タイトル:【馬】 夢の競演 (色々とお叱りは覚悟の上)
ファイル:夢の競演.txt
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初投稿日時:2012/06/16-10:27:26修正日時:2012/06/16-10:27:26
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 別のジャンルキャラを登場させてますので理解できない方はブラウザを消してください。
モンゴルマンの正体はラーメンマンです。 
VSものって燃えるよね?
生きててごめんなさい。


「そこのクソニンゲン!!特別に高貴で美しいワタシのドレイになる権利を与えてやるデス!!寛大なワタシの慈悲に感謝しながら金平糖とステーキとスシを差し出すデス!!」

はあ、またか。
いつもどおりテンプレな尊大要求をする糞蟲。
こいつらは他の仲間が同じような発言をして虐殺されるのを見てないのかね?
そう思いつつ無視して通り過ぎようとした時、聞きなれない言葉が聞こえた。



「そこのくそジジイ!まりさはとてもゆっくりした美ゆっくりなのぜ!特別にドレイにしてやるからありがたくあまあまをもってくるのぜ!たくっさんでいいのぜ!!」





夢の競演=ドリームキャスト=著作権侵害 (by柴田○美)

殻あき



いつもとは見慣れない。……というか、この場所に存在していいものなのか分からない饅頭のような生物がそこにいた。
黒い帽子に金髪。首だけのような饅頭型の生物。
こいつはテレビで見たことがある。
たしか『ゆっくり』と呼ばれる生物だ。
『おやさいさんはかってにはえてくるんだよ!にんげんはひとりじめしないでね!』と言って勝手に野菜を食べたり。
『おうち宣言』と言うものをして勝手に人間の家を乗っ取ろうとする生物らしい。

害蟲度合いでは実装石といい勝負だ。

そんな害蟲達はお互いの存在に気がついたようで、相手をまじまじと見つめている。
そして互いにジト目でこう言った。

「………高貴で美しい?まりさ以外に一体どこにそんな生き物がいるんだぜ?」
「………美ゆっくりとか意味不明デス。もしかしてワタシの目の前にいる薄汚い饅頭の事デス?」

どうやら、種族はちがってもクズはクズとしか認識されないらしい。
二匹の汚生物は互いを見ながら優越感に満ちた顔で見下しあっていた。

「ゆふふ、こんな糞まみれの汚い人形なんてゆっくり出来ないのぜ。さっさとおうちにかえるんだぜ」
「デプププププ!泥と腐った餡子だらけの汚い饅頭デス。こんな生ゴミ禿裸でも食わないデスゥ〜♪」

お互いに他人の事なら客観的に見れるんだな。おお、まともまとも。
そこまで普通の審美眼を持ちながら、どうしてこいつ等は自分だけは特別なんて根拠の無い自信だけは持っているんだろうな?

「ゆ?今身の程知らずの腐れ糞人形はまりさの事を馬鹿にしたのぜ?そんなにせいっさい!されたいのぜ?」
「デ〜ップップ。薄汚い饅頭は頭の中まで糞がつまっているデスゥ〜。手も足も無いドレイがこのワタシに勝てるつもりデス?」

そう思いながらお互いに罵りあうまりさ達。

「ゆぐーん!まりさはドレイじゃないのぜ!ゆっくり出来ない妖怪人形はゆっくりしないでしんでね!」
「デシャァァァァ!お前こそ黙るデス!化け物の分際で」

いや、普通の生物から見たらお前達両方ともデタラメ生物だから。

「やい!くそじじい!このゲスをゆっくりしないで片付けるのぜ!あまあまはそれまで待ってやるのぜ!」
「クソニンゲン!このドレイをワタシの目の前から消すデス!コンペイトの献上は後回しデシャァァァ!」

どうやら、こいつらの頭の中では俺はすでに飼い主(というかドレイ)になっているらしい。うわ、すっげぇ殺してえ。
荒ぶる気持ちを抑えつつ、今一度二匹の害獣を眺めてみる。

一方はクソまみれでパンコンし放題の糞蟲。(多分同族喰い経験済み)
もう一方は排泄の始末も出来ないゲス。(こちらも同族喰い(ゆっくり殺し)経験済み)


結論;どっちも飼いたくない


どんな罰ゲームだよ。
こんな生き物飼うくらいならそこらの野良猫でも飼うわ。
考慮の余地など一切無い選別をやめ、俺はそろそろ帰りたくなってきた。
かと言ってこのまま無視したら家までついて来そうだし、靴は汚したくないし…
と、その時ふとしたひらめきが生まれた。

