実装のお願い 俺が近道をするのに、公園を通り抜けようとしたその時。 公園のベンチにすっくと立つ、一匹の実装石を見つけた。 そいつは赤と緑の両目を細めて、沈みゆく夕日を見つめいる。 思慮深そうな顔つきで、だ。 デス デスデス そいつと目が合うと、デスデスと手招きをしてきた。 俺? 俺の事か? 身振り手振りで聞き返すと、『そうデス』といった感じで深々と頷きやがった。 なんなんだよと思いながらも、その一風変わった雰囲気に誘われた俺は近づいたわけだ。 デデス デデス 俺がベンチの前に立つと、そいつはまた『よく来た』と言った感じで深々と頷く。 なんなんだ、この落ち着き払った感じは? とりあえず携帯電話のリンガル機能を立ち上げてみる。 『興味がわいて上ったけど、怖くて下りられないので下ろせデス』 ・・・・・・・馬鹿か、お前は? 俺がポケットから金平糖を取り出して、ぽいと地面に転がしてみると、奴は一も二も無くベンチから ダイブして食いつきやがった。 おいおい、実装コロリはそこまでして食うモンじゃないだろ。 − え ん ど −
