『 流行り廃りのその跡に、改めて実装石を飼ってみよう⑩ 〜診察拒否された〜 』
食事を終えた、男と仔実装。
男は、仔との輪投げ遊びに興じつつ、徐々に部屋の照明を暗くしていく。
常夜灯に切り替えた頃には、時計の針は既に0時を回っていた。
テチゃぁ……テふぅ…
テちゅ…ちゅ…
「 ポチ ハ ウ ス 」
…テェ! テちっ!
フラフラ…ぽてぽて……フラフラ……ぽてぽて…
ぽふっ!
テふ…てむ…テち〜…テちゅ〜…♪
仔は、あくびをしながら輪を追いかけていたが、男のハウスの指示を聞くと元気よく反応して、
ふらふらとした足取りながらもティッシュ箱へ戻った。
ティッシュ箱の中のタオルに身を投げ込み、男に褒めてもらおうと仔が箱から身を乗り出した瞬間。
ガポッ!
クリュックリュッ!
すかさず男はハウスを外装で覆い、クリッカーを鳴らした後、
天窓から手を差し伸べて、間髪いれずに仔を撫でまわし褒めちぎる。
「よぉぉぉしよしよし、ポチ、おやすみ。」
テっ…チゅ〜……〜ん…♪
テ〜…ち〜……
仔を撫でまわしながら、横になるように指を添えれば
仔も素直に、眠たげな鳴き声をあげて横になり、寝息を立て始めた。
仔が寝たのを確認すると、男はハウスからこっそりと し尿タンクを取り出して、タンク内の糞を片付ける。
片づけるまでに時間がかかっていたからか、ボトル内にこびりついてしまっていたので、
洗面所でたっぷりと洗剤を使って綺麗に洗い落とし、ペーパータオルで水滴をふき取り、
タンクにビニール袋を被せて、中に尿取りシートを敷いてハウスの床下に再設置した。
ついでに、多少は効果があるのではと、ハウスの床下に無香製の消臭剤を置いたりもしてみた。
「これで、匂い対策と片付けの簡便化の対策になるかな、まあ何事もやってみなきゃわからんし、物は試しっと。
さて、今日は日勤か。…ポチを遊ばせて飯食わせてハウスで箱に戻した後に出勤するなら、5時起きじゃないと間に合わんかな。
目覚ましセットして…あふっ…おやすみ…。」
男は、スマホのアラームを5時にセットすると、気が抜けたように意識を失った。
……
………
ジリリリリィ!
「ふぁ……あー、眠い…」
男は、スマホのアラームを止めると、常夜灯で灯りを取り、目を覚ますために顔を洗いに洗面所へ向かう。
風呂場の片づけや朝食の下準備といった諸々の用事を終えた後、窓辺のカーテンを遮光カーテンに付け替えて、
室内の照明を全点灯してから、仔を起こしにかかった。
「 ポチ お は よ う 」
天窓から、ポチの頬をつついて刺激を与える。
もちろんポケットのICレコーダーのボタンに指をかけながらだが。
テー…ちー…テ、テェ?
テチゅん…てふぁ…テッちゅ〜ん♪
仔は眠そうな目をこすり、天窓から覗く男を見上げると、
あくびをしながらも伸びをして、甘い声をあげる。
仔の反応を見て安心した男は、外装を取り外して仔を自分の所へ呼びつける。
「 ポチ お い で 」
テェ!テェ!テチテチっ!
テッチュ〜〜ン♪
男に呼ばれた仔は、嬉しそうに鳴きながら、一目散に男の元へ駆け寄った。
テッチ!テッチ!てっちてっち!
テッチュン♪
クリュックリュッ!
「よぉぉぉしよしよし!ポチえらいぞぉ!」
テッチゅ〜〜〜ん♪
仔が男の足元にたどり着いて男を見上げた瞬間、男はクリッカーを鳴らして抱きあげながら撫でる。
仔も満面の笑みで嬌声をあげて答えた。
男は仔の目の前に輪っかを垂らして、しばらく輪投げ遊びの相手をする。
テチテチと仔も反応よく食いついてきた。
30分ほど遊んだ所で、仔はすっかりと目が覚めたのか、あくびひとつする事はなくなった。
そのあたりで遊びを切り上げ、ハウスの命令をしてみれば、仔も素直に応じて、テチっと鳴いてティッシュ箱に戻る。
戻った瞬間にガポッとハウスを外装で覆う。
男は、仔が反応を示す前に、素早くクリッカーを鳴らし、外装の天窓から手を差し伸べて、ティッシュ箱に戻った仔を撫で続けた。
仔が甘い声をあげて、男の指にすり寄り始めたタイミングで、仔に輪っかを渡してハウスから離れる。
男が台所で調理を終えて、プレートに食事を盛って居間に戻った。
男が料理を運んできている事は、匂いと音で理解はしているだろうが、
仔はそれに強く反応する事はなく、テチテチぽてぽてキャッキャッと、外装で覆われたハウスの中で楽し気に転げまわって遊んでいるようだ。
「ポチ ただいま」
テェ! テチてちゅ〜♪
テッちゅ〜ん♪
前日と同じ手順で、そう声をかけながら天窓からポチに声をかける。
仔も昨日同様に甘えた声で前脚を頬に当てながら小首を傾げて嬌声をあげた。
男は安堵しつつ、クリッカーを鳴らしてから、仔を抱き上げて
「ごはんの時間だ」
テッチゅ〜♪
テチて〜!テチぃっ!
