タイトル:【虐】 クリスマスにはコレクションを
ファイル:ベリークルシメマス『ある一家のクリスマスin仔実装』.txt
作者:ムツジソウ 総投稿数:23 総ダウンロード数:2637 レス数:0
初投稿日時:2013/12/24-17:13:54修正日時:2013/12/24-19:28:47
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『この仔達が最後までジッと動かずにいられたら、僕の家で飼ってあげよう。
 ダメでもちゃんと返してあげるから安心していいよ』
「デデ!?」


年の瀬に訪れた大寒波。
ダンボールの中で震えていた実装石親子へ、そう声をかけた男に、親実装は驚きの声を上げた。
身体は寒さに軋み、アカギレとフケで汚れ、弱りきった親子にはまるで天からの救い、蜘蛛の糸にも思える提案だった。
ゴミ集積所のボックス化によって餌が激減したせいで、8匹いた仔供たちは、飢えと寒さで2匹まで減ってしまった。
長女の可愛がっていた妹蛆ちゃんも先日3匹で『悲しい事』をするはめになった。
もしかしたら今年は一匹も残らないのではないか、そう悲観していたところへこの提案、
もちろん二つ返事で承諾する親実装に、不安そうな仔実装たちはギュッとしがみつく。

「ママ、ニンゲンサンの言うこと信じるテチ…?」
「上手いことには裏があるってママが教えてくれたテチュ…ホントにホントに信じるテッチャ?」

生き残った2匹の仔実装は野良にもかかわらず頭の良い個体であったが、
残念なことにこの親は、並みの実装石程度の賢さしか持ちあわせていなかった。
人間の恐ろしさをわかっていたものの、今ここに訪れた奇跡のような提案に有頂天になり、
幸せ回路の赴くまま、ブンブンと首を縦に振ることしかできない人形と成り果てていた。

「なにをいうデス! こんな幸運は二度と訪れないかもしれないデスゥ?
 おまえたちがクソニンゲンに気に入られれば、きっとママも飼ってもらえるデッスーン…デププププ…」

「クソムシテチ…」
「ママクソムシダッタテチュ…」

呆れ果てる仔実装。
だが、親実装はただただ自身に訪れるだろう飼いという夢に踊らされ、
仔供たちですら顔をしかめるようなニタリ顔で、腰を振りながらイゴイゴと実装ダンス。
その様子をニコヤカに眺める男の目が、全く笑っていないことに気がつくわけもなかった。


親実装の快諾を得た男は、仔実装2匹を茶色の紙袋に入れると公園を去っていった。
その後ろから大きく手を振る親実装。

「ワタシはいつもここにいるデース!
 仔供達は寂しがり屋だから私が必ず必要になるデッスーン♪
 絶対迎えにくるデスゥーデーププププ♪」

そんなことは絶対にないだろうにと、男は暗い笑いを口元に刻み、
それを袋から見上げていた仔実装2匹は顔を青ざめさせた。

「お姉チャ…やっぱりテチィ…」
「し、ニンゲンサンはジッとしていられたらって言ってたテチュ…、
 ワタチ達に出来るのはきっと…我慢することだけテチ…、我慢我慢テチ…」

プシュと、何かが掛けられて意識を失うまで、ギュッと姉妹は互いの手を握り合っていた。





次に姉妹が意識を取り戻した時、2匹は暖かなお湯で満たされたタライの中にいた。
気がつけば2匹とも服を脱がされており、丁度胸元程度のお湯で満たされた中で、優しく人間にもみ洗いされていた。

「…テ…チィ…ここ、どこテッチ?」
「長女お姉チャ! 天国テチィ! ニンゲンサンは愛護派だったテチュ〜ン♪」

既に先に起きていた三女は体を赤く火照らせて、湯船の中でパシャパシャと暖かな湯で遊びながら、
テーテーと歌を口ずさんでいた。

気がつけば、男の大きな手で体を柔らかく擦られ、人間用のボディーソープで揉みほぐされていた長女は、
あまりの気持ちよさに身を震わせホヒャーと溜息を漏らすことしかできない。
ホワホワと体にまとわりつく真っ白な泡が、産まれてから一度もまともな洗浄をされたことのない仔実装から、
アカやフケ、メヤニやこびりついてしまった糞の痕跡を綺麗に洗い流していく。
本来、実装石は清潔好きな生物だ。
公園などで見かける野良からは想像できないであろうが、彼女達は綺麗な水のある環境にあれば、
なるべく服や髪を清潔に保ちたがる。
だが、現状それが叶えられる個体は飼い程度であったが、
出来る限り身奇麗でありたいというのが自然界で生きてきた原種である野山実装から続く偽石の本能だ。

