タイトル:【虐】 つまようじ
ファイル:公園で虐待.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:7859 レス数:0
初投稿日時:2010/08/09-22:38:23修正日時:2010/08/09-22:54:46
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 爪楊枝

 木や竹を細く削った棒で、歯に詰まった食べかすを取ったり、羊羹や小さい団子などを
摘むのにも使われる。柄の先端の溝は、そこから折って箸置きに使う仕組み。それは実用
案件として、相応の収入元となっているらしい。調べてみたら色々な意味で驚き。
 なお、実装石虐待道具の基本でもある。








 とある休日の午後。
 自動販売機で買ったオレンジジュースを飲みながら、俺は公園を歩いていた。

 市の公園でそれなりに広く、実装石もそこそこ居着いている。ポケットには爪楊枝一束
を入れていた。今回のメインウエポンはこれだけ。一応虐待用小道具は持ってきているけ
ど、補助以外に使う予定はない。

「第一実装石発見」

 植え込みの近くを歩く成体実装石を見つけた。
 さっそく足を止め、俺は素敵な笑顔で手招きをする。

「おーい、そこの実装ちゃん。おいでー」
「デ? デッスー」

 一度自分を示してから、とてとてと走ってきた。この無防備さが実にプリチィ。
 これから自分がどんな凄惨な目に遭わされるか、想像もしていないんだろうな。想像で
きるなら逃げてるだけどな。きっと美味しいものを貰えるとか、もしかしたら飼って貰え
るとか、期待に胸膨らませているんだろう。
 近くに来た実装石に、俺は右手をポケットに入れ、小さなスプレーを取り出した。

「さ、いいものをあげよう」
「デス?」

 シュ。

 裏ドドンパスプレーを軽く口に一吹き。無味無臭透明な液体で、効果は一時間くらい。
これで、相当な無茶しない限りパンコンすることもない。パンコン対策はきっちりと。ア
ウトドア型虐待派のマナーです。公園はみんなできれいに使いましょう。
 俺はスプレーをしまい、爪楊枝を取り出す。

「デ?」

 プスッ。

 まずは、鼻に一本。
 爪楊枝の頭にある溝まで一気に突き刺した。硬いスポンジのような肉を貫き、頭蓋の奥
まで先端が届く。脆いと言われる実装肉でも、爪楊枝を刺すのにはちょっと硬い。
 十分刺さるけど。

 数秒ほど実装石は固まってから、

「デ……デギャアァァァァ!」

 絶叫とともに仰け反って仰向けに倒れた。事前の裏ドドンパスプレーのおかげでパンコ
ンは無い。ばたばたと両足を振り回しながら身体を捻り、両手で鼻を押さえている。
 両目からは止めどなく色付き涙が溢れていた。

 痛いだろうなぁ、苦しいだろうなぁ。

 鼻腔から脳髄まで届く木の針。人間に例えるなら二十センチ以上の木の棒を鼻に垂直に
刺されたようなもんだ。痛いってレベルじゃない。普通の生物なら脳にダメージ受けて意
識喪失とか致死とかだけど、この程度じゃビクともしないのが実装石。

「デヒィィィッ、デェェェスゥゥゥ!」

 痛みに涙を流しながら暴れている。

 うん、いい声だ。
 でも、もう少し鳴いてほしい。

 暴れ回る実装石の頭を、俺は左手で押さえた。人間の力に敵うこともなく、あっさり押
さえつけられる実装石。恐怖の眼差しを俺に向けてくる。
 にっこりと優しく微笑み、俺は実装石の左耳に爪楊枝を刺し込んだ。耳たぶから外耳道
を通り、先端が鼓膜をあっさりと貫く。

「デデ……デェェェ……!」

 実装石は全身を硬直させ、引きつった声を出していた。
 爪楊枝は鼓膜の奥にある内耳や聴神経器官を壊しながら、耳に飲み込まれていく。耳の
奥にある緑色の脳細胞にも十分届いているだろう。普通の生き物なら死んでるけど、そこ
は実装石。この程度じゃ死なん。