テぇ……チー……ちゅーん……
と声をかけてから、タオルで優しく包み込んで足で固定してから、目の前で食事をするいつもの流れだ。
仔はタオルに包まれる事に抵抗はないが、やはり男の食事中、延々と脱出と媚を続けるが、いつも通りに徹底して無視する。
仔が力を入れている間は、絶対に離さない。力を入れている時に拘束を外せば、仔は自分が拘束を打ち破れたと考えるだろう。
仔が脱力して素直に待機を始めたので、今回はどの程度、待機を保てるか様子を見る事にした。
無論、後ろには希釈酢を用意し、プレートを支える片手は器用にICレコーダーも持って、いつでもボタンが押せるようにしている。
「もぐもぐ」
テェ!?
テッチぃー! テェ!テェ!
テチュ〜!テチテチ!
…テェ…テチゅ…テチ! テッチュン♪
テッちゅ〜〜ん♪
…テェェェン!テェェェン!
…テェ……ちゅ〜……
俺が、いつも食事を終えるタイミングを体感で覚えているのか、
時間をすぎても未だに咀嚼をしている姿を見て、食事をもらえない可能性があるという思考に至ったのか、
なにやらテチテチと抗議の声をあげたかと思えば、仔は血涙を流しながら男に対して媚をはじめ、
それも無視されればイヤイヤと首を横に振り続けて大声でテェェンと泣き続ける。
…それも無駄と知ったのか、男を見上げながら、掠れた声で鳴き声をあげ涎を垂らしながらも、再び脱力した。
男に対する明確な威嚇も、咬みつきもなかったのは上出来と言えるだろう。男は、脱力を続けている仔に餌を与える準備にかかった。
男は、今、自分の食事が終えたように見せかけ、大げさに腹をさすった後、
仔の目の前にプレートを置いてから、拘束を解く。
テッチゅ〜〜〜〜ん♪
仔は自分の目の前に置かれたプレートの中に、まだまだ仔を満腹にさせるだけの十分な量が残っているのを確認すると、
血涙を流しながらも、嬌声をあげてプレートに走り寄る。
テむテむっ!
クリュックリュッ!
テェ…?
テチぃ?
テェ… テッちゅ〜〜〜ん♪
テムっ!テムっ!
仔が食事を食べ始めた瞬間にクリッカーを鳴らすと、仔はまたも不思議そうに男を見上げる。
だが、疑問よりも空腹が勝り、嬌声をあげた後、ひたすら食事を貪る事に集中しだした。
男は仔が食事に集中している間、徐々に徐々に部屋の照明を暗くしていく。
テふっ! テっチュ〜ん♪
プレートに付着した汁すら丁寧に舐め、自分の頬や前脚についた米粒ひとつ残さずに舐め取ると、
仔は自分の腹をさすり、気持ちよさそうに鳴き声をあげた。
その時点で、部屋の照明を常夜灯に切り替える。時計の針は7時を差した所だが、
遮光カーテンの効果か、部屋の中には一切の光が漏れてこない。
(遮光カーテンの効果すげぇな、買ってよかったわ。)
「 ポチ ハ ウ ス 」
テェ!テッチュン!
テッチ!テッチ!テッチ!
ぽてぽてぽて
ガサゴソッ
ぽてっ! ガポッ!
クリュックリュッ!
「よぉぉぉぉしよしよしよし! ポチ、えらいぞぉ!」
テッチゅ〜〜〜〜ん♪
仔は、鳴き声をあげてから、ぽてぽてとティッシュ箱へ急ぐ。
仔がティッシュ箱へ転がり込んだ直後に、男は外装でハウスを覆い、
もはや定例業務と言っても良いくらいの手際の良さでクリッカーを鳴らすと同時に仔を撫でながら褒め上げた。
仔も嬌声と涎を垂らしながら男の愛撫に身を震わせている。
テッチゅ〜♪ テッチぃ〜♪
テチぃ〜、テッちゅ〜ん♪
仔が甘えた声で鳴きながら男の手に擦りつきだしたところで、男は天窓から手を引き抜く。
天窓から仔を見下ろして、しばらく様子を見てみると、
仔は不思議そうに小首を傾げて、男を見上げ返してくる。
「 ポチ でかけてくる 」
テェ! テェテェっ!
テチュ〜…テェェンテェェェン…
男が、分離のための声をかけた時、仔は、もっと甘えていたいのか精一杯の背伸びをしながら必死に鳴き声をあげて、
イゴイゴと前脚を男に向かって伸ばして、透明の涙を流す。
男は、そんないじらしい仔の姿に身悶えしつつも、自分との分離のための道具として輪っかを取り出した。
テチャぁぁぁぁん♪
男が、仔の目の前に輪っかを垂らしてやれば、仔は男を求める仕草をしていた事をころりと忘れたのか、
目を輝かせて、目の前にぶら下がってきた輪っかに飛びつく。
(おいおい、態度コロコロと変えすぎだろ。
いや、そのために差し出したんだから、別にいいんだがさ。
もうちょい俺と輪っかのどちらかを選ぶか迷ってほしかったかな。)
男は内心、さっきの身悶えを返せと思いつつ、
ハウスの中で、キャッキャッと遊び始めた仔に背を向けて仕事へ出かけるのだった。
……
………
その日、男が帰宅できたのは19時を少し回った所だった。
男は、自宅の玄関を開けてまずは匂いを確かめてみた。
わずかに、あのすえた糞の匂いが漂っているが、昨日ほどではない。
この程度なら窓を開けて換気すれば、すぐに匂いも気にならなくなるだろう。
居間に入ると、外装で覆われたハウスの中から、小さな寝息が聞こえる。
テー……ちぃー……
テチゅぱ…ちゅぱ……
起こしてしまわないよう、こっそりと天窓から中を覗くと、
仔はティッシュ箱の中で輪っかを大事そうに抱きしめて寝ていた。
目元には薄っすらと透明の涙がたまっている。
外装をつけたままでは、隅の方までは分からないが、
パッと見た感じでは投糞による汚れは見られない。
どうやら、段ボールハウス作戦は成功したようだ。
物音を立てないよう、慎重に慎重に、そっと外装を浮き上げてから、し尿タンクを引き出す。
し尿タンク内は、半分ほど糞で満たされていた。
驚いた事に、きちんと尻拭きに使ったらしいティッシュ片も投げ込まれている。
(おおおおおおお!!!!!!