「テェー…、ニンゲンサンを信じていいテチィ? ホントのホントに信じていいテチィ?」

男はリンガルを持っていなかったが、適当に頭を立てに振る。
パァと、仔実装の顔に光がさした。
飼い実装になれる喜びではない、人間に大切にされるという本能からの快感に、警戒という色は簡単に消え去ってしまった。
それが後でどうなるかわかろうはずもないが。

そして髪も丁重に洗われてから、湯に戻されて弛緩する2匹の仔実装。
男はやっと綺麗になったかと満足しつつ、最後の仕上げにかかった。

「テェ?」

流石に選んで連れてきた頭のいい個体だが、あの試練にパンコンしないわけがないので、いつもどおりの処理をしよう。
男は仔実装1匹を手に持つと、呆けたようなまま開いた兎唇にゴムホースを捩じ込んだ。

「デボァ!?」

そのまま一気に水を流し込む。

「ゲボゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴg!!!!!!?????」
「い、妹ちゃ!?」

15cmに満たない仔実装の腹が一気に膨れると、排泄口から決壊した緑の糞がドババと吐出される。
少し勢いが強すぎたようで、総排泄口の縁が切れて、緑と若干の血が混ざって噴き出た。

「ニンゲンサンやめてテチ! 妹ちゃが死んじゃうテッチャー!」

桶に残されたもう1匹がテチャテチャ五月蝿いが、どうせジャマなどできないと男は放置する。
しばらく緑色の糞が吐出されていたが、しばらくすると綺麗な水に変わってきたので、仔実装からホースを抜き取り、桶に戻す。
何をされたのか理解できていないのだろう、糞抜きをされた仔実装は湯にへたり込み、テーテーと喘ぐことしかできないでいた。

同じ要領でもう1匹の仔実装にも糞抜きを行う。

「やめてテチ! お願いテチニンゲンサン! ワタチいい子にするテチ、ワガママも言わないテチィだから…グェゴボゲゴゴゴゴg」

五月蝿い仔実装の兎唇に同じようにホースを突っ込み、水を流せば、案の定緑の糞が吹き出る。
あんなに飢えていたとか言ってたのに、なんでこいつらはこんなに糞が出せるんだ?
叫び暴れる仔実装など片手でどうにでも抑えられる、男は鼻歌交じりに仔実装を糞抜きすると、同じように桶に放り込んだ。

しばらく空気を貪るように喘いでいた2匹だが、やっと開放された苦しみからホッと息をつく暇もなく。

プシュ

再び吹きつけられた何かで意識を失い、お湯の中に身を沈めていった。




今日はクリスマス。
どこかの聖人様が生まれた日らしいが、現代の日本人にはあまり関係のないことだ。
家族仲良く美味しいものを食べ、家族の絆を深める日。
もしくは、年若ければパートナーとイチャコラする日。
そんな程度の認識でしかない。
本来はもっと厳かなものなのだろうが、どちらかと言えば仏教色の強い日本である。
余程のクリスチャンでもなければ、幸せっぽい雰囲気がある大切な誰かと過ごす日程度の認識だ。

だから、男も家族と一緒に、特別に楽しめる催し物を準備する。
男は虐待派であり、妻も元虐待派。
娘も息子も実装石は玩具であり、いい『遊び相手』だった。
ちなみにペットは実蒼石のブラウ。名前の意味はドイツ語で『青』だ。
公園に行く時には重宝する虐待パートナーである。
今日はブラウも一緒にテーブルで食事。

「ボクゥ♪ ボックボクゥ♪」

コップに注がれた粉末偽石ジュースをご機嫌な様子で飲むブラウは、自ら狩ってきた仔実装をステーキにしてもらい、
器用にはさみで切り分けながら頬張っている。

そのテーブルの中央には蝋燭立てが2つ、ユラユラと赤い火を灯していた。

「テテチュアァァ!!?」
「テチュー…テヒィッ! テヒャァ!?」

その蝋燭の根本、蝋燭立ての針に総排泄口を突き刺されたソレは、連れてきた仔実装だった。
禿裸に剥かれ、体を中途半端に固定されたその頭の上に、蝋燭がユラユラと揺れている。
頭皮にガッチリと工業用接着剤で固定されているため、多少暴れても蝋燭が仔実装から落ちることはない。

「毎年のことだけど、パパは本当に良い子をつれてくるわね。
 いい声で鳴いてくれるから楽しめるわ」
「ありがとうママ、そう言ってくれると助かるよ。
 ホントは5匹は欲しかったんだけど、今年は不作でね…、来年はもっといるといいんだけどな」

二人の子供たちはクスクスと笑いながら、仔実装の足を引っ張ったり、蝋燭を傾けて熱い蝋を頭に落として遊んでいた。
もちろんその都度、仔実装は総排泄口に刺さった針に体内を傷つけられ悶える。
頭の上から降り注ぐ熱い蝋は、どんどん体を覆っていき、痛みと熱さで叫ぶことしかできなかった。