 続いて、左耳に爪楊枝を刺していく。

「デヒュ……ヒョォォ……。デッ」

 痛みに震える実装石だったけど、鼓膜を破った辺りで動かなくなった。気絶——ではな
く、仮死したらしい。なかなか頑張ったけど、ここまでか。

 俺は仮死した実装石を茂みの影に放ってから、次のオモチャを求めて歩き出した。








 微かな風に揺れる木の枝葉。夏の日差しを受けて、青く厚い葉を茂らせている。その葉
によって地面にはいくつもの日陰が作られていた。日向では焼けるような暑さだけど、日
陰は……やっぱ焼けるような暑さである。でも、日向よりはマシ。
 そんな木陰に実装石がいた。

「デスーデス」
「デスス……デッ?」
「デースン、デッスー」

 実装石三匹が集まって談笑している。井戸端会議中のおばちゃんみたいだ。リンガルは
用意していないので、何を話してるかは不明。興味も無いけど。

「こんにちはー」
「デ?」

 シュッ。
 プスプスプス。

 裏ドドンパスプレーから、爪楊枝をそれぞれの脳天に勢いよく突き刺していく。実装頭
巾と皮膚、頭蓋骨を貫き脳まで届く爪楊枝。さすがに頭蓋骨は硬かったけど、それでもそ
う苦労せず刺さった。やっぱ脆い。

「デギャアアァァァ!」
「デェェェェェ!」

 悲鳴を上げて頭を押さえようとしてるけど、手が届かない。
 しばし頭を押さえようと奮闘してから、突然現れた虐待派の存在を思い出し、実装石二
匹は慌てて逃げ出した。腰が抜けているせいか、足取りが頼りないけど。必死に俺から逃
れようと走っている。

 だけど、一匹はその場で倒れて、目を白濁させていた。

「あ。偽石壊したか……」

 脳なんて飾りです! な連中だけど、偽石が壊れればそれまでである。
 終わってしまったものは仕方ない。あと二匹いるし。

 ポケット処理スプレーを死体に吹きかけてから、俺は逃げる実装石を追いかけた。
 短い草の生えた地面を、二匹の実装石が全速力で走っている。全速力だけど、まあ……
落ち着いて歩いた方が速いんじゃない? そんな事を思う本末転倒な速度で。

 俺はゆっくりと息を吐き出して、爪楊枝の狙いを定め——

「ここだ!」

 プスッ。

「デェッ!」

 首の付け根に爪楊枝を刺され、実装石がうつ伏せに倒れた。狙ったのは首の頸椎。脳や
神経が飾りな実装石だけど、脊髄部分を壊されると一時的に半身不随になったりする。な
らないやつもいるけど。

「デギッ、デェェッ!」

 痛みに泣き声を上げながら、それでも這って逃げようとする実装石。しかし、手足は動
いていない。ただ首を左右に振るだけだった。予想通り、脊髄が一時的に壊れている。放
っておくと神経の迂回経路作って動けるようになるけど。

「デッ、スッ……!」

 仲間を置き去りにして逃げる最後の一匹。よたよたと蹌踉めきながら走っている。その
せいで、笑えるほど遅い。そのおかげで追いかけるのにも苦労しないんだけど。
 実装石が逃げる時は、速かったり遅かったり、一定しない。人間が捕まえられないくら
い速く逃げるのは稀だけどね。それでも時々異様に速かったり。

「とりゃ」

 背中を軽く蹴って、うつ伏せに倒す。
 俺は実装石の横に屈み込んで、その両膝に爪楊枝を突き刺した。

「デギャァアアアアァ! ……デェッ」

 その痛みに絶叫してから、俺を見る。関節を壊されるのは効くようだ。指があったら指
の関節に残らず刺してあげるんだけど、残念ながら実装石に指は無い。
 爪楊枝を持ち、優しく微笑みかける俺。

