虐待は楽しい 仕置 よく世の中に 「努力をすれば人生をイイ方に変える事が出来る」 とか言っている頭が実装石並みの屑共がいるけどそれは間違いだ 世界は俺のような「勝ち組」と言われる者と 世間の人間を指す「負け組」と言われる者だけで構成されている つまり努力とか言うくだらないモノなど全く通用しないのが現実 当たり前だ、「勝ち組」も「負け組」も産まれた直後に全て決定する 「勝ち組」の俺が言うのだから間違いはない 現に俺の周りで努力で人生が良くなった人間なんて一人もいない、見たことも聞いたこともない まあ俺はじいちゃんがローゼン社の副会長やってて地位もあって金持ちだし もちろん金に困る事はないし遊び半分で始めた株売買が以外と成功しちゃうし それに今までの虐待遊びで警察に逮捕沙汰になった事も一度もない(逆に陥れた「負け組」なら3桁くらいはいるかな) 脳みそが蛆実装並みの世間の屑共には理解できないだろうが これこそが「勝ち組」と「負け組」の決定的差って奴だ、分かる?まあ無理か さて、新しく引っ越して4日目、もう引越しもかれこれ30回目か〜 ここまでやるともう引越しのプロだな・・・どうでもいいか それはそうとこの町には他所ではなかなかいない「庭師実装石」なる糞蟲が存在するらしい なんでも飼い実装であるにも関わらず庭先に住み、家人に代わって庭の掃除や花や植木の手入れをやってくれるとか 蒼蟲の庭師なら聞いた事はあるが汚物量産機の糞蟲が庭師の真似事とは・・・・・・・ そんな糞蟲らしくない糞蟲は存在してはいけないな、世間の人達の迷惑だ、うんきっとそうだ よし、この世界の調和の為にこの「勝ち組」の俺様が正義の鉄槌を下してあげよう いや〜つくづく俺って世の為に働く人間だよな〜、自分で自分を褒めてあげたいよ ところが俺は素行調査の為にその「鈴山」って言う飼い主の家に向かって絶句した その庭先は素人目で見ても分かる位に手入れが行き届いている、まるでプロがやったようだ 落ち葉一枚も落ちていない綺麗な芝生、マメに剪定されて整えられた植木、そして瑞々しい花壇の花々 近所の人達の話では全部糞蟲一匹で仕上げたって話だ・・・信じられん しかし現に隠しカメラで確認してみると・・・・確かに一匹でやっている 器用に高枝切ハサミで植木の枝を払い、雑草を丁寧に取り払い、きちんと雑草や切った枝をゴミ袋に詰めて一箇所に集めている 更に驚いたのがその糞蟲の交友の広さだ 昼過ぎになって糞蟲の家(昔のママゴトハウス)に蒼蟲やら紅蟲やら蝿蟲(実装燈)やらが遊びに来て談笑している なんなんだありゃ?本当に実装石か?知れば知るほど謎が増える糞蟲、う〜ん・・・・どうやって攻めようか・・・・ とりあえずオーソドックに庭破壊と行きますか、野良蟲でもけしかせて・・・・ 歩いて1キロ程の所に糞蟲が住んでいるにも関わらずとても綺麗な公園があったので 早速お菓子で公園の糞蟲を集めてあの家に誘導しようとしたら・・・・・ 「そこはボスのオウチデス。用事もなく行ったら怒られるデス」 「ボスが怒ったら怖いテチ。ボスはマラなんかよりずっと強いテチ」 「ボスのおかげでみんな静かに暮らしているデス。厄介事は起こしたくないデス」 とまあ随分と人間様を舐め腐った糞蟲ばかりな事で・・・・・ 人間の恐ろしさを忘れた糞蟲共には改めて人間の恐怖を思い出させてやるとするか 俺は上着の内ポケットから愛用のマシンピストルを取り出そうとした。その時 「すいませんが、何をしているんですか?」 不意に背後から声を掛けられ、驚いて振り向くと巡回中の警官が突っ立っていた 「え?あ、いや実装石達にお菓子をと・・・・」 俺は咄嗟に糞蟲達の誘導に使ったスナック菓子の袋を見せ、銃から手を離した 余計な揉め事を起こしてはまずいと判断して愛護派の振りをしてごまかす。 