タイトル:【パ虐】 『花嫁実装』の設定をお借りしたスク
ファイル:押しかけ実装.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:892 レス数:9
初投稿日時:2023/08/29-16:21:02修正日時:2024/07/16-21:32:47
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スレに上げられた『花嫁実装』(過去の同名のスクとは別)の設定をお借りしています。
面白いスクを書かれた作者さんに感謝を。

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とあるアパートの一室に独りで暮らしているとしあき。
今日は燃えるゴミの日なので、アパート前の共同ゴミ捨て場にゴミを捨てた。

「これでよし、と。さぁ、仕事に行く支度しないとな…」

としあきが帰っていくと、電柱の陰から一匹の成体実装が現れた。
彼女は今日がゴミの日であることを知っていて、出されたゴミを漁りに来たのだ。

『デスデスゥ!(この匂い…今日は食べられるモノが捨ててあるデス!)』

成体実装は石を使ってゴミ袋を破くと、袋の中を漁り始める。
どうでもいい紙ごみなどを除け、食べられそうな生ゴミをポシェットに詰めていく。
そのうち、丸められた薄い紙を見つけた。
何故か心惹かれるものを感じ、紙を広げてみる…。

具体的な描写は省くが、それはとしあきが使ったティッシュだった。
成体実装はそれを大事そうに両手で握ると、としあきが帰っていった部屋の扉を見つめ、
ゴミ漁りをやめてその場から去っていった。

*

一ヶ月後。
としあきのアパート敷地の入口で、四匹の実装親仔が様子をうかがっていた。
親実装は雑な花束を抱え、実装服のあちこちに野花を挿している。
仔実装たちは親よりも色の濃い髪をしており、同じく野花を飾っている。

この親実装は、俗に言う『花嫁実装』だ。
人間との間にできた仔を連れて、匂いをたどって父親の家を訪れ、
親仔ともども飼ってもらおうという傍迷惑な存在である。

仔の一匹が、花嫁実装が指し示した扉を棒でコツコツと叩いた。
やや間を置いて、その部屋の扉が開き、部屋の主であるとしあきが現れる。

花嫁実装は、ぱっと花束を撒くと、奇怪な歌のようなモノを唸り、
仔たちはその周りで奇怪なダンスを踊るというパフォーマンスを始めた。

『デッデロ~ゲ~♪ デェ~デロォ~ゲェェ~♪』
『テチッ♪』『テチュッ♪』『テッチ♪』『テチューン♪』

その時、としあきの部屋から一人の女性が現れた。
手にリンガルを持ち、花嫁実装たちの歌や踊りを怪訝な顔で見ている。

「ちょっと、どうしたのとし君?」
「あ、秋子…いや、なんか実装石が訪ねてきてさ…」
「その成体実装、とし君のこと『ダンナサマ』って言ってるけど…どういうことよ?」
「し、しらねぇよ!実装石なんて飼ったことないし、普段関わらないようにしてるし」

花嫁実装は、秋子が現れた瞬間こそ若干の焦りを感じたが、
二人が言い争っているのを見てほくそ笑んだ。

(デププ…あのニンゲンの女はダンナサマの妻ではないようデス…。
 妻の座はワタシのものデス…なぜならワタシにはダンナサマの愛の証があるのデス!)

花嫁実装は、花で飾られたポシェットの中から黄ばんだ紙を取り出した。
そして、それを広げてガビガビの中身をとしあきの方に見せる。

『デッスゥ~ン、デッススゥ~ン♪』
「…ダンナサマの愛の証、だってさ。何、あれ?」
「…あー、たぶん、オナニーした時に拭いたティッシュじゃね?」

『デッスデデッス~ン♪』
「ダンナサマがワタシにくれたタカラモノ、だってさ」
「やめろ~!やった覚えなんてねぇぞ!勝手にゴミ袋から漁ったんだろ!
 そ、そんなモノを持ち歩いて仔まで作りやがって…!」
「ちょっと、声大きいよ」

秋子の指摘に我に返ったとしあきは、玄関に置いてあるコロリスプレーを手にして、
花嫁実装に噴きかけようとしたが、秋子がそれを制した。

「先に仔を処分しよう。あんな奴がとし君との仔を作ったなんて不快だしね」

秋子はスプレーを手にすると、事態が飲み込めずにまだ踊っていたり、
踊り疲れて座り込んでいる黒髪の仔実装たちに噴きかけた。

「ほーら、死のうねぇ」
『テ…ッ!?』『チィィィ…!』『チャアアァァァ…!』『テチィィ…!』
『デッ、デデェッ!?』

仔実装たちはあっという間に死に、残された花嫁実装は血涙を流しながら、
秋子の足元で両手を振り回し、としあきに向って何か訴えかけた。

『デェェェン!デェェッス、デデェェェスデェス!』
「ダンナサマ、その女を酷い目に遭わせてくれ、だってさ」
「そのお願いは聞けないなぁ。代わりにお前、今晩は俺の部屋に入れてやるよ」