「デヒャァァァ!」

 再び悲鳴を上げてから、立ち上がろうとして、あっさり転ぶ。膝が壊れていて立ち上が
ることができず、しかも動くだびに激痛が走るようだ。いや、痛いだろうなぁー。
 それでも両手を動かし、這って逃げようとしている。

 その両肘に爪楊枝。

「デヒュゥゥゥゥ!」

 さらに肩関節と股関節の四ヶ所に爪楊枝を刺した。

「ェェ……ェェェ……」

 声も枯れた様子で、色付き涙を流している。
 俺は爪楊枝を何本か折り、それを後頭部や背中、腹に突き刺した。

「ェ……ェ……」

 痛みに痙攣しているけど、最初の元気はない。
 こいつはこれでおしまい。

 俺は背骨に爪楊枝を刺した実装石の元へと戻った。

「ん?」

 首に爪楊枝を刺さされたまま、動かない。気絶か仮死でもたかな? とも思ったけど、
すぐに違うと分かる。実装石はうつ伏せのまま、死んだ振りをしていた。虐待派が死んだ
実装石に興味無い様子を見たのかもしてない。
 でも、身体が震えてるから丸分かり。

「死んじゃったのかー。死んじゃったなら仕方ないなー。生きてたらすっごく痛いことし
てあげようと思ってたのにー」

 棒読みで言いながら、俺は実装石の横に屈み込む。
 大袈裟なまでに震えながら、死んだ振りを続ける実装石。
 俺は折った爪楊枝を一本取り出し、それを実装石の左足の裏へと突き刺した。

「——ッ!」

 全身が跳ねるが、手足は動かず、声も漏らしていない。身体が動かないのはそのままだ
けど、気合いと根性で声を噛み殺しているようだった。息は少し漏れたけど。

 その心意気やヨシ!

 てなわけで、爪楊枝を押し込んでいく。実装靴をあっさり貫き、意外と感覚の多い足裏
を貫き、左足の骨の脇を細い木が進んでいた。

「デ……ゥ……ゥゥゥ……!」

 びくびくと悶絶しながら、実装石はなんとか耐えている。声は漏れてるけど、当人は死
んだ振りを続けていた。相当に痛いだろうに、根性あるヤツである。
 爪楊枝は頭まで足に押し込まれた。
 俺は左足から手を放し、今度は右足に折った爪楊枝を突き刺す。

「ェ……エ……ェェ……!」

 がくがくと痙攣しながら耐える実装石。
 二本の爪楊枝が両足に埋まった。

 まあ、頑張ったからこれで見逃してやろう。








「デッ、デシャ!」
「デェェン……」

 禿裸を虐めている実装石発見。

 んー。こいつでいいかな。

 近づいて禿裸の前に立つ。今回は不意打ちはしない。放って置いても気付くのに時間掛
かるだろうから、パンパンと手を叩いて気付かせる。

「デププ……デ?」

 禿裸を踏みつけていた実装石が、俺に気付いて見上げてきた。禿裸もボロボロのまま俺
を見上げたけど、あいにく今回は用はない。

「これなーんだ?」

 俺は爪楊枝を一本持って、実装石の顔の前に差し出す。
 実装石は数秒それを見つめ、口元に手を当て首を傾げた。

「デス?」

 意味が分からないので、とりあえず自己アピールしてみたのだろう。

 プス。

 爪楊枝が右手を貫いた。

「デッ、デェェ!」

 数歩後退り、実装石が叫んだ。左手で右腕を押さえ、信じられないとなかりに爪楊枝を
凝視している。信じようが信じまいが、痛みは本物。右腕を貫通している爪楊枝。少なく
とも危険物という事は分かっただろう。

「はい。プレゼントだ」

 俺は実装石の頭を掴み、顔を上げさせた。
 そして、目の前に爪楊枝を差し出し、ゆっくりと右目に近づけていく。

「デェェゥエェエェ?」

 近づいてくる爪楊枝を凝視し、素頓狂な声を上げる実装石。右腕に刺さった爪楊枝と近
づいてくる爪楊枝を交互に見つめてから、さっと顔を青くする。

「デッ!」

 腕の痛みも無視し、両手で爪楊枝を掴み止めた。

 あ。意外と器用なヤツ。

 しかし、しょせん実装石の腕力。貧弱! 貧弱ぅ!

