***スクを読む前の注意*** この作品には Kf作品 実装石ほぼ皆無 仕置き実装 俺的ご都合主義 俺的ご都合展開 古典的な勧善懲悪 前作以上の悪ノリ・悪ふざけ 申し訳程度のグロ・エロ 等が含まれております 一つでも気に入らない項目がございましたらそのままお戻りすべきかと思います 特に気にならない方はそのまま下にお進み下さい *なお、この作品に登場している人物・団体は全てフィクション(空想上のモノ)です 実際の人物・団体とは一切関係がありません それはとある高校でで行われた『乱交クラブ』に所属する者達が全員集まって開催していた品評会に、突如現れた雪華実装達が奴等に怒りの鉄槌を下した次の日の事だった ある企業の重役が自宅で変死しているのをハウスキーパーが発見して大騒ぎとなり 更に警察が捜索を行うとその重役の一人息子が繁華街の裏路地のポリバケツの中から変死体となって発見され それとは別に人気の無い路地で警察官三人の斬殺死体を新聞配達をしていたバイトの大学生が見つけたとの110番通報があり その数分後に企業の重役の家の近所にある袋小路で顔面が完全に破壊された身元不明の変死体が発見された この猟奇殺人事件に警察は懸命な捜査を行っているのだが如何なる物的証拠も目撃情報も無く、警察関係者は既に頭を抱えていた 「なんだって全員死亡なんだよ・・・・例の事件の関係者が・・」 「やっぱり・・・・・口封じって奴でしょうか?」 「もしそうだとすれば連中の家から証拠品が無くなってるはずだがその形跡すらない・・・・」 「だとすると・・・・・例の依頼殺人・・・・」 「馬鹿馬鹿しいと言える状態じゃないか・・・殺られた連中が何をしたかを考えれば・・・・・」 仕置き実装外伝 少女を食い潰す腐れ外道 前編 この話はそれより1月近く過去に遡る・・・・・・・・ 人気すらないとある深夜の裏路地 これまで数多くの老人をオレオレ詐欺や振り込め詐欺で騙して大金を奪い取っては豪遊を繰り返していた一人の詐欺師が 目の前にいる白銀の髪の女に胸から青白い光を抜き取られて地に倒れた 女は男の胸から取り出した青白い光を口を大きく開けて放り込むとそのまま飲み込んでしまった 『はいご馳走様・・・・程良く腐ってておいしかったわよ、あんたの魂・・』 女は倒れている男にそう言って微笑むと一瞬で姿を消した 彼女の名前は『白夜(びゃくや)』、そして彼女の正体は雪華実装である 彼女はここ最近の雪華とは違い淫売行為で生命エネルギーを集めようとはせず『依頼殺人』で人間から無理矢理魂を抜き出してそれを食べて栄養を得ている しかも彼女自身は基本誰とも組まないで単体で獲物を狩るのが主流である、その理由は『ツルむのが苦手』なのらしい 普段は人間に擬態して『雪城白夜(ゆきしろびゃくや)』の名前で個人のイラストレーターの仕事をこなして生計を立てて暮らし その合間にネットサイトを漁って見込みのありそうな人間を見つけては依頼殺人の話を持ちかけてターゲットの魂を喰らって生活している そんな彼女は殺しの美学だの恨み銭がなんだのと口うるさい他の同業者の考えなど全く分かろうともせず 恨み銭を貰おうと土下座されようと彼女自身には『栄養補給』程度の考えしか無いので殺す相手を苦しめるなどと考えずに軽食感覚でいつも仕留めていた ここはそんな白夜が住んでいるアパート、彼女は仕事である雑誌のイラストをやっと完了してメールでたった今送った所だった 『は〜・・・これで入稿は完了っと・・・・今が4時過ぎだからそろそろかな・・・』 白夜が首をコキコキ鳴らしてから時計を見てそう呟くと ピンポ〜ン・・・ピンポ〜ン・・・ 『は〜いはい、今出ますから〜』 インターホンに反応した白夜が玄関に向かい、鍵を外してドアを開けると二人の高校生がいた 「こんにちわ〜、白夜姉ちゃん」 「こんにちわ、白夜さん」 『はいいらっしゃい』 いつもの時間通りに遊びに来たのは『柳井亮太(やないりょうた)』とその彼女『柏原早苗(かいばらさなえ)』の二人だった 『またおじさん達遅くなるって?』 