『 ポチと幸せの虹の橋 第3戒 』 俺は、ポチのリードが弛まず、引っ張らない距離を保てるようになるまで、 延々とバリケード内周を、歩き続けていた。 ペタペタペタ…ピタッ! ぽてぽてぽて…でぇ!ピタ! クリュックリュッ! デチュ〜ん♪テチュ〜ん♪ 途中で俺が不意に止まっても、ポチは俺の動きに合わせて即座に止まってくれる。 最初は、クリッカーを鳴らしながら撫でる事で正の条件付けをしたのだが、 同じ動作を繰り返していく中で、都度の報酬を与える度に、撫でる回数を減らしていく。 散歩を始めて3時間が経過した頃には、クリック音だけで、ポチは十分に嬌声をあげて満足するようになっていた。 クリッカーを鳴らしただけで、ポチは恍惚の表情を浮かべて俺を見上げている。 特に近づいたり、別の物に興味を移す事もなく、延々と自主待機ができるようになっていた。 「 ポチ おいで 」 でぇ!テッチテッチ♪ クリュックリュッ! でちゅぅ〜てすぅ〜♪ 俺は、足元に駆け寄ってきたポチをクリッカーを鳴らしながら撫でてやる。 その後、すばやくポチにつけた首輪とリードを外した。 テェ!?ですぅ〜!? テちぅ〜!てちゅぅ〜!! ポチは、首輪を外された事が想定外だったのか、驚愕した表情で叫び声をあげて、 自分の首を撫でながら、透明の涙を流しつつ、俺と俺が持っている首輪を交互に見つめていた。 (やっぱり首輪をアクセサリーか何かと勘違いしてたか。女性店員さんのノートに感謝だな。 早めに修正できて良かった。これを繰り返していけば、散歩の時に使う物って理解してくれるかもしれん。) 「 さんぽ お し ま い 」 でェぇぇ… ちゅぅ……てちぃ…… 「 ポチ ハ ウ ス 」 テェ!でちッ! てっち!でっち! ガサゴソ…コロン! デち〜♪テスぅ〜♪ 俺のおしまいの合図に、気の抜けた声をあげつつも、 ハウスの指示が出れば、ポチは気持ちを切り替えたのか、素直に命令に従ってハウス内のティッシュ箱に駆け込む。 クリュックリュッ! でっちゅ〜ん♪ 俺がクリック音を鳴らしただけで、ポチは嬌声をあげながら喜び、 次の指示が来るのを、目をキラキラとさせて俺を見つめながら自主待機している。 (よしよし、報酬が減額されても強い反応はないな。そろそろ、次のステップに進む頃合いかな。 食欲への執着が不安要素なんだが…、お座りや伏せは、餌がないと躾しにくいしなぁ…。 …ふむ、俺が先に餌を食うって流れなら、そこまで餌に執着はしないかな?) 「 ポチ 待 て 」 でちっ! ガチャン! でぇ!? 俺の待ての指示に、ポチは素早く反応して一声鳴き声をあげると背筋を伸ばして俺を見つめる。 俺は、そんなポチを居間に残してドアを閉める。なにやらポチの疑問形の声が聞こえたが、 台所に赴いて、ドッグフードをひとつかみポケットに忍ばせてからポチを待たせている居間へ戻った。 テチュ〜…ちゅぅ〜ん… テッチュ〜チュワ〜ん… ガチャッ! てちゃっ! テチュ〜ん、テちゅぅ〜んちゅ〜ん♪ クリュックリュッ! でっちゅ〜〜〜ん♪ 俺は、ポチが投糞に移行する気配がないか、隙間から用心深く観察しつつドアを開けた。 ポチは待ての状態を維持したまま、俺が去って行ったドアをしっかりと見つめ続けている。 俺がドアを閉めた事に反応して、寂し気に泣いていた様だが、 ドアを開けて俺が戻っきたのを確認すると、嬉しそうに甘い声を出して、上半身を左右に揺らしていた。 俺は安堵しつつ、クリッカーを鳴らす事でポチを褒め、ポケットからドッグフードを一粒取り出して、手のひらに握る。 そのまま、バリケードの外側まで近寄って、ポチが俺に擦りつけないように位置を取った。 「 ポチ お い で 」 てぇ!てちっ! でっちゅぅ〜ん♪ てっちでっちてっち! クリュックリュッ! ちゅぅぅ〜ん♪ バリケードを挟んで俺の傍まで駆け寄ってきたポチにクリック音を聞かせつつ、 俺は握っていたドックフードを一粒、ポチに見せつけながら自分の口に放り込み、かみ砕いた。 テチュ〜! ガリッ! ボリボリッ! ちゅぅ〜?でちゅ〜? 俺がポチにドックフードを見せつけた事で、自分にもおこぼれが貰えるのではないかと思ったのか、 ポチは期待に目を輝かせながら、咀嚼している俺を見上げてて自主的に待てをしていた。 プッ! 「 ポチ お す わ り 」 かみ砕いてできた一欠けらを吐き出し、指でつまむと、 ポチが目で追えるように、ゆっくりとポチの頭上からやや後ろ側へ移動させつつ、お座りの指示を出した。 てぇ?テちぃ〜♪ でちゅ〜ん♪ もちろん初めてのワードを、ポチは理解できていない。 目の前に突き出された餌を自主待機の褒美と思っているのか、それどころではないようだ。 