やばい!これは褒めちぎりたい、撫でまわしたい! でも耐えろ俺!!!)
し尿タンク内を片付けて、新しいビニール袋を被せ尿取りシートを敷いた後、し尿タンクを定位置に戻す。
居間の窓を全開にして、換気を終える頃には、室内の温度もかなり下がってきた。
台所で換気扇を回し、材料の用意をしながら、俺は気分よく調理を進める。
ハウス内できちんと待つ事ができていたご褒美に、何か特別な物でも作ってやろうかとも思ったが、
また変な学習をされても困ると思い至り、いつも通りの薄味の玉子がゆと野菜のすり下ろしを用意する。
(どれだけ良い仔でいたからって、正の条件付けは一貫してなきゃ意味がないしな。
可愛がるのと、甘やかすのは違う。…な、そうだろ、ポチ?)
男が調理の下準備を終えて居間に戻る頃には、室内はすっかり澄んだ空気に入れ替わり、
芯まで冷えるような寒さになっていた。
テェ…
テチュンテチュン…
どうやら、仔も目が覚めたようだ。
寒そうに鳴き声をあげている。
男は部屋の窓を閉めて、灯りを全点灯してから天窓からハウスの中を覗き込む。
「 ポチ た だ い ま 」
テェ! テェテェ!
テちゅ〜♪ テッちゅ〜ん♪
ティッシュ箱の中のタオルに包まって震えていた仔は、
男が覗き込むのを確認すると、満面の笑みで万歳をして、
男を求めるように前脚を大きく男に向かって伸ばし嬌声をあげた。
クリュックリュッ!
「よぉぉぉしよしよし、ポチ、おるすばんできたなぁ!」
テチゃ〜〜♪ テッチュ〜〜ん♪
男は、天窓から仔を引き上げると、クリッカーを鳴らしてから、優しく声をかけて抱きしめ撫でまわす。
仔もご満悦の表情で、甘い声をあげて男の手に頬擦りをしている。
男は、甘い声をあげて頬擦りをしはじめた仔を抱きしめつつ、
ハウスの外装を取り外して、ハウス内や外装の裏側をチェックする。
しかし、どちらも、大きく汚れている様子はなかった。
床に敷いた尿取りシートも、転がりまわって遊んでいたのが原因なのか、
多少しわくちゃになっていたが、糞で汚染されている様子はない。
男は、自分の掌の中で、頬擦りを続けていた仔を床に降ろす。
床に降ろされた仔は、まだまだ甘えたりないのか、
名残惜しそうに男を見上げて、テちぃ…と一声鳴くが、ハッと思い出したかのように、
男の裾をくいくいと引っ張り、トイレを指さしてテチテチと言いはじめた。
「ん?どうした?」
テチャ!
テッチテッチ!
ぽふっ…
テチ!てちゃっ!
テチテチ、テッチュン!
テッチゅ〜〜〜♪
男が、仔の様子に反応したのを確認すると、
仔は、ぽてぽてと大急ぎでハウス内のトイレまで駆け上がり、
トイレに座って、立ち上がり、ティッシュ片を手に取ってトイレの中に落とすジェスチャーをした後、万歳してみせた。
クリュックリュッ!
