タイトル:【実験】 プニプニとパキン死の考察【蛆ちゃん】
ファイル:パキン死の理由.txt
作者:ムツジソウ 総投稿数:23 総ダウンロード数:2626 レス数:0
初投稿日時:2014/02/08-09:18:19修正日時:2014/02/08-10:54:28
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某所でうpしたものをこちらでも載せてみました
内容に変更はないので見覚えのある方はスルーでもいいかもです


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蛆チャたくさんのお友達といっしょにいたレフ。
とっても広くて、透明で四角い場所だったと思うレフ。
蛆チャのちっちゃなオテテとアンヨじゃ確かめられなかったレフ…。

たまにお友達がパキンして、どこかに行っちゃったりするレフ。
その時はおソラから変わりのお友達が降りてきて、いつもここは蛆チャ達ばっかりレフゥ。
パキンしてないのに、いっぱいいなくなっちゃう子達もいたレフけど、みんな嬉しそうだったレフ。
ちっちゃな蛆チャはいっつも残されて…、ちょぴっとだけ寂しかったレフ…。

でもここは本当にいいとこレフ。
お腹の中でママが歌った天国ってココだったんレフね。
とってもあったかフワフワで、蛆チャみんなとコロコロ遊んだレフ〜。

「レフレッフーン」

いつもみたいにみんなでコロコロしてたら、お友達が鳴いたレフ。
見たら、お隣のお友達がおソラを見上げてたんレフ。
蛆チャもつられておソラを見たレフ、そしたらピッカピカな太陽さんが、ズルってズレたんレフゥ。

びっくりレフ、呆然レフ、蛆チャレファーってなっちゃったレフ。
おソラからお友達をつれてっちゃったりするパチンパチンが降りてきて、
蛆チャを摘んだんレフ!

「レファ!? レ、レフェェェェェン! レフェェェェェンッ!」

おっきな声で鳴いたレフ。
ウンチも出ちゃったレフ。
尾っぽで揺らしてもダメだったレフ…。

今はマックラレフ…。
不安レフ…。
でも、そばからお友達の声が聞こえるから、ちょぴっとだけ我慢レフ。
また天国に戻りたいレフゥ。

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駅の階段を下りる私の手には、ニッコリ実装マークのビニール袋がさげられていた。
レフレフ声の漏れる袋には、白いケーキ箱のようなものが入っている。
この中にいるのは蛆実装。今日の実験材料だ。

蛆実装がプニプニを求めてくることは広く知られている。
放置したり、無視しているとすぐ偽石が壊れて、パキンと死んでしまうわけだが。
その原因はまだ知られていない。

そんなものだろう。蛆は脆く儚いから。体が未熟だから。
色々な意見はあるが、それが何故であるか調べたものはいない。

実装石という研究材料はとても興味深い。
死を防ぐ対策はかならずどこかにあるはずだ。
私は蛆が好きだ。
蛆ファンクラブのメンバーですらある。
だから、私が蛆ちゃんの死を乗り越えさせようじゃないか。

その為のこの仔達だ。
ごめんよ蛆ちゃん達…。皆のための礎となっておくれ。


自宅兼実験室のマンションに戻り、さっそく箱を取り出した。
蛆実装は環境の変化に弱い。
だから、暖房をいれ室温を上げてから、室内灯の明かりを落とし、そっと机の上に箱を置いた。
中からはまだ小さく声が聞こえてくる。
ごめんね蛆ちゃん、眠っちゃった子もいるかなと、そっと箱をあけた。

 「レフーン?」
 「レファッ!?」
 「レフレフー」
 「レフェェェェェン…レフェェェン」

箱のなかは、蛆ちゃんが丁度1匹ずつ入る縦型区切りになっており、そこには5匹の蛆ちゃんがいた。
と思ったら、1匹既に死んでいる。

 「ありゃ…」

何故だ? 確かこの仔は一番元気が良かったはずなのに。
何はともあれ原因究明は後回し。
水便でドロドロになった箱から蛆ちゃんを救出せねば。

 「レッフーン♪」
 「レファ〜♪」
 「レフレッフ-」
 「レェェ? レフレフン?」

よしよし、みんな元気そうだ。
桶にお湯を張ってやり、1匹ずつやさしくあらってあげよう。
手にとってお湯につけてやり、おくるみを脱がせプニプニしてやるとキャッキャと喜ぶ蛆ちゃん。
ああもう、ほんとうに可愛いなぁ。
さっぱりして気持ちよさそうに目を細める蛆ちゃんたち、
でもごめんね、触ってやるのはここまでだ。