ポチは前脚を上に向かってイゴイゴとさせたり、その場でジャンプをしながら、 俺がつまんでいるドッグフードを見つめて、食事以外の餌をご相伴に預かろうと必死に動いている。 だが、ポチの自力では届きそうで届かないギリギリの位置を維持する。 もちろん、抗議の声をあげたら破裂音を出してリテイクするつもりで空いている手にはICレコーダーを構えているのだが。 テぇぇ… ペタンっ さすがに、体を後方へ仰け反らす不自然な恰好を30分も続ければ、 餌への執着心が強いポチでも、さすがに態勢を保てずにペタンと座り込む形になった。 クリュックリュ! 「 おすわり 」 ぽいっ! カリッ! でっちゅ〜〜ん♪ すかさず俺はクリッカーを鳴らして、ポチが態勢を戻す前にお座りのワードを提示しつつ、 ポチの口内にドッグフードの欠片を放り込んだ。 極少量だが、食事以外の時間に餌にありつけたのが嬉しいのか、ポチは満面の笑みを浮かべながら幸せそうに噛みしめている。 俺は、ポチの咀嚼が終わり、自主的に俺を見上げるようになるまで、そのまま待機する。 テっちぃ!でちゅぅ〜ん♪ ドッグフードを飲み込んだポチは、俺に擦りついて甘えたいのか、 俺を見つめながら、バリケードに体をこすりつけて鳴いている。 そんなポチを見下ろしながら、俺は再度ポケットからドッグフードを一粒取り出して ポチに見せつけるように自分の口に放り込んだ。 プッ! 「 ポチ お す わ り 」 先ほどと同じように、ドッグフードの欠片を吐き出して ポチの手に届きそうで届かない位置に、けれど、先ほどのように無理に仰け反らせるほど後方ではなく、 ポチの頭上ちょうどの所に、ドッグフードの欠片を指でつまんで見せつけながら、お座りの指示を出した。 テッチュ〜? でっちゅ〜? てっちゅ〜ん! ポチは、目の前にぶら下がっているドッグフードが 何に対する報酬なのか理解できないポチは、何度も飛び跳ねながらドッグフードを手に入れようとしている。 テェ……? ……てぇ!でちっ! ペタンっ 1時間ほど延々と飛び続けた処で、このままではいつまでも餌がもらえないと理解したのか、 ポチは、飛ぶのを止めて、小首を傾げながら悩みはじめる。 しばらくすると、ピコン!と頭上に電球でもついたように、前脚を打ち鳴らして、その場にペタリと座り込んだ。 クリュックリュッ! 「よぉぉぉしよしよし!お座りできた!ポチえらい!」 俺はクリッカーを鳴らしながら、ポチの口へドッグフードの欠片を放り込んでやる。 カリっ! テッチゅ〜〜ん♪ ポチは口に放り込まれたドッグフードを噛みしめつつ、満面の笑みを男に返した。 (ふむ…、予想より反応いいな。 …今日はこれくらいにして、徐々に馴らしていくかな。) 俺は、ポチの上々な反応に安堵して、この日は就寝まで輪投げ遊びに興じる事とした。 …… ……… お座りの特訓を開始して、1週間目を過ぎる頃になると、 ポチは、俺のお座りの指示を完全に理解して、指示通りに動く事ができるようになった。 最初は餌で釣る事で、無理やりお座りのポーズになるように仕向けていたのだが、 お座りのワードと自分の態勢によって、報酬が貰える事を関連付ける事ができるようになると、 ポチはお座りの指示だけで、スムーズに行動できるようになった。 報酬も、最初は俺のおこぼれという形で餌の欠片を与えていたが、回数をこなす度に、徐々に報酬の減額を行っていく。 「 ポ チ お す わ り 」 デちっ! ペタンっ てっすぅ〜ん♪ クリュックリュッ! 「よぉぉしよし!お座りできたな!えらいぞポチ!」 テスぅ〜♪ てっすぅ〜ん♪てっすぅ〜ん♪ ポチは、お座りの単語を聞くと、遊んでいる途中であろうが、食事をしている最中であろうが、 即座に、その場へお座りする事ができるようになった。 現在は、報酬をクリッカーと撫でながら褒める事だけに切り替えているが、 それだけで、ポチは満面の笑みで嬌声を出して喜んでくれている。 目の前にある餌への執着は異常だが、 最初から餌への認識がなければ、どうという事もなく、その場で与えられた報酬に満足するらしい。実に単純な奴である。 さて、お座りも習得できたか…。 それじゃあ、次は、伏せの練習かな? …… ……… 訓練を始める前、俺は、一度だけポチを床にベタリと腹ばいに寝かせてから即座に 「 伏せ 」 というワードを投げかけて、その場を離れる。 でちゅ? てっちゅ〜♪てっすぅ〜〜ん♪ ポチは何の事だろうと小首を傾げつつ、俺が抱きかかえてくれる遊びの事だとでも思ったのか、 俺の足元にすり寄ってきて、同じ遊びをしてくれ!とでもいうように、万歳しては飛び跳ねている。 そんなポチの反応を無視して、俺は、ポケットからドッグフードを一粒だけ取り出し、 ポチの目の前でかみ砕いてから、欠片を手のひらに吹きだし、握りこぶしを作ってポチの足元に差し出した。 