマ、待っテチャ!行かないでテチ!連れ帰って欲しいテッチ! こんなとこ嫌なんテチィ!助けテチャアアアアァァァ!』 「俺は飼ってやれないけど、誰かの目につくように頑張れよ。じゃあな…」 『テッチュワアアアアァァァァァアァ!』 互いの言葉は届かぬまま、としあきはショップの前から去って行き、 その後ろ姿を見送ったミドリコの絶叫がショップの中に響く。 その絶叫に、男性店員がお仕置き用の刺激スプレーを持って駆け寄ってきた。 「さっきからうるさいよ!」 ————シューッ! 『ケホッケホッ…テッチュワァァァァアァアン!』 「うるさい!」 ————シューッ!シューッ! 『ヂィィィィ…!』 「まったく、これだからE級は…!」 ミドリコはケージの中でうずくまり、血涙を流して泣いた。 * * * ミドリコはその後しばらくショーウインドウの最下段に陳列されていたが、 目に見えて元気がなくなり動かなくなったので、ほどなくして別の禿裸が置かれるようになった。 店内の陳列棚にも、右後ろ髪だけが残った禿裸仔実装の姿はなく…。 ~終~

| 1 Re: Name:匿名石 2023/09/14-13:31:24 No:00007964[申告] |
| いいねスカッとした
でもこれ出戻りして更生できるやついるんだろか やっぱ買うなら新品がいいよなぁ |
| 2 Re: Name:匿名石 2023/09/14-18:44:18 No:00007966[申告] |
| 引っ越しとかでどうしても出戻りとかなら再度飼いに戻れるだろうけどミドリコみたい理由は無理だろうな |
| 3 Re: Name:匿名石 2023/09/14-20:25:42 No:00007968[申告] |
| 中古実装を買ってきた
果たしてその仔に新しい名前をつけて良いものか・・・🤔 |
| 4 Re: Name:匿名石 2023/09/15-00:45:09 No:00007970[申告] |
| 中古は他の御主人様知ってるから比較されそう
やっぱ新品に限るぜ |
| 5 Re: Name:匿名石 2023/09/15-00:49:33 No:00007971[申告] |
| 元飼い主の心情も配慮しての再教育と再出荷だが
むしろ最初から処分した方が幸せなのかもな |
| 6 Re: Name:匿名石 2023/09/15-01:45:31 No:00007972[申告] |
| 実装ごみの処分費用にもよるんだろうけど餌を提供するのに金を取られるのか… |
| 7 Re: Name:匿名石 2023/09/15-06:51:13 No:00007974[申告] |
| 上げ済みで特定層商品に回さず躾直そうとしてたんだからまあ良心的な店だ
なのに一度飼われる、甲種保障で躾直し再出発の2回チャンスを棒に振ろうとするミドリコは幸福になる素質は皆無だったんだろう… と言うか引っ越しや家庭の事情で仕方なくのパターンならまだしも わがままで面倒見きれなくなった出戻り組は厳しそうだし糞蟲化してない個体でも元飼い主への執着とか悲喜交々ありそう。 元高級飼い実装ってどうやって店頭に来るのか?とかショップの捨て実装対策ってどうなんだろうと思ってしたコメントだったけど何かいい感じのスクになって驚いた |
| 8 Re: Name:匿名石 2023/09/16-08:26:05 No:00007976[申告] |
| たとえこの禿裸がコミドリだと気付いたとしても
買うことはないだろうな |
| 9 Re: Name:匿名石 2023/10/27-21:55:25 No:00008170[申告] |
| 数十万円クラスの高級実装石が
ちょっと糞蟲だとバレて再度実装ショップに出戻るって保険じゃないと話にならんやろ ちなみにその高級実装石未満は全部ミンチで中古実装は成り立たないと思う |
| 10 Re: Name:匿名石 2023/11/24-02:54:21 No:00008495[申告] |
| このショップ一応は愛玩動物として扱ってるのが面白いな
スクに登場する愛護(愛誤)派は何故か金持ちが多いので市場が成り立つんだろうか? |
| 11 Re: Name:匿名石 2023/12/24-12:47:53 No:00008555[申告] |
| 何故も何も動物を飼うならそれなりに金がかかるだろ |