「うん、病院でのシフトがどうこうって・・・」 『共働きで二人共医者じゃあチョットきつそうね〜・・・まあ早苗の方もおばさんから電話あったしね』 「看護師不足でなかなか帰れなくっていつもゴメンってお母さんが言ってた・・」 『い〜わよい〜わよ、女の一人暮らしで暇持て余してんだから、でもりょうた〜、いくらアタシが魅力的でも襲っちゃやだからね〜』 「そんな事させない為に私がいるんでしょ!!って、亮太君も白夜さんの胸に見とれないの!!」 『あっはっは〜、やっぱ男の子だから早苗のよりあたしのおっきい胸が気になるのかな〜』 「白夜さん!!」 胸をチラチラ見ている亮太をからかうつもりでわざと寄せた所で早苗が殺気全開で怒り出した 『あ〜はいはい悪かったわよ・・・それじゃあなんか作ってあげるからさっさと宿題済ませちゃいなさ〜い』 それは白夜にとっては日常生活の一部であった いつものように擬態している身体で亮太をからかい早苗が怒り いつものように自分が料理を作っている間に二人は勉強や宿題を行いたまに勉強を見てあげたり いつものように三人で楽しく夕食を食べてから適当な時間に二人は家に帰る 事の起こりは小学校に上がって手が掛からなくなった頃にいろいろな事情で医者の職業に復帰した亮太の母親に頼まれてベビーシッター感覚で引き受けたのが始まりだった 最初こそ『家賃を浮かせられる』程度で安請け合いした事を後悔していたが慣れて来るとだんだん亮太が可愛くなり そのうち『弟感覚』になるのに時間は掛からず、そこに小学3年頃から早苗が加わったのだ (うん、なんだか良く分からないけどこれが一番落ち着くな・・・ふふっ) 三人で食卓を囲んで夕食を食べる白夜は自分で作った料理を食べながらそう思っていた それまで人間の真似事として一人で人間の食事を採ってみたけどあまりおいしいとは思わなかったが誰かと一緒に食べるとそれが大きく変わるのには白夜は驚いた 味も見た目も同じなのに誰かと一緒に食べると途端においしいと思えるのだから 一人よりも誰かと一緒・・・・・・ その良さを少しづつではあるが白夜は感じていたのだ だが彼女達は知らなかった・・・・ そんな当たり前だと思っていた幸せな日常に邪悪な者の足音が近付いている事に・・・・・・・ ある日の事だった 『さて・・・・いつもの時間だから・・・・・』 白夜は仕事の手を休めて玄関に向かうとタイミング良くインターホンが鳴り、白夜はいつものようにドアを開けた 「こんにちわ〜、白夜姉ちゃん」 『あれ?・・・今日は一人なの?早苗は?』 「それが早苗の奴『忙しいから先に帰ってて』って言って・・・・・今日はそのまま家に帰るって」 『あらま・・・珍しい事もあるもんね〜・・・・そう言えば昨日も来なかったし・・・・な〜んかからかう相手がいないのもチョット寂しいモノね』 「白夜姉ちゃん・・・・それ早苗が聞いたら絶対怒るよ」 『いやん』 この時、二人は『珍しい事もあるものだ』程度でしか考えてなかった しかし・・・・それが三日・四日・1週間と続くとさすがになにか良からぬモノを感じ始めたのだが 当の早苗は亮太が学校で聞いても何も答えず、白夜のアパートにも近寄ろうとしなかった そんなある日の放課後だった 帰ろうとしていた亮太が何気に校舎の裏庭に目をやると早苗が知らない男子生徒と一緒に裏口から出て行くのが見えた 「あれ?今のって早苗だよな・・・・・あいつ誰なんだ?」 なんとなく気になった亮太は二人の後をコッソリ付いて行った やがて二人は学校から結構離れている繁華街の裏路地に入っていき、付けて来た亮太はそこで信じられない光景を目にした 「う・・・グス・・ヒック・・・もう・・・これ以上は脱げません・・・もう・・・許して下さい・・・ヒック・・」 「ウルセーんだよ、テメエの都合なんざ知らねぇよ・・・それとも誰かが来るまでその格好でいるか?