タイトル:【超馬鹿】 いきなり閃き2時間で完成
ファイル:実装石とブー●キャンプ.txt
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初投稿日時:2011/07/03-10:12:39修正日時:2011/07/03-10:12:39
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               実装石とブー●キャンプ










季節は梅雨の終わりを迎え暑い夏が始まろうとしていた初夏の頃、とある森林公園にTシャツに半ズボン姿の男がCDラジカセを抱えてやって来た

『デエ?ニンゲンデス・・・』

『何か変デス・・・ギャクタイハでもなさそうデスけどアイゴハでもなさそうデス』

突然の人間の公園訪問を野良実装石達は遠巻きに見ていた
比較的に日陰が多く風通しの良い林の広場に男はCDラジカセを置き、スイッチを入れた・・・すると

「さあ!!今日も訓練を始める!!みんな用意はいいか!!」

どうやら聞こえてくるCDの内容はビ●ーズブー●キャンプのようだ
男はラジカセから流れてくる音楽に合わせてリズミカルに体を動かし始めた

するとこの一部始終を見ていた野良実装石達は男の動きを見てゲラゲラ笑いだした

『デピャーッピャッピャッピャッピャ!!なんて不細工な踊りデス!!』

『馬鹿がキチガイ踊りをしているデス!!デピャピャピャピャ!!』

あっちこっちからの笑い声がうるさくなった所で男はラジカセを急に止めた

『あ、まずいデス・・・ニンゲンが切れる前に逃げるデス』

そこそこ知恵のある奴はこの後人間が襲いかかって来るのではないかと考え、そそくさと逃げようとした・・・だがしかし、男は意外な事に

「おい実装石、お前達もやらないか?ブー●キャンプ」

実装石達をブー●キャンプに誘いだしたのだ
この言葉に実装石達は一瞬静まり返ったがまたすぐにゲラゲラ笑いだした

『デピャピャピャピャ!!誰がそんな不細工な踊りなんてやるデス!!』

『そんなアホな踊りはお前一人で踊ればいいデス!!デピャピャピャピャピャ!!』

実装石は男を見下したように笑い続けたが

「なんだ知らないのか?このブー●キャンプを毎日続けると体のラインが引き締まって美しいボディラインを手に入れられるんだぞ」

この男の言葉に実装石達は別の意味で静まり返った

『デデ・・・美しいボディライン・・・』

『美しくなれる・・・』

実装石達が『美しい』の単語にざわめき出したのを見た男は続けて喋り出した

「お前達は自分は完成された美を持っていると思っているだろうけどそれは間違いだ」

ここまで喋った瞬間実装石達はギャアギャア喚き出した

『何だとクソニンゲン!!』

『デシャアアア!!このワタシの完成された美しさを侮辱するとは許せないデス!!』

「なぜならお前達にはまだ美しくなれる余地があるからだ!!」

この言葉が出た瞬間あれ程怒りを露わにしていた実装石達は金縛りにでもあったかのように固まった

「まだ美しくなれる余裕があるのに完成された美と言って美しくなる事を諦めていないのか!!
今の美からもっと先の美に行きたくないのか!!本当の完成された美しさにたどり着きたくないのか!!」