警官は如何わしい目で俺を見ながら 「あまり勝手な事はしないで下さい、今は少ないけど不用意に餌をばら撒くと増殖するんですから」 「はい・・・すいません」 ムカつくが下手に顔を覚えられても困る、仕方ないので大人しく帰る事にした・・・クソッ・・・イライラする・・・ イライラが治まらないので急遽ターゲットを公園の糞蟲に変更 しかし見通しの良いこの公園で直接暴れれば速攻で通報は確実だよな・・・それはヤバイ つまり俺が直接的じゃなくて間接的、他の誰かがやるように仕向ければいい 手っ取り早くネットカフェから虐待派のサイトに「虐待パーティー開催のお知らせ」を書き込んだ もちろんさっきの公園の周辺情報も詳しく書き込んでから 「わざわざ上げる必要がないくらい幸せを満喫している糞蟲に世間の厳しさを虐待と言う形で教えてあげよう」 と書き込んでおいた(デジカメ写真込みで) こうしておけば後は勝手に間抜けなニート虐待派が糞蟲に制裁を下して勝手に警察に捕まって説教喰らうだろう 俺はそれを笑いを堪えながら隠れて見ているから・・・・・・・と考えていたら 「それって第7公園の事だろ、どこのビギナー坊やだよ、あそこは虐待禁止区域だろーが」 「それすら知らないなんて・・・・どこの世間知らずのお坊ちゃまくんかな君は」 「はいはいオナニー坊やは他所に行こうね〜ここは虐待紳士の集まるオ・ト・ナ・のサイトだから」 「管理人さ〜んこの童貞君の削除よろしく〜」 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ブチッ!! ふ・・・ふ・・ふざけんなあああ!!!! なんだこの書き込みは!!禁止区域?知るかそんなもん!! 社会のゴミニートの分際でなめた事書きやがって!!もういい、こいつらは使えねえ 仕方がない、俺が直接やるしかねえ・・・・ああイライラする 夜中の3時過ぎまで掛かって他所の街からとびっきりの意地汚い同属喰いを10匹程、ダンボールハウスごと拉致(ネムリ使用)して 例の公園の適当な所に置いてやった 目を覚ませば手当たり次第に公園の糞仔から食い荒らすだろう そうなってしまえば禁止区域なんて関係ねえ、あっという間に同属喰いが公園を支配して どこにでもある「汚い糞蟲に占拠された公園」の完成だ さてとカメラを・・・・・ああしまった忘れてきちゃった、もういいや 明日の朝確認に来ればいいか、同属喰い集めで走り回ってクタクタだから早く寝たい、と言う訳で撤収開始〜 次の日、てかあれから丁度7時間後の朝10時、俺はまた絶句してしまった 公園にはなんの変わりもなく前からいた糞蟲達が普通に生活している・・・・・・そんな馬鹿な・・・ あの同属喰いはどうした、まだ寝ている訳あるまい・・・ 俺は置いておいた同属喰いの巣を調べようとしてすぐに理由が分かった 俺が置いた同属喰いは細切れにされて実装処理袋に詰め込まれ その隣には奴らの使っていたダンボールハウスが丁寧に畳んでゴミ捨て場に捨ててあった くそっ・・・一体誰がやったんだ、いくらなんでも駆除が早すぎる。 チキショウ・・・・何所のどいつだか知らないが俺の苦労を台無しにしやがって・・・・許せねえ この後俺は丸4日かけて8匹のマラ実装を集めた、もちろんあの公園を地獄に変える為だ しかしただのマラ実装じゃない、1匹辺り10個位他の糞蟲の偽石を体内に埋め込んで強化したマラ実装だ 偽石10個埋め込んだ結果人間の子供位の力(7〜8歳程度)を手に入れた強化マラ実装が8匹 これならどこぞの偽善者に簡単にやられる心配はまずない、それに今回はカメラも忘れないで持ってきた さ〜て俺の苦労を台無しにした糞野郎と糞蟲達、覚悟はいいかな〜 ゆっくり熟睡してから自動録画されているデータを確認する、さてさてどうなったかな〜 おっ、早速糞蟲共がマラに追いかけられていやがる、はははは〜逃げろ逃げろ〜、無理だろうが 元から数が少ないのか喰われたのか知らないが親子合わせて30匹程度があっさりと公園の中央に追い詰められた 「デプププ追い詰めたデス、もう逃げられないデップ〜ン」 「マラがビンビンで堪らないデス〜誰でもいいから姦らせろデス〜」 汚い汁をたらしながらジリジリと間合いを縮めるマラ実装、すると 「待つデス!!