−便槽実装の食物連鎖− レフレフレフレフレフレフレフレフレフレフレレフレフレフレフレフレフレフレフレフレフレフレフレレフレフレフレフレフレフレフレフ 【NOTICE】 このスクにはとってもキモい描写があるデスゥ・・・・・・ お食事中の方や汚い話が嫌いな方はやめたほうがよいデシャァァ! レフレフレフレフレフレフレフレフレフレフレレフレフレフレフレフレフレフレフレフレフレフレフレレフレフレフレフレフレフレフレフ ある家庭の便槽の中に、親、仔、蛆、三匹の実装石の親子が居た。 もとは飼い実装だったが、ある時しでかした粗相が飼い主達の逆鱗 に触れ、親子揃って水洗トイレに流されてたどり着いたのである。 「ごはんがきたデス・・・・・・お前たち、食べるデス」 「イヤテチィィィィ!テェーン、テェェーン・・・」 「ママ、もううんち食べるのイヤレフゥ〜〜・・・」 目どころか手足も腐れ落ち、親も仔も全て蛆状態で生きている便槽実装。 逃げ出すことはおろか動くことさえままならない彼女たちは、人間の 排泄物を食い続けて生きるほかなかった。 「我慢して食べて、元気な子供を産むデス。子供たちが私達を連れ 出してくれるデス。いつかはご主人様ともまた会えるデス」 「ホントテチ? ママ、ここから出れるテチ?」 「もちろんデッス・・・・・・デェェエーン」 希望を繋ぐための嘘に耐え切れず泣き出す親実装。 「やっぱりウソなんテチィィ!テェェエーン」 「レフゥー・・・おねえちゃん泣かないでレフ・・・」 便槽に昼も夜もなく、親子は食事以外の大半の時間を寝て過していた。 「レフ・・・コンペイトウおいしいレフ・・・・・・・」 蛆は幸せな夢を見て寝言を言う。生まれた直後に見た、かすかに姿を 覚えている飼い主から愛される夢を見ていたのだ。 それが、発狂しつつあった仔実装の目を覚まさせた。 「コンペイトウどこテチ! ワタチも食べるテチ!」 何も見えない闇の中に顔を伸ばす。歯が掴んだ柔かい物を、脊髄反射 でコンペイトウと思い込み、口に含む。 「コンペイトウテチ!うまうまテチ、幸せテチィ!」 実際にはコンペイトウなど食べたことのない仔実装は、おおまかに知って いるだけで、実物との違いなど気にも留めず、妹の悲鳴にも気づかず、 バリバリと噛み砕いて飲み込んだ。 「おいしいテチ、今日は幸せ一杯テチィィッ!蛆ちゃんにも食べさせ たいテチ・・・・・・テ・・・?」 さっきまで抱きあって寝ていたはずの蛆が居ない。 「蛆ちゃん・・・・・・? 蛆ちゃぁぁぁん!」 さらなる危機が便槽親子を襲う。 家の持ち主である人間が引っ越したのだ。数日で親子は瀕死に陥った。 「のど渇いたテチ・・・・・・しんじゃうテチ・・・」 「ママのおしっこももう出ないデスゥ・・・ご主人様・・・」 互いの尿で潤すのも限界に達し、ついに親実装は臨終を迎えつつあった。 大きく膨らんだ腹の中には念願の子供たちが宿っていたが、そのせいで 余計に栄養を喪失していたのである。 親は力を振り絞り、 「デッデロゲ〜♪ デツデロゲ〜♪お前たち早く産まれてくるデスゥ〜。 この世には美味しいものが一杯デス、たのしいことばかりするデッス〜♪」 最期の子守唄を歌った。 せめて生きている間に子供の顔だけでも見たかったのだ。 その甲斐あって、事切れる直前、 「テッテレー!」 「テッチーン♪」 「テッチュ〜?」 三匹の仔実装が生まれた。 股間のところに待機していた、今や姉となった仔が粘膜を舐めとっている 間に、親実装は絶命した。 (イヤテチィィイイ!) 叫びたくても喉が渇ききって声も出ない姉実装。動けず、声も 出せない姉に、妹実装たちはテッチテッチと歩み寄っていく。 (テェエエ・・・・・・ママが死んでしまったテチィ・・・・・・) 悲しみに暮れる姉実装を慰めるように、母の死も知らない妹達 がテチテチと擦り寄ってきた。姉実装はハッとした。 (ママの代わりにこの仔達を育てなければならないテチ! 大きくなったら皆でここから逃げだして、私も仔を産むテチ!) 新しい希望を胸に宿し、いくばくか精気を回復した姉実装を、 予想外の衝撃が襲った。 (テェエエエ!?) 「テッチューン♪」 「うまうまテチュ〜〜〜♪」 「幸せ一杯テチィ〜!」 胸が、腹が、背中が、どんどん自分の体から引きちぎられて消えていく 感覚があった。生まれたてで歯のないの仔実装でも、半ば腐肉と化した 姉の体を食らうには十分だった。 (やめるテチ! ワタチを食べちゃだめテチィィ!) 母が命に換えて生んだ妹たち、守り抜こうと誓った仔達に食われていく 絶望に、姉実装は心で涙した。実際には体液の一滴も出てこない。 