「 ポ チ 伏 せ 」 デぇ? てすぅ〜! ポチは、小首を傾げながら自分の足元に置かれている俺の握りこぶしを不思議そうに見つめていたが、 しばらくすると、自力で俺の掌を開いて餌にあり付こうとでも思ったのか、俺の指に前脚をそっと添えてきた。 …単に分からないから前脚を添えただけかもしれないが、 ポチの考えがどうであれ、俺の指示以外の行動は一切許容しないし、俺がやる事は同じだ。 さあ、ICレコーダーの出番ですよ。ポチっとな。 パアァァァァァンッ!!! てっすぅぅ!? 破裂音に驚いて、ポチは俺の握りこぶしから飛び退いて周囲を警戒しだした。 俺は、握りこぶしを開くと、握っていた餌をポチに見せびらかすように自分の口へ入れて咀嚼する。 チュワ〜!ちゅぅ〜ん! テスぅ〜ん!てす〜ん! ポチは、悲しそうに泣きながら、俺の口元を見つめていた。 俺は、もう一度、ポケットからドッグフードを一粒取り出して、ポチの目の前でかみ砕く。 吐き出してた欠片を、ポチの目の前で見せつけるように握り締めて、ポチの視線を下に動かすように拳を移動させた。 「 ポ チ 伏 せ 」 テぇ……? ……? デっ! てすぅっ! ポチは首を捻りながら、俺の握りこぶしの前をウロチョロと徘徊していたが、 伏せのワードが出た前後の行動を試してみようと思いついたのか、一声鳴くと、 万歳してみたり、拳から離れて俺の足元にすり寄ってみたり、 俺の周囲を飛び跳ねながら、色んな角度から万歳しつつ、すり寄ってみたりと儀式行為を繰り返し始めた。 その様は、まるでカウンシルファイアのようで笑いを誘う。 …まあ、そんな行為をやったところで、まったく意味はないのだが。 「 ポ チ 伏 せ 」 てすぅ? テちゅ〜…てす〜ん? …てぇ! てちっ? ぺタリ! 延々とポチが儀式を繰り返していたので、俺はもう一度だけ、ポチに伏せの指示を出して待つ。 ポチは、うんうんと首を捻りながら、やっと俺に腹ばいにされた事を思い出したのか、 俺の握りこぶしの前で、腹ばいになって見せた。 自分の行為が正解かどうか心配なのか、疑問形の鳴き声をあげながら、俺を不安そうにチラチラと見上げている。 クリュックリュッ! 「よぉぉしよし!ふせできたなぁ!えらいぞポチ!!」 カリッ! てっすぅぅ〜ん♪ 俺はクリッカーを鳴らして褒めながら、ポチの口に餌をねじ込んだ。 …… ……… 伏せの特訓開始から2週間。 ポチは、お座り・伏せの指示を交互に出しても聞き分けて指示通りに動けるようになっていた。 報酬についても、お座りや伏せのどちらの指示でも、クリッカーを鳴らせば、満面の笑みで嬌声をあげている。 「 ポ チ お す わ …… 伏 せ ! 」 テェっ! ペタンっ てすっ!? テスぅっ!! ペタリっ! ポチは、ペタンとその場にお座りをしたが、出された指示が伏せに切り替わっている事に気付くと、 大慌てで起き上がり、ペタリとスライディング土下座でもするように、前のめりに倒れて伏せをした。 クリュックリュッ! 「よぉぉしよしよし!ポチちゃんと聞いてるな!えらいなぁポチ!」 てっすぅぅぅ〜ん♪ 俺が引っ掛けの指示を出しても、ポチは、惑わされつつ即座に修正・実行する事ができるようになった。 どこかに落とし穴がないかと不安に思うほど、ポチは順調に俺の指示を受け入れている。 さて、最後はポチにとって最大の関門…だよな。 だが、散歩をするには、避けては通れない。 …… ……… さあ、始めよう。 散歩するための躾で、ポチにとって最大最後の関門。 “拾い食い”を防止する躾だ。 こればかりは、正の条件付けでの躾は、ポチには無理だろう。 本来なら、落ちている餌を見つけたら、そのまま食いつかず飼い主を見上げるっていう所作を教え込むのだが…。 ポチには、その躾は適さない。 恐らく、落ちてる物を拾って食う事を許せば、自分で拾える物は何でも食っていいという解釈になってしまう。 街中や公園を散歩させる事を考えるなら、それは絶対に許してはいけない行為だ。 そうなれば、外に落ちている物は自分で取れば食べていい物と関連づけて、他人の物にまで手をつける危険性がある。 野良として生きていくなら、それもありなのだろうが、俺はポチを野良にさせるつもりはない。 二度と野生では生きれないように、人間の支配下になければ生きることすらままならないように調教していく必要がある。 俺は、訓練を開始するにあたり、薬局でグリセリン浣腸を大量購入しておいた。 粉々に砕いたドッグフードを、大量のグリセリンで練り上げて、 再度、粒状に何個かに丸め分けて、冷蔵庫で冷却した後、室温に戻して固形化させる。 消化吸収の速い小動物、特に実装石にとって、この量のグリセリンなら、ものの数分で腸管まで到達して緩下効果を起こすに足るだろう。 