さて、1匹ずつを小さなケースに入れて蓋を閉じる。
中には栄養剤入の金平糖が2つずつ置かれ、それをみつけた蛆ちゃん達はレッフー♪と喜びの声をあげた。
このケースは透明で、観察している私が蛆ちゃんからも見えるようになっている。
ぺちゃくちゃと舐め食べる蛆ちゃんたちを観察し、そろそろ例の言葉が聞こえてくる頃合いだ。


 「レフレフー♪ プニフー!プニフー!」
 「レファー♪ プニプニフー♪」
 「レッフー、プニフープニフー…」
 「レァァ! プニ…プニフー?」

そう、プニプニ要求のこの言葉。
まぁお腹がいっぱいだろうがそうでなかろうが、いつでも蛆実装というのは、お腹を押す行為、
『プニプニ』を求めている。
この場合は私であるニンゲンに。
親指や仔、家族がいればその家族に、かまってほしい、甘えさせてほしい、プニプニして欲しいと要求する。
特に『プニプニ』への欲求は強い。
それが叶えられなければパキン死してしまうほどに。

そして伸ばされる私の指。
期待に目を輝かせ、舌をだしながらちっちゃな手足をパタパタ、尾っぽをフリフリさせる蛆ちゃん達。
でも、指の前には透明な蓋がある。
押されそうなのに押してもらえない蛆ちゃん達は抗議の声をあげる。

 「「「プニッフー!」」」

プンプンとホッペを膨らませて抗議する蛆ちゃん…かわいいなぁ。
でも、これで触ったら実験にならない。
触れないと何度か試すように見せて、諦めるように後ろを向く私。
後ろからはまだプニプニしてと蛆ちゃんが声を上げている。
そして、私はストップウォッチのスイッチを押した。
ここからが耐久戦だ。蛆ちゃんたちの。

頬杖をついて、ジッと上から見下ろす私に、蛆ちゃんたちが悲痛な声をあげはじめた。
プニプニして欲しいのに、目の前のニンゲンはしてくれない。
寂しい、哀しい、触って欲しい、でもニンゲンは見てるだけ。
涙を流しはじめた仔もでてくる。
そしてそれはしばらくして、本気の血涙になった。
ごめんよ蛆ちゃん…これも君たちのためなんだ…。

そうしている間に、パキンと1匹の蛆ちゃんが硬直し、目を白濁とさせて倒れた。

—————————ピッ……(14分52)

手でストップウォッチを操作して、ただただ黙って蛆ちゃん達を見る。
助けてあげたいけど、それでは意味が無い。
がんばれ蛆ちゃん! と、心のなかでエールを送っているうちに。

 「レェェェェェェン…プニー……(パキン)」

—————————ピッ……(19分21)

2匹目が私に懇願しながら逝った。
ぐぬぬぬぬ…泣きそうなのは私だ。蛆愛護派と自負しているのにこんなに苦しめて…。
喉をかきむしりたくなる衝動を押さえつけ、どうにか『見る』という行為を続ける。

箱から出す前に死んだ1匹目から、3匹。
ショック死というべきか、悲しみながらパキンした蛆ちゃん達。
残りの2匹は未だプニプニを求めて小さく声をあげている。
だが、1時間経っても次の死者はでない。
どういうことだろう?

最初の3…、いや2匹とこの生きている2匹にはなんの違いがあるのか。

 「レレェ、レフェフェェェッェェェェッェェェェェン!(パキン)」

と思っていたら、4匹目が逝った。

—————————ピッ……(1時間25分34)

最後に大きく叫び声を上げて、エビ反りのまま死んだ蛆ちゃん。
悲しそうに目を白濁とさせて、舌をだらりと垂らして逝った。

だが、残りの1匹は。

 「レフゥ……レフゥ…………」

私がなにもしてくれないと悟ったのか、いつの間にか眠ってしまっていた。
気が付くと、生き残った蛆ちゃんは金平糖を食べていない。
欲求に強い、頭がいいタイプの蛆なのだろうか?
いや、頭が良かろうと悪かろうと、放置されてパキン死するのは変わらない。
では何故なのか。
このまま放置しても寝てしまってはパキン死することはないだろう。

生き残った1匹を残して、それぞれ力無く死んでいる4匹を箱から出してやる。
1匹目は綺麗にしていないので若干クサイ。
が、死んでいる様子を見ておかしな点に気がついた。

