タイトル:【?】 寒い季節におひとついかが?
ファイル:おでん.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:1972 レス数:0
初投稿日時:2013/01/27-19:20:27修正日時:2013/01/27-19:20:27
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皆さまこんばんわ。 
深夜徘徊が趣味の夜道あきです。 


今夜は、こないだ徘徊中に出会った不思議体験に関して話したいと思います。 

大体一週間くらい前ですかね?その日はなんとなく普段の散歩コースを外れてみようと思って 
ちょっと路地の奥へと足を運んでみたんですよ。 






          「おでん」 






散歩自体は特に変なものには出会わずに路地の奥を適当に散策して、いい時間になったんでそろそろ帰ろうかな?と思ったんですよ。 
それでもと来た道を逆走しにかかったんですけど、なにせ普段歩きなれて無い道だったもので、迷っちゃいまして 

で、この冬の寒空でしょう?寒くて寒くて。 


でまぁ、とりあえずふと見渡したら近くにコンビニがあったんで 
一回暖まりつつなにか腹ごなしでも買おうかなぁ?と入ったんですよ。 


コンビニの中は時間も深夜ということもあってか客は僕一人でした。 
とりあえず、店内を物色して、適当に雑誌なんかも立ち読んだりして。

そのうちに体も暖まったんで、あとは腹ごなしかな?と、ふらふら食品コーナーを物色したんですよ。 





で、ここからが今回出会った不思議なもの。 
…前置き長くてすみません。 





まぁ、適当に肉まんか、からあげでいいかなー?とか思いつつ見てたら 
この時期にぴったりな、おでんの文字があったんで大根ないかなー?と鍋の中を見たんですよ。 



…目が合ったんですよ。 



意味不明?ええ、僕も一瞬何を見たのか理解できませんでしたよ。 
で、何と目があったかというとですね 

おでんの具の実装石でした。 
ポップの値段表にもよく見たら親指実装て文字がありましたしね? 

ただ、普通のおでんと違ったのは 
その親指実装が全部生きてて鍋の中で忙しそうにおでん種あっちへやったりこっちへやったりしてたことですね… 

普通、おでんの具になってる実装石は頭が無いですし、当然死んでますから 
かなり違和感のある光景、というか、シュール、というか… 

まぁそこでなんとなくこのコンビニやばい!と外に出ようとしたんですけど、これまた自動ドアの外がどこかおかしい。 



なんかひょろながーい人影がふらふらふらふら…おまけに背景の建物もなんか子供の落書きみたく… 



どうしようかなー?と考え込んでると、ふと視線を感じたんで振りかえったんですよ。 
そしたら鍋の中から、よく煮えてほこほこ湯気の立ってる親指実装達がじーっとこっちを見てるんですよね。 

で、店員さんもどうやらその様子に気づいたみたいで 


あ、ちなみに店員さんは女性でした。深夜バイトなのに妙に美人な人でしたね。 
まぁ人じゃなかったのかもしれませんけど。 


話がずれた…で、店員さんいわく 

どうやら僕はそのおでん種になってる親指に気に入られたとかで特別安くしてやるから売ってやる。とか言うんですよ。 
でも、ゆでられてるくせにまだ生きてる不気味な親指実装を持たされるのは流石に嫌だったんで 
すみません、おなかすいてません。って逃げようとしたんですよ。 

そしたら一瞬店内の電気が消えて、店員さんの顔が消えたり視界の隅にうすらぼんやりした影が見えたり 



あ、こりゃやばいなと。 



そっからはもうすみませんでしたと平謝りですよ…。 

店員さんは何をあやまってるのかわからんですぅとか言いながら買うの?買わないの?としつこく言ってるんですよ。 

あーこりゃ買うまで外出れないのね。と覚悟を決めて、じゃぁお勧めの8種を一個づつくださいと 
…本音言えば一つもいらないんですけどね。 

店員さんはちょっと残念そうに小声で、2ダースは押し付けるつもりだったのにとかつぶやいてたんで余計にぞっとしましたね。 


そのあとは店員さんがお持ち帰り用の大き目のプラ容器を手にとって 
お前たちー、卵から仔持ち親指まで一匹づつ入るですぅと容器の中を実装石オンリーに染めるのを眺めて 
お金を払って、外の光景が普通になるのが見えたら 

そりゃもう、全力でとんずらですよ。 
無事に家に帰りついた時は心底ほっとしました。 



後日、念のために場所だけ確認しようかな?とそのコンビニがあった近辺くまなく探してみても 
どうもその地域にコンビニそのものが無かったという、この手の怪談でよくある落ちでした。 










…以上がこないだ出会った不思議体験です。 

はい、はい? 

その時買ったおでんどうしたって? 
あーそれね… 




ことん。 





彼の背後で音がした。 
彼がふりむくと、そこにはコンビニおでんのプラ容器が一つ。 





その中から顔を出すは赤と緑のつぶらな瞳。 





…まだ、僕の家に居るのです。 
ちなみに、温めてないのになぜかほっこほこに湯気出るくらいに温かいままですよ。 





どなたか、食べにいらっしゃいませんか? 

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