「デェェスゥゥゥ!」

 実装石は必死の形相で爪楊枝を押し返していた。歯を食いしばり、顔に梅干のようなシ
ワを浮かべ、脂汗を流しながら、身体をぷるぷると震わせて。
 俺は爪楊枝を押しながら、時折力負けしたように後ろへと下げる。実装石にとっては、
ぎりぎりの押し合いをしているように感じるだろう。実際は俺が爪楊枝を前に出したり後
ろに引いたりしているだけだけどな。

 飽きてきたので、ちょっと力を加えて押してみる。

「……! デッシャアアァァァ!」

 目を見開き叫ぶ実装石。爪楊枝を押し返す力がアップした。熱い意志が、両目に灯って
いる。赤と緑の炎のようなオーラが、その身体を包んだ——ように見えた気が、しなくも
なかったかもしれない。火事場のバカ力に目覚めたらしい。

 頑張るなこいつ。

 でも、パワーアップしたところで、その力が人間に届くことはない。
 WRYYYYY!

 グチュ。

 爪楊枝が実装石の右目に突き刺さった。
 実装石の眼球は結構硬い。とはいえ、爪楊枝を跳ね返せるほど頑丈でもない。爪楊枝は
目の表面を削ってから、眼球の真下へと突き刺さった。

「デ——!」

 眼窩に爪楊枝を突き立てられる激痛に、実装石が動きを止める。
 だが、俺が左目に近づけた爪楊枝に気付き、慌ててそっちを掴み止めた。

 おー。いい反応♪

「デッ……スゥゥゥ……!」

 右腕と右目に爪楊枝を刺したまま、それでも左目を狙う爪楊枝を受け止める。ちょっと
格好いいかもしれない。少年漫画とかに出てくる身体に剣とか槍を突き立てられながら、
死に物狂いで戦う戦士とか大好きです。

 てなわけで。
 無駄無駄無駄無駄ァ!

 グチャ。

 爪楊枝が左目に刺さった。

「デギャアァァ!」

 両手で目を押さえてのたうち回る実装石。総排泄孔から吹き出した糞がパンツをこんも
りさせている。いかん、裏ドドンパスプレーかけるの忘れた。
 悪臭を放ち出す実装石から、慌てて距離を取る俺。
 パンコンは命の危機の時に外敵を遠ざける役割があるとか無いとか。

「デス〜ン♪」

 ふと見ると、禿裸が媚びていた。
 自分を虐めてたヤツから助けたということで俺を味方と勘違いしているらしい。実装石
は本能的に人間を庇護者と見るので、ちょっと助けるだけで過剰に懐いてくる。

 俺はにっこりと微笑みかえしてから。
 両耳、両目、両鼻、喉に爪楊枝をプレゼントした。








「テチャァァァッ」

 仔実装が鳴きながら首を勢いよく振り回していた。両手足の先に爪楊枝を刺され、地面
にうつ伏せに磔になっている。顔だけは正面を見ていた。

「チィィイィッ」

 何とか逃れようとしているけど、仔実装じゃ力不足。

「チチュァァ!」

 そして、仔実装が見つめる先には蛆実装が一匹。さっきまでこの仔実装がプニプニして
いた蛆ちゃんだ。この仔実装は愛情の強い個体のようである。ついでに、そこそこ賢い。
俺が蛆ちゃんにも爪楊枝を刺すと思っているのだろう。