「よぉぉぉぉしよしよし!!! ポチ、ひとりでトイレちゃんとできたんだなぁ!!!」
テッチゅ〜〜ん♪
テチゃ〜、ちゅ〜ん♪
男は、即座にクリッカーを鳴らして万歳している仔を抱き上げて、何度も何度も撫でまわす。
仔も求めていた事が与えられた喜びからか、涎を垂らしながら、満面の笑みで嬌声をあげていた。
仔が嬌声から甘えた声に切り替わったところで、撫でるのをやめて床に降ろす。
甘え足りない仔が、泣きつくが、輪っかをぶらつかせれば、目の色を変えて輪っかに飛びついた。
男はしばらくの間、仔との輪投げ遊びに興じた後、ハウスを命じる。
仔も慣れたもので、ハウスの言葉を聴けば、即座にぽてぽてテチテチとティッシュ箱に戻った。
素早くハウスを外装で覆い、クリッカーを鳴らしながら天窓から仔を撫でた後、ハウスを離れて食事の用意。
食事を持ってきては、仔を拘束して自分の食事を終えた後、仔が脱力するまで放置。
仔が脱力してから、クリッカーを鳴らして食事を与える。
食事が終われば、適度に遊ばせてから風呂に入り、自分の洗体を終えてから仔を洗う。
風呂が終われば、再度、仔を存分に遊ばせてから、ハウスを命じて外装を被せてクリッカーを鳴らしてから褒め倒し、寝かしつける。
仔が寝た事を確認すれば、出勤の2時間前にアラームをセットして、それから自宅内の片づけとハウス周りの整備。
仕事に出かける2時間前に仔を起こしては、ハウスとおいでを混ぜつつ指示ができればクリッカーを鳴らして褒めちぎり、
存分に遊ばせてから、自身の食事を摂り、クリッカーを鳴らして仔に食事をさせ、
ハウス内に戻した後に外装で覆ってから素早くクリッカーを鳴らして撫でまわした後、仔に輪っかを渡して出勤する。
そんな事を、日勤でも準夜でも深夜入りの時にでも、何度も何度も繰り返し続けた。
男の勤務の都合によって、仔の起床・就寝時間も男に合わせて、まちまちとなってしまっているが、
遮光カーテンの効果と、照明の明るさ調整と常夜灯への切り替えで、仔の体感する日照時間をコントロールする事ができた。
仔の世話に追われ、男自体の自由な時間は削られたが、むしろ、疲労から熟睡する事ができ、
食事も職場で済ませる物以外は、自宅での薄味の自炊が中心となったので、体の調子は良くなった。
間幕
それからの1週間、俺は今まで通りに躾つつ、正の条件付けとして“撫でまわして褒める事”“食事を与える事”を徹底した。
正の条件付けをする前には、必ずクリッカーを鳴らして仔に刷り込みをかけていく。
幸いにも、この1週間、咬みつきや投糞はまったく見られず、正の条件付けを仔に徹底して刷り込ませるには理想的な期間となった。
近頃では、仔はクリッカーを鳴らすだけで、実際の快楽を与える前から、すでに涎を垂らして嬌声をあげるようになった。
手ごたえを掴んだ男は、少しずつ少しずつ、クリッカーを鳴らしてから、報酬を与えるまでの間隔を広げていく。
クリュックリュッ!
テッチゅ〜〜ん♪
…
……
………
………テぇ?
……
………
「よぉぉぉぉしよしよし!!ポチえらいぞぉぉ!!!」
テッチゅ〜〜〜ん♪
仔は、クリッカーを鳴らされた後、“撫でる”という報酬が即時的に得られなくなっても反発する事なく、
小首を傾げながらも撫でられるのを“待つ”事ができるようになった。
(そろそろ頃合いか? 食事の前に、少しだけ待ての指示を入れてみるかな。)
俺がそんな事を思っていた矢先、事故が起きてしまった。
正の条件付けの強化を始めて1週間目の夕方、俺が帰ってくると、いつもより便臭がきついのが鼻についた。
俺は、仔が投糞をやらかしたのではないかと、慎重に居間に置いてあるハウスに近づき、
ICレコーダーを片手に天窓からハウスの中を覗いた。
だが、そこには、俺の予想に反して、左足があらぬ方向に折れ曲がって床にうずくまり血涙を流しているポチの姿があった。
仔は俺の姿を見とがめると、折れた足から骨が飛び出し、痛々しい姿を晒しながらも、懸命に立ち上がろうとする。
俺と目が合えば、痛みで歪んでいる顔を何とか笑顔で取り繕い、前脚を頬につけて小首を傾げて嬌声をあげた。
床に点々と付着した血液の後を追っていくと、トイレ穴の周辺に大量の血が付着しており、
ハウスの足を固定するためトイレの壁側に空けておいた空間に、すっぽりと輪っかが収まっている。
恐らく、遊んでいるうちに輪っかがそこへ入り込み、それを取ろうとして便座に上った際、足を踏み外してしまったのだろう。
俺は、少しでもポチを安心させようと、ポチを抱き上げて手のひらで包みながら、頭を撫でた。
…テぇぇぇ…テちぃ…テっ…チゅ〜……〜ん♪
テー……ちー……
ポチは、俺が優しく撫でてくれる事に喜びの声をあげて
俺の指にすがりつきながらペロペロとなめる。
俺の温もりを感じてよほど安堵したのか、ポチは痛いだろうに、小さく寝息を立て始めた。
俺は、突然の出来事に頭の中が真っ白になったが、
すぐさま、気を取り直して、近場の動物病院に電話をかけた。
「あの、夜分すみません!
これから受診する事って可能ですか?!」
「はい、こちら、受付は19時までになっておりますので、大丈夫ですよ。
まずは落ち着いて、状態を教えてください。
動物の種類と受診内容をお伺いしてもよろしいでしょうか?」
「種類は実装石で、足を骨折してしまっているんです!」
「はぁ?実装石?
それは一体なんでしょうか?」
「えぇと…その、こうハムスターみたいな小動物で…」
「…申し訳ございません。当院は小動物の診察はお断りしておりますので。」
ガチャン
突き放されるように電話を切られた。
「……なんだよ、くそっ、人間の病院だったら苦情もんだぞ、これ!」
俺は、スマホで近場の動物病院を片っ端から探すが、どれもこれも診察を拒否された。
「あー、すみません、うちは犬猫専門なので」
「はぁ……よくわかりませんが、小動物だと点滴もまともに打てないので安楽死くらいしかできませんよ…?」
「え?実装石? なんですか、それ? ちょっと待ってくださいね、えーと……えー…?ネットにも載ってないなぁ…。
それ、ホントにいるの? あなたの妄想か何かじゃない? 良い心療内科が近場にあるので教えましょうか?」
どこもかしこも、まともに取り合ってくれなかった。
出血に関しては、俺がポチをタオルで包みながら圧迫止血を続けた事で何とか止血できた。
だが、開放骨折を起こしている以上、何らかの外科的手術を行わなければ、ポチの命は近日中に尽きるだろう。
実装石について、少しでもいい、何かしら知識があるのなら、自分で処置する!誰か教えてくれ!!!