「よし、じゃあこうしよう」
「ゆ?」
「デス?」


「俺は強い生き物が好きなんだ。だから二匹で戦って勝った方を飼ってやろう」



しばしの沈黙。
お互いに俺と目の前の生き物を眺め———戦いは始まった。

「このクソ饅頭ゥ!高貴なワタシに殺されることを光栄に思うデェェェェス!」

先制攻撃は実装。ウレタンよりも柔らかいお手手でポフポフとゆっくりを攻撃する。まったく効果はない。

「ゆ〜へっへっ、なんなんだぜ?それは。攻撃ってのはこうするもんだぜ!」

そういうとゲスはおさげで実装を攻撃する。うん、君の攻撃も全然ダメージ無いから。

どちらも効果はいまいちのようだ。
というか、全然効いてない。

実装の手では成体ゆっくりの皮を破る事は出来ないみたいだし。
ゆっくりの髪では糞のこびり付いた服はびくともしない。
これは千日手というやつだろうか?
ポフポフワサワサと平和的な音が公園に響き渡る。

「デギャァァッ!いい加減倒れろデスゥ!」

飽きてきたそのとき。実装の攻撃でゲスの帽子が宙に舞った。
まあ、そんな事しても全然ダメージは与えられてないんだがな…と思ったその時。

「うわぁぁぁぁぁぁ! ま り ざ の お ぼ う じ ざ ん が あ あ あ !」

今までふてぶてしい笑みを浮かべていたゲスが急にうろたえだした。
口調からも だぜ が消えている。
どうやら、このまりさと呼ばれるゆっくりは帽子にものすごい執着を燃やしているらしい。
ゆっくり同士は飾りで個体を認識しているらしく、飾りが無いと親からも別ゆっくりと思われた上「ゆっくりしてないゆっくり」として虐待されるらしい(ゆっくり用語でせいっさい!というそうだ)これはまるで…

「デププ、ワタシの美しい髪とは比べ物にならない汚らしい髪デスゥ〜♪」
「返してね!まりさのおぼうしをゆっくりしないで返してね!」
「嫌デスゥ〜ン♪デププププ次は禿にして…デデ?」

余裕の表情で落ちてきた帽子を踏みつける実装。ゆっくりは泣きながら足をどかせようとするが実装は動かない。
だが…
 
「がえぜぇぇぇ!まりざのおぼうじがえぜぇぇぇぇぇぇええええええええ!」

火事場の馬鹿力と言うのだろうか?今まで実装の足元を跳ねるだけだったまりさが中高く飛び………………実装石の前髪を噛みちぎった。

「!?デギャアアアアアアアアアア」

ショックで、尻餅をつきながら頭を触る実装石。

「ここここここのクソ饅頭!神をも恐れぬ大罪を犯しやがったデズゥゥゥゥゥ!ワタシの美しい髪になんて事しやが…「おぼうしがないとゆっくりできないぃぃ!」デベッ!」

実装の抗議にゆっくりは耳を貸さず、帽子を尻に敷いていた実装を体当たりで跳ね飛ばす。
目の前に現れたまりさの帽子。

「ゆゆ〜ん♪まりさのおぼうしさんはゆっくり戻ってきてね!」

自分のアイデンティティである帽子を取り戻し安堵するまりさ。
笑顔で自分の帽子を咥えようとしたところで硬直する。

「…………くさいいいいい!こんなくさいおぼうしはゆっくりできないぃぃ!」

あー、さっきパンコンした状態で思いっきり尻にしいていたからなぁ…。
帽子にはとても汚い緑色の糞がべったりとくっついていた。
腐った汚物に新しい汚物がついただけのような気もするが、本ゆっくりにとっては相当ショックらしい。

「ゆがああぁぁぁぁっ!よくもまりさのおぼうしを…ゆゆ?」

怒りに燃えてまりさは実装に駈け寄ると

「デジャァァァァァァァァァァァァアアアアアアアッ!」

まるで、エネルギーを噴出させるかのような叫びと共に実装が起き上がる。
前髪があれば金色になって逆立ちそうなほどの勢いである。前髪があれば。


「クソ饅頭ブッコロスデスゥゥゥゥゥ!糞を喰わせてドレイにして禿裸にしてから殺してやるデスゥゥ!」


髪に対する執着心は実装石だって負けてはいない。
実装石唯一の凶器。歯をむき出しにして襲い掛かる。
いや…はじめから使えよそれ。お前はウルトラマンセブンか。

「やめてよね!くそ人形はゆっくりしないでまりさの黄金の髪をかじるのをやめてよね!」
「髪の恨みを思い知るデスゥゥゥ!オマエも禿にしてやるデッスン!」

そう言いながら、饅頭の髪をかじる実装石。こうなってしまうと宙吊りになったゆっくりでは文字通り手も足もでない。
……………………いや、初めからないけどさ。
これで勝負は終わったかな?と思ったその時。

「ゆぅぅぅ!まりさもう怒ったのぜ!」

そう言うと髪を支点にして振り子の要領でまりさは体をゆらし

「ゆっくりできないゲスはしね!」
「デゲッ!」

勢いをつけるとそのまま実装石に体当たりした。
ボグッ!という小気味良い音とともに糞蟲が吹っ飛ぶ。ド○クエでスライムに攻撃されるのはこんな感じだろうか?