俺は特訓前に、予めグリセリン入りドッグフードを、バリケードの外側に何個かばら撒いて設置しておいた。 「 ポ チ お い で 」 てっすてっすてっす! てっすぅ〜ん♪ クリュックリュッ! てっすぅぅ〜♪ ポチと輪投げ遊びをしている最中に、俺はポチを呼びつける。 俺の足元に駆け寄ってきたポチをクリッカーを鳴らして褒めた後、 俺を見上げながら、次の指示を自主的に待っているポチを抱きかかえてバリケードの外側に降ろした。 「 ポ チ さ ん ぽ 」 カチッ! てぇすっ!てすぅっ! てっすぅぅ〜ん♪ 待機しているポチに首輪とリードをつけて、散歩のキーワードを出すと、ポチは嬌声をあげながら俺の足元へ移動した。 嬌声をあげて喜びながら、うずうずしているが、じっと俺の動きを見つめている。 いつ動き出しても、俺の足元についていけるように配慮しているのだろう。 俺が2歩、3歩と歩けば、 ポチも、ちょこちょこと小走りになって、ぽてぽてテステスと懸命に追随してくる。 ペタペタペタ…ピタッ! ぽてぽてぽて…テすぅっ!ピタ! クリュックリュッ! てすぅ〜ん♪てすぅぅ〜ん♪ 俺は、わざとグリセリン練りのドッグフードを数個転がしておいた部屋の隅を目指して移動しつつ、 ポチがドッグフードに目をつけやすく、かつ俺から離れてリードを限界まで延ばせば、わずかに届く位置で止まった。 ポチは素直に俺の足元に追随し、俺が止まると、即座に足を止める。 すかさずクリッカーを鳴らした後、俺は、しばらく待機してポチの様子観察をしてみた。 てすぅ〜? テスっ!てすぅてすぅっ♪ てすてすっ♪ お? さっそく、ポチがドッグフードに目を付けたようだ。 床に転がっているドッグフードを指さしながら、嬌声をあげて俺を見上げている。 ほう、まっすぐ餌に突っ込んでいくと思ったが、俺を意識してくれたか。 ポチは嬉しそうに鼻をピスピスと鳴らして、嬌声をあげつつ、 俺を見つめながら、耳をピクピクと動かしている。 この様子を見る限りだと、どうやら、 自分も餌を見つけられたよえらい?とでも誇らしげに訴えかけてるのか。 自分が食べてもいいかな? かな? と、俺に問いかけているといった処だろうか? 俺はドッグフードをじぃっと見つめて、深くため息をついて、首を横に振る。 その後は、ポチを見ないで無言で待機した。 てすぅ? てすてすてすぅ! てっすぅ〜っ!! ポチが、透明の涙を流しながら、なにやら必死に鳴き続けていた。 だが、俺がいつまで経っても、ドッグフードへ近づいたり、拾ってくれないのだを悟ると、 自らリードを限界まで引き、首輪が締まって顔を紅潮させながらも、ポチはドッグフードを拾い上げてガプリとかぶりついた。 カリッ! てっすぅ〜ん♪……すん!? ギュリュリュリュリュ!!!!!! てぇぇぇぇすぅぅぅぅぅ!!!?? ポチの腹部から強烈な腸蠕動音が鳴り響く。 腹部を前脚で押さえながら、ポチは崩れるように、その場にうずくまった。 そりゃそうだろう、ドッグフードに大量に練り込まれたグリセリンが消化器官を刺激しているのだ。 浸透圧の差によって、消化器官から一気に水分を奪われているのだから当然だ。そんな刺激物なぞ、体が受け付ける訳がない。 どんな生き物であれ、刺激物が摂取されれば、嘔吐か下痢といった身体症状を引き起こして、自然と体外に排出を促そうとするものだ。 生き物ってのは、身を護るため、そういう風にできている。 そう、それが例え実装石というトンデモ生物であっても、だ。 てっすぅ〜〜… てす〜てすてすぅ〜…… ポチが、うずくまりつつ、涙目になりながら俺を見上げる。 俺と目が合うと、何やら何度も頭を地面にこすりつけた。 俺の指示を得ずに、拾い食いしてしまった事でも謝っているのだろうか? 何度か頭を下げた後、ポチは片手を俺に伸ばして、まるで救いを求めるように震えている。 …ふむ。 俺は、仮面のように顔貌を固めつつ、ポケットから大きめのビニール袋を取り出して広げると、 無造作にポチの首輪とリードを外して、流れるような滑らかな動作でポチをビニール袋の中へ投げ込み、袋の口を縛った。 てっすぅぅ!? グルルルルルルルッ!!! てぇぇぇすぅぅぅ!!!?? ブリュリュリュリュリュリュ!!!!!! てっすううううううう!!!!!!???? ビニール袋の中に閉じ込められたポチは、 ひと際に壮大な腸蠕動音と共に、壮絶な排泄音を伴った水様便を垂れ流す。 ビニール袋の中では、噴水のように汚水を噴出するポチのシルエットが透けて見えた。 ブリュリュリュリュッ!ぶりゅっ!プビッ!ぷすぅ! てすぅ〜ん!てすぅ〜ん! てぇぇぇん!てぇぇぇぇん! 