--序文 はっきり言って自慢だが、俺は旧帝大のT大学卒だ。 こう見えても人望はあった。 今では落ちこぼれて、とある資格を取るためにローソンでバイトしながら勉強する日々。 拉致してきた店員石たちに出来もしない課題、まぁ虐待だなをさせているところだ。 --本文 「デス…デス…」 成体がバケツを必死に運ぶ、到底基準に及ばないし水もこぼれている。 「テチィ…テェ」 仔の方は指を作ってやったのが悪かったのか、計算どころではなさそうだ。 「レチィ、レチィ」 なんだ親指が命乞いか応援か知らんが喚いている、どうせ糞蟲だから命乞いだろう。 「デェエエ」 バタリ、成体の方が体力の限界か倒れやがった。 「テェエエ」 仔の方もよほど手が痛いのかパンコンして動かない。 なんだどっちもギブアップかよ。 旧帝大のT大学卒の俺様に無様な姿を見せやがって、死刑! 「糞蟲ども、課題を達成できなかったようだな」 「デス!?」「テ!?」 「この旧帝大のT大学卒の俺様が死刑にしてやるぜ!」 そしてミキサーのスイッチに手をかける旧帝大のT大学卒の俺様。 その正に刹那だった。 「こんのぉ、バカたれがぁー」 スイッチを入れようとした旧帝大のT大学卒の俺様の顔面に拳がめり込む。 「くそ!誰だよ!?」 目の前にはいつも間に入り込んでいたのかOL風の2人。 その片方に殴りつけられたらしい、くそ、しかも実装石も2匹連れ込みやがって。 その女は旧帝大のT大学卒の俺を睨みつけつつ、配下の実装石にてきぱきと命令していく。 「ミドリ、サト、店員石たちの応急処置を」 「デス!」 「落ちこぼれが、店員石に逆恨みするんじゃないよ!」 「うるさい、旧帝大のT大学卒の俺様に逆らうんじゃねぇよ、だいたいお前何者だよ!?」 「社長ですがなにか?」 やばい、旧帝大のT大学卒の俺様でもこれは勝てない、体の力が抜けていく。 それを見ていた一人が心底うれしそうに。 「社長、この人パンコンしていますよ〜」 旧帝大のT大学卒がパンコンだと?あぁでも怖くて動けない、股間がヌチャヌチャする。 「ひぃ、どうせ実装石じゃないか、水に流せよ」 バキッ、また顔面に拳が飛んできた。 「お前みたいな奴は根性を叩きなおしてやるよ」 その言葉を聞きながら旧帝大のT大学卒の俺は意識が薄れていった。