「デエエエ、何ずるデズ!!やめろデェズ!!」

実装をふっとばして自由になったまりさは上からストンピングというか乗っかり攻撃を繰り返す。
横から見ると無邪気にぽよんぽよんと跳ねているようにしか見えないが実装にダメージを与えているらしい。

「ゆっゆっゆ!ゲスはまりさのあんよさんに踏み殺される事を光栄に思ってね!」

抵抗できない背中への攻撃にもだえる実装。だが、

べしゃ

「くしゃいいいいいいい!にゃにこれ!くしゃくてまりしゃの女神も嫉妬するお鼻しゃんが曲がるぅぅ!」

実装石の奥の手、投糞攻撃だ。
今回は相手の方を向けないのでバックスイングで投げたものが偶然当たったようだ。
もとから汚かった汚饅頭がもっと汚くなる。これはもう食えないな。
いや、俺じゃなくて実装が。

「いい気味デス!もう一発おみまいしてやるデゲッ!」

さすがにあんな攻撃は喰らいたくないのか、ゆっくりは投糞の死角となる実装の真下から体当たりを仕掛けた。

「しねぇ!ゲスはさっさとしねぇ!」

こうして互いに絶妙な間合いを取るために接近戦が始まった。
互いに噛んだり押しつぶしたり叩いたりというガチ勝負だ。
人間同士なら凄惨な殺し合いの現場なのだろうが、いつも礫死体の転がっている実装がボロボロになってもあまり悲惨さを感じない。
…あ、服破れて発狂した。
ゆっくりも髪がどんどん抜けていくなあ…


それから15分後。



「デェ…デェ…デェ…デェ…」
「ゆっ…く……ゆっ…く………」

(当人達にとって)長く続いた死闘は終わりを迎えようとしていた。
あれから糞の出が悪くなった実装と、汚れで動きの悪くなったゆっくりは泥仕合とも言える接近戦やかじりあいを続けてきた。
そしてお互いに懇親の一撃をぶつけ合い

「デェェェ!」
「ゆぅぅぅ!」

もたれかかるように相手にぶつかると、共に力尽きた。
そのまま二匹とも死んだかと思ったが…
両者は顔を上げ、お互いを見詰め合った。

「オマエなかなかやるデッス。」
「ゆぅ〜、オマエも思ったよりゆっくりした漢(おとめ)なのぜ」

いやその振り仮名はおかしい。

「特別にオマエの事を認めてやるデスゥ。九十九女ちゃんと読んでいいデスゥくそ饅頭」
「ゆゆーん。わかったのぜ。クソ人形。まりさのことも美しい魔闘家まりささまと呼ぶことを許すのぜ」
 
姉妹多っ!駆除係りさん頑張ってください。というか名前教えた意味が無え。
あとゆっくりは自重しろ。
そんなツッコミを心の中でしていると、二匹は共に戦ったものにしか分からない連帯感で、なにかにうなずくと、さわやかな笑顔で振り向き———

『というわけで、二人で一緒に飼ってやるデスゥ(のぜ)。クソニンゲン(じじい)はありがたく思うデス!(のぜ!)」

と言った。        誰もいない無人の公園で。


………………………………



そう、そこには誰もいなかった。というか、糞を投げ出した辺りから俺は遠くの方で見ていた。
ズタボロで髪も服も無くて糞だらけの不快生物が2匹。これはムツゴロウさんでも飼おうとは思うまい。
いるはずの存在がいないことにうろたえる二匹。

「デデッ!クソニンゲン!どこに迷子になったデスゥ?」
「ご主人様からはぐれるなんて躾のできてないじじいなのぜ。帰ったらおしおきなのぜ」

ああ、そっか俺はお前達から迷子になったと思っているわけか。
その考えは無かったわ。今すぐ、汚れてもいい服に着替えてこようかな…。
と、虐待の準備を考えたその時。

「デー。やっとニンゲンがいなくなったデスか…」
「ニンゲンはゆっくりできないね」

今まで物陰に避難していた野良(ニンゲンの怖さは知っている)が出てきたらしい。
そして二匹の姿を見て。

「デププ…。みすぼらしい禿裸がいるデス。」「デデ?」
「ゆゆ!あそこにおかざりさんのないゲスがいるよ!」「ゆゆ?」

そう言われて死闘を終えた二匹は互いを見る。
両者ともに服も髪もボロボロで落ち武者のような格好である。
一瞬の嘲る表情。だが、それを見て顔が青ざめ始める。

どうやら自分の状態を理解できたようだ。




「まつデスゥゥゥ!ドレイの分際で逃げるなデスゥゥ!」
「ゲスはゆっくりあるいてね!それでれいむたちにせいっさい!されてね!」

遠くの公園で元気な声が響き渡る。

「デギャアアアアア!クソドレイ早く美しいこのワタシを助けるデスゥ!」
「ゆぅぅぅ!やめるんだぜ!まりさの数少ないれああーすさんな髪を引っ張らないで欲しいんだぜ!」

滅多に見られないものも見れたし、自分の足を汚さずに糞蟲も駆除できた。
今日はそれなりに楽しかったな。という話。

「デギャアアアアァッァァッァァァァ!」
「ゆんやぁっぁぁっぁぁっぁぁぁ!」

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