雑木林① とある町に学校の校庭程の広さの雑木林がある そこに隣接してる住宅地の子供たちの遊び場として長年親しまれてたが昨今の少子化の影響や遊びの変化で子供がそこで遊ぶ姿も少なくなっていった。 広大な林、子供の代わりに入り込んでくる者たちもいた。 俺は「」、今は親戚の家に住んでる。 親戚が長期の出張で家を空けるので留守を頼まれた、ちょうど俺が時代の流れに乗ってリストラされたので 「暇だろ?」の一言で半ば強制的に留守番をする事になったんだが。 その家は3階建でエアコンもネットも完備、それに今まで真面目に働いてきたのでそれなりの貯えもあるし 親戚も帰ってくるまでの生活費として結構な額をくれたのでこのままニート生活を送るのも悪くないだろ。 しかしこの家、住宅地の一番端っこで真隣が林、子供のときにこの家に来たときこの近所の人達とよく遊んだものだ。 みんな元気だろうか? 昔の事を思い出しながらベランダから林を眺めてるとダンボール箱が目に付く、住宅の子供達が基地遊びとかもしてて見せてもらったなぁ、 でも殆どが箱一個だけで点在してるけどもしかしてアレって・・・しばらく見てると緑色の物体が出てきた。 やっぱ実装石か。 親戚からも話は聞いてたが子供の出入りが少なくなって(隣町からは来る)からかなりの数の実装石が住み着いて町内でも問題になっているらしい。 手っ取り早く駆除をすればいいのだがあいにく町長が真性の愛誤派で飼育に関しては特に規制は無いが コロリ等の散布を禁止して薬殺の疑いのある大量死亡例が出ると警察まで導入する熱の入れ方だ。 しかも町内の方々は殆どが老人で実装石を追い掛け回す事も出来ず林が占領されてしまったらしい。 それでも住人も黙ってる訳ではない。 数少ない若手が散歩ついでに犬をけしかけたりゴルフの練習と称してナイスショットしたりして ある程度数を減らそうとしてるみたいだが実装石の繁殖力の前には焼け石に水なんだとか。 親戚も「暇だったら俺のエアガンで撃ってもいいよ、殺しても林に投げ込めば他のが食ってくれるからバレないし、あ〜近所の人には見られないようにね。」 って言ってたし、サバイバルゲームのチームリーダーをしている人間がその発言をしていいのか? その時自転車5台の集団が林に入っていった、見たところ小学生か、話に聞く隣町から来る子供だろう、 雑木林でもそこまで密度は無く遊歩道もあるので結構遠くまで見渡せるので子供達の様子がよく分かる。 「あー!また基地の壁持ってかれたよ」 「実装石に持ってかれると臭くなるから使えないんだよな〜」 「2年生の基地なんて実装石にウンコまみれにされたみたいだぜ」 「くそむしのクセにナマイキだな〜」 「基地が一つじゃ戦争ごっこできないじゃん」 「じゃあ今日は実装石と戦争しようか?」 「「さんせ〜い」」 そう言って子供達はリュックや楽器ケースの様なものからエアーガンやその他諸々を取り出した、 小さい単発のから大きめの電動まで結構本格的だな・・・お、ちゃんとゴーグルも付けてる関心関心。 「ん、アレだな」 茂の中にあるダンボール箱、見覚えのある箱なので明らかに基地から持っていかれたものだ。 近付くとデスデステチテチと鳴き声がする、気付かれたかな? 「デッ!なんデスかぁ!?」 「オソトにニンゲンがイッパイいるテチィ!」 「ママーこわいテチィー!」 「静かにするデス、アレはニンゲンの子供デス、捕まったらいっぱい痛い事されるデス…」 「テェェェ…」 一人が箱の中を覗く、赤緑のビー玉みたいなものが光ってる 「デデェッ!み、見つかったデス…」 「「テチャーッ!」」 「犯人は親一匹に仔が四匹です!」 基地を作るのに使おうとしたガムテープで出入り口の穴を塞ぎ逃げられないようにする。 「デッ!?お家が揺れてるデスゥ!」 「ヂィィィ!ママァ!!」 密閉が完了して 「隊長!敵を包囲しました!」 「よ〜し始めるか」 携帯のリンガルを起動して 「あ〜あ〜ダンボールハウスの実装石諸君、君たちは完全に包囲されている、無駄な抵抗はやめて出てきなさい」 「ウソデスゥ・・・お家から出たら殺されるデスゥ・・・」 「出てくれば危害は加えない、出てこないならこちらにも考えがある!」 「…デエッ!?出るデス!今出ますから助けてくださいデス!」 しかし出入り口は塞がれてる、ポスポスとダンボールの壁を叩くがびくともしない。 「デシャァァァァ!なんで開かないデスゥ!?」 「ママはやくあけるテチィ!」 「イタイことされるのイヤテチィ!」 「サッサとあけるテチィクソママァ!」 「早く出てこないか!