タイトル:【観察】 実装KFのある世界
ファイル:飼い実装になった糞蟲.txt
作者:匿名 総投稿数:非公開 総ダウンロード数:2314 レス数:0
初投稿日時:2009/10/12-18:20:33修正日時:2009/10/12-18:20:33
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       飼い実装になった糞蟲








「さあお前達、ゴハンの用意ができたデス」

ここは人間の生活圏から外れた雑木林

愛情深く賢い成体実装が木の実と昆虫で朝飯を始めようとしていた

この辺りには滅多に人間が来る事がなく、同族もほとんどいない為

食料に困る事はなかった・・・・ただ、贅沢さえ言わなければ

「テチャァァァ!!ふざけるなクソババア!!」

朝飯の内容を見た途端いきなり長女が切れた、親実装はため息をつきながら

「またデスか・・・食べ物があるだけでも有難いのに

毎回毎回オマエは何が気にいらないんデス?妹達も怖がっているデス」

「これのどこがゴハンテチ!!ゴハンって言ったらステーキとか寿司とか

コンペイトウテチ!!こんなのゴミと同じテチ!!」

そう言って長女は母親の用意した木の実を蹴り飛ばした

「ステーキなんて物がどこにあるデス・・・いい加減に現実を見るデス」

いつもの事なのでもう怒る気力も失せた親が投げやり気味に答えた

どうせ腹が減っているから癇癪もすぐに治まるだろう、そう親は考えていた

しかし今日に限って長女はしつこかった

「ないなら持ってこいテチ!!かわいい娘の為に身を粉にして働くのが親テチ!!

分かったらさっさと行けテチャァァァァ!!」

さすがにこれには親も久しぶりに切れた、と言うか見切りをつけた

「そんなにステーキが食べたければ出て行くデス・・・

ここにいる限りステーキなんて物は食べられないデス

欲しければ自分で採りに行くデス」

切れたとは言え他の娘達の為に怒鳴らなかったのはこの親がそれだけ賢かったからだ

「上等テチ!!こんなあばら家こっちから出て行ってやるテチ!!」

捨て台詞を吐いて長女は出て行った

「ママ・・オネイチャがお外に行っちゃったテチ・・・」

「いいんデス、放っておけば・・・そんな事よりゴハンにするデス」

母親はもう長女の事は既に諦めていた、あれだけ糞蟲になってしまえば

もうどうしようもない・・・でも幸い下の子供達は糞蟲化していない

母親は残った3匹の子供に希望を賭けた





「まったく使えないババアテチ!!捨ててやってせいせいしたテチ」

糞蟲化した長女はブチブチと文句を言いながらあてもなく歩いていた

「かわいい娘の言う事が聞けないなんて糞蟲テチ!!あんな糞蟲が親だったなんて

ワタチは世界で一番不幸な子供テ・・・」

自分勝手なわがままを呟いていた仔実装の目の前を急に影がおおった

突然の出来事に仔実装はその影の主を見上げた

そこには自分に良く似た姿の巨人がこちらを見下ろしている

その時、仔実装はそれがなにかを心の奥にあった本能の部分で理解した

あれはニンゲンだ・・・

あれはワタチが幸せになる為の召使い・・・

なんでも言う事を聞くドレイ・・・

飼え・・・ワタチを飼え・・・ワタチのドレイになれ・・・ドレイ・・ドレイ・・

「テチャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」

仔実装は人間に向かってあらん限りの大声で叫んだ

人間はしゃがんで仔実装を拾い上げた

「へ〜珍しい、自分から出て来るなんて・・・」

人間こと青年は足元の仔実装の行動に驚いた

「オイクソドレイ!!今日からオマエは高貴で美しいこの偉大なワタチの

ドレイにしてやるテチ!!これはとても名誉ある事テチ!!

寛大なワタチの計らいに感謝するテチ!!」

親に教わった訳でもないのに卑しい幸せ回路が

次々と意味すら理解できていない言葉を仔実装の口から吐き出させた

「はいはい分かったよ”ご主人様”」

予想以上に活きのいい仔実装に口元を緩ませ青年は返事をした

「テ?・・わ・・分かればいいテチ。おいドレイ、ワタチは空腹テチ!!