箱のなかで死んでいた蛆実装は、口から緑の液体を吐いていたのだ。
一瞬ゲロを吐いての窒息死かと思ったが、それはおかしい。
揺らさないように注意して歩いて、他の仔達は全く問題なかったのだ。
それに吐いた程度で死ぬというのもおかしい。悪くとも仮死している程度なはずだ。
この仔は飼い蛆になれたことを本当に喜んでいた。
他の、生き残っている1匹などはなにもわかってないようで、
ただただ泣き叫んでいたというのに、パキン死はしていなかった。


まずはこの仔を解剖しよう。


ケースから取りだし、白い手術台(という名のまな板)へ最初に死んだ蛆実装をのせる。
だらんと舌を伸ばし、胃液なのか、緑色の粘液を口から垂らしている。

服を剥ぎ取って、プックリと膨れた腹にメスを入れた直後。
プチュ!と、腹から粘液が吹き出した。
一瞬、糞が飛び出したと思ったが、違う。
これは糞ではなく、やはり胃液か。
薄緑がかっているが、糞ほどの刺激臭はしない。
通常実装石であれば糞袋は下腹部にあるが、
蛆実装には腹部前面がほぼ糞袋で締められている。
それはプニプニでの胃液の循環を想定とした配置といわれている。
空腹で胃液が大量に発生したということは分かるが、直接の死因とは思えない。

そうして、体内を調べているうちに私は見つけた。
なにかの破片が半分溶けるようにして下腹部から転がり出る。
これは溶けてしまっているが、偽石だろう。

この様子からして、偽石は胃液によって溶かされたために死んだ。
ということだろうか?
何故?

そもそも実装石の胃は子宮と糞袋の同一器官だ。
胃で溶かされたものが、そのまま糞になる。
妊娠した際は胃(糞袋)の表面に気泡のような卵膜の層を発生させ、
その中で胎児を育て、胃で溶かされた栄養をそのまま胎児に与えて育てるのが実装石だ。
もちろん胃の中に偽石が発生した事例はない。

つまりだ、この一番最初に死んだ蛆実装は、
何らかの原因で体内に漏れ出た胃液に、偽石が侵食されて死んだということになる。

次いで2匹目、3匹目と調べてみたが、結果は同じ。
体内に胃液が充満し、偽石が溶けて割れていた。

つまり、現状ではプニプニ放置のパキン死の原因は、胃液で偽石が溶解後、割れたからという結論となる。
ストレスによる胃穿孔での死亡?
だが、それでは何故4匹目が死ぬのに時間がかかったのか。
また、5匹目が死ぬことなく生きているのかの説明にならない。

早急に4匹目の解剖を行った、そこで不思議なことに、体内から偽石が発見されることはなかった。
胃液で死んだわけではない?
ツーと、切れ目を広げて、切れ目が喉元にさし当たった時、中に偽石が見えた。
この蛆実装は喉に偽石をもっていたわけだ。
そして、やはりというか、偽石は溶けかけた状態で割れていた。

なるほど、つまり偽石の発生場所が蛆のパキン死、その時間差に関わってくるわけか。
体内で胃液が何らかの原因で漏れ、胃…つまり胴体の糞袋近くに偽石があると溶かして壊れてしまう。
逆に言えば4匹目のように、胃から離れた場所に偽石がある蛆は死ににくい個体というわけだ。

私はリンガルを持ち、眠っている5匹目の蓋をひらいた。
この仔にはもう少し聞かなければならないことがある…。



***************************

あったかぽかぽかの太陽さんが、蛆チャの上で光ってるレフー。
蛆チャどこにいるレフ? ここは天国じゃないレフ。
一緒にいたお友達の声が聞こえなくって、蛆チャ悲しくなってきたレフ。

おソラの上で、ニンゲンさんが蛆チャを見てるレフ。
目の前にはいい匂いのトゲトゲがふたつ。
でも蛆チャ知ってるレフよ! あれはママがお歌で教えてくれた毒レフ!
だから蛆チャだまされないレフ!
このニンゲンさんはギャクタイハに違いないレフ!

そろそろプニプニの時間レフ?
いつもはテンインサンってニンゲンさんがやってくれてたレフ。

 「レァァ! プニ…プニフー?」

気が付くとニンゲンさんがお腹プニプニしてくれそうにお指をのせて…こなかったレフ。
やっぱりこのニンゲンさんはギャクタイハレフ!
蛆チャ断固たたかうレフ!