 事実、刺すけどな。

「レフッ、レフ〜」

 蛆ちゃんは訳も分からず、地面を這っている。
 俺はポケットから取り出した金平糖をその目の前に置いた。

「レフ〜ン♪」

 蛆ちゃんが金平糖に近づき、笑顔で舐め始める。実装石にとって至高の甘味である金平
糖。ぴこぴこと尻尾を振りながら、黄色いとげとげの表面に舌を伸ばしていた。

「テェ」

 俺が爪楊枝を刺さないことに、仔実装が安堵する。
 自分に刺さった爪楊枝の痛みは思考の外に放り出されていた。
 実装石の多くは、思考の並行作業ができない。しかも"できない"のレベルが凄い。死ぬ
ほどの苦痛があっても、上手く思考を逸らしてしまえばその苦痛を忘れてしまう。この仔
実装のように。常々思うけど、こいつらはホント常識外。

 さて、仔実装でこのレベルなので、蛆実装ともなるともっと凄い。

 プスプスプス——

「テッ」

 仔実装が目を見開く。
 俺は爪楊枝をそっと蛆ちゃんの背中に突き刺していた。

「テチィィィ、テチャァァッ! ヂイィィィ!」

 色付き涙を流しながら、首をぶんぶんと振り回す仔実装。可愛い蛆ちゃんに爪楊枝が突
き刺される状況を、我が事のように嘆いている。
 愛情ある個体は、やはり大事にしている相手を虐めるに限るな。

「レフ〜ン♪」

 肝心の蛆ちゃんは金平糖に夢中で、自分に爪楊枝を刺されていることに気付かない。金
平糖のことしか頭に入っていないのだ。普通なら爪楊枝一本でパキンなんだけど、甘味は
強烈な麻酔というのはまさにその通りである。

 プスプス。

「はい、終わりっと」

 二十本刺し終わると、蛆ちゃんはハリネズミのような姿になっていた。

「レヒュ〜? レフ…♪」

 口から血を流しながら、金平糖を舐める蛆ちゃん。全身に刺さった爪楊枝によって、そ
のチリぃ命は急速に死に向かっている。でも、金平糖の甘さのせいで自分が致命傷を負っ
ていることに気付いていない。

「チュァァァ! テェェェッ、テチッテッ!」

 動けない仔実装が、泣き叫んでいる。
 すぐに蛆実装を助けたいのに、手足に刺さった爪楊枝のせいで動けない。自力では抜け
ないし、手足を千切るにもその力を出せる体勢ではない。誰かが助けない限り、仔実装は
ずっとこのままだ。この公園には、明らかに人間が虐待した仔実装を助けるお人好しな実
装石もいないだろう。

「レフ…ン♪ レフ…」
「テェェッ、テッチャァァァ!」

 自分の重傷に気付かぬまま金平糖を舐め続ける蛆ちゃんと、地面に磔にされたまま泣き
叫ぶ仔実装。こいつらはこの辺りにしておこう。








「デスッ、デシャアアァァァ!」

 マラ実装が俺を威嚇している。

 プラスチックのトングでマラを掴まれ、身体を持ち上げられていた。手足を振り回して
いるが無駄な抵抗。手足は虚しく空を切るだけである。
 三十センチはあるだろう無駄にでかいマラ。さきほど実装石数匹を追いかけていたので
蹴倒して、トングで捕まえたのだ。裏ドドンパスプレーは忘れない。追いかけられた実装
石は既に逃げている。

「デジャァアァ!」

 元気に威嚇するマラ実装。
 俺は爪楊枝の先端を、マラの側面に触れさせた。

「デ……!」

 マラ実装が動きを止める。
 俺はそのまま爪楊枝をマラに突き刺した。指で回転を加えてねじ込むように。スポンジ
に突き刺すような手応えとともに、爪楊枝がマラを貫通した。