今すぐにステーキが食べたいテチ!!用意するテチ!!」

青年は持参していたゲージに仔実装を入れ金平糖を2〜3粒放り込んだ

「ステーキはないから金平糖で我慢しろ」

だが仔実装は初めての金平糖に夢中になって青年の言葉など耳に入ってなかった




そして仔実装は青年の家に連れて来られ、飼い実装生活が始まった

初めての金平糖に始まり、初めてのお風呂、初めてのおもちゃ(ピンポン球等)

初めてのステーキ(安いハムを焼いたモノ)初めてのベッド

何もかもが始めてで仔実装にとってまさに夢のような世界だった

「チププププ、ここは本当に天国テチ、あんなクソババア見捨てて大正解テチ」

仔実装は今幸せの絶頂だった。一方飼っている青年はと言うと

いやな顔をせず仔実装にゴハンを与え、飼っている水槽の掃除を欠かさず行い

暇さえあれば遊び相手になってあげていた、

ただ青年は時々仔実装を見ながら何かを書いたり、仔実装の写真を撮ったり

隠しカメラで監視したりと多少不審な点があったが・・・・






仔実装が青年の家にやって来てから1ヶ月近くたった頃、仔実装が妊娠した

青年がわざと仔実装の水槽の近くに花を挿して置いたからだ


妊娠して丁度1週間後、仔実装の陣痛が始まった

青年は出産の為に浅く水を張ったトレーを用意して出産に備えた、やがて

「テッ・・テッ・・テッ・・う・・・産まれるテチー・・・」

プリッ「テッテレー」パキン

プリッ「テッテレー」パキン

プリッ「テッテレー」パキン

プリッ「テッテレー」パキン

プリッ「テッテレー」パキン

プリッ「テッテレー」パキン

プリッ「テッテレー」パキン

「テヒー・・テヒー・・う・・産まれたテチ・・・ワタチの子供・・・・テ?」

産まれた子供の粘膜を舐め取ろうと子供を抱き上げた時、仔実装は異常に気付いた

「テエ?どうしたテチ?何で黙っているテチ?ママテチ、お返事するテチ」

抱き上げても首をダラリと下げている子供を仔実装は揺すりだした

「起きるテチ!!なんでテチ!!ママテチ!!ママの言う事聞くテチ!!」

必死になって揺すってもピクリともしない子供を捨てて別の子を抱き上げる

しかしどの子供も両目が白濁して完全に死んでいた

「テチャァァァァァァ!!どうなっているテチ!!ワタチの子供がァァァァ!!」

「あ〜あ、死産の方だったか」

「テッ?どうゆう事テチクソドレイ!!オマエが何かしたテチかァァ!!」

子供が死んでいる事にパニックになった仔実装は

この青年に原因と決めつけ威嚇しだした

「違うよ、ただ単にお前が弱り過ぎていたから産まれるはずだった子供の

偽石が無いに等しくて出産に耐え切れなくて死んだんだよ」

「なんでテチ?どうしてアタチが弱っているって言うテチ

アタチはどこも弱ってなんかないテチ!!デタラメ言うなクソドレイ!!」

訳の分からない仔実装はますます興奮し出した

「いいや分かっているはずだ、お前さぁ、なんか体のどこかに

かなり前から痛みを感じてただろ?」

その一言で仔実装は胸を押さえて後ずさった

「な・・・何でそんな事お前が知っているテチ?」

「分かるさ、なにせお前は本来実装石が生きていけない世界で生活してたんだから」

「どう言う事テチ?ワタチの生きていけない世界?」

青年の言っている言葉の意味が仔実装には分からなかった

「つまりお前達の大事な偽石を少しずつ壊す音波をずっとお前は浴びていたんだ

胸が痛いのがなによりの証拠だよ」

「そ・・・そんな・・・嘘テチ・・・・」

認めたくない現実だったがなんとなく理解してしまった

「嘘じゃないさ、お前の偽石は本当は子供を産めない位に弱っていたのさ

まあそんなお前に無理矢理妊娠してもらったんだがな」

「なんでテチ?どうしてそんな事したテチ?」

最早先程の元気は仔実装にはもうない

「簡単な理由さ、崩壊寸前の偽石の仔実装が妊娠したらどうなるかと思ってな

親だけが死ぬのか?、仔だけ死ぬのか?、それともどっちも死ぬのか生き残るのか?

その事に興味が沸いたからね、そこで実装石を探しにいったらお前が

草むらから飛び出してきたからちょうど良い実験材料が手に入ったなってな」

「そ・・・そんな理由でアタチは・・・・」

「まあ文句言うなよ、この1ヶ月の間幸せな飼い実装生活を満喫したんだからさ

ギブアンドテイクって奴だろ」

「テ・・・テチャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!」パキン!!

今までにない悲鳴を上げて仔実装は直立不動のまま絶命した

「あ〜あ死んじゃった、まあいいか、こっちもいいレポートが書けたし・・・

さて、次はどんな実験をしようかな?やっぱり次は成体実装の妊娠かな?」

仔実装を手早く始末した青年は早くも次の実験の構想を練っていた

そう、青年は愛護派でも虐待派でもない”実験派”と言われる人種

実験の成果の正確性の為に愛護派のように愛情を注ぎ

虐待派がドン引きするような事も必要なら行う

実験派にとって実装石の命にも悲鳴にも興味はない

欲しいのは実験の成果や結果だけだから・・・・










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