……
『私が新人の頃、初めて飼育担当をしたんですが…』
あの女性店員の深淵の瞳と台詞が思い浮かぶ。
……俺は、藁にもすがる思いで、寝ているポチを抱きしめたまま、家を飛び出して近場のペットショップに駆け込んだ。
迷わず相談窓口を目指して行く。閉店間際の時間帯という事もあって、客がまばらだったが、血相変えた男が飛び込んでくれば
店員の目を引いただろう。
俺が相談窓口にたどり着くと、その後を追って、何事かと何人かの店員が駆け付けた。
だが、そんな事、今の俺には関係ない。
…いた!よかった!
この前の女性店員は、窓口の椅子に腰かけながらコーヒーを飲んで本を読んでいた。
「あの! この前、訪れた者です!
すみません、実装石のケガについて、処置の仕方を教えてくださいっ!!!」
俺は、不躾を百も承知で息も絶え絶えに、女性店員に声をかける。
女性店員は、俺と俺が手に包んでいる仔を一瞥すると、深淵の瞳を俺に向けてきた。
「はぁ、まったく…。本当は、胎生生物の世話なんてまっぴらなんですけどねぇ…。
まあ、顧客獲得につながるなら、仕方ないですねぇ…。ちゃんとペット用品を買うときは、うちで買ってくださいよ?」
「買う!絶対に!!だからお願いします!!!」
「…はいはい、まったく。あ、皆さん、この人は私の顧客なんで、気にしないでくださいねー。さっさと閉店業務に戻りましょ〜。
あなた、ちょっと、その仔、見せてください。
……左足の損傷ですか。開放骨折を起こしてますねぇ…。あなた、この仔に餌として与えていたものは何ですか?」
女性店員は、集まってきた他の店員を散らした後、無造作にポチの診察を始めた。
「え、それなんか関係があ…」
「私が聞いてるんです、黙って答えなさい。」
「ひっ…、あの、塩一つまみだけいれた玉子がゆと、野菜のすりおろしだけ…です。」
「ふむ、日常的に糖分はそこそこ取れていたんですね。さて、それなら…、受傷から時間が立っているようだし、整復よりも再生した方が早いかな?」
女性店員は、そう呟くと徐に、コーヒーカップの中身をグビグビと飲み干して
砂糖を溢れんばかりにカップに注ぎ、ぬるめの湯を注ぎこんだ。
「その仔の上半身だけタオルで包んで、下半身がその仔に見えないようにしてください。」
「わ、わかった。えと、他に、何か手伝える事は…?」
「あー、特には。そうですね、あなたは、その仔の気が紛れるように、いつもしてあげている事でもしていてください。
…それと、何があっても声をあげないでくださいね?」
女性店員の妙に冷めた声に押されて、俺はコクコクと頷きながらポチの頭を撫で続ける。
テッチゅ〜〜ん♪
ポチは、うとうととした表情で、夢見心地に嬌声をあげた。
「ふむ、そんじゃいきますよ…っと」
グリィッ!
ブジュッ!
女性店員は、何を血迷ったのか、ポチの折れている左足全体を覆うように指先でつまむと
一瞬で左足を千切りとってしまったではないか!
「なっ!? あんた一体何をし!!!」
ガシッ!
ミシミシッ!
女性店員が、空いている方の手で俺にフェイスハガーをしてくる。
ていうか、なんだこの握力!?
本当に女性の握力か!? 痛い!? 痛い痛い痛いっ!!!
「私、何をしても声あげるなっていいましたよね?
次、大声だしたら本気で握りつぶしますよ?
あなたはおとなしく、その仔を撫で続けていなさい。
これくらいじゃ死なないし、足も生えてくるので大丈夫ですから。」
「は、はひっ……!」
俺は、大人しくポチの頭を撫で続けた。
ポチは左足を綺麗に千切りとられたにも関わらず、頭を撫でまわしている俺の指にテチュテチュぺろぺろと
すりつきながら寝ている。
「そんじゃ、この砂糖風呂に漬けますよー。」
女性店員が、ポチを抱えている俺の手を持って、
先ほど、作った砂糖の溢れかえっている風呂にポチを漬け込もうとした。
「え…、あの…、消毒とか、というか切断なら、さっきのはデブリか…。」
「だから、生えてくるって言ってるでしょう。実装石なんて、砂糖に漬けこんでおけば、生首だけで1週間以上生きますよ。
それどころか、体まるごと徐々に生えてくるくらいです。ホント浅ましいですねー。」
女性店員は口では汚く罵倒しながらも、丁寧な手つきでポチの傷口に砂糖水を刷り込んでいた。
俺は、彼女の手つきに慈しみを感じ、安堵してポチを任せる事にした。
「さて、これくらいなら2時間も漬けこんでおけば大丈夫ですかね。
しばらく、ここで安静にさせていてくださいな。すぐに足くらい生えてきますから。
はぁ〜…、今日は残業確定です…。」
女性店員は大きくため息をつく。
この人は、どうやら口が悪いだけで、案外いい人なのかもしれない。
砂糖風呂に漬けこんでいるポチの頭を撫でつつ、足の断面を見ると、
早速、骨と肉がぴょこんと盛り上がり伸び始めているではないか。
テチゅ〜ん…♪
て〜……ち〜………
ポチも気持ちよさそうに安らかな寝息を立て始めた。
どうやら一安心のようだ。
「あの…その…ありがとうございます。
俺、どうしていいか分からず…。」
「別にどうって事ないですよ。
これも顧客獲得のためです。うふふ。」
「あ…、えと、じゃあ…ってわけじゃないんですが、ハムスターとかのトイレ用の砂袋と、大き目の尿取りシート、
それに水槽を買っていきます。」
「あれれ? お客さん♪
水槽を買うんですか? もしかして、やっと卵生生物飼う気になりました!?