イヤならさっさと脱げよ」 なんとさっきの男が早苗の制服を踏みつけてスマホをぶら下げ、当の早苗は下着姿で泣いていたからだ 「おいおい・・・・まさかコレ、ネットでバラ撒いてもいいのか?そうなりゃお前の人生破滅なの分かってんだろ? それとも愛しの亮太って奴に見てもらうか?お前のバージンブレイク・・・」 「それだけはやめて下さい!!亮太に・・・・亮太にそんなの知られたら・・・・」 「だったらどうすりゃいいか分かるだろ?さっさと全部脱いで股開けよ、この・・」 「うわああああああああああああああああああ!!!!!!」 完全に事情を理解した訳ではないがあのスマホに早苗を脅しているなにかがあると咄嗟に判断した亮太は物陰から男に飛び掛って殴り倒し、スマホを奪って早苗に投げた 「早苗!!それ持って逃げろ!!コイツは俺がなんとかするから!!早く行け!!」 「りょ・・亮太!!」 「てめええええ!!」 突き飛ばされた男は体勢を立て直すとポケットから折り畳みナイフを取り出した 「早く逃げろ早苗!!俺の事はいいから逃げるんだ!!」 「亮太!!後ろ!!」 「この糞ガキがあああああああああああ!!」 そして・・・・・・早苗が白夜のアパートに来なくなって半月程の今日、今度は亮太がいつもの時間に現れなかった どうしたモノかと考えていたら突然白夜の携帯が鳴り出し、出てみるとそれは亮太の母親からだった 『はいモシモシ、雪城ですけど』 「白夜ちゃん大変なの!!亮太が・・・亮太が刺されてウチの病院に・・・・」 電話の向こうで泣きながら喋る亮太の母親の信じられない内容に白夜が急いで亮太の両親が勤めている病院に向かい、亮太のいる集中治療室に入ると・・・ 亮太は腹部に当てられているガーゼを真っ赤に染める程の重症を負っていた・・・・ 『亮太!!これは一体どうしたの!!アンタ何があったんだい!!』 白夜の問いかけに亮太はかすれた声で答えた 「白夜姉ちゃん・・・・・・・・ゴメン・・・・・・俺・・・・早苗を・・・・・守ろうとして・・・・・」 『早苗?早苗がどうしたのよ!!』 「早苗・・・・・悪い奴に脅されて酷い目に・・・・・だから・・・・俺・・・・助けようとしたけど・・・逃がすのが精一杯で・・・・・・」 息も絶え絶えに喋る亮太からそれだけしか聞きだせず、白夜はそのまま病室から締め出された 白夜がその場にいた警察官を捕まえて事情を聞くと 「ついさっき裏路地で同じ高校の男子生徒と喧嘩になってナイフで腹を刺され、トドメを刺そうとしたところ自分が見つけて救急車を呼んで病院に運び込んだ」 との事でナイフを持った男子はそのまま逃走し、現場には同じ高校の女子の制服と鞄だけが残っていたらしい (早苗が酷い目にって・・・) 不安を覚えた白夜が家に帰っている早苗の母親に連絡すると娘が帰ってこないうえに連絡が付かない事で大騒ぎになっていた そして・・・・・・・・・・亮太はこの後昏睡状態に入り予断を許さない状況に陥った だが、なぜか警察はその件に関してまともな捜査を行おうとはせずに白夜や亮太の両親に簡単な説明だけするとさっさと帰ってしまった 無論この事に違和感を感じた白夜は即座に行動を起こし、近所に住んでいる腐れ縁の警察官『田所』をスグに電話で呼び出して事情を(軽くシメ上げて)聞き出すと・・・ 「しょうがないんだって!!それは上からの圧力でまともな捜査が出来ないんだよ!!」 『それは亮太の一件かい?それとも早苗の方かい?』 「ど・・・・どっちもだよ・・・そりゃ俺だって同僚から聞いた時には亮太君を怪我させた犯人を捕まえたいし早苗ちゃんを探し出したいって思ったよ・・・ でもさ、副署長が『そんな事より別の事件の捜査が優先だ!!ガキの喧嘩だの家出なんぞに人員を分けられると思ってるのか!!』って怒鳴って捜査させてくれないんだ・・」 『なんなのよそれ?