プシューーーーーー・・・・・・・。 ペットボトルロケットに縛り付けられた実装石は着弾地点で緑のシミになった。 「今回のは良いんじゃないですか?」 「前回のパチンコはダメだったからな」 俺と会長はペットボトルに実装石を縛り続ける作業をしながらそう話す。 俺たちはとある大学の非公式サークル「実装石を飛ばす会」の人間だ。 より高くより遠くを目指し、日夜あらゆる方法で実装石を大空に飛ばしている。 「投げるはシンプルで俺は好きなんですけどね」 虐待派サークルを掛け持ちする俺はやはり自分で直接手を下したい。 「いや、やはり飛距離だよ。・・・・次は真上に打ち上げてみようか」 会長は虐待派というわけではない。実装石を飛ばす事にしか興味が無いらしい。 打ち上げられた実装石は確実に死ぬので愛護派から見れば虐待派なんだが、 俺たちが実装石解体ショーをしている隣で、切り落とした実装石の手足をロケット花火で打ち上げていた。 「蛆を打ち上げたら、よく飛ぶんじゃないですか?」 「あぁ、蛆ね。あれは中学時代に卒業した。やっぱり成体だよ。デカいのを打ち上げないと」 「そう、ですか」 我が部は毎年行われる「鳥実装コンテスト」で毎年好成績を残しているのだが、 そんなサークルがペットボトルロケットに実装石を縛り付けて打ち上げていると誰が思うだろう。 「うちのサークルはインパクトが無い。としあき、こう観客をあっと言わせるような。実装石用飛行機は作れないだろうか?」 「あぁ・・・そうですねぇ。墜落と同時に爆発とかどうですか?」 「それいいかもねぇ。爆発じゃなくてロケット花火でさらに打ち上げるとかどうだい?」 「それ、会長。マジでいけてますよ」 「おーい、今日はコレで終わり!としあきが良い意見出した」 ペットボトルロケットを打ち上げていたサークルのメンバーが続々と俺たちが話していた場所に戻ってくる。 「片付けて撤収、ゴミはちゃんと分別な」 会長はテキパキとメンバーをゴミを拾う組と用具を片付ける組に分け、さっさと片づけをしてしまった。 その年、俺たちの実装用飛行機は墜落直前に実装石を大量のロケット花火で打ち上げ失格負けになった。 「会長、火薬ダメならバネで飛ばせば良いんじゃないですか?」 「あぁ、なるほど・・・それは名案だ。おーい、今日はコレで終わり!としあきが良い意見出した」 俺たちは投石器による実装石の打ち上げを止め、実装石用飛行機を製作することにした。 =============================================================================== 久しぶりに戻ってきたら保管庫が変わっててビックリだ