やったね、鳥さん蛇ちゃん、仲間がふえるよ♪
サイコーにハイって奴です! 私が親身になって相談に乗りますよ〜♪」
女性店員が深淵の瞳になり、満面の笑みを俺の顔に近づけてきた。
ひぃぃぃ
「あ…ははは…あー…いや…その、ちょっと待ての躾用に…ね。
見えても手が届かない入れ物が欲しいなぁ……って思って。…ははは。」
俺は苦笑いしながら、ポチを漬け込んでいるコーヒーカップを抱えて女性店員から後ずさりする。
「ちっ…、なんですか、まだ糞みたいなコレを飼い続ける気ですか…。
どうせそろそろ糞蟲化してる頃でしょ、さっさと潰して、新しく卵生生物飼いましょうよぉ〜。」
「…糞蟲化ってなんですか?
すみません、俺、実装石の事、本当に何も知らなくて…。
犬の躾については、子どもの頃に徹底して仕込まれたので、それを応用して何とかやりくりしてるんですが…。
ははは、すみません、本やネットで調べようにも、どこにも何も載っていなくて…。」
「…えっ?」
女性店員は心底驚いた表情で声をあげる。
「ひっ!?
す、すみませんすみません!!!
生き物飼うのに、そんなんじゃダメですよね、不真面目ですよね!?
ごめんなさいごめんなさい、ほんと調べんたんです! でも、どこにも何にも記載がなくて!!!」
俺は必死になって謝罪しながら、ジリジリと後退した。
「…何をそんなにビクついてるんですか。
はぁ…、も〜…仕方ないですねぇ…。はい、これどうぞ。」
女性店員は、有無を言わさず俺の腕を引っ張って、椅子に座り直させた後、
来客用のマグカップに熱めのコーヒーを注いで差し出してくれた。
「あ…あの?」
席に座らされた俺は、女性店員が淹れてくれたコーヒーで喉を湿らせながら
緊張した面持ちで女性店員に言葉を投げかけた。
「……で?
今、この仔は日頃どんな感じなんです? どうせギャーギャー喚いてて手に負えないとかでしょうけど、うふふ。」
女性店員はぶっすーと擬音が聞こえるくらいの不機嫌そうな顔で
でも興味があるのか、俺が拾った仔実装の話を聞きたそうにソワソワしている。
俺は、ポチを拾ってから今までの経緯、自分が体験した過去の失敗談について包み隠さずに女性店員に話す事にした……。
……
………
「……ひぅっ、ひぐっ……うぅぅ……!!!」
俺の話を聞き終えると、女性店員がポロポロと泣き出していた。
心なしか、深淵の瞳に、やや光が差しているように見えたのは、
俺が女性が泣く姿を見慣れていないからだろうか?
どちらかというと、泣かされる立場が多かったし…。
「えええ!?
な、なんで泣くんですか!? すみません、俺、何か悪い事しましたかっ!?」
「あぅぅ……、うー…、これ、どうぞ……」
女性店員は、引き出しから古びたノートを取り出すと、俺にズイっと押し付けて、
膝を抱えてスンスンと泣き始める。
俺は受け取ったノートを確かめないわけにもいかず、
ボロボロに使い込まれたノートを恐る恐るめくっていった。
……
………
「……」
俺は、ノートを読み終えた後、声を出さずに泣いた。
目の前にいる傷ついた女性は俺だ。
あの日、ポチに傷つけられた俺だ。
過去のひたむきな彼女は今の俺だ。
仔への接し方が分からず、頼れる人もおらず、自分で試行錯誤してきた当時の彼女は、
今まさに俺自身が歩んでいる道ではないか。
俺の躾は、ただ、運とタイミングが良かっただけだ。
どこかで転んでいたなら、俺は……。
「うふふ……どうせ狂った女とか……思って…ますよね…?
……って、なんであなたまで泣いてるんですか。うふふ。」
俺が涙を流しながらノートを読んでいる姿を見て、
女性店員は、男が知る中では初めての、営業スマイルではない、とても柔らかく綺麗な微笑みをしていた。
「誰も…いや、少なくとも俺は、あなたの事を狂った人だなんて思いません。
あなたは、あの日の傷ついた俺だ……。もしあなたが狂ってるなら、俺だってとっくに狂ってますよ、ふふ。」
「くすっ、じゃあ、私達、相性がいいのかもしれませんね♪
よしっ、それじゃあ、せっかくなので、このまま卵生生物の素晴らしい世界にご案内させていただきまry」
「あ、それはいいです」
「「 ぷっ…あははははっ! 」」
俺と女性店員は目を合わせて笑った。
たぶん、こんなに心の底から笑ったのは久しぶりだろう。
「…はーっ、いやぁ〜、なんでしょうねぇ、私、本当はあなたにノートを見せて
実装石っていう生き物のクズ加減、でたらめ加減を伝えるだけのつもりだったんですよ。
…場合によったら、リンガルを渡して、罵詈雑言を浴びせられて関係がぶち壊れたらいいのに…とも思ってたんですが。
見事にやられました、私の負けです。」
女性店員は、未だにポロポロと涙の流れている目をこすりながら、はにかむ。
「……あの、もしよかったら一緒に…。あ、いや…。うん、なんでもないです、はは。」
一緒にポチを躾ていかないか?
