蛆は即死だった。 元気に這い回ったあいつは母親のシリアルの胸の中で潰れた肉塊になった。 「なんてことをするテチイイイイイ!!!」 シリアルは半狂乱で焦げパンに食ってかかる。それを顔色一つ変えず焦げパンは箒の柄で突き迎撃した。 「テジュウウウウウウウウ!!」 悶絶しながら悔し涙を流すシリアル。 「テチュン!テチュ!テチューーーン!!」 俺に助けを求めていた。 そんなシリアルを玉転がしの要領で追っ払うと水槽の真ん中あたりに家具を積み上げバリケードを作る焦げパン。 境界線だ。もうお前らこっから先には入ってくるなという意思か。 一通り作業が終わると蛆の糞で汚れた衣服を脱ぎ、俺に服を洗濯したいとアピールする。 こいつ、仲間を殺してなんとも思わないのか? 戸惑っている俺を不思議そうに見つめて首をかしげる焦げパン。 焦げパンにとってシリアル達は仲間のではなかった。庭先に住み着いた害獣でしかなかった。 害獣に糞ぶっかけられたら確かに逆上もするだろうし殺傷してしまうかもしれない。 突然変異で手に入れた品性と知性、その後の厚遇は焦げパンを実装石であるという自覚を失わせてしまったようだ。 けれど焦げパン、おまえが実装石であることに変わりない。 修正してやるか。 服を洗わせろと催促する焦げパンのデコを指で弾く。 加減はしたが焦げパンは後方に一回転して転げ回った。 「どうしてテチュ!?ワタシは何も悪さしていないテチュ!!」 デコから血を流し、涙を浮かべてバンバンと地面を叩いて訴えかけてくる焦げパン。 俺は焦げパンが洗濯したがった衣服にジッポオイルを撒き、そっとライターで火をつけた。 「テチュウウウウウウ!!?」 焦げパン、これはお前がやったことに対する罰だよ。 服はあっという間に燃え尽き、消し炭なる。 焦げパンは呆然としてたがしばらくすると消し炭を片付け、ミニチュアベッドで深々と咽び泣いた。 その様を一部始終見ていたシリアルはプププと嬉しそうに笑うと子供の元へ戻っていった。

| 1 Re: Name:匿名石 2015/04/15-08:03:57 No:00001707[申告] |
| いいね、いいね続きが楽しみです^^ |
| 2 Re: Name:匿名石 2015/04/16-09:39:31 No:00001709[申告] |
| ヘンな書き込みしてしまうが、
飼ってる実装が糞蟲で無くなってるのに 何が気に入らんのかねぇ この飼い主は・・・ |
| 3 Re: Name:匿名石 2015/04/17-02:31:48 No:00001711[申告] |
| 自分は糞蟲ではないと思ったこと、ではなかろうか
正しく振舞うのはいいが自分が正義だと思うのはそれこそ傲慢糞蟲だ、みたいな あと、2匹を仲間だなんて言ってるし愛情厨、仲間厨なんだろうね、飼い主 |