・・・・・現に亮太は今死に掛かってるのよ、それなのにガキの喧嘩って・・』 「そうなんだよ・・・んでさ、ちょっと変な噂を聞いたんだけどここ最近女子高生の失踪が別に6件あったらしいんだけど全く警察で動きがないんだよ それも副署長が家出捜査より別の事件の捜査を優先させてるからなんだけど・・・・」 『ちょっと待ってよ・・・それっておかしいんじゃないの?失踪を家出って決め付けて捜査しないなんて・・・それに家出だとしても普通は捜査するでしょ!!』 「そりゃ雪城さんが言いたい事が分からない訳じゃないさ、けどよぉ、俺等警察官だって所詮公務員なんだよ・・・・人事権持ってる副署長に誰も意見なんて出来ないよ みんな副署長の指図一つで自分の将来が影響するって考えれば誰もおかしいって思ってもどうにも出来ないんだよ」 情けない話だけどそれが今この国のシステムの現実・・・・・・白夜は時間の無駄だと判断してそれ以上聞きだす気にはなれなかった だが、亮太が刺されたその日の深夜だった 夜中まで亮太の一件に構い過ぎてやってなかった雑誌イラストの仕事をやっていると・・・ ドンドン!!ドンドン!!ドンドン!! 「お姉ちゃん!!お姉ちゃん助けて!!」 聞き覚えのある声に慌ててドアを開けると下着姿の早苗が飛び込んできた 『早苗ちゃん!!あんたどうしたのその格好!!』 「助けてお姉ちゃん!!あいつから逃げてきたんだけどあいつの仲間が家の近くで見張ってて帰れないの!!お願い!!匿って!!」 必死になって縋りつく早苗を部屋の奥に連れて行って自分の服を着せてホットココアを渡してあげると早苗は泣きながらここ最近自分に降りかかった悪夢を語りだした 「最初は今から半月前の放課後だったの・・・・・教頭先生に頼まれて荷物運びの手伝いのお礼にジュースを貰ってそれを飲んだら急に眠くなって・・・ そしたら次の日、3年生の『原黒(はらぐろ)』って人に呼び出されて・・・・・そこで・・・私が・・・レイプされてる動画を見せられて・・・・ 『彼氏に見られたくなかったら言う事を聞け』って脅されて・・・・・それから毎日あいつ等にレイプされて・・・・・・ あたし・・・・・・本当は亮太に初めてをあげたかったのに・・・・・・なのに・・・・・なのにあいつ等が・・・・う・・ううっ・・・・グスッ・・・ひっく・・」 そう言いながら見せたスマホには目も当てられないような酷いレイプ動画と早苗の泣き声が録画されていた 『だったら・・・・なんであたしにも黙ってたんだい・・・そんな他人行儀な仲じゃないでしょ?』 「怖かったんだもん・・・・こんな事亮太にバレて嫌われるのが・・・・お姉ちゃんも巻き込んで迷惑掛けるのが怖くって・・・・ だから・・・ずっとイヤだったけど我慢して・・・・それで・・・・・・う・・うわあああああああああああああああん!!うわあああああああああああああああん!!」 自分に抱きつき、大声で堰を切ったように泣く早苗を白夜は優しく抱きしめてあげてその頭を撫でた 「酷い目に遭ったのね・・・・・でももう大丈夫だから、早苗も亮太もお姉ちゃんが守ってあげるから・・・・・だから安心していいからね・・・・絶対守るから・・・」 いつもの勝気な少女が始めて見せた弱々しい姿と悲しみの涙・・・・・・その姿に白夜の心の奥底で怒りの炎が揺らめいた それから、逃げ回って疲れていた早苗は安心したのかすぐに眠ってしまい 白夜はその寝顔を確認してからどこかに電話を掛けた 『もしもし、あんたに4年前から貸しっぱなしの17万なんだけど今スグ労働で返して貰うわ、だから・・・・・・・」 次の日、 『だからその娘が悪い連中に脅迫されて半月近くも強姦され続けてたんだって何度も言ってるでしょ!!』 白夜は早朝に警察に通報して事の次第を説明しているのだが・・・・・ 「いやですから実際に強姦されたってハッキリとした物的証拠がないと警察としても動きようが・・・・」 『アホかお前は!!本人がそう言ってんだし身体中に怪我だってあるんだよ!!