モモ×モモ! 「だーめ!自分でやんなさい」 手を腰にあてて仁王立ちしたまま母さんはモモを鋭く睨み付ける モモは片手にパンツを握ったままさっきから泣いたままだ 「ママ゛!!!ママ゛やっでデスッ!!!」 「誰がしたウンチなのっ!?」 「ママァ、マァマァー!」 「知らない」 「ママーーーーーー!」 「うるさいっ」 さっきからこの調子だ 元はといえばモモがウンコした際に母さんにケツを拭いてほしいとワガママ言い出したのが始まりで あんまりにもしつこいからエプロンからアクリル定規(モモのお仕置き用)を取り出して モモのケツを叩いたら火がついたように泣き出した ああなったらモモは絶対自分からは絶対折れない 相変わらずワガママなやつだ。 「汚いじゃないの!自分のウンチでしょ」 「ギャァァァァァアアア!!!!!!ママ゛ッ!!!!ママ゛ァァ!!!!!」 「はーやーく自分で拭きなさい、もっかい叩かれたい?」 「ギャァアアアア!!!! ギャァァァァアアアア!!!!!」 「あーうるさい」 モモは真っ赤な顔でフローリングの床をドンドンと踏み鳴らす 「ギャァァァッ!!!ギャァァァァァァ!!!ママ゛ッ!!!!ママ゛やってデスッ!!!!」 「じゃあもういいっ!自分でウンチ拭けないような仔はもういらないっ!」 母さんは庭を指差してモモに出て行けと突き飛ばした モモは仰向けにごろんと転がってますますギャン泣きする。 「ギャァァァアアアアアアアアアアアア!!!!!デギャアアアアアアアアアア!!!!!」 あのギャン泣きのような声だけ聞いたら、虐待しているんじゃないかとご近所様に思われてしまうのではと心配したが 母さんは心底ウンザリしたような顔で「そうやっていつまでも泣いてなさい」と言うと リビングを出て行ってしまった。 残されたモモは「ママ゛ァーーーー!!!」と泣くじゃくる 僕はウェットテッシュを2枚出してモモに近寄った 「モモ、拭いてやるからオシリだしな」 「ママ゛がいい!!ママ゛がいいデスゥ!!」 モモの持ってたパンツを取り上げて口に奥深く突っ込む 「ンゴォオオ!!??ゴォォ!!」 モモがもがいてる隙にさっさとケツを拭いてしまう 母さんはなにが好きでこんなん拾ってきたんだか・・・ ケツをきれいに拭き終わる頃にはモモは青白い顔ですっかり大人しくなっていた。 一回だけ母さんに「どうしてモモを拾ってきたの?」と聞いたことがある 母さんは僕の顔を見て 「スーパーのね、入り口のところにずっと座ってたの 気になって話しかけたんだけどなんにも言わないから飴をあげたら喜んで食べたの そしたらね、ごチュジンさまをまってるんテスって・・・小さい声で言ったの いつから待ってるの?ってきいたらずっと待ってるって あの不安そうな目を見てたらね なんか、なんか保護してあげなきゃなーって気になっただけ 連れて帰ったらこれが実になーんも知らない仔で ワガママで泣き虫でウンコたれなどうしようもない仔だったけどね」 そういって母さんは笑った。 一度飼い主に見捨てられたモモだけど モモはいい人に拾われたのかもしれない 手のかかるやつだけど。 その晩 珍しく母さんに風呂に入れてもらったモモはおおはしゃぎして 髪と体も拭かず出てきて母さんの定規ビンタを喰らうのだけれども それはまた別の話で。
