◆付録◆ 「これは私がハードなものを書こうとした結果です……」 『厨二病どころか一周まわってギャグのようデスゥ。それにいろんなところから怒られそうデスゥ』 「ご迷惑かもしれませんが、ここに切り離して置きます」 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 メイデン社製 虐待用 バールのようなもの『G』 シリーズについて、 シリーズの特徴として、指定侵入工具の指定を回避するため、通常は長さ24cm、作用部の幅2cmの寸法より小さいか、または フック部分に板バネ等が仕込まれ、一定以上の力がかかると可動するようになっており、門扉や金庫のこじ開けを不可能としている。 下記にて発売時のキャッチコピーと通販のカタログに記載されている煽り文を紹介する。 『G』……「哀・惨死」「実装石は生き延びることができるか?」 記念すべきシリーズ第一段。愛好家はそれを「ファースト」と呼ぶ。機能美を追求したシンプルな純白のフォルムと、それに相応しい 頑強さ、扱い易さは持つ者を魅了し、より高機能な後継よりも「ファーストでなくては『G』とは呼べない」という所有者が多い。 人気に火が付く前であった為ロット数も少なく、現在ではプレミアが付き入手困難なマニア必涎の逸品である(写真は非売品です) 『G-MkⅡ』……「受け継がれるGの鼓動」「君は、赤の涙を見る」 初代の頑強さとフォルムを残しつつ、軽量化と低価格化が図られている。ファーストの量産型と揶揄されることもあるが、 細かいマイナーチェンジだけではなく後続の基本となる斬新なフレームを内に秘め、大人しい外見とは裏腹な野心作である。 ホワイト、グレー、ブラックの三色が好評発売中。 『Z』……「A New Cruelty(新虐)」「ジソの鼓動は哀」「虐待は躍動する魂。解き放てZ」 通常はベルトに掛けても邪魔にならない驚きの小型軽量サイズだが、ひとたびスイッチを押すと長さは1m20cmにも伸びる。 その華奢な外見から強度不足を心配されるが、MkⅡより受け継いだ優秀なフレームが強度とシャープなフォルムが両立することを 可能にしている。またそのフォルムはひと際美しく、最も完成度が高い傑作とされている。 結構勢いよく伸びるため、人に向けてスイッチを押さないようにしよう。 『ZZ』……「明るい虐待」「僕らは昔、虐待紳士に若さとは振り向かない事だと教わった」 シリーズ最大最長の怪物。とはいっても普段は伸縮機構の無い太めの『Z』としか見えない。だがひとたび隠された ギミックを起動させれば『Z』二本分の牙へと分かれ、そして二つの牙が再び一つに咬み合う時、怪物が姿を現す。 全長2m30cmもの、それはまさに妖刀「物干し竿」対実装さんの実績も厚い、虐待無双の本命と呼べよう。 『ν』……「媚・即・惨」「伝説は蘇る」「君はいま、終局の涙を見る」 近日発売予定。ファーストを彷彿とさせる純白のフォルムに、これまで培われてきたシリーズのノウハウ全てを贅沢に つぎ込んだ至高の品。詳細は謎のヴェールに包まれているが、後述の『シャイニング』と同系の実装捕獲システム が付属しているという極秘情報を掴んだ。続報は追って待て。 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 メイデン社製 捕獲用 熊手のようなもの シリーズについて、 下記のこれらは本来、ローゼン社の開発した愛護用品であったが、いわゆる失敗品、欠陥品の類である。 だが「ローゼン社の欠陥品はメイデン社で売れ。メイデン社の失敗品はローゼン社に運べ」の社内訓(未確認)に従い、 メイデン社で致命的なミスを改修、改良したうえでパッケージを変え発売されている。 別売りアタッチメントにより『G』シリーズに取り付ける事も出来る。 『シャイニング』……「実装石を簡単保護」「安心の安全設計」 熊手のような形をしている。指の部分は通常ロッド部の周囲にコンパクトに重ねられており、手動または先端のセンサー部に 一定距離まで物を近づけると指が素早く飛び出し、対象を包み込む。各自の指が障害物に当たるとストップする為、複雑な地形でも 獲り洩らしは僅か。扱いには少々慣れが必要で、飛び出す指で実装石を串刺しにしないよう注意。仔、中、成体と三段階に指の間隔を 変える事が出来、一見無理やり通れるくらいの隙間はあるが、指の内側に触れると段階に合わせた強さの微弱な電流が流れる仕掛け になっている。 これは実装石に外の風景を見せて安心させ、また指部に体当たりして自傷させない為の安全設計であり、捕獲保護という大前提を 第一に考えた優しき商品である。 ※注意※ 親指実装、蛆実装は指が飛び出しただけでパキンすることがあります。 成体実装石の体力を前提に設計、軽量化されているため他実装の捕獲は保証致しません。 ※備考※ 設計ミスにより電流が既定の10〜100倍となっており、ローゼン社が自主回収を行う。 『ゴッド』……「冬の実装石へ、天からの贈り物」「ぬくもりをジソに」 『シャイニング』の対として『バーニング』と呼ばれる事もある 基本構造は『シャイニング』と同じだが、指の数が少なく、その代り一本一本の指幅が広くなっている。その指の内側には 反射板とカーボン繊維を封入した石英管が並び、通電により空気を汚さず素早く発熱。水分を含む物体を効率良く、 しかも低電力で加熱する事が出来る。冬の寒さに凍えるあの実装石も、冷たい雨に震えるこの実装石も、これ一つで手軽に ホッカホカ。指の隙間を最小にすることで捕獲することなく熱を送ることも(有効50cm)凍りついた仔実装の蘇生さえ可能。 ※注意※ 『シャイニング』と同様。 ※備考※ これも設計ミスによる異常加熱と、隙間が最小状態で成体実装を挟むという事故が多発し、ローゼン社が自主回収を行う。 因みに両設計には技術協力を依頼されたメイデン社のスタッフも関わっていたという。 END.