お前達はどこから来たデス、ここで暴れる事は私が許さないデス!!」 デニム生地のエプロンを着けた一回り大きい糞蟲が群れの前に出てきた あ、こいつはあの「庭師実装石」じゃねーか・・そう言えばあいつらボスって言ってたな 「黙れデス!!ワタシのマラはもう限界を超えているデス!!そこのお前、いますぐケツをこっちに向けるデス!! この逞しいワタシのマラに奉仕する権利を与えてやるデス!!」 目の血走ったマラ実装は庭糞(めんどいので改名)に向かって喚き散らしている 「お断りデス、だいたい逞しいマラって誰の事デス?」 庭糞はため息をつきながらマラ達に問いかけた 「デピャーピャッピャッピャッピャ!!オマエの目は節穴デスか?逞しいマラって言ったら私の事デス!!」 一匹のマラ実装が自慢げにマラを見せ付けている 「何寝言を言っているデス、そんな粗末なマラのどこが逞しいデス、一番逞しいマラの持ち主はこのワタシデス!!」 「ふざけるなデス!!皮被りの分際で生意気抜かすなデス!!この黒光りが目に入らないかデス!!」 あれ?・・・・・なんか話がおかしな方向に行ってない?なんでマラ比べなんかやってんだ? 「だったら誰が一番なのか決めればいいデス、実力で」 おい、何勝手な事言ってるんだあの庭糞は、そんなアホな事間に受ける訳が・・・・・ 「「「「「「「「上等デシャァァァァァァァァァ!!!!!!」」」」」」」」 うわああああ!!あの馬鹿マラ共は何やってんだああ!!いきなり殺し合いを始めやがったああ!! 俺とした事がマラ実装の「マラに対するプライドの高さ」をすっかり忘れてた・・・ しかも偽石を増やして強化したのが仇になってみんな一撃の破壊力が増しているからあっという間に1匹2匹と死んでしまい ものの30分足らずで7匹死に絶え、ボロボロになったマラ1匹になっちまった・・・・そんなアホな・・・・・ 「デエ・・・デエ・・・勝ったデス・・・・これでワタシがここのボスデス・・・・」 マラ実装同士の殺し合いに気を取られていたら他の糞蟲の姿が見えないのに俺は気が付いた 「デ?シモベ達はどこに行ったデス?」 ガサガサと物音がしたと思ったらいなくなっていた糞蟲共が竹串やら棒切れやらを持って茂みから出てきてマラを取り囲み始めた 「デデ?これは何のつもりデス?」 次の瞬間 「今ならやっつけられるデス!!みんな行くデス!!」 庭糞の掛け声を合図に糞蟲共が一斉にマラに襲い掛かった 「デギャァァァァァァァァァァ!!!」 ボロボロのマラは成す術もなく糞蟲共に殺された ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・なんだこりゃ・・・・ もしかしてこの間の同属喰いもこの手で全滅したのか?・・・・・・マジかよ・・・ クソッ、全ての元凶はあの庭糞だったのか・・・・・許せねえ・・・絶対に許せねえ・・ こうなったら何が何でもあの庭糞に制裁を・・・ 『ピンポーン』 不意にウチのインターホンが鳴った、誰だこんな時間(昼前)に? 「は〜い、どちらさんですか?」 とりあえずドアを開けると、なぜか玄関にいかついオッサンが二人立っていた 「どうだ」 「ああ間違いない、写真の男だ。どうやらあの手紙は本物のようだ」 オッサン二人は俺の顔を見るなり二人でブツブツ話し込んでやがる、新手のいやがらせか? 「ちょっとあんたら何なんだ?新手のセールスならお断りだぜ」 「あいにくセールスマンじゃありません、***署の者ですが」 「はあ?警察が家に何の用すか?」 オッサンの片割れが胸ポケットから写真の束を取り出して俺に見せた 「これ、あなたですよね」 写真を見た途端俺は頭から冷水を掛けられたようなショックを受けた そこにはこの間の同属喰いや強化マラ実装を公園に運び込んで設置している俺の姿が写っていたからだ そんな馬鹿な!!あの時周囲には常に警戒してたのに!!しかもこれは定点撮影じゃない 明らかに俺を追って撮影している・・・どうやって撮ったんだよ? 