それに早苗を助けようとした亮太は刃物で刺されて・・・』 「自分で工作したって可能性もありますしね〜・・・まあとにかく相手とよく相談して二度とこういう事をしないように約束させるようにキチンと・・・」 『おどれは何歳児だゴラァ!!一歩間違えれば殺人事件に発展してたかもしれないってのになに余裕ぶっかましてんじゃ!!』 「実際はそうならなかったんでしょ?あのね、痴情の縺れってのはね、警察じゃなくって裁判所か法律事務所に行ってですね・・・」 『つまりなんだ・・・死んでから電話しろってのか?ああ?』 「だからねぇ・・・警察だって忙しいんだからそんな家庭裁判所で扱う程度の問題にいちいち構ってられないの、とにかくお互い良く話し合って・・」 『もおええわ!!この役立たずが!!』 あまりにものらりくらりとしたいい加減な対応の警察官にイライラが限界突破した白夜は持っていたスマホをソファに投げつけた 『なんなのよあいつ等・・・なにが痴情の縺れよ・・・ホンット、この国の警察程アテにならない連中はいないわよね・・・』 実際そうなのだからしょうがないのだがそれを文句垂れてもそれこそしょうがない 白夜は取り合えず早苗の両親に早苗の身の安全と誰かに狙われているのでしばらくウチで預かる旨を伝え、早苗の母親はしばらく学校に休学する事を連絡した ところがその日の夕方だった ピンポ〜ン ピンポ〜ン 『は〜い』 誰とも会う予定の無いはずの白夜のマンションのインターホンが鳴り、白夜がドアを開けると1人の男が立っていた 『あの?・・・・どちらさんですか?』 すると男は胸ポケットから黒い手帳を取り出した 「警察の者です、こちらに保護要請が出ている柏原早苗さんがいると両親から伺ったのですが」 『ええ・・・・・いますけど』 「申し訳ありませんが一度署までご同行出来ませんでしょうか?実際に強姦事件だとしたら犯人に関する情報も聞きたいのですが・・」 (保護要請?どう言う事なの?・・・そんな話早苗の両親も言ってなかったのに・・・でも、早苗がココにいる事は私と早苗の両親しか知らないし・・・・) 朝方の対応の違いになにがしらの違和感を感じた白夜は・・・ 『構いませんけど条件があります、彼女も随分と酷い目にあって心身が衰弱してますので私が同伴してもいいのなら同行させます』 万が一の事も考え、早苗の傍にいて対応出来る様に同伴する旨を伝えた それを聞いた刑事はどこかに電話を掛け、しばらくボソボソと小声で誰かと相談していたが 「分かりました・・・ご一緒にどうぞ」 そう言って白夜の同伴を認めた こうして白夜のお古を着た早苗と警察の車が置いてある所に出てきた二人はさっそく警察の車に乗り込もうと開けてくれたドアに近付いたら いきなり車内から手が伸びて早苗だけ掴んで引っ張り込むとドアも閉めずに車は急発進してしまった 突然の出来事に対応が遅れた白夜が追いかけようとした時には既に遅く、車は既に遠くに行ってどこぞの通りを曲がった所で見えなくなった 白夜は咄嗟に擬態を解いて本来の姿である雪華実装に戻って空を飛び懸命になって探し回りながら警察にも通報したのだが 「誘拐?警察手帳を持った男?・・・無い無い、現に全てのパトカーはGPSで把握してますけどね、全部確認取れてますから警察関係者ってのはまず無いですって」 『そうじゃないにしても実際に私の目の前で誘拐されたって言ってるでしょ!!あんたはボケ老人かなんかなの!!』 「あ〜はいはい分かりました、じゃあ誘拐犯が着ていた服装は?」 『特徴らしいモノの無い藍色のスーツ姿よ!!』 「じゃあドコのブランド品か分かります?」 『そんなモン分かるか!!あんた真面目にヤル気あんの!!』 「ありますって、じゃあ誘拐犯が乗っていた車のナンバーと車種・車の色・車のタイヤのメーカー名・車の正式名称・年式・車検時期等を教えて貰えますか?」 『車のナンバーとおおまかな車の種類と車の色しか分かる訳無いでしょ!!