「デギュゥゥン!」

 思い切り仰け反って、変な悲鳴を上げる。

 ……そりゃ、痛いだろうなー。

 だが、続ける。
 俺は爪楊枝を次々とマラの側面や先端へとねじ込んでいく。

「デギョォォン! デピュァァンン! デゴゴゴゴ!」

 爪楊枝を突き刺すたびに、奇怪な声を上げて手足と身体を滅茶苦茶に捩っているマラ実
装石。ま、マラ実装のマラは偽石以上に重要部分とも言うし。
 とはいえ、何かおかしい。

「デヒュン、デホァ!」

 マラに爪楊枝を刺すたびに、声に艶が混じってきた。
 頬を赤くしてくねくねと身体を捻っている。マラの先端からは血の混じった、生臭い透
明な液体が……。マラへの強烈な刺激に新たな快感に目覚めたっぽい。

 おや。

 そうこうしているうちに爪楊枝が残り一本となった。

「デッ……デヘ……」

 俺は爪楊枝を構え、悶えるマラ実装の股間に狙いを定めた。装排泄孔とマラの付け根と
の中間辺り。マラ実装の前立腺のような器官がある部分へと。とある虐待サイトに乗って
いたマラ実装用必殺技。

「必殺・マラ殺し」

 爪楊枝がマラの股間に突き刺さる。
 ぴたりと固まるマラ実装石。今までの態度はどこへやら。恍惚の表情が消え去り、顔が
一気に青くなる。口からか細い息が漏れていた。
 俺はトングを開き、マラ実装を地面に落とす。

「デ……ヒュ……」

 爪楊枝だらけのまま、しおしおと萎れるマラ。マラ実装は両足を合わせて内股になり、
両手で力無くマラを押さえていた。視線が泳ぎ、口から涎が垂れている。
 そこは、人間で言う玉の部分らしい。
 そこに爪楊枝を刺されたのだ。その痛みは想像に難くない。

 パキッ。

 微かに聞こえた、何かの割れる音。
 それきりマラ実装は動かなくなった。両目が白く濁っている。耐えきれず偽石自壊を起
こしたようだ。あっけない最期だったな。
 空を見ると、かなり日が傾いている。

 爪楊枝も無くなったし、そろそろ返るか。

 俺はポケット処理スプレーをマラ実装の死体に吹きかけ、帰路に就いた。












「お鼻とお耳が痛いデス……」

 実装石はふらふらと公園を歩いていた。
 人間に鼻と耳に爪楊枝を刺された実装石。傷は回復して動けるようになったが、身体に
爪楊枝が残ったままだった。爪楊枝を残したまま、嗅覚器官と聴覚器官が再生している。
ついでに、嗅覚と聴覚に支障はない。

「デェェン、気持ち悪いデスゥ……」

 敏感な感覚器に残る大きな違和感に、実装石はただ嘆いていた。








「眠い……デス」

 段ボールハウスの中に座ったまま、二日が経つ。

 壊された手足の関節は、オトナリサンにトゲを抜いてもらい回復した。しかし、背中や
後頭部、胸や腹に刺さったトゲは抜けなかった。
 体内に残ったトゲは、何かに押し付けられるたびに、強い痛みを発する。横になって寝
ることはもちろん、壁により掛かることもできない。
 そのため、一昨日からまともに睡眠を取っていなかった。

「オトナリサンは……ずっと寝てるデス」

 隣の実装石は、逆に立てなくなっている。足の裏にトゲを刺され、立つ事ができないで
いた。しかし、横になることができない自分と違い眠ることができる。
 どっちが幸運か……どっちも不幸だろう。

「ゴキンジョサン、あなたは幸せデス?」

 苦しむこともなく死んだ友達を思い出し、実装石は自嘲気味に笑った。








「お前のせいデスゥゥゥ!」
「お前が悪いんデシャアァァ!」

 禿裸の二匹がぽかぽかと殴り合っていた。

 仲良く爪楊枝を刺され仮死した二匹。最初に目覚めたのは、禿裸の方だった。なんとか
目や鼻や口の爪楊枝を引っこ抜き、自分を虐げていた実装石を発見。髪と服をボロボロに
引き千切り、禿裸の仲間にした。

