虐待目的で近所の公園に訪れ、「対象」を探していると、 草むらの中で仲良く遊ぶ仔実装2匹と蛆1匹の姉妹を見つけた。 警戒心がないようで、逃げるどころか自分たちから俺に寄ってきた仔実装の姉妹に、 蛆をプニプニをしてやると言って騙し蛆を取り上げた。 「ニンゲンサンお腹はそこじゃないレフ。」 プチュリ ニコニコと微笑みながら俺を見上げる2匹の仔実装を余所目に、 取り上げた蛆の顔を丁度ニキビを潰すようにしてしごき、右の眼球を押し出した。 同様にして左の眼球も押し出した。 「レレレレ、世界がぐるんぐるんしてるレフ?」 飛び出したものの、かろうじて神経で繋がった左右の眼球が蛆の口元で左右に揺れる。 「返すよ。」 そう言って仔実装の姉妹の1匹に蛆を渡す。 「ニンゲンさんありがと…」 お礼を言いかけた仔実装が蛆の異常に気づく。 「蛆チャ…おめんめブラブラしてるテ…チ…?」 蛆を抱えた仔実装が凍るように固まる。 「ヂヒィィーーー!」 もう1匹の仔実装が眼球の飛び出した蛆を見て叫び、パンコンする。 「オネエチャ、蛆チャン気持ち悪いレフー、何とかして欲しいレフ」 眼球をプラプラさせたままの蛆が姉に助けを求めるが、 2匹の姉の1匹は蛆を抱えたまま呆然と立ち尽くし、 もう1匹は泣き声を上げなからパンコンするばかりである。 「テェェェン!テェェェェェン!」 「なあ、押し込めば元に戻るぞ。」 抑揚の無い声で仔実装たちにアドバイスをすると、 立ち尽くしていた仔実装の方がブタのような耳をピクリと動かし、そして俺を見上げた。 「ホント…テチュ?」 呆けたままの表情で俺に問いかける。 その原因は俺であるのにすぐに俺の言葉を信じようとする所はまさに実装石である。 「本当だよ、蛆のそれは事故だ、すまなかった。」 抑揚の無い声で詫びるが、当然事故などではない。 「ただ左右の目を同時に戻さないといけない。」 「そうしないと蛆ちゃんの目はまた出てきてしまうよ。」 勿論嘘である。 「テェ、じゃあ妹チャと一緒にやるテチ!」 「妹チャ!蛆チャン助かるテチ!」 泣き喚いていた妹もそれを聞き暫くしてから泣き止んだ。 「ワタチはこっちのおめんめを戻すから妹チャはそっちを戻すテチ!」 「わかったテチ、蛆チャンを助けるテチュ!」 「じゃあ俺が蛆ちゃんの体を抑えよう。合図もしてあげるよ。」 2匹の仔実装が蛆の眼球を持ったのを見計らって声をかける。 「優しいニンゲンさんテチー」 「いいニンゲンさんテチ」 「じゃあ、いくぞー」 「あっ!お前らの後ろに金平糖があるぞ!」 「テチッ!?」 「テッ!?」 金平糖の誘惑に勢い良く振り向いた2匹の仔実装。 当然蛆の眼球を持ったまま、である。 「レ?」 後ろに金平糖が無いことを確認した2匹が再度蛆の方に体を向けるが・・・。 2匹は蛆の顔を見た後、自分たちの手元の眼球を確認し凍りついた、 助けようとしていた蛆がより悲惨な事になっていたのだ。 切れていた。 蛆と眼球とを繋いでいた神経が、2匹が振り返った際の勢いで切れていた。 遂に蛆は眼球を完全に失ってしまった。 「オネエチャどこレフ?暗い暗いレフ?夜レフ?」 何が起きたか理解ができない蛆は、唐突に夜が訪れたものと勘違いしているようだ。