としあきはそう言ってニヤリと笑った。
今日は秋子が泊っていく日…お楽しみの日なのだが、としあきには考えがあった。

*

としあきの部屋。部屋の隅の古びた水槽に花嫁実装が入れられている。
その眼前では、としあきと秋子が身体を重ねていた。

『デジャアアアアアアア!デジャギャアアアアアア!』
「とし君、悪趣味だねぇ…あたし達のセックスを見せつけるなんてさ」
「まあ仕返しだよ。人のティッシュで勝手に仔を作りやがってさ」
『デビャアアアアアアアアア!デズァァァァァァァァァ!』
「さすがにちょっとうるさいね」
「うーん、ここまでうるさいとはなあ…」

見られながらするのもいいかと思った二人だったが、花嫁実装の悲鳴がうるさすぎて
楽しむどころではなかったのか、ガムテープを持ってきてうるさい口に貼り付けた。

『グムゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!』
「あはは、さっきよりは静かになったかな?」
「そんなに嫌なら見なきゃいいのになあ、食い入るように見つめやがって」

花嫁実装は、ワタシだけを愛する(と思い込んでいる)ダンナサマが、
アバズレのビッチに犯されている姿(思い込み)に、血涙を流して泣き、
その悲鳴は二人の行為が終わる直前まで続いた…。

「…ふぅ」
「あれ、あいつ静かになったね…倒れてるみたいだよ」

秋子が水槽の様子を見に行くと、花嫁実装は目を見開いたまま倒れ、死んでいた。
恐らくストレスで偽石が割れたのだろう。

「やれやれ、そいつの処分をどうしようかと思ってたけど、手間が省けたな」
「明日は実装ゴミの日だしね」

*

翌朝、秋子はアパートの共同ゴミ捨て場に、花嫁実装と仔実装たちの死骸を詰めた
ゴミ袋を放り込んだ。
その死骸が生前着飾っていた野花は、もはや萎れかかっていた。

なお、としあきと秋子は、今回の件が仲を深めることになり少しして結婚したらしい。
花嫁実装が取り持つ縁…皮肉なものである。


~終~


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1 Re: Name:匿名石 2023/08/29-16:40:34 No:00007887[申告]
何やっても裏目に出る実装石クオリティーが良いですね
2 Re: Name:匿名石 2023/08/29-17:52:34 No:00007888[申告]
存在すら認知されてない汚いナマモノに自分の仔だと言われて受け入れられるはずも情が湧くはずもなく…
むしろ嫌悪感しかないところを理解できないのがさすがっすね
3 Re: Name:匿名石 2023/08/29-18:12:36 No:00007889[申告]
おお、あの名作のスピンオフが読めるとは…!
4 Re: Name:匿名石 2023/08/29-19:41:15 No:00007891[申告]
淫乱実装のせいで仲違いしたりせず、むしろ仲が深まったので読後感がとても爽やかなスクだ
5 Re: Name:匿名石 2023/08/29-22:19:01 No:00007895[申告]
この実装は抱かれてないから哀れみを感じないな
カップルの仲がこじれなくてよかったよ
6 Re: Name:匿名石 2023/08/29-23:50:10 No:00007899[申告]
こんな託児よりタチが悪い押しかけ成就すると思っているのがやばいな
自作自演でっち上げの既成事実と自己都合で相手が納得すると考えるてるとか…
言葉は通じてもコミュニケーションは不可能
7 Re: Name:匿名石 2023/08/30-18:18:23 No:00007907[申告]
黒髪とはいえ仔実装を平気で飼いになる為の手段として産むのが昔の実装石感あって好き
8 Re: Name:匿名石 2024/11/15-05:17:00 No:00009410[申告]
黒髪仔が雑に死ぬの好きすぎる
実装石にとっては一発逆転の切り札にしか考えられない存在がゴミ扱いされてるのたまらん
9 Re: Name:匿名石 2025/04/08-21:49:36 No:00009597[申告]
実装石にとって幸せ回路と意思疎通は等価交換なんだなって
オチもピリリと効いててよき
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