「ちぇっ、これ女のじゃねぇか。つかえねぇ。」 少年はキャラメルのオマケについていたプラスチック製の櫛を投げ捨てた。 キャラメルをよこせと騒ぐノラ実装石達の影にかくれて その櫛をあわてて拾った実装石がいた 櫛の使い方を彼女だけが知っていたのだ 「これで仔たちの髪がキレイキレイできるデスゥ!」 元飼い実装の嬪紅(ピンク)である 飼い実装の転落話としてはよくある話だ 意図せぬ妊娠、隠れての出産、そして捨てられた ブリーダーの元で厳しい訓練と選別を乗り越え、やっと勝ち取った飼い実装の地位 だが嬪紅(ピンク)はそれを投げ捨ててもいいと思うほど仔を溺愛していたのだ 飛び抜けて賢い嬪紅(ピンク)だからなんとか生き延びてきた だが日に日に寒さがひどくなる この先の保証はない 「せめてこの仔たちだけでも生き延びてほしいデス」 「ママ、サムイサムイテチ?ハァ〜してあげるテチ!ハァ〜!」 「テチャー、おケケ、ますますキレイになったテチ! ワタチがビボーをみがけば みんなでカイジッソーテチ!」 「レフレフ、ウジちゃん前髪だけレフ? かなチィレフ」 悲しみに沈みながら嬪紅(ピンク)は 三匹の仔の髪を次々と櫛った こうして綺麗にしていれば この仔達には新たな飼い主が現れるかもしれない そんなはかないのぞみをかけた行為だった そんな彼女の行動に目をとめた女性がいた 「あら!あなた櫛がつかえるの? もしかして元飼い実装ちゃんなの? ねぇねぇうちで働かない?」 店舗につくと女性は次々と説明をはじめた 「そうそう、ドアノブをガチャガチャやるようにして 元飼い実装じゃないとこの動作が理解できないんだよね」 ラッキーホールという風俗をご存知だろうか? 壁にナニをつっこむと壁の向こうの美女(と、想像する事が肝心)が 手コキ、もしくはオクチでしてくれるというやつだ 嬪紅(ピンク)は幸運にもここで働く事になったのだ 「まずはイソジン薄めた水でフキフキしてね ここで染みるとか痛いとか言うお客さんは オクチNGね ビョーキだから」 「こう、せり上がってきたら激しくして あ、オクチならバキュームね」 「そろそろかなぁと思ったらこうやって避ける、 そしてうしろのバケツでキャッチ いちおう出る直前にお客さんがスイッチ押してくれて ランプがつくシステムだけど 押すまえに出ちゃうお客さんもいるからね コレ大事だからね 早め早めに避けるのよ」 「これはお客様に夢を売る仕事よ それを誇りに思って」 さすがは厳しい教育と選別を勝ち抜いた飼い実装だ 嬪紅(ピンク)にはすぐにおぼえる事ができた 「ちょwいまどきラッキーホールw」 「壁の向こうはどうせババァだぜ?」 「それともひどいドブスかな?」 そう会話する男達の喉がごくりとなる 店に入ってゆく女性がにっこりと手をふったのだ 「う、うそだろう?」 「あんな可愛い子が?」 「え?私がやるのかって? ふふふ、恥ずかしい! でも…あの…待っていますね」 こんなかんじで客入りはなかなかのものだった 嬪紅(ピンク)にとってもこの仕事はありがたいものだった 完全住み込み制 仔と一緒に安全に暮らせる ビル単位での空調なので24時間暖かい部屋にいることができる ゴハンは安価なカリカリではあるけれども保証されている 実装臭を消すためにこまめに入浴することが奨励されているのもありがたい 朝になると女が毎日小さめの水槽にお湯を用意してくれていた 噴水の水だけではどうしても汚れが落ちなかった仔実装達も 今やすっかりピカピカになった これだけ綺麗になれば飼ってもらえる可能性もあがるはずだ 飼い実装になれなくとも、ここでの仕事を継がせる事ができる そしてなによりもなによりも たとえそれがイチモツだけであったとしても 嬪紅(ピンク)にはニンゲンさんと 再びふれあえる事が嬉しくてたまらなかった 幸福な日々が続いたある日、その客はやってきた 「痛ぇ!おねぇちゃん痛ぇよ!」 薄めたイソジンでフキフキしているアレからは膿が滲んでいる あきらかにビョーキだ しかしその客はオクチでコースだ だがどうやって断ろう ここでデスゥデスゥと叫んでは実装石である事がバレてしまう おねぇさんが「これは夢を売る仕事だ」と言っていたではないか オロオロしているとパテーションのあいだのカーテンが突然開き 他の実装石が入ってきた。気が付かなかった。他にも実装石がいたのか! 「こうするればいいンデス」 その実装石は客に聞こえないように小さな声でささやくと 日野○出志の漫画に出てきそうな極彩色にボコボコに膨れ上がったモノを 客のいちもつにあてがった 「デッフッ!」 さげびそうになる口を必死でおさえる よくみるとそれはボコボコにビョーキになった仔実装であった 仔実装の歯は全部ぬかれていた 虫の息で無理矢理イチモツをくわえさせられ オナホールのように上下させられているのだ 「またビョーキの客いたらやってあげるデス!」 