最早催眠術に近い男の大げさ過ぎる言葉はそれまで騒いでいた実装石達の心をガッチリと掴んでいた

「もっと美しくなりたいのなら俺と一緒にブー●キャンプをやろう!!美しくなるのに遅すぎるなんて言葉はない!!
さあ、美しくなりたい奴は付いてこい!!」

男の芝居掛かった言葉にしばらくざわついていた実装石達だったが程なくして

『デス!!付いて行くデス!!ワタシはもっと美しくなりたいデス!!』

『美しくなる』の言葉にすっかり洗脳された一匹が名乗りを上げると堰を切ったようにさっきまで笑っていた実装石達が男の元に集まりだした

「よーし、みんな!!俺の動きを真似るんだ!!しっかり付いてこいよ!!」

『『『『『『『『『『デッスー!!』』』』』』』』』』×α

こうして男の動きに合わせようとして奇妙な踊りを実装石達は踊り出した





















そして季節は初夏から秋の始めに差し掛かろうとしていた頃、男はいつものようにCDラジカセを持って森林公園にやって来た
そしていつもの広場にラジカセを置くと

「これより訓練を開始する!!全員集合!!」

この言葉に実翠石と見間違える程にスラリとした実装石達が集まった

『『『『『『『『『『先生!!今日もお願いしますです!!』』』』』』』』』』×α

あれから数ヶ月・・・『美しくなれる』の言葉に洗脳された実装石達は男のブー●キャンプに7割近くが付いてきた
雨の日以外ほとんど毎日続けられたブー●キャンプは実装石の寸胴の体から余分な脂肪を削り落とし男の言った通りにスリムなボディラインを与えた
それは飢餓によって痩せるのとは違って運動によって痩せた実装石達は明らかに筋力が(腹筋が割れる程)付き、短かった手足も今の体に見合う程になぜかスラリと伸びた(おそらく思い込みが関係している)
声すらもあの耳障りなダミ声だったのが声帯付近の余分な肉が取れたせいなのか子実装に近い澄んだ高音になり
そして当初猜疑心のあった者も目に見えて結果が出だすと男を『師匠』とか『先生』と呼んで敬うようになった

(う〜ん・・・まさか冗談でやってたのに本当にここまで付いて来るなんて思わなかったぜ・・・)

今日も実装石達にブー●キャンプを教えながら男は今更ながら実装石の『美に対する執念』と『思い込みの力』に呆れながらも感心していた

男はとある事情で親族の莫大な遺産を受け継ぎ、金に困る事の無い生活をしていたのだが
きな臭い業者やインチキっぽい見合い斡旋業者、果てや怪しい宗教団体の連中が男の資産を狙って毎日のように押しかけて来ていた
最初は男も来る度に丁重に断っていたのだが段々それが面倒臭くなり、彼らを避ける為に朝早くに出掛けてどこかで暇を潰して夜に家に帰るのが日課になり始めた

最初の内はやりたい事をやって時間を潰していたのだが程なくしてやり尽くしてしまい、男は悪い意味で暇を持て余すようになった
困った男は最近流行りの実装石虐待に走ろうかと考えたが血を見るのが嫌いだったのでやめた
なら逆に愛護に走ろうかと考えたが面倒臭そうだったのでこれもやめた

そこで男は『じゃあ間を取って野良実装石をおちょくってやろう』と考え、実装石達に冗談でブー●キャンプを教える事にした・・・・
これなら大した道具もいらないし何より嫌いな血を見ないで済む、何より暇も潰せるし飽きたらいつでもやめられる・・・・・当初はそう考えていた

そして・・・美への執念と思い込みも手伝って真面目に付いてくる実装石達は人間関係に疲れた男には丁度いい暇潰しの相手となり
すぐにやめるつもりだった予定もついつい伸びて数ヶ月も飽きずに通い続けてブー●キャンプを教えた

















そして今現在・・・・

「おい・・・どうする?」

「どうって・・・・あれもう実装石じゃねーだろ・・・ってかあれなら普通に飼ってもいいかも」

「なんだよあれ・・・・あんなの・・・あんなキモイの僕の愛した実装ちゃんじゃない!!」

「可愛い・・・・あの子達の中・・・・すっごく気持ちいいかも・・・」

最早全くの別物の姿になった実装石達は虐待派や愛護派(とジックス派)達の間に賛否両論を呼び
その容姿から飼い実装になったモノまで現れ、更にその噂が広がるとブー●キャンプの参加実装は実装石どころか実蒼石・実装紅などの他実装が参加を始め
今森林公園には複数の実装種が飼いも野良も関係なくブー●キャンプに励むカオスな光景が毎日のように広がっていた

「さあ!!最後にみんなで!!」

『『『『『『『『『『ビクトリー!!』』』』』』』』』』×α





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