消化器官内の物を全て排出しきったのか、排ガスを最後に軟便の噴水は止まった。 ポチはシルエットでもわかるほど、コミカルな血涙を流して大声で泣いていた。 俺は、ポチ入り糞袋を風呂場に持っていく。 袋を開けて、中からポチを取り出すと、風呂桶の中に放り込んで、ビニール袋をゴミ箱へ捨てに行った。 てぇぇぇぇん!てぇぇぇぇぇん! 風呂桶の中で、糞まみれのポチが血涙を流して泣いている声が聞こえる。 だが、放置だ。 ポチの傾向から、泣き疲れたらどうせコテンと寝るので、しばらく待機。 てすぅん、てすんっ… すんすん……てす〜…す〜… やっぱりか。 風呂桶に放置して1時間ほど経つと、ポチは泣きつかれて寝息を立て始めた。 俺は、忍び足で風呂場に入り、サクッと目覚ましついでに温水シャワーをポチに浴びせて洗浄する。 ジャバァァァァ!!! てっすぅあぁぁぁっ!? ポチは飛び起きるが、気にせず着ている服ごと洗浄。 一切、話しかけない、表情も仮面のまま崩さない。 淡々と事務的に洗浄した後、温風ドライヤーを間近につけて、速攻で頭巾、前掛け、腰布ごと体を乾かした。 なにやらテステスと血涙を出して、俺の手にすりついていたが、泣いたところで、躾の内容は変わらない。 ポチが拾い食いする度に、腹痛と便失禁とビニール袋内で糞まみれになってから手荒く洗浄される一連の流れの繰り返しだ。 俺は血涙を流しながら擦り付いているポチをつまんで居間に戻すと、さっそく首輪とリードをつけて散歩を再開した。 …… ……… ポチを拾ってから、早いもので、もう4か月。 最初は10cm程度だった身長も、今では40cmほどになったろうか。 鳴き声も、あの舌っ足らずな、テチュテチュといった鳴き声が消え去り、 声変わりの時期なのか、一時的に声が掠れて濁音が目立たなくなっている。 今のポチの大きさでは、ポチハウスも手狭になってきたので、 バリケードの外周拡張に合わせて、ハウスも段ボール4個分に増築してみた。 俺の留守中でも、小さい頃のようにハウス内で再び遊び回れる事が嬉しいのか、 ポチはテステスきゃっきゃっと喜んでくれた。 そうそう、拾い食い防止の躾については、開始から3日も経つと、 何度も腹を下して糞まみれになる苦痛を味わったことで、さすがのポチも懲りたのか、 散歩中に、食べ物を見つけても見向きもしなくなり、俺が差し出した餌だけを口にするようになっていた。 自分に差し出されている餌は、自分だけでは手に入れる事すらできない物だと認識したのか、 ポチは、食事前の俺への毛づくろいを一層丹念に行ってくれるようになった。 テすぅ〜♪ テすぅ〜♪ てすぁ〜ん、テスて〜すぅ〜♪ テッテロて〜♪ テッテロすぅ〜♪ テッテロす〜♪ テッテロすぁ〜♪ テッテロてぇ〜♪ テッテロて〜♪ テッテロて〜♪ テッテロてぃ〜♪ てすん! おさらいとして、ハウス、おいで、待て、お座り、伏せ、拾い食いの忌避の躾を織り交ぜて指示していく中、 ポチは、例の調子はずれの歌を、俺に褒められるまで何度も繰り返し延々と囀りはじめた。 囀りが増えているのは、恐らく追加したお座りと伏せ、拾い食い忌避に関する歌詞を付け加えたのだろう。 調子はずれのメロディは、前回と同じ音程のようだし、 俺を涙目になりながらも見つめ続けて、歌っている所を見ると、 俺に褒めてもらいたい一心で、新しく覚えた事を俺に示してくれている事は想像に難くない。 俺はクリッカーを鳴らして、ポチの頭を撫でてやる。 ポチもそれに満足したのか、甘い声を上げては俺の足にしがみつき、すりすりと頬擦りをしていた。 おいで、待て、お座り、伏せ、拾い食いの忌避。 散歩をする上で、必要になりそうな一連の指示を躾し終えた感触を得て、 いよいよ、今日、初の自宅外への散歩に出かける事にした。 俺はポチを、バリケードの外に抱えて出す。 ポチは、目をキラキラさせて恍惚とした表情で、俺が首輪とリードをつけるのを今か今かと待ち構えている。 「 ポ チ さ ん ぽ 」 てっすぅぅ〜ん♪ 俺は散歩の合図と共に歩きだす。 ポチは嬌声をあげながら、俺に追いつくために、ポテポテてすてすと満面の笑みを浮かべて小走りについてきた。 ぺたぺたぺた…ガチャ! ぽてぽてぽて…てすぅ? いつもの居間全体に沿った散歩ではなく、ドアを開けて玄関に向かっていく俺を、 ポチは不思議そうに見上げながら着いてきた。 玄関まで移動した俺は靴を履いて、リードを片手に玄関前の姿見の前で、 ポチが、俺の足元に駆け寄って来るのを待っていた。 てすぅ〜? てっすんてっすん♪ てっすんてっすん♪ ポチは行動範囲が広がったのがよほど嬉しいのか、体を左右に揺らしつつ楽し気に囀りながら俺の後を着いてきている。 そういえば、こいつの服ボロボロだけど、どうしようか? 