一瞬でもニンゲンを信じたワタチが馬鹿だった。
やっぱりニンゲンは信用出来ない。
ママ、お姉チャ、助けて、頭が熱い、お股が痛い。
だんだん頭が熱いなにかで覆われて、感覚がなくなっていく。

赤と緑の本気涙を滂沱と流す2匹の仔実装を見つめる家族は、どこまでも幸福そうで…、
その様子は幸福そのものの反比例。
仔実装が叫べば家族は喜び、仔実装が悶えれば家族はもっと動けと声を上げて笑う。

「ほら、もっと喜べよ。ジッとしていられたら飼ってやるんだぞ?
 お前たちももう僕達の家族だ、そらご覧」

男は叫ぶ仔実装たちに、食器棚の上に並んだ何かを見せた。

「テヒィ!?」
「テ、テチュアァァ……………ヒッヒヒァァ」

そこにあったのは、いや、居たのは、サンタ服をまとった仔実装。であったもの。
泣き叫ぶ表情をそのままに、蝋でツヤツヤとした肌はハリを失わずまるで生きているよう。
蝋燭立ての上で、蝋にのまれた仔実装であった者達。

その姿に姉妹は恐怖した。
頭の上から降り注ぐこの蝋は、苦しめるためだけではない、男のコレクションを増やすためのものでもあったのだ。

「返してテチァァァァァ! ワタチ達を公園に返してッチャァァァァァァァァ!」
「テェエェェェェエェッェェェン! テエエェェェェェェェェェェェン!」

頭を覆う蝋の恐怖に気づいた姉妹が暴れはじめるが、深く突き刺さった針はその程度で抜けるわけもなく、
むしろ暴れたことによって、より一層蝋が体を覆ってゆく。

「ようこそ我が家へ、大丈夫、簡単に死にはしないよ、たまにこうやって口元を開けてやるとね…」

男が飾ってあった1匹を取り出して、爪楊枝で口元を削ると、ヒュッと小さな音がして…。
蝋で固まった仔実装の目が、ギョロリと動いた。

「ね、仮死してるだけでちゃんと生きてるんだよ」

君たちの偽石もちゃんと薬につけているから安心していいよ。
男はそういいながら、瓶に沈んだ沢山の偽石を姉妹に見せる。

「ずっとずーっと姉妹一緒だね、よかったねえ」

「テヒッ、テ、テッチュアァァァァァッァァァァッァァァァァァッァァァァァァァゲブボッ!!!!」
「テエエェェェェェェェェエエンン!!! テェエェェェッェェェェェ…ガポゴバッ」

渾身の叫びも、蝋に口が覆われた仔実装は叫べない。
熱い液体に口をふさがれ、鼻をふさがれ、必死に残った手足をバタバタと動かすも、それもそう長くは持たず。
窒息し、意識が遠くなり、ただ聞こえるのは家族の笑い声だけ。
闇の底に意識が沈む直前、殺してくれとただただ仔実装はそう願った。


*********************************


ある公園で、その親実装は男がやってくるのをジッと待っていた。
連れて行かれた仔は2匹。
きっと今頃、男の家族に気に入られワタシも飼ってほしいと頼んでいるに違いない。
救いようのない幸せ回路の夢の中で、その親実装はデプデプとステーキを貪る妄想に夢中だった。

ガタリッ

何かがダンボールの外で音をたてた。

「やっときたデス♪ 待ちくたびれたデッスーン♪」

ニヤケ面のまま、のっそりと無警戒に出る元親実装の前に、青い天敵が大鋏を構えて立っていた。
そしてなんのこともなくあっさりと、首をはねられ息絶える元親実装。

「ご主人様、お仕事達成ボクゥ♪」
「ご苦労様。家に押しかけられても迷惑だからね、う〜寒っ! とっとと帰ろう」

これも毎年の事。
仔の臭いを追って家に来られてもご近所迷惑だ。
かといって先に殺したのでは仔実装に無駄な警戒心を与えてしまう。

いい仕事をしたなと、公園を後にする男と実蒼石。

そしてふと、そろそろ数が溜まってきたなと思い立つ。
来年はアレをやってもいいだろう。

「あの蝋燭を燃やすとね、とってもいい音楽が聞けるんだ、来年やろうねブラウ」
「ボクッボクゥ♪」

食器棚に並んだ20匹のコレクション達。
一斉に火を灯して合唱させよう。

これは来年に向けて、良い楽しみができたと鼻歌交じりに帰路につく1人と1匹。
その上を、フワリフワリと白い綿雪が舞いはじめる。

ああ今年も本当に良いクリスマスだった。
来年も良いクリスマスにしたいものだ。

ありがとう仔実装達、メリークリスマス。

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