事が終わるとその実装石はそう言い お客一人につき10粒もらえる金平糖を奪っていった 「し、しんじられないデスゥ」 ガタガタと震えて仔を抱きしめた パテーション1枚向こうには仔をあんな風に扱える実装石がいる 嬪紅(ピンク)はその事実に公園にいた時のような激しい不安をおぼえた 気が動転していたのだろう嬪紅(ピンク)は その日、普段ではありえない失敗をしてしまった 手コキの最中、おもわぬ暴発を顔面に受けてしまったのだ そしてそのほとばしる奔流は嬪紅(ピンク)の両目にも入りこんでしまった 人間だったらコンタクトにタンパク質が付着して使い物にならなくなったり 一日目が腫れて痛むくらいだっただろう だが嬪紅(ピンク)は実装石だ いい仔の長女、ナルシストだけど家族思いの次女、足りないけれどもカワイイ蛆ちゃん そしてとてもとてもやさしくしてくれたかつてのゴシュジンサマ とても小さな走馬灯がクルクルとまわり 嬪紅(ピンク)の両目は白く濁り、あっけなく死んだ あわててパテーションの向こうから例の実装石がでてきて バレないように客のアレを熱いお絞りでお掃除した 「まったくトロイ奴だったデス、まぁいいデス、 代わりの元飼い実装なんていくらでも落ちているデス」 実装石はオーナーである女に嬪紅(ピンク)がパキンした旨を連絡すると 嬪紅(ピンク)が仔のためにととっておいた金平糖を奪い ザラザラと一気に流し込んだ そして 「ママは?ママはどうしたテチ?」 「おばちゃん誰テチ?カワイイワタチにナニをする気テチ?」 「プニプニしてレフー」 と騒ぎ立てる仔達をオーナーの女が来る前に回収した 「ちょうどよかったデス」 実装石はイヌカ○ー空間なみに極彩色になった ボコボコの病気仔実装をゴミ箱に捨てた そして長女にバケツにたまった白い汁を無理矢理のませた 長女の両目はたちまち緑色になった 「こいつは良いオニク製造機になるデスゥ」 格安フードと金平糖しかゲットできないここでは 動物性タンパク質は貴重品だ それに万が一にも「黒髪」が生まれたら お徳用金平糖1kgと交換してもらえる約束を女としている お口でするときもフィニッシュはできるだけバケツでうけて 妊娠はさけているが、それでもこの仕事に思わぬ妊娠はつきものだ だがたいていの実装石は金平糖と格安フードだけの生活に耐えられず 仔をオニクにしてしまうから、この仔たちは貴重だ 次女にも同じようにバケツの白い汁を飲ませた 「目印」に服を奪い自分の服の補修にあてた こいつもしばらくは長女と同じお肉製造機だ だがビョーキの客がきたら それ専用のオナホールにジョブチェンジさせよう そう思いながら握りしめたままストロークする 「前のヤツはビョーキすぎて 手に色々な汁がついて嫌な気持ちだったデス サラッと新しい使い心地デス」 そう言いながらバケツのヘリですべての歯をこそぎ落とした 「さて、この蛆はどうするデス? 丸々太ってなかなかのデカさデス 今晩のごちそうにするデス?」 そう思っていると次の客がやってきた 「知ってんだよ、そっちにいるのはどうせ男なんだろう? そうなんだろう?ガチムチのおっさんなんだろう? 料金は倍だしてやる!兜合わせしてくれよ!」 実装石はニヤリと笑うと 最後にのこった蛆実装のおくるみを剥ぎ取り、前髪を抜いた。

| 1 Re: Name:匿名石 2017/01/21-21:30:21 No:00003962[申告] |
| ラストの蛆www
こりゃ一回でパキン死しますわ しかしこれって虐待になりつつ、最近流行のジックス派さんも喜びそうな見事なネタだなあ |
| 2 Re: Name:匿名石 2017/01/21-21:51:52 No:00003963[申告] |
| それも虐待、観察系にはありがちだけど悪辣なやつが何の報いもなく生き延びて
多少お花畑だけど優しくて真面目なやつが無残に死んで仔も酷い実生確定ってひでえ話だな 隣の実装をできるだけ残酷、ブザマに殺してえ |
| 3 Re: Name:ジックス派 2017/01/22-01:15:07 No:00003965[申告] |
| ジックス!
実にたまらん。題材が素晴らしいです! 最後の兜合わせの発想が秀逸すぎて心の中の阿部さんがry(笑) |
| 4 Re: Name:匿名石 2017/01/22-01:33:39 No:00003966[申告] |
| レマン湖さん、ひさしぶりの新作は相変わらずキレッキレでございます
病気の仔実装は実の仔だったのか、または例によって他の同僚から奪ったのか いづれにせよ何とも救いのない話しな訳で…… ……誰か隣の奴を殺してくれ……グギギ |
| 5 Re: Name:匿名石 2017/01/22-20:08:37 No:00003976[申告] |
| 蛆ちゃん?蛆ちゃあああん!
男が粗チンなら助かるかもしれませんね 面白かったです |
| 6 Re: Name:匿名石 2017/01/25-19:00:41 No:00004007[申告] |
| よく考えなくてもグロくてひどい話だw
しかしテンポが良く読みやすい文章だ、ありありと極彩色空間が想像できたぜ! |
| 7 Re: Name:匿名石 2017/01/25-19:45:28 No:00004009[申告] |
| テンポが良いが
チンポが良くて読みやすいに見えた… |
| 8 Re: Name:匿名石 2017/01/26-05:39:11 No:00004022[申告] |
| 本当に実装がいれば救われる女の子もいるのにな…
苦学生が性的搾取されてる現状はつらい… |
| 9 Re: Name:匿名石 2023/10/24-11:05:24 No:00008148[申告] |
| ピンクは不幸な事故でした…苦労を知らないガキどもざまあ |