他人の目とか、あんまり気にしてなかったな、そういや。 うーん、でも、ペットが服着てるのってなんか変なんだよなぁ。 …などと、俺が考えていると、突然、俺の足元から絹を裂くような悲鳴があがった。 てっすぅぅぅぅぅぅぅ!!!!???? てっしゃあぁぁぁああああ!!!!! しゃああああ!!!!!ふぅぅぅぅぅぅっ!!!!! ポチは玄関前に降りて早々、姿見に映る首輪とリードを付けた自分の姿が目についたらしく、 俺と姿見の間に割って入るように仁王立ちすると、体をガクガクと震わせながらも懸命に両手を大きく広げて、 姿見に映る自分に向かって、非常に興奮した様子で威嚇をしている。 「 ポ チ だいじょうぶ 」 俺は、ポチが鏡に映っている自分を脅威だと勘違いしていると気づき、 ポチを安心させるために、ポチを股下に包むように屈みこむと、 姿見に映る俺自身とポチに向かって手を振って見せた。 てす……てえ……? て…すぅ……? て………ぁ…ああ……ああああああ!!!!!!?????????? ジョバァァァァァ!!!!!!! ビチャビチャビチャッ!!!!! ポチは、鏡に映る自分と俺を見つめて、背後に屈みこんでいる俺を不思議そうに見上げる。 自分の動きとまったく同じ動作をしている鏡を見て、鏡に向かってよろよろと近寄り、 前脚を片方あげて、鏡越しに手を合わせてみては、自分の前に広がる鏡に映った俺と、後ろで屈んで自分を覗き込む俺を見上げた。 その後、小刻みに震える前脚を、自分の首に取り付けられた首輪とリードに這わせると、再び鏡に映る自分の姿を見て…。 …堰を切ったように叫び声をあげながら、立ち尽くしたままジョバジョバと失禁した。 ……!! これはまずい!! どう考えても、これは感情失禁だ! 何だ、何に驚いているんだ!? 俺と、自分の違いを客観的に知って愕然とした!? そんな驚き方じゃない! これは、明らかに“何か”に恐怖している反応だ! 『偽石を体内から摘出しなくても、心的ストレスを与えるだけで、偽石は砕ける。偽石が砕けると死ぬ。』 女性店員さんの涙で、ぐしゃぐしゃに汚れて滲んでいた文字が、頭の中に浮かび上がる。 ポチの感じている恐怖を取り除かなければ、ポチの偽石がストレスで崩壊する!!! 俺の脳裏に、ポチとの出会いやこれまでの反応がフラッシュバックする。 自販機の下、千切れた布・ボロボロの頭巾・前掛け、おおきなママ、首輪、リード、つながれた自分の姿、屈んだ人間…… あ…あぁ……ああああああああああッッ!!! まさか、まさか!お前……ッ!!!! 俺はッ!!なんてッ!!!ちくしょうっ!!!!! 俺は、立ち尽くすポチの首から、大急ぎで首輪とリードをもぎ取って投げ捨てる。 硬直したままのポチの視界を両手で塞ぎつつ、靴を脱ぐのも忘れて玄関から風呂場に直行した。 ポチを風呂桶に浸けて、温水を優しく掛けながら、 未だに焦点の定まらないポチを、俺は正面から見据えて、あらん限りの大声で叫ぶ。 「 ポ チ !! お い で !! ポ チ !!!!! 」 俺は、服がびしょ濡れになるのも厭わずポチを抱きしめながら叫ぶ。 ポチに与えてしまったストレスを、ポチが体験したであろう悲劇を。 今、ようやく理解してしまった…。 俺はボロボロと涙をこぼしながら、黄泉の国にも届けとばかりに、大きく、力強く、喉が枯れるまで叫び続けた。 「 還ってこい!! 戻っておいで!!! ポチぃぃぃぃぃ!!!!!!!!!!!!!! 」 つ づ く {後書き} 前回も、愚作を変わらずご愛顧頂き誠にありがとうございますm(__)m 仕事多忙な上に、PCが一度クラッシュしてしまい、更新が遅れて申し訳ありませんでした。 …というか、そんな持ち上げないでくださいませ(;´・ω・) 私ごときには分不相応な評価でございます(-_-;) しかし、さすが実装スク愛読者の皆様方です。 皆様の考察が鋭すぎて、作者冥利に尽きると同時に、今後もちょっとした仕掛けすら見透かされたり、 こういう意図なのでは…と、看破されるのではないかと冷や冷やしています(;´・ω・) ゲームの方は、データがだいぶ飛んでしまって…。 基礎データだけは保管してたので、ちょこちょことそこから作り直してますが、 ちょっと作成意欲が低下してきたので、しばしお休みさせてくださいませ(; ・`д・´) え、これ…もしかして、実装石に関わった故の不幸? ま……まさか……ね?(汗) え、いや…。 渦巻き模様の頭巾を被った緑色の不思議な生き物が、部屋の隅に……なんて、ないよ!ないよね!?うん!? あ、あああああああ! ひぃぃぃぃぃぃいぃ! 窓にっ窓にぃぃ!!! ※クトゥルフネタ自重 ポチ編以外にも、クトゥルフネタで実装スクやるのも面白いかもしれませんね。(笑) それでは、また次回ノシ

