タイトル:【託狂】 私の子供(狂ってるの嫌いな人は見ないことをオススメします)
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作者:qoo 総投稿数:19 総ダウンロード数:2329 レス数:0
初投稿日時:2010/07/24-10:06:09修正日時:2010/07/26-13:02:36
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コンビニから出てきたら、目の前に親子連れの実装石がいた。
私を見ると、覚悟を決めたように子を抱え、差し出してきた。
「くれるの?」
私が聞くと、
「……デスゥ」
と一言、悲痛そうに呟いた。
差し出された仔はつらそうな面持ちで、それでもせめて微笑みながら、頬に手を当て控えめにお愛想する。
無理やり押し付けるのも多い中、この親子は比較的賢い部類なのだろう。
何か事情があって託児せざるを得なくなってしまったに違いない。
「じゃあ、私の子供になってくれる?」
私が問うと、仔は「テチ」と頷いた。
手を伸ばすと、仔は名残惜しそうに一瞬親の顔を振り、それから私の手のひらをぎゅっと握って移ってきた。
つぶさないよう大事に胸に抱え、家路を急ぐ。

只今の挨拶もそこそこに、私はママに見つからないよう、急いで私の部屋に逃げ込む。
必要なものは……ナイフ?鋏?
ああ、だめだ。この部屋にはそんなものはない。
あの時以来、部屋に刃物は置かせてもらえないんだった。
どうしよう?
どうしよう?
何度も何度も考えて、ふと思いついた。
発想を転換してみよう。
そう、この仔は実装石。
それなら。
彼女の二の腕を持ち、捻る。
ポキ、という軽い音がして、続いてぷちぷちと肉の繊維が千切れていく。
ああ、思ったとおりだ。
道具は無くとも私の手で大丈夫だ。
少し不安だった頭と胴体も、トマトのようにほんのわずかな力で潰れる。
そうして、なるべく細かくしておいてから、私は彼女のかけらを一つ一つ私のヴァギナに納めていった。

……どうしても、産みたかったのよ。
騙され弄ばれて出来た子供だったとしても。
なのに、パパもママも、私が高校生だからって、世間体を気にして、無理やり。
私に宿った新しい命は、私の中から出ることもできずに消えた。
でも神様がもう一度チャンスをくれた。
私が産みなおせば、この仔はきっと私の子供になってくれる。
だって、頷いたじゃない。
私の子供になってくれるって、約束したじゃない。

(Fin)

[あとがき]
 突然降臨してしまったので、衝動に任せました

【過去スク】
【虐】【紅】 化粧
【あっさり虐紅】 風呂
【託】 奇跡の価値は
【託】 一部成功
【観察】 幸運の無駄遣い
【観察】 禍福は糾える縄の如し
【狂】 月下の詩
【託愛】 特上寿司
【謎】 幻のエメラルド(1)
【謎】 幻のエメラルド(2)

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