そう言いたい、そう言おうとした。
でも、この女性を再び傷つけてしまうかもしれない。
…もしも、このまま、うまくポチを躾られたなら、
うまく実装石を躾られるコツをつかめたなら。
その時、俺はこの女性に……。
改めて実装石を飼ってみよう
そう持ち掛けてみようと誓った。
「あなたは…本当に優しい人ですね…。ありがとう。
ふふふ、そうですね、何を言おうとしてたかなんて、おねえさんにはお見通しです。
そうですねー、今は卵生生物で十分満足してるのですが、それも、今後の楽しみとして気長に待っておきますね♪」
女性店員は、朗らかに、とても柔らかに笑う。
てー…ちー……
ズルっ
ボチャンっ!
ガボガボガボっ
テ!テチャァァァァアアア!?
「「 って、おい! 」」
気持ちよく寝返りしたポチは、勢いあまって砂糖風呂に沈んでしまいガボガボと溺れ始めた。
俺と女性店員は、声と手を揃えて、同じタイミングでポチを風呂から引き上げる。
テヘッ……テハッ……!
テェテェ……テチ?
テちゅ〜?
テェ!テェ!
テッチゅ〜〜ん♪
テェ?
テち?テちゅぅ!?
水を吐き出し、ひとしきりむせ込んだポチは、
自分の左足が元通りに生え変わっているのに気付くと、嬉しそうに駆け回り、
近くにあった女性店員の手にしがみついて、頬擦りをしてから違和感に気付いたのか、驚いて飛び退いた。
てちー?てちゅー?
テェ!
テッチゅ〜〜〜ん♪
見た事のない場所と人に戸惑っているのか、うろうろと彷徨った後、反対側にいた俺を発見すると、がっしりと指にホールドしてきて頬擦りを始めた。
そういえば、こいつもだいぶデカくなってきたな。
たしか、自宅にポチを連れ帰った当初は、10cm程度だった身長も、今では15cmくらいにまで成長している。
こいつらの成長は、割と早いのだろう。
俺は、遠からぬ未来のポチについて思いを馳せた。
つづく
{後書き}
皆様、女性店員さんの回にもたくさんのコメントありがとうございましたm(__)m
すみません、まずは謝罪を。
日本の心、お蚕さまとおキヌちゃんに対して、実装服で挑戦するような言動を後書きに記載した事を深くお詫び申し上げますm(__)m
というか、前回も皆様に作中で開示した情報を通して、色々ご考察をして頂けて、すごく嬉しかったです。ありがとうございます!
次回からはポチの成長期編に入ります。タイトルも少し変わるかも。
最近は、女性店員さんへの愛が溢れすぎて、ラブロマンスを提供してしまいたくなって自制するのに必死です(; ・`д・´)
もはや自分の中での価値基準が下のような状態。
女性店員さん>>>>>>男>ポチ(新)≧1仔>>>>>>(越えられない壁)>>>>>>パピ男
どなたか、この気持ちを諫めてください(笑)
それでは、皆様、また次回 ノシ

| 1 Re: Name:匿名石 2016/12/05-18:22:03 No:00003060[申告] |
| おちけつ
過度の主役への感情移入同様、脇役への感情移入も危険だ 特に主人公と相方の動物や同性の関係を疑似恋愛的にみる向きは脇役異性への贔屓にやたら反発しやすい 実装服の件は設定、思考の実験としては面白かったと思いますよ 実現性や採算、価値は別としても実食とか産業系スクも少なくはないですしね |
| 2 Re: Name:匿名石 2016/12/05-18:24:02 No:00003061[申告] |
| ああ、段々成長してきたか
これからどう変わっていくのか楽しみでもあり違う意味で楽しみでもあり |
| 3 Re: Name:匿名石 2016/12/05-18:32:27 No:00003062[申告] |
| とうとう実装石の生態とリンガルの存在を知ったんだな
ひょっとして展開が早くなるのだろうか、注目ですわこりゃ |
| 4 Re: Name:匿名石 2016/12/05-21:42:05 No:00003063[申告] |
| 米3
そろそろこのチンタラ躾にも飽きてきてたんで 上がるにせよ落ちるにせよ展開早くなるのには期待したい |
| 5 Re: Name:匿名石 2016/12/05-22:26:03 No:00003064[申告] |
| おかしい
飼い主は実装石のデタラメ生態と糞蟲性について知りながらもこれからも非虐待ペットとして飼い 女性店員はちょっと心が救われ ポチは少しだけ大きくなった なんの問題もないはずなのになんでこんなに不安なんだ |
| 6 Re: Name:匿名石 2016/12/05-22:48:40 No:00003065[申告] |
| 単に小動物は対象外とか実装?知らんというだけならともかく幻覚扱いで実装の「非存在」を主張して電話を切る動物病院もあるあたりに
実装石はペットショップの次くらいに動物病院にも迷惑かけてたんだなあと想像させる空気がある 実装には存在ごと否定するのが何よりの鞭だというからね もちろん往時のブームにも関わらなかったか成り立ての若手で本当に知らないところもあるんだろうが 電話電話の言葉や対応のきつさからは知ってて助けたくない、あんなものを甦らせようという馬鹿なら飼い主のニンゲンごと人間社会から消えてしまえと言わんばかりの怒りにも近い鋭さを感じた ブーム中はアホな愛誤派飼い主の無茶ぶり その後の愛虐抗争期には被虐実装や公園の野良を愛誤派団体が保護したははいいが自分では処置もできないか、栄養ドリンクにでも漬けておけば十分と知りながら実装ちゃんに治療をと詰めかける事例が多くてうんざりしたんだろう 逆に虐待派にも医者を怖がらせるような誤情報を与えたうえで動物病院にしか逃げ込めないように追い込むような迷惑虐待をやらかしたやつもいただろう 実装と関わることが限られた同志以外からは拒絶、排除されるような世界の空気を感じた |