出てこないなら実力行使だ!」 そう言ってダンボールの取っ手の穴にカラフルな玉を投げ込む、煙幕花火だ。 一瞬にしてダンボールの中に煙が充満した 「デェッホゲホデホゲェェェ!なんデホかコレはぁ!?」 「テジャァァァァ!オメメがイタイデチュー!」 「なにもみえないテチィィィィ!」 取っ手の穴からモクモクと煙と実装石の悲鳴上がる 「なぁ、コレって戦争か?」 「むしろ警察と銀行強盗とのやりとりだよな」 「あ〜え〜と・・・今だ撃てぇ!」 「「・・・。」」 数秒の沈黙の後全員でエアーガン掃射 ダンボールに穴が開くのと同時に「テッ」「ジュッ」と声が上がる、電動のが全弾撃ち尽くす頃にはダンボールはボロボロになり大きな穴が空いていた。 そして一人が「フィニィィィィィィッシュゥ!」と叫びながらダンボール箱を蹴り上げる。 蹴ったと同時に「ヂィッ!」と声がした、どうやら生き残りがいるらしい。 赤緑の染みの付いたダンボール屑と仔実装の死体を小枝で掻き分けてると蜂の巣状態の親実装の死体に抱かれて一匹の仔実装が生きていた。 「ママァ…オネエチャ…」 パンコンや体液で汚れてるが怪我は無い、親が文字通り命を賭けて守ったんだろう、それも無駄になるのは目に見えてるが。 「一匹残ったなぁ、コイツどうする?」 耳をつまんで持たれてるのが痛いらしくテチャテチャ煩いのでデコピンを入れて黙らせる。 「弾は全部使っちゃったし何してやろうか」 「花火系ならいっぱいあるよ」 「「よ〜しそれでいこう!」」 仔実装の総排泄口に枝を貫通しない程度に刺しそれを地面に立てそれを囲む様にドラ○ン花火を設置する。 「オマタイタイテチィィィ!ママァママァァァァァァ!!」 死んだ親実装に助けを求めてるが無駄である、その悲鳴も無視してドラ○ン花火に点火すると一斉に火花を吹き上げ容赦無く仔実装に降りかかる。 「テチャァァァァァァァ!アツイテチアツイテギャァァァァァァ!!!」 その悲鳴も噴射音と火花のカーテンにかき消された。 ドラ○ン花火が終わった後、上手に焼けたかと思われた仔実装だが涙や服に染み付いた血や糞尿のおかげか露出してる顔面が少し火傷しただけで ススまみれになってテェテェと泣いてるだけだった。 「な〜んだ全然効いてないじゃないかよ〜」 「てかそろそろ帰らないと怒られるんじゃないか?」 「暗くなってきたしもう終わりにしようぜ」 「でもまだ花火余ってるぜ」 「じゃあ最後はパ〜っとやろう!」 そして仔実装の総排泄口から枝を抜き代わりにロケット花火を刺し込みパンツや服に爆竹の束を捻じ込みロケット花火の噴射口に導火線が当たるようにした。 そうやって発射後に爆発するようにして準備完了。 仔実装花火を地面に垂直に立てリンガルで話しかける 「オイ、コレで最後にしてやるから何か言ってみろ」 「テェェェ…なんでミンナにイタイことしたテチィ…」 「てか何でコイツ等襲ったか言ってなかったな」 「う〜ん今更説明しても仔実装じゃ理解出来ないだろ」 と最後にデコピンを食らわせて頭がへこんだ、ヂイィと泣いてるが 「んじゃ発射ね」と死刑宣告 導火線に火を付けると火花が噴射口向かって行き勢い良く空に向かって飛んで行った。 ピュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ・・・ テチャァァァァァァァァァァァ・・・ パパン パパパパン パン ジッ デピッ ジャ 「「汚ぇ花火だぜ!」」 お、派手にやったなぁ。 途中で飽きて夕飯に仕度を始めたが結構長く遊んでたみたいだな・・・と窓を見るとそこに一匹の実装石が涎を垂らしながら家の中を覗いてた。 夕飯の匂いに釣られてきたんだろう、窓越しにリンガルを起動して「何か用か?」と聞いたら 「デププ…ドレイニンゲン、美しいワタシがその食べ物を貢がせてやるデスゥ」 と糞蟲全開の台詞が表示された、思えば飯時によく来るって言ってたな。 「このノロマニンゲン!早くその食べ物をよks・・・・!」 言い終わる前に親戚の改造エアーガンで頭の上半分を吹き飛ばしてやった、つ〜かこの威力ヤバイんじゃないの? 他にも凄いの持ってるとか言ってたし・・・たしかに近所の人に見られたらマズイな。 死体を林に放り投げてふと思った、ここに居る限り実装石との血を見る付き合いは避けられないみたいだな・・・ 続く 初スクです もう何番煎じのネタや表現になるかわかりませんが一応「オマージュ」という事にしてください・・・ こんな駄文に最後までお付き合い頂きありがとうございます。 ご指摘のあった箇所を修正してみました、何とか続けてみます。