あたし車に詳しく無いんだから!!』 「それじゃあ捜索しようが無いんですけどね〜・・・・あのね、TVドラマじゃないんだから車のナンバーと車種と色だけじゃ識別なんて不可能ですよ? もっと詳しく思い出してからもう一度掛け直して下さい、警察も暇じゃ無いんですから(ブツッ)」 『ちょ!!アンタこの非常時に・・・もしもし?もしもし!!・・・・・クソ警察がぁ!!なんなのよアイツの態度!!』 全くもってアテにならない警察に憤慨しながらも早苗を攫っていった車を探し続けたのだがいくらチート実装の雪華でも車に追い付ける速度で飛べる訳もなく 結局見失ってしまった 次の日の朝、街外れの河川敷の草原で早苗は変わり果てた姿で発見された 身体中煙草で出来た火傷や青アザだらけでなおかつ男性の精液まみれとなって死んでいた全裸の早苗を見つけたのは早朝ジョギングをしていた主婦だった あまりにも無残な姿で明らかに事件性があったにも関わらず警察はロクな現場検証を行いもせずにさっさと早苗の死体を回収すると 『事件に関しては遺留品・物的証拠などが極めて少なく、被疑者特定は困難』 と早々に発表して早苗の死を早急に闇に葬ろうとした そしてその日の夕方、ここはとある大企業の重役の家 そこには重役の親子『原黒』と警察署の副署長と電話オペレーターの警察官とその同僚(早苗誘拐の際の運転手)それと別に原黒の息子が通っている学校の教頭がいた 「全く、あの程度のガキ一匹逃がすなんぞ馬鹿をやりおって・・・だからお前には『仕込み』は早いと言ったんだ」 「うっせーよ、そもそもあの糞ガキの連れさえ出しゃばらなきゃ上手く行ったんだよ!!クソッ!!あの野郎め・・・あのクソポリの邪魔さえ入らなきゃ・・」 「そのクソポリ呼ばわりしている俺達のおかげで事件をさっさとお宮入りにして証拠も握り潰してもらった事を忘れないでもらいたいもんだよ、 俺達があの女の家に張り込んで隠れてる場所を突き止めてやったって事もな・・・・糞ガキの坊ちゃんよぉ」 原黒の息子の悪態に見下すような目で早苗の誘拐の際に車の運転をやった警察官の『股木』は呟いた 「ケッ、よく言うぜコバンザメ・・・それであの女を取り返したにも関わらず暴れたからって散々ボコって輪姦して殺して捨てたのはドコのクソポリ共だよ・・・ それより、今度の取引はどうすんだよ親父?確か中国の上得意が来るのって来週なんだろ」 「それならこっちにアテはある・・・多少歳は食ってるがまあなんとかなるだろ・・・やたらと威勢がいい女だからそれなりの値段は付くはずだ」 そう言って副署長の『安部伊』は胸ポケットから白夜の隠し撮り写真を数枚取り出した 「あのガキの仮の保護者って奴だ・・・ドコの生まれかは分からんがおそらくハーフかなんかだろ」 「ああ・・あの電話口でギャーギャー馬鹿みたいに喚いていた女か・・・まあ騒いでいたのがあの女だけで良かったよ、いつものように適当にあしらっておいたがな」 ソファーに座ってブランデーを飲んでいる電話番の警察官『真柴』はつまらなそうに呟いた 「全く・・・誰がマトモな捜査なんてやらせるか、そんな事されたら我々が困るだろう・・・空気を読まん女だ・・・」 「しかし今回のは少々目立ち過ぎたのではないか?さすがにあんないい加減な発表じゃあ世間が納得せんだろ」 難しい顔をしている原黒とは裏腹に安部伊は全く余裕の表情だった 「それなら気にする事は無い・・・・万が一の時にはまた前のように適当な奴に罪を被せればいい・・・証拠なんて後で作って精神的に追い詰めれば自白なんか簡単なもんだ」 「そりゃ頼もしいですな、なにせ『乱交クラブ』ではあの木島って生意気な糞男が幅を利かせてやりづらくなりましたしね、『人身売買』が」 なんとこの連中、ここ最近行方不明になった6人の少女を日本に商談で来ている海外の金持ちに売り飛ばしていたのだ それこそレイプしてそれをネタに脅し、輪姦や薬物で少女を弄んだ後『孤児院から運営資金のカタとして引き取った』と騙して・・・・・ 「クソ木島め・・・・アイツが馬鹿みたいに女をポンポン寝取ってクラブに捨てるからコッチの商売にも悪影響が出やがる・・・ふざけやがって・・・」 「それなら副署長、昨日のガキ殺したのその木島って奴にしたらどうです・・そうすれば奴も潰せてコッチの商売もやりやすくなるんじゃないでしょうか?」 