「どうやら身に覚えがあるようですね」 オッサンこと刑事の声で俺は我に返った 「へっ・・ち、違う・・こんなの俺は知らない!!何のイタズラだよこれは」 「悪戯かどうかはこれから調査を行いますので捜査にご協力願います、それじゃあ続きは署の方で伺いましょう」 クソッ!!ここで下手に騒げば状況は悪くなる・・・・仕方ない 「分かりました、じゃあ服を着替えて来ますからちょっと待っててもらえますか?」 「では玄関で待たせてもらいます」 刑事達を玄関に待たせて着替えている間、俺はずっと考えていた 一体誰があんな写真を?近くに人間がいないのは念入りに確認したのに・・・・・ そう言えばあの写真全部俺の腰位の高さから撮影したように見える気が・・・・・・・ まさか実装石が・・・・・んな訳ない、多分捏造だ・・・しかし・・・・・・・いや、糞蟲にそんな芸当が・・・ 「まだ掛かりますか?」 「ちょっと待って下さい、今行きますから」 今はそんな事よりも警察の疑いを誤魔化す方が先だ、まずはその事に知恵を絞ろう 俺はとりあえず刑事と一緒に覆面パトカーに乗って警察に向かった 男と刑事がいなくなったその後、三つの小さな影が男の家に近付いてきた 「車は見えなくなったルトー」 影の一つ、実装燈の「オリオン」は家の屋根からパトカーを見送り、下の二つの影に伝えた 「貴明の話の通りならきっとパソコンかCD−ROM辺りに保存しているはずデス」 二つ目の影、庭師実装石の「みど吉」はエプロンのポケットからいろいろな太さの針金を取り出し、玄関のピッキングを始めた しかも驚くべきは彼女の手がさっきまでボールのような形だったのに、今は人間に良く似た4本指に変わっている 「みど吉はすごいナノー、兵隊さんの時もこんな事してたナノ?」 最後の影、実装苺の「ナノナノ」は感心しながらみど吉の手元と鍵穴を見ている 「あまり機会はなかったデス、いつもは消毒(皆殺し)や拠点制圧担当だったデスから・・・・」 他愛のない(?)話をしていたその時 カチッ 驚いた事にごく普通の玄関の鍵をみど吉はものの1分で攻略してしまった 「オリオン、見張りはまかせるデス、何かあったらすぐ知らせるデス」 ナノナノが先に男の家に入り込んだのち、みど吉はオリオンに声を掛け自分も家に入った 家の中ではすでにナノナノが男のパソコンを立ち上げている 「ナノナノ、大丈夫そうデス?」 「問題ないナノー、ナノナノに破れないパソコンなんてないナノー」 ナノナノはそう言って素晴らしい勢いでキーボードを叩き、次々と男のパソコンのセキュリティロックを外していく・・・・やがて 「見つけたナノー、みど吉、探していたのはこれナノ?」 ナノナノはそう言ってみど吉にあるフォルダを見せた 「間違いないデス、全部一まとめにしてたのはこっちにも都合がいいデス、ナノナノ」 「ワカッタナノー、ぜ〜んぶコピーしちゃうナノー」 みど吉はナノナノに自分が持って来たCD−ROMを手渡してそのフォルダデータをコピーした それは男が大事にしていた虐待の自画撮り写真や動画集、今までの遊び(悪事)の思い出の数々をまとめたフォルダ みど吉達は必要なデータを盗み出すとパソコンのロックを掛け直し、ピッキングで再び鍵を閉めて男の家から引き上げた 「だからさ〜前にもこんなイタズラに遭ってんだって、ΧΧΧ署に問い合わせれば分かるって」 俺ってホントについてるよ、そう言えば半年前に能無しの虐待ニートが似たような写真で 俺を陥れようとした事があったんだよ、この時の事ををうまく使えば逃げ切れるぜ いや〜これも俺が生まれながらの「勝ち組」だからこそだよ、あっはっはっはっはっは 取調べの刑事もさっきからダンマリのままだ、もうこれはいつもの「勝ち」のパターンだ ざまあみろ!!どこの誰だか知らないが俺を陥れようなんてできる訳がない そもそも「負け組」の糞共が「勝ち組」の俺に牙を向ける事そのものが間違っているんだよ!! コンコン コンコン 「警部、ちょっとよろしいですか」 「おう、どうした?」 