| 1 Re: Name:匿名石 2016/12/27-10:30:07 No:00003468[申告] |
| >二度と野生では生きれないように、人間の支配下になければ生きることすらままならないように調教していく必要がある。
今回、今までと比べても男が冷たいような気がしたが 結局のところ人間のペットになるってこういうことなんだなあ そして話が動き出してきましたね これまでは実装石によるペット調教の擬人化モノだったのが ついに実装スクとしての宿命に立ち向かうことになるのか リンガルを捨てた事による意思疎通の放棄があだとなるか また次回がとても楽しみです |
| 2 Re: Name:匿名石 2016/12/27-14:43:27 No:00003471[申告] |
| 実装石の幸福回路とデタラメ認識をもってすればたやすいことだが
ポチは自分の過去を忘れていたのか 難儀なことになってきたな |
| 3 Re: Name:匿名石 2016/12/27-18:24:05 No:00003474[申告] |
| 虐待か駆除か
男がニンゲンなのはわかるだろうによくなついてたもんだ よくなついてたのに鏡で見たら恐れだすというのも不思議だ トラウマを抱えた動物にはよくあることなのか実装石独自の現象か |
| 4 Re: Name:匿名石 2016/12/27-19:25:49 No:00003476[申告] |
| 拾われた時から、人間にはそれ程は恐怖を感じていないから
公園を散歩中、うっかりリードを離した飼い主の手を離れた犬にやられたのかな? 鏡に映った、屈んだ人間が犬を連想させたとか…… 見つけた場所が犬が入れない、自販機の下だし |
| 5 Re: Name:匿名石 2016/12/27-19:29:25 No:00003477[申告] |
| 驚いたのは人間ではなく自分の姿を見たからでは?
産まれたばかりの頃に親に食われそうになったとか 実装石の姿=幼い頃に自分を殺そうとした何者かとしか認識してないのでは 自分のことを人間だと思っていたのに、鏡で見た自分の姿はかつて自分を殺そうとしたバケモノそのものだったと…… |
| 6 Re: Name:匿名石 2016/12/27-19:47:25 No:00003478[申告] |
| ゲームは過去にも多くの先人達が挑戦してきて
結局、FLASHレベル以上のものは存在してない(あえて言うなら通勤氏の「じそ屋」くらいか)し できたら偉業達成だなあくらいの気分で気長に待ちますよ |
| 7 Re: Name:匿名石 2016/12/27-20:47:35 No:00003479[申告] |
| まあたまに自分の姿にショックを受ける犬猫はいる。
自分も人間だと思っていたからのショックだと聞いたことがあるが、こいつも自分を人間だと思ってたのかもな。 |
| 8 Re: Name:匿名石 2016/12/27-21:16:54 No:00003480[申告] |
| 男になついてる仕草いいな
ポチのセリフや心理描写が分からないからこそ成体なりかけなのに可愛さが引き立ってる しかも鏡に写ったバケモノ(自分w)から男を守ろうと間に入って仁王立ちするとはポチは男をおおきなママと思ってたとしても根っこは忠犬として育ってきてるな |
| 9 Re: Name:匿名石 2016/12/27-21:36:14 No:00003481[申告] |
| やっぱ犬猫でもそういうことあるんだ
作者さんは現実のペットについて造詣深いみたいだし 実装石と通してそういう問題にも深く切り込んでくれるのだろうと期待している |
| 10 Re: Name:匿名石 2016/12/27-21:38:58 No:00003482[申告] |
| 本当だ
最初は気付かなかったけどよく読むと鏡の中の脅威から男を護ろうとしているね この回に限ったことじゃないけど、副音声として今までのシリーズでポチがどんなことを考えていたのかも読んでみたい |
| 11 Re: Name:匿名石 2016/12/27-21:53:15 No:00003483[申告] |
| ポチの鳴き声がいよいよテス、デス混じりになってきたな
リードを引っ張らないことや拾い食い防止の躾は必要だから分かるんだけど、お座りや伏せの躾は必要なんだろうか? 「男の指示に従う」という基本はできてるんだから、それこそ犬じみた芸まで仕込む必要はないと思うんだけど 話の冗長さに繋がるだけでなく、男のほうにも実装石と犬の区別がついてない感じがこういうところに伺えるんだよなあ …と思っていたら、それがついに悪い形で露呈しちゃったね 米4-5たぶんポチは人間を恐れてたわけでも実装石を恐れてたわけでもなく ただ自分を人間(男と同属)だと勘違いしてただけだと思うよ だからこそ鏡に映った自分を見て「なんだこのブサイクどっか行け」と思って威嚇したのに それが自分の姿であることを認識したとたん絶望して発狂したんだろう ポチは実装石のしかも仔供だから仕方ないとして、男のほうもその辺分かってなかったのが致命的だった |
