『ペットショップの禿裸』 まともなペットショップに禿裸の実装石を扱う店はない。 ブリーダーの元で禿裸にされるような仔実装がペットショップに卸されるわけもなく、 店としても、禿裸の存在は最低限の躾しかしていない安価な仔実装の糞蟲化を招きかねないからだ。 だからこの店にいる禿裸の仔実装は、珍しい存在といえた。 街中にあるちょっとオシャレな実装種専門ショップ『ロック』 駆除用のコロリを買おうかと立ち寄った俺は、ゲージに入れられた禿裸の仔実装をみつけた。 ゲージの上には非売品の文字。 店員さんのペットだろうか? それにしては禿裸とは特殊な趣味だ。 しゃがみこんで覗いてみると、禿裸は俺に気がついたのかクリっとした両目を上向かせ。 「テチっ!」 と敬礼ポーズ。 プニプニとした血色の良いホッペを赤くして、なにが誇らしいのかドヤ顔する禿裸。 鼻の穴をピスピス動かし、そのままジョ○ョ立ち?ポーズを決める。 「なんだこいつ変なやつ」 俺の禿裸に対する第一印象はおおむねそんなところだった。 それから何度か通っているうちに、俺の顔を覚えたのか。 店に入ると同時に、店員と一緒になって挨拶(&変なポージング)するようになった。 こうなると面白くなってくるというもの。 たまにゲージの上にのせられていることがあり、その都度ぷよぷよとしたウレタン質ボディーをつついてみたり、 抱っこして撫でてやるととても喜んだ。 頭を撫でる時、目に触れそうになった俺にテヂャ!と注意。 背中を撫でる時、力が強いと注意。 触って欲しくない場所や実装石が嫌がることには注意が入る。 店員さんに聞いてみると、この禿裸は客に対して教育しようとする変な癖があるのだとか。 今日も別の客にテチャッ!と注意の声が店内に響いた。 そんなある日、店に訪れた俺は、いつもの禿裸がゲージにいないことに気がついた。 どこにいったとキョロキョロしていると…、いた。 『売約済み』 そう書かれた店の一番高い位置にあるゲージの中で、俺に向かっていつものポーズ。 「テチー♪」 バイバイするように手を振るあいつに、なんだか寂しい気持ちが芽生える。 そうか、非売品と書かれていたのは予約の期間が長くて、外に出してもらっていただけだったんだな。 俺もあいつに手を振ると、気がついてもらえたと喜んだのか、両手をブンブンと振ってよこした。 ああいうのを見ると、実装石っていうのも可愛く見えるもんだ。 目を細めて手を振るアイツに、心のなかでサヨナラをいい、帰ろうと背を向けた時。 「テチャーッ!」 禿裸の声が響いた。 驚いて振り返ると、綺麗な服を着た血統証付きが禿裸を足蹴にしていた。 「テチャッ! テッチューン!(お前みたいな出来損ないがなんでここにいるテチュ! 禿裸はいつもみたいに下にいればいいテチャ!)」 壁に埋め込まれたリンガルにはそう書かれてた。 どうやらこの血統証付きは、長く苦しい躾をくぐり抜けた自分と、禿裸が一緒のゲージにいることが許せないらしい。 ゲシゲシと足蹴にする血統証付き。 禿裸はプルプルと身を震わせ、コロリと蹴り転がされてしまう。 「テチュー、テェー…(やめるテチュ、まだまにあうテt)」 ガタリと、裏でゲージを開く音。 つまみ出されたのは血統証付きだった。 「あーあ…、店長またここの子ですよ〜」 「またっすっか? もうあのブリーダーは辞めたほうがいいかもっすねぇ」 裏に連れて行かれる血統証付き、どうやらあいつは最後の試練に勝てなかったらしい。 「テッチー♪」 今日も元気に挨拶&ポージング。 お客さんに教育し、売れていく仲間の選別もする。禿裸は今日も大忙しだ。

| 1 Re: Name:匿名石 2016/03/26-23:27:05 No:00002088[申告] |
| 禿裸はキューピーさんのようで可愛いような気がするが、やはり実物(笑)はそうではないのだろうか?
こういう話を読むと余計にそう思えてしまうのだが。 |
| 2 Re: Name:匿名石 2016/03/27-00:35:53 No:00002091[申告] |
| ※1
絵師さんによるんだよね 「実と装」の表紙みたいな、ちょい太った感じで目が離れたアホ面だと可愛いんだけど(そういうのこそ虐待して楽しいんだけど) ただただ醜く描く人もいるし、ぶよぶよの脂肪の塊みたいに描く人もいるけど そういうのは虐待する気も起きないし、ただ処分するための機械に放り込みたくなる |
| 3 Re: Name:匿名石 2016/03/28-21:09:58 No:00002100[申告] |
| うーん、非売品なのが惜しいハゲ仔だ
公園に連れて行って殺される寸前まで野良リンチにあわせたい 死にかけたら栄養剤漬けで回復 そしてまた野良リンチ |