 ついでに、破った服を見て服を奪っていたらと後悔して凹む。

 復活した元服髪有りも、目と手に刺さった爪楊枝を抜き、なんとか動けるようになる。
 そして凹んでいた禿裸を発見し、そのまま殴り合いになった。

「デジャァ! ハゲハダカは糞でも食ってるデスゥゥ!」
「お前もハゲハダカデスゥゥ!」

 今も罵り合いながら、お互いに腕を叩き付け合っている。

 消耗した禿裸のタイマン勝負。
 程なく共倒れに終わるだろう。








「誰か助けて……テチャァ……ァ……」

 夕方になっても誰も来ない。
 仔実装は地面に磔にされたまま、弱々しく鳴いていた。

 可愛い妹の蛆ちゃんは、金平糖を舐めたまま死んでしまった。背中に何本もの大きな木
の針を刺されている。それに気付くことなく、死んでいた。自分が何で死んだのかも分か
っていないだろう。分かっても無意味だが。
 朦朧とする意識の中で、仔実装は助けを求めた。

「ママ、助けてテチィ……」

 仔実装を見つけた実装石は何匹かいる。だが、人間の虐待を受けた仔実装を見て、どの
実装石も何もせずに去っていった。その中には仔実装の母親も含まれていた。
 もう少し実装治安の悪い公園なら、仔実装は食われていただろうが、この公園にはほと
んど仔食いがいない。

 自分はこのまま乾涸らびて蛆ちゃんのところに行くのだろう。

 仔実装にはそんな確信があった。

「みんな、酷いテチ……」

 爪楊枝だらけの蛆ちゃんを見つめたまま、仔実装はただ泣いた。


  END

過去スク

2157.【実験】姉妹のジレンマ
2152.【虐】しまっちゃおうねー?
2147.【馬虐】最強の虐待法
2142.【パ・色々】刈り取るモノ
2141.【馬】最強の実装石
2138.【観怪】〈紫〉歩き回る刃物
2129.【観虐】昆虫採集瓶
2127.【観察】実装ショップで買い物 
2126.【食】蛆チーズ
2125.【虐】レーザーライフル
2123.【馬】炎のチャレンジャー
2117.【馬】隣の公園のマッスル
2116.【虐駆】〈紫〉広場の実装石駆除
2114.【虐馬】マラ実装石虐待
2111.【虐・怪】〈紫〉黒いニンゲン
2108.【虐】上げて落として
2105.【馬】実装された都市伝説
2104.【哀】希望と絶望
2101.【馬】〈紫〉カツアゲ…?
2099.【観察】〈紫〉幸せな最期とは
2097.【虐】斬捨御免
2089.【実験】レインボー実装石
2081.【観察】Narcotic Addict − 麻薬中毒者 −
2077.【馬・虐】〈紫〉マラカノン砲
2071.【馬鹿】〈紫〉虐待してはいけない…
2066.【虐・実験】ジッソウタケ
2057.【虐・他】中途半端な賢さは…
2038.【虐・愛?】ダイヤモンドは砕けない
2031.【馬鹿】雪華実装は鍋派?
1994.【虐・観】時間の狭間に落ちる
1988.【虐】クリスタルアロー
1983.【馬鹿・薔薇】リベンジ! 完全版
1980.【馬鹿・薔薇】リベンジ!
1977.【虐・観】懲役五年執行猶予無し
1970.【実験・観察】素朴な疑問
1958.【虐・実験】虐待&リリース
1954.【獣・蒼・人間】騎獣実蒼の長い一日
1952.【軽虐】既知との遭遇
1944.【馬鹿・薔薇】水晶ハワタシノ魂ダ!
1941.【色々】実装社交界の危機
1939.【駆除】ススキ原の実装石駆除

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