タイトル:【虐】 梅雨スク祭りに間に合いませんでした・・・
ファイル:梅雨スク.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:3525 レス数:0
初投稿日時:2010/07/03-23:09:36修正日時:2010/07/03-23:09:36
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梅雨の託児

梅雨の時期は実装石の託児被害が増加する傾向にある。
その主だった要因は三つ。
一つは傘で視界が遮られるため。二つ目に雨音などで実装石の気配が分かり難くなる為。
そして三つ目に「わざわざ雨の日に託児することはないだろう」という精神的な油断が生じるためだ。
この時期の託児は他の時期と違い、濡れ鼠の仔実装がビニール袋に投下されるためビニールなどで包装されてない商品が甚大なダメージを受ける。
特に雑誌類は致命傷だ。
もちろん、店側も客に注意を促してはいるが、それでも防ぎきれる事ではない。
・・・そう、俺はその典型例。これはそんな梅雨の時期にみられる、よくある話だ。

目の前で深々と頭を下げ挨拶する仔実装をどうしたもんかと考える。
託児に気付いたのは、恥ずかしながら家に着いてビニール袋を空けた瞬間。
ずぶ濡れの仔実装が投入されたからだろう、買ってきたジャ○プが台無しだ。
幸い、一緒に買ったタバコは無事だったが、そっちはもう読むことは出来ないだろう。
俺はそのタバコのフィルムをはがし、一本タバコを銜えてから携帯のリンガル機能を立ち上げた。
「よ、よろしくお願いしますテチ・・・」
遠慮がちに挨拶する仔実装。最初の挨拶といい、どうやら賢いようだ。
梅雨に託児される仔実装は、賢い確率が高いと聞いたことがある。
眉唾物のものを含めて説が多数存在するが、最も有力なのが二つある。
「託児の被害数が増えて、相対的に賢い個体投入される確率が増える」というものと
「託児された仔の後を、雨で匂いが消えて追跡できないため、糞蟲系の実装石は託児をしない」というものだ。

前者はそのまま、確率論。
後者に関してはつまり、託児後に託児した人間の家に押しかけることが出来ず、多くの実装石は割が合わないと考える。
この時期に託児をするのは、これからやってくる過酷な夏を回避させようとする、親心のある実装石が託児を行う。
そうした親実装の仔は、賢い確率が高い、というものだ。
もちろん、そこまで考えが至らず託児を行う糞蟲も存在するし、単純に間引き目的の託児で蟲仔蟲を投入する場合もある。
あくまで仮説は仮説。もし、後者の仮説が本当だとしても、託児された側の気持ちを考えないあたり所詮は実装石である。
とはいえ、今の俺にとっては目の前の問題。
こいつをどう処分するかだ。

「まず、言える事は一つだ。飼わないぞ」
「・・・そう、テチか」
落ち込む仔実装。随分と諦めのいい奴だ。難癖つけて、理の合わない理屈でまくし立てる糞蟲とは大違いだ。
まぁ、こいつが謙虚で賢くても、飼おうと気持ちが揺れたりは微塵もしないが。
「お前は身の程を弁えてそうだから、託児された事は、まぁ、大目に見よう。けどな」と、仔実装の目の前に濡れたジャン○を置く。
「こいつの弁償はしてもらう」
「べ、弁償テチ?」
「そうだ。お前が託児されたせいで、俺のお楽しみであるジ○ンプがこんなになってしまった。その責任は取ってもらう」
「どうすればいいテチ・・・?」
「そうだな・・・」タバコの煙を一吹き。慣れない煙に直接かけた訳でもないのにケホケホと咳き込む仔実装。
まぁ、タバコが駄目ならどのみち飼うことは出来なかっただろう、とぼんやり思いながら、弁償案を考える。

「・・・そうだ、お前、俺を楽しませろ」
「テチ?」
「だから、お前が台無しにした○ャンプ分、俺を楽しませろ」
「そんなことでいいテチ?」
我ながらありきたりな案だと思う。
しかし、謙虚だと思った仔実装が、意外と自信に満ちた返答をしてきやがった。
「ああ、いいさ。俺を十分楽しませたら、親ところまで返してやるよ」
「わかったテチ! おうたとおどりには自信があるテチ!」
さっきまでの不安はどこへやら、すっかり自信に満ちた顔で答える仔実装。
けど唄と踊りか・・・だいたい予想はつくなぁ・・・。まぁ、いいや。
「OK、それをやってみせろ」
「わかったテチ!」

それから仔実装は「ワタチはしあわせ実装テチ〜♪ みんなにしあわせをあげるテチ〜♪」と碌にとれてない音程で奇妙なダンスを披露する。
・・・想像したとおりのものだ。これをあれだけ自信満々に言ったってことは、他の実装石はどれだけ下手なんだ。
ないしは人間に理解できない、実装石にしか分からないような何かがあるんだろうか?
そんな取り留めの無い事を考えてるうちに「おしまいテチ!」と、仔実装が笑顔で言ってきた。
「・・・3ページ分」
「テチ?」
「だから、ジャ○プ3ページ分楽しんだ」
もちろん、大まけにまけて、だ。
「それはよかったテチ! じゃあ、ママところに帰るテチ」
「待て待て、ジャン○は何ページあると思ってるんだ」
「・・・3ページじゃないテチ? だったら…5ページテチか?」
さっき実物見てよくそんなページ数だと思えるんだ? これが幸せ回路ってやつなんだろうか
「500ページ弱」
「テチ?」

「だから、あとさっきのダンスもどきを150回以上やれ」
「む、無理テチ! さっきのですっごく疲れたテチ!」
悲惨な顔で叫ぶ仔実装。その顔は絶望一色だ。
「無理とか無理じゃないとかじゃない。俺はやれ、といってるんだ」
「し、死んじゃうテチ! そんなにおどったら死んじゃうテチィィィ!!」
「そうか、死んだら許してやるよ。だから踊り続けろ。もちろん、途中で休憩も許さないし、やめたらその場で殺す」
「テ、テチュァァァァァァァ!!」
分かってないみたいだな、仔実装。お前は赤い靴を履かされたんだ。託児された、その瞬間に。
「さぁ泣いてないで踊れよ、外の雨の音がお前のダンスミュージックだ」
「テチュァァァァァ!!」
首を振り泣き叫ぶ仔実装。お前の死のダンスで楽しませてくれ。

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