 「「「「プニッフー!」」」」

周りからお友達の声が聞こえるレフけど…。
蛆チャは我慢我慢レフ…。
寂しいけど、ギャクタイハには負けないレフ…

レフゥ…

おネムネムレファー…。







なんか気持ちいいレフ。
ママがプニプニしてくれるレフ、蛆チャ気持ちいくって鳴いちゃうレフン。

 「レフゥ-、レファー♪ プニィー」

ハッとなってオメメの先にはニンゲンさん!
ニンゲンさんが蛆チャをプニプニしてくれてるレフ?
気持ちいいレフーン♪
蛆チャギャクタイハだなんてもう思わないレフン♪

 「こんにちわ蛆ちゃん、ごきげんはどうかな?」
 「レフーン♪ プニプニッフー♪」(ゴキゲンレフー♪ もっとプニプニして欲しいレフ〜♪)

プニップニレフー♪ お指と爪でキュルキュルなでラレレファー♪
蛆チャ飛んじゃうレッフー♪

プニプニプニプニプププププププププププップ!

 「ファーーーーーーーーーーーーーーーッッ♪」

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私の指先でビクンビクンと体を真っ赤に高揚させて、痙攣を繰り返す蛆ちゃん。
おかしい…。パキン死する様子がない。
私の指テクで昇天しない蛆ちゃんなどいないと自負していたのに…。
だが、よく見ると蛆ちゃんが口の中から緑の液体を漏らしていた。
やはり強い臭いはしない、胃液だろう。
この蛆ちゃん、蛆実装は既に体内を胃液でやられているということだ。
なのに死ぬ様子はない。
プニプニの幸福感で痛みすら感じていない様子だ。

 「蛆ちゃん、箱のなかで君のとなりで騒いでいたお友だちがいたよね?
  その仔はなんで静かになったかわかるかい?」
 「蛆チャ分からないレフ、ずっとずっと鳴いてたレフ。だけど、お隣のお友達はすっごい暴れてたレフゥ…。
  ステーキとかプリンとかいっぱい言ってたレフ?
  そんなことより蛆チャもっとプニプニ欲しいレフ! プニプニを要求するレフーン♪」

ふむ、腹をすかせていたから死んだ? そんなバカな。
聞きたいことは聞いたので、とてもつらいがこの仔の中身を見せてもらおう。
さっとネムリガスを噴射し眠らせてやる。プリュっと水便を吹きながら眠る最後の蛆ちゃん。
さっそく腹を割いてみたが、やはり思った通り、糞袋が裂けていた。

そうか、蛆実装は体組織が弱いから、プニプニすらもやりすぎれば糞袋が裂けてしまうということだ。
そしてこの胃液。通常胃液では偽石は溶けない。
それは既に他の研究所で報告があがっている。
だが蛆はちがう。
糞を見れば分かるが、蛆実装は水便だ。
仔や成体も軟便ではあるが、水便ではない。
つまり…。

①『体組織が弱いから固形物を出さないために水便である』
②『水便にする為に、蛆実装の胃液は親指以上の実装石よりも強力である』
③『胃酸が強いから少しのショック、もしくはストレスで胃(糞袋)粘膜に穴があきやすい』
④『結果、少しのショックで胃液が漏れ、その強い酸で体内組織を壊し偽石に到達、石を溶かして壊してしまう』

実際は②と③の間に『プニプニ欲求』がはいるわけだが、
あれは糞袋を揺らして内部の消化物を撹拌溶解、排便させるための本能の行為なのだ。
揺すってもらわなければ上手く糞化できず、消化不良でも死んでしまう。
いと哀れな生き物だね、蛆ちゃん…。

調べてみた結果、この蛆ちゃんの偽石は頭部にあった。
母親から母乳をもらっていればできるという”えいようのう”その位置に偽石があった。
だからどうやろうとも胃酸で死ぬわけがなかったのだ。
そして、もしこの蛆ちゃんがペット用ではなく野良だったなら。愛情のある親の仔であったなら。
親に母乳をもらって、栄養脳が偽石と混在して破裂、死亡。という流れになってもおかしくなかったわけだ。
ある意味で、この蛆ちゃんは運が良かったのだろう。

そっと、蛆ちゃんの頭蓋を戻し、割いた腹に活性剤を1滴落としてあげる。
見るまに回復して、スヤスヤと眠る蛆ちゃん。
他の4匹は死んでしまったが、この仔はしっかりと私が面倒を見よう。


胃液と体組織、そしてストレス。
結局のところ、今回の研究ではたいした成果はなかった。
強いて言えば、腹部以外に偽石のある個体を探すようにペットショップに報告するくらいだが。
まぁ、蛆ちゃんにそこまでやるペットショップはなかろう。

これからも蛆ちゃんは勝手に死んでいくだろう。
でも、それは人間が手加減さえすればいいことだ。

 「レフーン♪ ケップァ」

今日も私は蛆ちゃんにプニプニする。
おっと、また胃が裂けてしまったようだ。


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