「それはいいアイデアだ、俺は前々からあの田舎者が気に食わんかったからな・・・早速それで証拠を捏造(ようい)するとしよう」 「だったらよぉ・・今アイツが調教してる『高林美緒』ってガキも手に入れちまおうぜ、あのロリ巨乳のガキは結構有名だからその女と抱き合わせで売れば高くで売れるぜ」 「ふふふ、そう言う金儲けの才能は本当に俺に良く似たもんだよ」 父親の褒め言葉もどこ吹く風に聞き流し、吸っていた煙草を揉み消した昭雄は一度背伸びをするとソファから立ち上がり、壁に掛けていた上着を取った 「さ〜てとっ、どうせ親父達これから飲むんだろ・・・俺は俺で勝手に飯食ってくるぜ」 「ついでに若い女引っ掛けてきてくれよ、楽しめそうな若いJK」 「JKに若いもクソもねえだろ」 人を人と思わぬ人面獣心の外道共の高笑いが原黒の家に響き渡った 後編に続く あとがき Kfです、前作『僕の妹』を投稿した後に見てもらった友人から一言 「長い」 と、叱責されましたので今回は前後編の二話に分けました 又、前作は本来の話から脱線している所が多かったが故に話のテンポが悪いとの叱責もありましたので 今回はなるべくそのような事が無いように出来る限り心掛けてみました なので細かい人物設定等の書きたかった部分は後編でおまけでも作って紹介しようかと思っております ここから↓はスクと全く無縁なKfの愚痴になります、出来ればスルーして下さい・・・・・ただ書きたかっただけの独り言ですから 今回、前作のスクと似たようなジャンルの悪人となったのは以前スク感想の所でも少し書きましたけど 一番の理由は自分の兄貴分から酒の席で聞かされた『友人の間で本当にあった寝取り』の話でした 詳しくは書けませんが簡単に説明すると 友人の彼女が見知らぬ男に寝取られて(ご丁寧に寝取られの一部始終DVDを作って彼女から友人に手渡しさせたとか)そのまま彼女は友人の下から去る ↓ その後同棲するようになってスグ、彼女は寝取った男が作った多額の借金をいきなり背負わされ男は金を持ち携帯電話も捨てて姿を眩ます (兄貴分の話では男は最初からこれが目的で彼女を寝取ったらしい) ↓ 彼女は連日の借金の取立てでノイローゼになり、彼氏を酷いやり方で裏切った後ろめたさのせいで誰にも助けを求める事も出来ずに思い余って自殺 だったそうです (しかも男は同じ手口で他にも何人かの女性に借金を背負わせて捨てた事や 今現在はとある県の電気工事会社の重役の娘と結婚して二人の子供を作って幸せに暮らしている事とかが最近になって分かったとか) 最近そんな寝取りってジャンルがエロいからとかで結構存在するみたいですけどこんな話を聞かされた後、自分には寝取りってのが残酷なモノにしか見えなくなりました 確かに漫画やゲームでは寝取られてそこで終わりかもしれませんが現実世界では終わりなんて存在せず延々と続くからです 「あいつは彼女の葬式の後もずっと泣いてたよ『俺が彼女を守ってやればこんな事にならなかったのに・・・全部俺のせいだ』そう言って自分を責め続けてた 結局それが原因であいつは5年経った今でもそれを引き摺って苦しんでいるよ・・・・・見てるコッチがツライ位に・・・」 兄貴分が初めて見せた悲しそうな表情で寂しそうに呟いていたのを聞き 自分はコレを題材に仕置き実装を再び書く事を決めました 全うに生きる弱き者に救いと祝福を・・・・・・ 他者の幸せを奪い壊して喜びの糧とする生きる価値の無い外道に惨たらしい末路を・・・・・ 実際の世の中もこうなればいいのですけどね