| 12 Re: Name:匿名石 2016/12/27-21:59:59 No:00003484[申告] |
| 親に食われそうになった過去があって実装石を恐れていたはあるかも |
| 13 Re: Name:匿名石 2016/12/27-22:00:09 No:00003485[申告] |
| >No:00003478
大物ロダの一番上にある糞花火Ver1と2があるじゃん Ver1はテチテチ声が出るのがいいけど、実装がブサイクすぎるのと操作性がいまいちで Ver2は声が出ないのと檻の枠で中のやつが見づらいこと さらに花火で爆発させると跡形もなくなるのが淡白すぎるのが惜しいぐらいで かなりいい出来のゲームだと思うよ この作者さんの製作された画像を見る限り、ちょっとキャラのドット絵が小さすぎる感じがするから 画面半分ぐらいの大きさにずらりと並んだ実装石をコンペイトウや寿司で愛護するも ペンチやタバコで虐待するも自由自在なゲームだと嬉しい |
| 14 Re: Name:匿名石 2016/12/27-22:11:27 No:00003486[申告] |
| 自分の姿がコレか……ってショックを受けたってのか?ってのも思ったけど
重箱の隅をつつく様な言い方になっちゃうけど 浴槽代わりの桶の水面 躾で使った水槽 自分の姿を見れる場面は、今までにもあったよね >俺と、自分の違いを客観的に知って愕然とした!? そんな驚き方じゃない! これは、明らかに“何か”に恐怖している反応だ! 恐怖か…本当に続きが楽しみなスクだな |
| 15 Re: Name:匿名石 2016/12/28-00:05:17 No:00003490[申告] |
| ※11
お座りや伏せの躾って 興奮状態でも飼い主の指示に従わせることで強制的に落ち着かせる、ってために覚えさせる面もあるから… まあこれは犬の場合だけど 自分は、ポチの反応はボロ服のせいかなって思ったんだけど 親の遺品らしいボロきれにしても、仔実装成時に巻いてたのが成体近くになっても衣服として機能してるとは思えないし |
| 16 Re: Name:匿名石 2016/12/28-00:21:52 No:00003492[申告] |
| ※15
ああ、その可能性もあるな 本人の実装服は自身の毛細胞?だから成長するみたいだけど 母親の形見のボロ布じゃサイズも合わなくなって当たり前だろうし 店員さんのノートから、実装石が「禿や裸になることを極端に恐れる」ということに気付けるかどうか… このあたりにもリンガル壊しちゃった弊害が出てるね |
| 17 Re: Name:匿名石 2016/12/28-00:24:03 No:00003493[申告] |
| ※11
15が言ってるけど伏せとお座りは興奮してる犬を強制的に大人しくさせるのに必要 散歩中に興奮して他人を追いかけたりしたらヤバいだろ? ※15 確かこの世界の服の設定は身につけてたら皮脂を吸収して大きくなるというのだったはず服関係は日頃から巻いたり外したりしてるんだしそこまで驚く要素は低いんじゃないかな? 俺は4が言ってるようにポチの産みの親が犬に殺られたのを思いだしたんだと思う 5の意見も鋭いな自分に危害を加えようとした奴と同じ格好だと気付くなんてショックを受けるわ あと男の屈んだ格好っていうのも犬のお座りのシルエットとそっくりだよな 色んな恐怖がからみあって意識がシャットアウトされたのかな |
| 18 Re: Name:匿名石 2016/12/28-00:33:46 No:00003494[申告] |
| この作者さんミスリードの天才だからな
前回も誰が言ってたが店員さんの初登場時の台詞に俺もがっつり引っ掛かった 今回の考察も当たっているのか外れているのか予想の斜め上を突いてくるか 次回が待ち遠しい ゲームはのんびり裸で正座して待機しておきます |
| 19 Re: Name:匿名石 2016/12/28-05:06:34 No:00003496[申告] |
| あいかわらず引きがうまい
あと色んな考察ができるように情報散りばめてくるあたり 連載推理小説を読んでいる感じになるわ 4話でポチと男の関係が更に親密になるのかそれともパキンか精神崩壊か 大逆転でエロが始まるのか! 期待してポチの餌つまみながら待ってます |