いきなり若い警官がノートパソコンを持って入って来て刑事のオッサンに見せている。なんだこいつ? ああそうか、ΧΧΧ署に確認をとってその時の証拠を見せてるのか。うん良かった良かった 「おい、あんた」 「はいなんですか?もうあっちの方に確認が取れたでしょ、ならもう帰ってもいいでしょ」 どうせその時の調書かなんかでしょそれ、ああやれやれ、やっと帰れ・・・ 「ここに映っているのはあんただよな?」 そう言って刑事のオッサンがパソコンの画面をこちらに向けた、そこには・・・・・・・・ ・・・・・そこには・・・・・・・・・・・・・・・・ 「それじゃあ行ってみよ〜、ゴートゥーバンジー!!」 「ナノ!!!ナノナァァァァァ・・・・・・・・・・・・・」 パーーーーーン!! 「あ、ごめ〜んロープ付け忘れた〜、まあいいか・・じゃあ気を取り直して次行ってみよ〜!!」 そこには満面の笑みを浮かべてマンションの屋上から盗んで来た多数の飼い実装を投げ捨てて遊んでいる俺の姿が映っていた これは俺の秘蔵のメモリアルファイルじゃないか!! 「そ・・・・・・そんな馬鹿な!!どうしてこれがここに!!」 あり得ない!!これは俺のパソコンの奥の奥、何重ものプロテクトロックを掛け、 普通の奴には絶対判らない場所に保管していたのに!!どうしてそれがここに・・・・・・・ 「どうやら確認するまでもなかったようだな」 オッサンの声で我に返り、そして今までに味わった事のない絶望に包まれた 「そう言えば一月前の実装爆弾の殺人事件、あれもあんただよな、一応全部見させてもらったよ」 若い刑事の声がなぜかエコーがかかったかのように聞こえる・・・・ ・・・嘘だ・・・・・嘘だ・・・・・・夢、そうだ、これは悪い夢だ・・・夢に決まって・・・・・ 「とりあえずこのままあんたを帰す訳にはいかなくなった。今夜は留置所で過ごしてもらおうか」 否応なく刑事のオッサンの声が俺に『こっちが現実』だと教える・・・・・・・ どうしてだ・・・・・・・・・・俺は「勝ち組」の側の人間なのに・・・・・・・・・・・ この仕打ちはなんなんだ・・・・・・俺が何をしたってんだ・・・・・・・・・・・・・・・・ 「勝ち組」の俺は何をしても上手くいくはずなのに・・・・・・・・・誰だ・・・・・・・・・・・・・・ 誰が俺を陥れやがったァァァァァァァァ!!!!!!!!!!!!!!! 男が取り調べられている警察署からそんなに離れていない公園 そこに貴明とみど吉がベンチに座っていた 「オマエのお望み通り、あの男の悪事を記録したデータは警察に渡しておいたデス」 「・・・・・有難うみど吉、これであいつもお終いだな」 「あれで本当に良かったのデス?生かしておく価値なんて・・」 「いや、あいつには生きてもらわないとならない。これからマスコミに叩かれるだけ叩かれて、 世間に奴の逮捕が知れ渡ってから苦しみ抜いて死刑になってもらわなきゃ・・・・・ そうじゃなきゃ今まであいつに陥れられて地獄に落とされた人達に申し訳がたたない・・・」 「・・・・そうデスか、まあそれはそれとして・・」 みど吉は貴明の方にあらためて向き直った 「もちろん分かってる・・お前達の事は一生誰にも言わない・・・それは絶対に約束する」 貴明は自分に言い聞かせるようにみど吉と約束した それを聞いたみど吉はベンチから降りて 「二度とこんな形で会わない事を祈るデス・・・・」 そう呟きながら帰って行った その後、あの男は正式に窃盗、器物損壊、傷害、殺人、判っているだけで80件以上の罪で起訴され 長い裁判と刑務所生活の末に死刑が言い渡され、逮捕から14年後にその生涯を閉ざされる事となる だがしかし、ここで疑問が残る それは庭師実装石「みど吉」達の事だ 一体あれは何者なのか?なぜ実装ごときにピッキングやハッキングなんて高度な技を使いこなせるのか? それは彼女達が・・・・いやこの先は違う機会にお話しよう・・・・・彼女達が何者なのかは・・・・