| 7 Re: Name:匿名石 2016/12/05-23:04:04 No:00003066[申告] |
| ※5
前借りじゃないかな 続編や大きな区切り、仮ハッピーエンドがあった物語で時系列上、後の話で悲劇、台無しになった場合の 読まなきゃ、あそこで終わっていれば良かったって感情の前倒し ※6 飛躍が激しい気もするけど、確かに、本気で知らない人が困惑してるというより 悪く思ってる人の拒否反応っぽさはあるね |
| 8 Re: Name:匿名石 2016/12/06-04:05:44 No:00003071[申告] |
| >>3066
それな 俺たちの戦いはこれからだ!でこれからを想像をさせて終わるのがいいか もうちっとだけ続くんじゃ!と名作が駄作に落ちていくのがいいか この作者様なら上手く話をまとめそうだが 問題は1仔だったならハッピーエンドでいいんだがポチだとな・・・ |
| 9 Re: Name:匿名石 2016/12/06-12:35:33 No:00003073[申告] |
| 狭くて暗い糞溜りに半日も閉じ込められたのは飼い主に責任があるにせよ
そこから助け出された次の行動が感謝でも泣きつくでももうちょっと穏やかな抗議でもなく糞投げだったからなあ 56以上2未満くらいには性根が糞蟲なポチがこのまま良蟲に成長できるのか 成体になって繁殖欲求を持つに至ってまた糞蟲に戻るのか 慘死か大往生か これからも目が離せない |
| 10 Re: Name:匿名石 2016/12/06-13:01:34 No:00003074[申告] |
| 急展開の予感がするが予感だけなのでどうなるかは知らん。
俺は期待して待つぞ! |
| 11 Re: Name:匿名石 2016/12/06-20:58:29 No:00003075[申告] |
| いいなあ。こんかいもポチは迸るほどかわいい
きっとみんな出会い方さえ避ければ実装石からたくさんの幸せをもらえていたんだろうと思う 虐待なんてする方も不幸になるだけだし |
| 12 Re: Name:匿名石 2016/12/06-21:55:11 No:00003076[申告] |
| 虐待がやり場のない何かを解消させて人を救うこともあるだろうし
23と富豪おばちゃみたいに出会いは悪くなさげだったのに糞蟲全開で崩壊することもある |
| 13 Re: Name:匿名石 2016/12/07-00:22:39 No:00003077[申告] |
| 男も認識した通りポチと男のような関係というのは随分な幸運であって
出会いが避ければみんな幸せにっていうのは読み違えなような 女性店員なんて威圧的、暴力的な躾を最終手段扱いする柔弱なところはあっても意欲も他の動物になら通用した知識もあってあの結末だったからなあ 天運や人間さんの方にばかり求めるんじゃあなくて実装にも善性と努力がないと駄目なんすわ それらが足りない個体は殺した方が早く転生できて本石のためでもある |
| 14 Re: Name:匿名石 2016/12/07-01:46:46 No:00003078[申告] |
| 実装石が動物を躾ける知識と技術と気長さと寛容さと機転とその他もろもろ兼ね備えた人物に拾われる幸運
おまけに旧ポチとの件で自罰的といいますか飼い主責任、人間責任論者に傾いた部分が強いときてる こんなペットを躾けて慎ましくも穏やかに生きさせるためにいるような怪物に拾われてれば実装石の方も平穏な幸せ提供マシンにもなるよ そうならないのは伝説級の超絶糞蟲か不幸に魅入られすぎたギャグキャラ実装石でもないと無理だね |
| 15 Re: Name:匿名石 2016/12/08-07:03:54 No:00003082[申告] |
| 今回もポチかわいい |
| 16 Re: Name:匿名石 2016/12/08-12:49:19 No:00003085[申告] |
| 男と店員がラブロマンスするとしたらポチが邪魔にしかならないだろ
ポチがごシュジンさまのツマはわたちテチこのドロボウネコと騒ぎだして店員にぐしゃぐしゃに潰されて終わり |
| 17 Re: Name:匿名石 2016/12/08-13:19:08 No:00003086[申告] |
| 流石にただ事故った以外に目立つ行動がなかった回までかわいいはないわと思ったが
事故で重傷を負い苦しむ様をかわいいと思う他作者さんの某妹や別の作者さんの単発スクのような心境である可能性に思い至り感心する匿名石 |
| 18 Re: Name:匿名石 2016/12/09-07:14:37 No:00003092[申告] |
| 片足折れたポチが必死の形相で男に媚びてる絵キボンヌ |
| 19 Re: Name:匿名石 2016/12/13-20:59:43 No:00003125[申告] |
| まだ更新されてなかったので2周目読んでました。
まとめて見るとポチが徐々にハウスおいでを習得できていく描写がリアルに表現されていたね。 待てもできそうだし実装の生態知識とリンガルを手に入れたわけだから次回からの話をどう広げていくのか楽しみ。他の人も言ってるけど展開が早くなれば更にいいな。 更新待ってます。 |