骨だけ残して食い尽くされた姉実装は、この世の全てを呪いながら母の もとへと旅立っていった。 「テッ・・・・・・もう食べるとこなくなっちゃったテチ」 「テッテレ〜〜♪ ここにもっと大きなお肉があるテチィ」 「ママのいってたとおりテチ! おいしいものが一杯テチ!」 「ママにも食べさせてあげたいのに、ママどこにいるテチ?」 「はやくこないとワタチ達が全部食べちゃうテッチュ〜ン♪」 姉に続いて母の死肉まで食らう仔実装達。 母体の中で十分な養分を得れなかった彼女たちは、それを満たすために、 一瞬も休むことなく「おいしいお肉」を食らい続けたのである。 仔実装達の幸せも長く続かなかった。 水も食い物も無くなった便槽の中、脱出することもできず、いつまで 待っても母の姿は現れなかった。 だが、ここから出たいという母の願いだけは叶えることが出来た。 三匹がついに共食いを始めようかという直前、頭上からとてつもない 量の水が注がれたのである。 「なんテチーーー?」 「ゴボボ、溺れちゃうテチ!テェェーン」 「ママー、死にたくないテチー、ママー!」 仔実装達のちいさなちいさな体は、便槽を完全に満たした激流の中で かきまわされ、成体実装でも届かない位置に空いた孔から吸い出され ていった。 地上では、バキュームカーが駆動音を立てて便槽内の汚物を取り込んでいた。 その家に新しい住人が入るための準備であった。 「終りましたー」 「よーし次いくぞー」 作業員達は車に乗り込んで引き上げた。彼らの背後、車体に設置されたタンク の中、仔実装達は汚物の海で溺れていた。 (ゴボボ・・・うんち一杯テチー!テチー!) (おくちに入ってくるテチィ!) (テチュテチャテチィ!) 便槽を逃れた仔実装達を待っていたのは、汚物の海での窒息死だった。どう 頑張っても泳ぐことなど出来ない実装石の、しかも仔実装である。汚物の海 でもがいてあばれて水面に顔を出していたが、それも数分ともたなかった。 (ママ助けてテチ!) (ママ、どうして来てくれないテチィ!?) (ママ、ママァー!) 一匹ずつ沈んでいく。 (テチー! テチー!) (テ・・・テチュウ・・・) (・・・・・・) その日の夜、注文を受けた全ての便槽を清掃し終えたバキュームカーは、 隣市にある環境浄化施設に向かった。その施設は地下に野良実装の隔離 施設を持ち、汚物処理と実装飼料の生産を同時に行っていた。 バキュームカーから降りた作業員は、地下施設に繋がるマンホールを 空け、その中にノズルを入れて車載タンクの中身を放流した。 汚物の流れ込んだ地下室では、数百匹実装石たちが歓喜の声を上げて 汚物の濁流に群がり始めた。 「ごはんがきたデスゥ〜♪」 「ごはんウマウマテチィー!」 「レフー!レフゥー!!」 「今日のごはんはお肉たっぷりデスッ!」 「おいしいテス、たまらんテス、何の肉かは分からないテス」 「ワタチにも食べさせテチィィ!」 「レッフ〜〜〜〜〜〜ン♪」 街中の公園から甘い言葉で集められた野良実装は、この地下施設で毎日 汚物を食わされ、でっぷりと肥え太るまで育てられる。この日もまた、 数匹の成体実装が成長限界とみなされ、施設の屋根に取り付けられた クレーンアームで別室に移された。 「デェェッ? 高いデス、怖いデスゥ!」 「高貴な私になにするデシャァァア!」 「テェェェン、テェェーン」 脅える者、威嚇する者、幼児退行する者。そんな都合などお構い無しに、 機械の腕は実装石たちを別室の床に空いた穴に落としていく。さながら ユーフォーキャッチャーのように。 「デェエッ!助けてデスゥゥゥゥーーーーッ!」 穴は数十メートルにも及ぶ滑り台となっており、出口は麓の養豚場の 内部に繋がっていた。ある者は地面に激突して赤緑の染みとなり、また ある者は仲間の死骸をクッションにして生き延びた。だがそれも一瞬の ことだった。 「デェ〜〜〜〜〜・・・・・・・?」 「デッ! デスッ!! デデデ・・・・・・」 「来るな、触るな、近寄るなデスゥ・・・・・・デェェーン!」 ピンク色の肉の塊が実装石たちに押し寄せ、踏み潰し、ぐちゃぐちゃに なった赤緑の肉を食らい始めた。毎日実装石を食べ、通常よりもはるか に大きく育った豚たちが、今日もいつものように食事の時間を迎えたの であった。 だがその豚たちも、やがては人間一家の食卓に並ぶ事となる。 「ママ、今日のお肉とってもおいしいね!」 「あらよかった」 「お前、こんないい肉高かったんじゃないか?」 「近くの農協で安売りしてたのよ〜♪ 双葉市農協の特産品だって」 「そうか、この街に引っ越してきてよかったな」 こうして、便槽実装は、長い食物連鎖の旅を経て飼い主の元に辿り着いたのである。 完
